フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
ふわぁ〜。今日もよく寝た・・・。いつもは疲れが取れるだけなのに、今では何でも出来る気がする。これも推しと添い寝できたからおかげだな。
「ダンテ、おはよー。」
「フフ・・・おはよう。」
一緒のベットで寝て、同じタイミングで起きるとか夫婦みたい(陰キャ並感)。でも怠惰ヌは夫婦というより、幼馴染とか妹の方がしっくりくるんだよな。
そもそも私は推しと結ばれる気はないけどね。私よりも優良物件な人は世界に何人もいるし、そっちにしなさい。私が裏で絶対に結ばれるようにするから、安心して好きな人を選んでね!
「ダンテー、朝食作ってー。」
「食べたいものはある?」
聖杯がなくても、多少のものは一人で作れる。だから心配しなくても良いよ。材料についても心配しなくて良い、何故かあるからね。
「んー・・・ダンテが良いな。」
「私は美味しくないよ・・・。」
何で大天使様は私を食べようとするん?マスターはマズイから別の人間にしなさい!それでも私を選ぶなら・・・覚悟の準備をしてきます。
「冗談だよ。ホットケーキにして。」
「フフ・・・任せろー・・・。」
ホットケーキの作り方は卵と牛乳を先に混ぜ、ホットケーキミックスを混ぜて焼けば出来る超簡単な料理です。無論、推しに出すので丁寧に作ります。
美味しく作る際に気をつけることは、ホットケーキミックスは混ぜすぎない。生地は少し高い位置からフライパンに入れる。躊躇わずにひっくり返す。
別にこれは毎回やる必要はない。私だって推しに出すもの以外は無視してる。一人の時は上手く作れるかじゃなく、一定の美味しさを確保した上で、いかに手を抜けるかを大事にしてるからね〜。
焼き終わったからお皿に乗せて運ぶ。ここでメタトロンの皿に乗せるものは、上手に焼けたやつ。焦げたやつとか、形が歪なやつは私の分にする。捨てるの勿体無いからね。
よしよし、ちゃんと量はメタトロンのが多くなってるな。推しが満腹になると、私も満腹になれるから量が少なくても良いのさ。
あとはトッピングだが・・・私が勝手にやるのは良くない。本人の意見を聞きましょう。
「何かけたいー?」
「ダンテと同じので良いよー。」
私と同じか。推しがそう言うなら異論はない。両方のホットケーキに、ホイップクリームとチョコソースをかけていきます。
はちみつとかバターにしないのかって?はちみつは苦手だから無理だ。バターは何となく選んでない。
ところで皆んなはホットケーキとパンケーキの違いは知ってる?これは聖杯から教えてもらったんだけど、ホットケーキもパンケーキも明確な違いはないらしいよ。
そんなことを話してたら完成しました。おかわりを頼まれても、材料はまだ残ってるから無問題!
「できたぞ。」
「今日も美味しそう!」
推しの目がキラキラしてる。あれって演出なのか?それとも本当に出てるのか?その謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった。
「「いただきます。」」
ホットケーキは前世でも作ったことあるが、幻想入りしてから作ったやつの方が美味い。料理しまくったし当然だろうけど・・・ここまで変わるとは。
「この後は用事ある?」
「何もないよ。」
「行きたいところがあるんだけど、一緒に行こ!」
「フフ・・・良いよ。」
メタトロン(怠惰)が行きたい場所ってどこだろう?そんなことを考えていたら、目的地がコミケ会場だと知った時の私の顔はお笑いだったぜ。
てか何でこの島にコミケ会場あるの!?幻想郷に島作って、そこに会社を建てた私が言うのもあれだが、これは作るべきじゃないと思うとダンテ思うワケ。
しかも意外と人いる。同人誌を書くやつは霊長国の外にもいるなんておかしくない?一応君たち幻想郷生まれの人間なんだぞ。
「あ。」
「うわ。」
まさか知人と遭遇するとは・・・よりにもよって一番会いたくない人に。普段なら構わないが、この場所はダメだ。絶対に何か企みそうだし。
コイツのせいで、怠惰ヌと寝た(意味深)と思われかけたり、推しに免罪で死刑にされかけたりと、割と洒落にならないことされたのよ。
「おはようございます。」
「おはよー。」
「・・・おはよう。」
ほら!ベアトリーチェの口角が少し上がったもん!こうしちゃいられない。何か話題を出して計画を滅茶苦茶にしてやる!でも何も思いつかない。一旦周りを見よう。考えるのはその後。・・・ん?あれは・・・。
「ここには私が書かれた本も売られてるのか。」
「ダンテは有名人ですもんね。」
「サーヴァントとして誇らしいよ。」
何故かは知らぬが私の本が売られてる。しかも結構売られてる。許可なく私を書きやがって・・・著者には後でお話ししないと。そしてあわよくば賠償金GET!
でも売り子しかいないな。著者が誰か知りたいし、確認だけするか。どうせ幻想郷の住民は分かりやすい名前にしてるんだろ?すぐに特定してやる。
「もしかしてダンテ、その本買うの?」
「買わないよ。どんな内容か確認するだけさ。」
この私が買うと思ってるのかベアトリーチェ。残念だったなァ!私にその勇気はない!例え大金を積まれようと、ただで売られたとしてだ!!!
さーて、どれどれ・・・私のことを馬鹿にする内容ではないな。それどころか良い印象にするものだな。本物ダンテじゃないのに、こんなに褒められると嬉しくなっちゃう。
私が書かれた同人誌が一種類だけじゃないから、まだ見てみたいがおしまい。目的はあくまで著者の確認。時間を無駄にしたくないし、さっそくチェックだ!
『Gemma Donati』
誰!?・・・失礼、取り乱しました。思ってたんと違くてダンテ困惑。マジで分からないからメタジャンに頼るか。無敵の大天使パワーで何とかs・・・
「ジェンマ・ドナーティって誰か知ってる?」
ナイス質問だメタトロン。私も知りたかったところだ。聖杯があれば直ぐに知れたが、無いものは仕方ない。大人しくベアトリーチェが言うまで待とう。
「
・・・・私って馬鹿だから分かんねぇけどよぉ・・・もしかして我が妻(我が妻ではない)が幻想入りして、すでに私のことを知ってる可能性が高いってことか?
—————は!ま、まさか。あの謎のメタトロンの正体は・・・本物ダンテの妻だったってことーーー!?
「「「何で幻想郷に来たの(来たんだ)ー!?」」」
リンバスプレイ中ワイ「10連ガチャを三回も引いちゃいます!」
「お!さっそく金色じゃん!勝ったな!」→E.G.O
「お!20連目も金色じゃん!勝ったな!」→E.G.O
「お!30連目も金色じゃん!勝ったな!」→E.G.O
栗原ァァァァァァ!!!このガチャ(W社ヒース&血鬼ムルソー)E.G.Oしか出ねえぞおおおお!!!ヴァルプル貯蓄が消えたぞおおおおおお!!!助けて栗原ァァァァァァ!!!(涙)