フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
パチュリー曰く、この森も暗くなるからキャンプを準備をするらしい。ちょうど歩き疲れたから、野営するのに異論はない。ないんだけど・・・キャンプかぁー・・・やだなぁ。
前世のいやーな思い出。その一つにキャンプのこともある。キャンプに行ったら、蜂に蝿に蚊がテントの周りに集まってきて最悪だったんだよ。
「メタトロン。」
「OK、任せて。」
私達はグラナート(二軒目)で寝るから、そのテントは君たちが使いなさい。ご飯も私達は自分で作るから大丈夫よ。
「テント設営、無事完了いたしました。」
「続きまして、焚き火の準備に取りかかります。」
このまま何もしないのは罪悪感がある。しゃーない、私も手伝うか。もちろん、焚き火の準備は手伝わない。薪集めなんてめんどいし、虫に遭うかもしれないし嫌だよ。
「フフ・・・なら私は紅茶を準備しておくよ。」
「よろしいですか?助かります、ありがとうございます。」
これで何もしてない奴らとは違って、私はちゃんと働きました。これでマウント取れるわ。
メタトロン?この子は生きてるだけで私が喜ぶから、毎日働いているも同然よ。うちの推しが尊い。可愛い!大好き!愛してる!
「薪を集め終わりました。火をつけますね。」
相変わらず仕事が早いな。こんなメイドが欲しい人生でした。私にはメイドを雇う勇気がないから、一生できないから憧れるな。
そんなことは置いて、さっさと紅茶を淹れないと。まずはティーポット(聖杯の雫製)を用意。そして何も入ってないティーカップに注ぐ。はい完成。
「はいどうぞ。
「ありがとうございます!」
キャンプは嫌い。だがこの惑星の焚き火は美しい。そして音も良い。前世でも、たまに焚き火の動画を見るほど好き。この中で飲む紅茶は美味し・・・ん?
「紅茶ってこんな味もあるんですか?」
「私の知る紅茶には、こんな味はないですね。」
「この紅茶の名前は何かしら?」
「フフ・・・麦茶だこれ。」
本来なら、休憩の際に昨夜から貰った紅茶を淹れるつもりだったのに・・・聖杯さぁ、ちゃんと願いを叶えてくれないか?
「貴方イタリア人でしょ。何で紅茶も淹れられないの?」
いやその・・・確かにイタリア人なんですけど、日本人なんです!元がつくし、体が変わっているけど、日本人なんです!!
「・・・・・すみません。」
「こんなのに、何回も負けるとか信じられないんだけど。」
ワイ、ボロクソに言われて草。ただのミスだけど、意外とダンテらしい(私的)からヨシ!だから私はへこまないよ。女性達に罵倒されても・・・負けない。(前世の記憶を思い出しながら)
「それじゃ私は寝るわね。おやすみ。」
パチュリーが先にテントに入ってった。意外だな。お前は最後だと思っていたんだが・・・喘息持ちやし、しゃーない。体調気をつけな。
「フラン、ベアトリーチェと一緒にいてくれる?」
「うん!良いよ!」
何かベアトリーチェ、フランに好かれてない?行き着く先はフラン×ベアトリーチェになるぞ。私個人としては百合は全然OKなんで、一秒でも早くイチャイチャしてもろて。
「私達も戻ろ。」
「ン・・・。」
そろそろ寝る時間。ゲームができない環境だから大人しく寝ないと。あったら普通に夜遅くまで遊んでたんだがなぁ〜。こういう時に、幸運Aが発動して欲しいぜ。・・・!? 何で私の肩を掴む。博麗霊夢!
「何離れようとしてるの?貴方は私達と見張りよ。」
「申し訳ないですが、手伝ってもらいます。」
「ン・・・!?」
コイツらは馬鹿なのか!?睡眠がどれだけ必要なものか知らないのか?妖怪ならともかく、私は人間だぞ!睡眠が必要な種族だから、邪魔するな早く寝かせやがれください。
「そんな驚くことでもないけど・・・。」
「なぁ霊夢。私、良いアイデアを思い浮かんだ。」
「あっそう。話だけ聞くわ。」
「
「「それだ!!」」
何でコイツらは寝る気がなかったのか疑問だったが、寝れるなら寝たいだろう?私の力でお前さんらの仕事は代わるから、早く寝やがれ。乙女なんだから肌に悪影響を考えろ。
「フフ・・・それじゃおやすみ。」
「一つ質問しても良いですか?」
お?どうしたん咲夜。お主が質問なんて珍しいの。だから特別に何でも答えてやるぞ。さぁ来たまえ!
「二人は別のテントで大丈夫なのですか?」
「いや・・・君たちと一緒に、男である私と寝るなんてダメだろ。常識的に考えて。」
修学旅行でも性別で部屋別れるぞ。能力持ちだろうと警戒しておきなさい。男には死ぬと分かっても、目的を果たそうとする奴もいるからな。
「私はダンテと寝るの好きだよー。」
「フフ・・・ありがとうね。」
それでは入りますよ。このテントの中は、グラナートと同じなんですよ。だからキャンプ嫌いなのに、今回は文句言わなかったんですね。
「咲夜、私達も寝ましょう。」
念の為、二人が私達から離れたところでテントに入ろう。運が悪ければ中が別の場所だ!って叫ばれるかもしれんからな。
「やっと・・・二人っきりになれるね♡」
何この『今から捌かれる魚を見る』ような視線は!?誰だ!?一体誰なんだ!?この私を狙うとは・・・私のサーヴァントが黙っちゃいないぞ!!!