フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
裁判長が紫を追い出してくれたことに、感謝を伝えながら頭を撫でているとき、ふと頭の中に浮かんできたんです。『図書館』の三文字が。
てな訳で紅魔館の図書館に行きます。あそこが図書館なのか、図書室なのかはさておき、一緒に行きたい人いるー?
「あ、もう時間だ。それじゃあ私と女苑は自分の商売があるから。行くよ女苑!」
「そんなに焦らなくても良いのよ姉さん。それじゃダンテ、行ってくるわね。」
そういや君たちは能力を制御できるようなってたな。双六をやってて忘れてた。紫苑と女苑が二人でお金を稼ぎに行ってる。姉妹の仲が良好で良かったね。僕は嬉しいよ。
「私は・・・怠いから部屋に戻るねー。」
メタトロン(怠惰)はどうやら外に出る気がない様子。メタトロン(オルタ)は・・・今まで外に出してないから、私の都合に合わせないほうがいいだろう。
故に私と共に図書館に行くのはメタトロン(裁判長)だけだな!行ってくれるよね?前世と同じ経験はもう勘弁なんですー!
「メタトロン、図書館に行くかい?」
「良いですね。行きましょう。」
推しと出かけられるって、私はなんて贅沢な人間なんだろうか!持ってて良かった聖杯!来て良かった幻想郷!増えて良かった幸運!
着きましたぜ紅魔館に。おら!図書館使わせやがれ!なーんて口が裂けても言えないので、大人しく門番にお願いして入らせていただきます。暴力なんて野蛮なもの、ウチは使わないよ。
「図書館を使いたいのだが、入って良いか?」
「あ、良いですよ。通ってどうぞ!」
一言で許可してくれるなんて、君は最高だよ美鈴。幻想郷の住民の大半が、君と同じならどれほど良かったでしょう。
そしたら私は魔多羅隠岐奈に刺されることも、八雲紫に疑われることも、異変に巻き込まれるなんてこともなかったのに・・・・・。
「・・・お二人は、いつもそんな感じなんですか?」
「ああ、彼女はこういうのが好きらしいからね。」
美鈴の疑問はもっともだ。だって私と裁判長は、手を繋いでいるなんてことせず、腕を組んでいます。そして裁判長は、たまに頭を押しつけてきたり、匂いを嗅いできたりしている。
彼女出来たことも、女友達も少ない俺でも分かる。これ絶対にサーヴァントの距離感じゃない。でも裁判長曰く『他のマスターは皆んなやっていますから』とのこと。ほな気にしなくてええか・・・。
「彼女・・・彼女さんなんですか!?」
「違い「そうです。」・・・違「そうです。」・・・。」
裁判長!?何で変なことを言うんです!?私たちはただの主従関係じゃないですか!!それに推しと付き合うのはダメ!死刑!オタクは犯罪にならない程度で、遠くから眺めることだけが許されるんですよ!それを忘れた奴は処刑。
「私は
何度も何度も進展させようとする邪念に打ち勝ってきたのに、裁判長側から急接近しないでください。(社会的に)死んでしまいます。
この世界の魔術師からもドン引かれるよ、使い魔と付き合うなんて。型月だったら、それもあるかで済むだろうけど・・・やっぱり根源目指してる連中ってろくでもないな。
「・・・・・・・・・・!」
メタトロンの顔が何かを思いついたものになっている。変なものじゃないと嬉しいが、オタクの私的には何でもOKする気しかない。そういう生態だから仕方ないね。
「わ、私とは!遊びっ・・・だったんでしゅか!?」
突然何を言い出してきたんだ大天使さんは。さっきの反応的に悪戯の為の発言なの分かってるぞ。しかも噛んでるから、嘘なのバレるやろ。裁判長が嘘だなんて・・・くっそ可愛いなチクショー!
「なるほど。お二人はそんな関係だったんですね!」
「おいこら美鈴!見え見えの嘘に騙されるなよ!」
お前は騙されやすいキャラじゃないだろ⁉︎仮にそうだとしても、清姫以外でも即座に嘘だと分かるものに騙されるな!私が(社会的に)死んだらどうする⁉︎
「メタトロンも初対面の人に嘘をつくなよ!」
「いや・・・・・その・・・少し後ろにいしゃせて・・・・・。」
「恥ずかしいなら言うんじゃないよ!!!」
そう言う嘘は言うんじゃないよ。可愛いけど!珍しいけど!!とても嬉しいけど!!!照れてる顔が見れて尊死しそうだけども!!!!めっちゃ役得でしたありがとうございます美鈴さん!!!!!