フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
頭痛い〜。メタトロン'sに殴られるなんて可哀想すぎる。お前達もそう思わないかい?絆を深めたはずなんだけどなぁ・・・。
ちなみに記憶は無事です。しかもこの事実は二人には気づかれていない。やはり私は強い!まぁ、星5英霊の力を持ってるから当然のことです、ね。
※覚えているのも、気づかれてないのも、全部聖杯のおかげである!
「おはようございます。」
「フフ・・・・・おはようベアトリーチェ。」
私達のテントはもう片付けたから、裁判長がいることがバレることはないな。ヨシ!(紫に見られてないように祈りながら)
「メタトロンもおはよう。」
「おはよー。眠りがいのある朝だね。」
朝でも寝るメタトロン(怠惰)は私のデータにあります。約一年もいたのになかったら、お前マスターやめろと言われても反論できなくなっちゃうよ。
グラナート(テント)から出る時は大変だった。裁判長が私も出ると言ってたからね。流石に怪しまれるから、今度、別の並行世界に二人で行くことを約束した。安いもんだ、私の平穏の一つくらい。
「おはよう。良い朝ね。」
「おはよう霊夢。ここが塔の中とは思えないほどにね。」
「・・・・・・そういや塔の中だったわね。」
他にも大変なことはあった。三人で朝食をとっているときに、トロンヌがアーンしてくれないと食べないと言い出してな。言われた通りしてたら、口移しでじゃないとヤダと言い出したんよ。
———怒った裁判長を鎮めるの大変だったよ。その後は、互いの要望で二人にキスして、落ち着いてもらったけど。良い子の諸君!嫉妬で私を殺そうとしないでくれよな!
「紅魔館の三人は?」
「そこに全員いるわ。」
指を刺された方を見ると、椅子に座っているパチュリー、テントを畳み終えた咲夜、その咲夜と話をしているフランがいた。こういう日常ってさ、前世で何度も見てきたけど良いよね。
「これから朝食だけど、アンタはどうする?」
私は食べたからいらないんよな・・・・・せや!聖杯に上げよう!こうすることで聖杯に媚を売り、霊夢達に怪しまれることもない。これでカンペキ〜!
「私は日本食で。メタトロンは?」
「ダンテと同じので。」
「
咲夜のその一言が私の心を深く傷つけた。悪気がないことは知ってるよ、だってイタリア人だもんね私。それでも一応これが、私の国の料理なんだよ。
「構わないよ。」
はいおしまーい!!もう未練なんてないですー!!これは過去を思い出しているだけ!心の奥底から帰りたいと願っているわけじゃない!!
幻想郷に来れて、推しに会えて、聖杯を手にして、色んな人とで会えたのに・・・・・自分からそれを無かったことにするなんて馬鹿の所業。
・・・・・・・・・・ん〜〜これこれ!このシリアスさ!そして立ち上がる瞬間の感情って良いよね!我ながら上手く演出できたと思わんか!?
え?『さっきまでの雰囲気はどうしたのか』だと?これは面白そうだからやってるだけで、特に深い意味はないよ。文句は聞かないぞ。
現実的に考えてさ、もう一年もいたのに未練があると思う?聖杯を手にしてるくせに帰らない時点で、
これが本心。ダンテ・アリギエーリとしてではなくて、英霊の体を手にした転生者としての。
それはそれとして、故郷を追放されたダンテと、故郷に帰らない私のシリアス相性が高いから演じることはやめないよ〜んww
なお本物ダンテのキャラ。こんなな背景があるのにギャグになるとか、神曲の作者さんは
(奏章IVを思い出しながら)
「そう言うと思って、もう作っておきました。」
「・・・君は未来予知者なのか?」
「いいえ、時間停止者です。」
その通りなんだけど、まるで厨二病みたいな返答だな。これが紅魔館のメイド・・・なんてボケ力だ!私は彼女に勝てない。くそっ!
「見て!妖精がご飯を食べようとしてるよ!」
私の・・・じゃなかった。聖杯の飯を食おうとは良い度胸じゃあねえか。気に入った。お前達は我が地獄の炎で燃やしてやろう。な〜んてね。
ブーーーーン!!!!
きゃあああー!!蜂よー!!!いやあああー!!!
もうマジ無理耐えられない。逃げろ皆んなー!地獄がこの世に溢れ出すぞー!!
この後、飯を取ろうとした妖精は皆倒された。
そして山火事になりかけたので、全員で消火した。
虫嫌いが遠くの蜂の羽音で絶望しないわけないだろ。良い加減にしろパチュリー!これは意味のない説教だよ。違う、人を増やせって意味じゃない。
今までの前世に戻りたい〜帰りたい〜系は全て、自分の肉体と魂の経歴を利用した、内心限定のシリアスムーブ。紛らわしい?同情してたのに意味がない?ダンテはプリテンダーだから、しゃーない。