フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
「やあダンテ。良い朝ね。」
「帰りなさい!」
昨日は回らない寿司を食べただけなのに、紫が鬼みたいな雰囲気を出してグラナートにいる。早く帰れよ人外め(建前)!!お願いだから・・・(本心)。
「お願いがあるのだけど・・・聞いてくれる?」
「すみません。よく分かりません。」
絶対に聞きたくない。これあれやろ?仕事渡そうとしてるんでしょ?嫌じゃ!嫌じゃ!ワシは自分の仕事以外は手をつけとうない!!
「実はね・・・。」
「言おうとするなよ馬鹿者!」
くそっ!こうなったら奥の手を使うまでだ!周りの音を確実に聞こえないようにした、聖杯の雫製のイヤホンを装着!これで私は無敵。仕事をしなくても許される。だって聞こえてないもんね〜〜〜!
「————。——————!?」
あの妖怪さんは放置して朝食作らないと。今日は自作パンのトーストにしよう!ジャムとかバターは聖杯が出したものにするけど。
人里のやつよりも、聖杯が出して方が衛生的にも良いし、お金を使わないし得しかない。経済よりも自分。自分よりも推し。これが俺の座右の銘ね。
(早く諦めて、小賢しい真似をするのはやめなさい。)
こいつ・・・直接脳内に!?そんな・・・これじゃあ私が仕事を受ける以外の未来がない!何でも良いから早くアイデアを思いつかないと、せっかくの休日が消えちゃう!何が何でも守るんだぁああ!!
(従わないと店を壊すわよ。)
「どんなものでも全身全霊で完遂します!」
紫曰く、人里で盗みをする奴がいるから何とかしろとのこと。え〜?面倒なんですけど〜。人に押し付けないでくれる?パワハラで訴えるぞ。
まぁ・・・一応私も商売してるから、見つけたら捕まえるよ"見つけたら"。証拠もなく逮捕はできないから許してなw
「いらっしゃいませ〜。」
休日だったけど気分が変わったから働いてます。盗人探しに歩き回るよりも、労働の方が楽だ。
「・・・・・。」
何あの人、全身黒ずくめじゃん。見るからに不審者な奴も幻想郷にいるんだ・・・(困惑)。それとも実は黒の組織所属の方?ここに工藤はいない、帰りなさい!
「・・・・・。」
カレーパンをずっと見つめてる。憐憫できぬ乞食にやるパンはウチにはないよ。食いたいのなら買え!金がないのなら出てけ!それでも食いたいのなら同情させてみろ!
成功者はいるから安心せい。貧乏神の依神紫苑って言うんだ。ちな敗北者は博麗霊夢って言うんだ。
「・・・・・・・・・・・ッ!」
あ、盗んでった。周りに客もいるし、店長である私もいるのに盗むとか勇気あるなー。私の普通の人間だったら逃げれたけど、残念だがサーヴァントの力があるんだよね。
面倒だけど捕まえに行・・・こうとしたが帰ってきた。
「捕まえてくれてありがとう。」
コイツはどうしようか。特段思い入れもないし、これと言った罰を与える気もない。カレーパンが一つ無駄になろうが聖杯で補充できるからね。
「そいつは私が藍に渡しておく。」
どうせ主人は寝てるだろうし・・・式神に頼むのが安牌だ。じゃけんとっとと運びましょうね〜。・・・やべっ逃しちゃった。まっいっかww
その後、何事もなく仕事を終わらしグラナートに帰ってきました。珍しく誰もいないんだよね。
皆んなが外出しているし何をしよう。外の世界の様子を確認しても良いし、ゲームをしても良い、寝ても良い。決まらないね〜。
ピンポーン
客人が来たみたい。私は誰も呼んでないから開けないでおこ。とても悪いと思っているが、本日は大人しく帰ってくれ。
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!
うるせー!!!あったまきた!迷惑な奴には、お灸を据える必要があるよなぁ?ぶちのめしてやる!!だがまずは聖杯を使い、相手が誰か調べるぜ!
・・・・・あ、あの時のカレーパン盗みに失敗した不審者だ。しかも包丁を持っている。神が暮らすアパートに来るなよ馬鹿者ッ!!
「・・・ちっ!いないか。」
いるんだよバーカ!お前なんかあれだぞ!メタトロンが帰ってきたら、すぐにコテンパンにできるんだぞ!だから早く帰れー!!
「お前は・・・!?やめろ!来るな!」
あっSANチェックが始まりそうな予感がする。聖杯!今すぐに私を気絶させてくれ!狂気に陥りたくないので失礼する!!・・・・・・・・・・すやぁ。
「・・・・・はぁ。これで
「安心してください。大衆には行方不明だと思われるので。」
薄れゆく意識の中、裁判長の声が聞こえた気がした。何言ってるか聞き取れなかったし、実は幻聴かもしれないんだけどね!