フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・   作:空の鏡

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フフ・・・酒!飲まずにはいられないッ!

 

 

逃げ終えた私がやることは、あらかじめ決めている。それは飲酒。この場で初めての飲酒をする。

 

これは至って真剣な考えから出てきた計画ですよ?馬鹿にしようとしないでいただきたい。

 

まず私の現状を思い出してほしい。散歩してただけなのに警戒される。謎の少女の発見。メタトロンの説教。メタトロンが出てくる淫・・・淫らな夢を見る。(あれは夢だ・・・誰が何と言おうが夢なんだ。あと別に淫夢を言い換えたことを他意なんかないです)

 

そして極め付けには未知の旅へ強制出発に、前世の黒歴史を思い出す学生と強制探検、謎の高い好感度の様子に自分が死ぬ悪夢を見せられちまった以上、もーーー我慢の限界だねッ!

 

だから飲みます。効果はあることは前世から知ってる。だって母親も父親も嫌なことがあると飲んでいたからね!その子供である私も同じ選択をするなんて・・・血は争えないな。

 

体がダンテになったから、親の血なんて微塵も入ってないですけど!ヨホホホ!転生者ジョーク!

 

我ながら良いネタよね。転生者バレしたら使うつもりなんだ。きっと大ウケ間違いなし!これにはあの裁判長も微笑むことでしょうね。

 

そんなこと言って悲しくないのかって?別に・・・そもそも親のことそんなに好きちゃうし。良い思い出よりもあるけど、悪い思い出があるからなぁ〜。

 

そんなことは置いて、飲酒して嫌なこと全忘却計画を指導します。その都合上、確実に悪影響が出るほど飲むことにはなるが・・・聖杯があるので無問題。

 

しかもこの幻想郷にメタトロンはいないので、酒について文句を言われるなんてあり得ない!これで誰も俺を止められねえええ!!

 

用意するものは三つ。二つの聖杯と一つの小瓶(聖杯の雫製)。それではどうするのか解説をします。

 

1.片方の聖杯に水を出して貰います。

2.もう片方に水を注ぎます。

3.水がお酒になります。

これで〜かーんせーい!!!

 

酒くらいなら聖杯で作れるけど、こう言うのは雰囲気が大事なの。雰囲気がないものはつまらないわ!

 

これで酒はできたが、大事な"アレ"はまだない。つまみ。酒を飲むとき親がほぼ必ず食べていたやつ。ないと残念そうにしてたなぁ〜。

 

でも皆さん安心してください。初の飲酒のつまみはもう決まっています。なぜなら()()()()()()()()()()にするからです!

 

簡単に言えば、塩舐めながら酒を飲むことっすね。Fate民なら酒飲むとき景虎の真似するだろぉお!?(そんな決まりない)。てことで飲みます。

 

安心せい。聖杯あるんだ、死にやしないさ。

それでは拝飲して・・・・・・・・・・。

 

—————こ、これは!?何と美味!酒について詳しくないから適当に選んだが、どうやら当たりを引けたみたいだ。

 

これが日本酒。米の甘味と旨味がする。それでいて何と言うか・・・キレがある?爽やかで柔らかいような感じがするような気もする。

 

えっやばい。お酒やばい。これは確かに依存する人も出てくるわ。

 

ここで小瓶から塩を出して舐める!はぁ〜美味し・・・・・・。聖杯がない状態でこれやったら体壊すよな・・・聖杯あって助かりましたわ!

 

なんか霧出てね?この幻想郷にも晴れ以外の天気があったんだな。一向に空が変わらないから諦めていたのに。しかも霧は私が好きな天気。やっぱりついてるねぇー。

 

「水だ!やっと見つけた!まともな水!」

 

誰だお前は!霧のせいで姿が見えんぞ!でも輪郭は見える。私の水を出す用の聖杯の前に人影がある———って、二本角!?

 

「ちょっとだけ、ちょうだい?」

 

「フフ・・・好きなだけくれてやる。」

 

相手がわからないので基本的には従います。それでも、いざとなればメタトロン(オルタ)と一緒にぶっ飛ばしますわよ!!こっちには聖杯と令呪があるからな!

 

「ありがとう!この伊吹瓢に入れてくれる?」

 

しっかたないわねぇ!入れてあげるわ!対価として私のことを守ってくれると嬉しいな!

 

「入れ終わったぞ。」

 

渡した瞬間一気飲みした。さすが鬼。この髪色・・・鬼・・・伊吹瓢・・・。思い出した!コイツは伊吹萃香だ!能力がよくわからないやつ!能力がよくわからないやつじゃないか!

 

「そういえば初対面だったな。私の名前は伊吹萃香だ。よろしくな!」

 

「私はダンテ・アリギエーリ。ダンテと呼んでくれ。」

 

私は君のことを知っているから初対面ってことを忘れていたわ。私がお前達のことを会ったこともないのに知っているぞ!ストーカーみたいやな・・・やっぱなしで。

 

「どうしていきなり来たんだ?」

 

水くらいあるやろ。まだ探索し終わってないけど。なかったらすまんな。数分前に来たばかりなんや。

 

「酒を飲みたかったからさ。」

 

「鬼ってのは、無類の酒好きだからさ。」

 

「伊吹瓢のお酒が切れた時は、心の底から焦ったもんだ。」

 

「酒がないせいか力が抜けて・・・・・・。体も霧状のほうが何かと楽でさぁ。」

 

「・・・・・・ここに水があると察知するや、力を振り絞って実体化したってわけさ。」

 

あれ?もしかして結構やばい状況なのか?幻想郷に海あるwとか博麗神社が学校になっとるwとか思ってたけど、命に関わるほどの事件が起きていたのか!?仮にそうだとしてもめんどくせぇ。

 

異変解決に協力したくない。私はただぐうたらしていたい!ダンテの能力に聖杯にメタトロン(オルタ)に令呪。これがあれば無事に解決することも出来るかもな。

 

ただぁ!一般人にその勇気があるわけないよなぁ!型月主人公特有の逸般人ならまだしも、この一般転生者が力になるわけないだろ!!

 

「そうか・・・野菜があるから何か食うか?」

 

「良いのか!?お願いするよ!」

 

この野菜は博麗神社に行く最中に取ったやつなの。()()()()()()()()()()()()()()()美味しそうだったからね。トマトときゅうりしか取ってないけど、聖杯があれば何でも作れる!

 

天使の舌を唸らせた作家の料理の腕前・・・汝にしかと見せつけようぞ!

 

今絶対にかっこいいセリフだよね!さすが私!




一方その頃
隠岐奈「私の作物を盗んだのはお前らか!?」
霊夢「違うわよ!」
隠岐奈「問答無用。神罰を受けるが良い!」
早苗「なんでこうなるんですかー!?」
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