フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・   作:空の鏡

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フフ・・・門番なのに室内にいる

 

 

エスカレーターの扉が開いた時に、目に映ったのは通らない方が良いと感じた門と、その前に立つ門番の紅美鈴の姿だった。

 

だが・・・それに反応するよりも、エスカレーターに乗った他の人の容態を確認する方が大事だ。

 

「「メタトロン(ダンテ)!大丈夫!?」」

 

「「無事そうで良かった〜・・・。」」

 

「あんた達以外は無事じゃないわよ・・・。」

 

霊夢の言葉は正しく、私達以外は中で倒れている。ピンピンしている理由は、メタンヌには大天使パワーがあり、私は聖杯パワーに守られたから。

 

いや〜まさか速度があんなに出るとは・・・このダンテの目を持ってしても分からなかった。私は節穴だからしゃーないね・・・今私のこと節穴って言ったか?

 

「ベアトリーチェは大丈夫かい?」

 

「少し目が回るけど、大丈夫です。」

 

なら良かった。真っ先にベアトリーチェを守るように、願ってたかいがあったよ。やっぱり万能の願望器は便利だよね。何も言ってないのに、私のことを守ってくれたし。

 

「まったく・・・死ぬかと思ったじゃない。」

 

聖杯のせいで私が悪いことしたみたいじゃないか。責任を取りやがれコンチクショー!!お前に自我があることは分ってんぞ!!

 

「パチュリー様!咲夜さん!フラン様!凄まじい音がしましたが、お怪我はありませんか!?」

 

「ええ、全員無事よ。」

 

「フフ・・・何故こっちに振り向いたんだい?」

 

睨まれるようなことなんかしてないのに、魔女って存在は酷い奴やな。安全なのは人間と天使しかいないなんて・・・もうちょっと増やしてくれ。

 

え?エスカレーター強制上昇?知らないっすね。私は善良な一般転生者だからね。嘘なんかつかな——待て待て清姫を呼ぶな馬鹿者!燃やされちゃうよ!

 

「・・・そこの二人に質問です。この門の先にいましたよね?どうやって入って来たんですか?」

 

「私の能力でテレポートしたの。」

 

メタトロンさん!?あんなオーラを出してる相手によく返答できたね!?一般人からしたら目線だけ死にそうだよ。その覚悟が無駄にならないように、令呪の準備だけしておこう。

 

「ちょっと待って、つまり貴方達って・・・・・。」

 

「フフ・・・()()()()()()()()()()()()。」

 

頭を燃やされたが生きている。現人神で良かった。人間のままだったら死んでいた。神格化最高!神格化最高!お前も神格化最高と言いなさい!

 

「紅夢の魔女の仲間ですか?それとも幻想郷を滅ぼそうとしてるのですか?」

 

「私は滅ぼす気ないよ。」

 

そういうのは裁判長だけだし!勝手に滅ぼしたいと思ってることにしないでよ!聖杯が叶えたらどうする気なんだよ!ちな私は責任転嫁する。

 

「なら黙っていた理由は?紅夢の魔女について言って、不都合なことでも起きるのかしら?」

 

ただ面倒だからっす。

 

「まさかとは思うけど、ロストワード異変を起こしたのはアンタなの?そこまでして滅ぼしたいわけ?」

 

私は幻想郷が大好きです。壊す気はないです。てか何でこんなに怪しまれるんやろ・・・・・性別のせいか?サスガニ、ココロニクルナー(笑)。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

?どうしたんやメタトロン。私のことを見て。推しに見られるのは嬉しいけど、恥ずかしいからやめれ〜。・・・・・って目に光がない・・・だと!?

 

私自身ではない何かを見られている、と第六感が囁いている。まるで心・・・いや魂を見られて・・・そういやメタトロンって魂見れるよね?あっ(察し)・・・。

 

(大丈夫。私に任せて。全てを解決するから。)

 

(待って、何をする気!?)

 

いつものメタトロンと様子がおかしいよ!たまにこんな感じになる時はあったけど・・・・・それでもマスターとして止めないと!!

 

(私は何もしないよ。)

 

(そうなの?)

 

(うん。ちょっと処刑するだけで。)

 

(危ないからやめなさい!)

 

霊夢とフランは言わずもがな、問題はベアトリーチェだ。もし彼女が本当に二次創作の主人公なら襲いかかった時にチート能力覚醒イベントが起きるかも。メタトロンのためにも防がなくては・・・!

 

「フフ・・・今回は何も関係ないよ。喋らなかったのは、聞かれなかったからだし。」

 

どうせあのスキマ妖怪も、私と同じ言い訳を使ったことあるだろうから許してちょ。

 

「これは勘だけど・・・ダンテの言ってることは本当だと思うよ。」

 

信じてくれるとは、ベアトリーチェは優しいな・・・・・もしかして私のことが好き?まっそんなことありえないけどね!仮にそうだとしても断るよ。だって自分、ロリコンちゃうし。

 

「ベアトリーチェ、アイツが本当のことを言う確証がないのに、信じたら相手の思う壺よ。」

 

「ロストワード・・・紅夢の魔女の名前を知ってる以上、何かしら異変と関わっているはずよ。」

 

あ〜何言ってもうまくいかない。もう考えるの面倒だし、私は黙って皆んなが勝手に解決するのを祈るね☆ きっと良い感じになると信じてるね!

 

つってもなぁ〜祈るのも面倒だな〜。何か面白いものでもないかな〜。紅魔理沙関係のもので。

 

紅魔理沙・・・紅夢の魔女・・・○夢の○○・・・ファ!?

私は気づいてしまった・・・紅魔理沙の正体は———

 

「急に紅夢の魔女の気が強くなって・・・!?」

 

美鈴が口にした瞬間、門が轟音を立てながら開き、私達に熱風が迫って来た。この状況にパチュリーは焦った顔をして、魔法を準備している。

 

「全員!私の後ろから絶対に離れないで!」

 

私とメタトロンは効かないよ。なんて言える雰囲気ではなかったため、メタトロンと一緒に後ろに待機します。先に言っとく、ごめんなさい。




紅夢の魔女「今なにか馬鹿にされたような気が・・・あっ、また力がめっちゃ出てくる。」
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