フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
まず状況を整理しよう。聖杯が消失して謎のメタトロンが現れた。会話は可能。敵意があるのか不明。見た目は第一再臨の姿。
このメタトロンのせいで裁判長、怠惰ヌ、オルタの3人で、これが本当のトリニティ・メタトロニオスや!とか考えてたのに、今日からメタトロン四天王になっちゃったよ。
「初めまして。ダンテ・アリギエーリと申します。」
とりあえず挨拶はしておこう。人間だろうが人外だろうが、挨拶はするべき。幻想郷在住の私が言うから間違えないからね?皆んな信じてね!
「貴女は誰なの?」
トロンヌも気になってるし早く答えて!答えによるが何もしないと誓うから。何も言わずに見つめ合ってると、気まずいから何か話してくれメタトロン。
あ、このメタトロンは4人目のことね。
「・・・私は願いを叶える存在。名前はありません。」
何やお前、アニメで出てきそうなセリフを口にして。初対面相手に言えるってお前凄いな。そこは敬意を表するよ。それはそれとして名前を教えてくれ。
「ダンテ、どうする?」
どうするって言われても・・・あのメタトロンの正体を知るよりも、聖杯を取り戻したいんやけど。後回しで良いよあの人?天使?の対処は。
「敵意は無さそうだし、対話しよう。」
対話しようと言ったものの、何を話すかなんて決めてないんだよな。そもそも陰キャだから会話苦手だし。こんな時に聖杯があれば何話せば良いのか教えてくれるのに。
「私が代わりに話してあげようか?」
お願いします〜!前世で会話が苦手だった頃を思い出したせいで、めっちゃ緊張してるんです!後で何でもするからお願いします!!
「何でもねぇ・・・それなら良いよ。」
推しに助けてもらった代わりに、推しのお願いを叶えるなんて、一石二鳥じゃあないか!!聖杯が消失する事件が起きたけど、これでプラマイ0だね。
「霊夢達を帰らしてまで二人になりたかったみたいだけど、"私のマスター"に何のようがあるの?」
おお!メタトロン(怠惰)がメタトロン(裁判長)みたいに天使の威厳を出している!ここだけ見れば、いつも怠惰してる天使だと思えないが、そこも含めて好きなんだよね!!!!
ん?『危機感持て』だと?馬鹿野郎そんなことはどうでも良いだろ、今のうちにお前達も魂に焼き付けな、推しのかっこいいところ。これが無料とか最高ですわ〜〜!!
「望まれたからです。」
「それってダンテに?」
「ええ。」
はぁ〜〜〜!?そんなことないし!!証拠として、何時何分何秒、地球が何回回った時か言ってみな!
・・・・・本当に言っても困惑するからやめてくれよ?
「私は今まで叶え続けてきました。ダンテが幻想郷に来てからずっと。」
「どんな些細なことから、命に関わることまで。その度に感謝されました。」
「しかもダンテには、私という存在が変化しないようにしてくれましたし、私を守るために私がいることを皆に黙ってくれました。」
「感謝を、恩を、好意を、私はダンテに持っています。」
「だから今回も、ダンテの望みを叶えたいのです。願望器としてでも、付喪神としてでもなく・・・ね。」
「・・・確かに私は貴女と違って、最初からいなかった。裁判長や桂姫と違って、ダンテに召喚されなかった。オルタと違って、望まれて作られたわけでもない。」
「そんな私を好き、愛してると言ってくれた。こんな私を必要としてくれた。」
「初めて感じた寂しさを、もう二度と味わいたくないから、頼られたら絶対に願いを叶えると決めてるの。」
「なのに私からその役目を奪うつもりなら・・・誰であろうと殺すよ。」
・・・zzz・・・は!すまん寝てた。この状況でするべきじゃないのは知ってるけど、何か学校の総合とか道徳の授業っぽかったからつい。
それで怠惰ヌさん、進捗いかがですかー?別に進んでなくても推しだから怒らないよん。
・・・・・ってどっちも目に光がない!?
私が少しだけ居眠りした間に何があったんだ!!