フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
私について書かれた本の著者を、東方のキャラかと思っていたら〜、我が妻でした〜。チクショー!!
・・・これが事実って言ったら、信じる?私は信じない。
「・・・・・これ・・・は・・・・・だ。」
「ダンテ?どうしたの?」
「これは夢なんだ。そうに決まってる。」
仮にもサーヴァントになれる男の妻が、忘れられる存在なわけがない。本来ならば幻想郷に来れない人が来たってことは、今私は夢を見ているんだ・・・タチの悪い夢を。(早口)
「ダンテ!正気に戻って!!」
ベアトリーチェが私の体を強く揺さぶる。どうやら精神に異常が出たと勘違いしているみたいだ。それは違うよベアトリーチェ!
「何を言ってるんだい、私は最初から正気だよ。」
「それ正気じゃない人のセリフ。絶対錯乱してるじゃん!」
「これはただの現実逃避さ・・・・・。」
「もっと酷い状態だった!?」
立つの疲れてきたしダンテ横に・・・は汚れるからしないで、膝をつきますね。せっかくの楽しい夏が、一気に憂鬱になるなんてな・・・。ところでメタジャンはどんな様子なんだ?チラッ
「ダンテに妻がいるなんて嘘だよね?だってマスターは運命の人だもん。それなのに外の世界で妻だったからって、私から奪うなんて許さない。許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。どんな手段を使ってでも、邪魔者から絶対に守ってみせる。」
声が小さくて何言ってるか分かんねぇ。でも顔からして、物凄くやばい雰囲気なことははっきり伝わる。だって包丁持ってない野々原渚の顔してるもん。
どうやらベアトリーチェは気づいてないみたいだな。あの声量だから今回は仕方ないけど、次やったら耳の澄まし方を教えてやる。
過激派ではないので穏便な解決方法を選びました。だって今世初の後輩に酷いことしたくないもん!!前世で出来なかった分まで可愛がりたいもん!!
「うっ・・・頭が痛い・・・偏頭痛・・・!」
このままだと初対面の我が妻と会わなきゃいけないが、それは絶対に嫌だ!女性との会話経験が少なく、彼女いない歴=前世の年齢+今世の年齢の男が、妻に怪しまれず会話できるわけないだろ!
嫌だぁぁあ!!!我が妻に中身がダンテじゃないと即バレして、殺されちゃうんだぁぁぁああ!!!
「いかん、目眩吐き気悪寒も付与された・・・・・!」
仮に殺されなくても、快適な推しとの暮らしも出来なくなるし、本気でダンテの振りを死ぬまで強制されるよね?そう考えると、どんどん体調が悪くなる。
「何で地獄門を出してるの!?」
え?私は出そうとしてな・・・・・あっ地獄門って絶望した時に発動するんでしたね。忘れてたわwww
「ん?この音って・・・。」
地獄門の音で怠惰ヌが正気に戻ったみたい。だからコミケ会場で宝具を発動しかける必要があったんですね。後は宝具を戻せば・・・あれ?何で戻らないの!?
「このままだと会場に地獄が溢れちゃうよ!抑えて!」
「フフ・・・無理かも・・・。」
私だって抑えたいよ!だけど何故か出来ないの!!許してくれベアトリーチェ・・・私は無力な人なんだ。
「ベアトリーチェ、私から離れないでね。」
「・・・はい!」
覚悟を決めたようだな。後は周りの人間だが・・・逃げてる人もいるが、見てる奴もいるな。危険なことだけ伝えてあげよう。これでダメージ受けても自己責任にできるぜ!!
「逃げろみんな!地獄がこの世に溢れ出すぞ!」
逃げたか!?逃げ出してるな!!これなら確実に一般人に被害は出ないだろう。いや〜一瞬焦ったが、上手くいくなんて私は運が良い!
「そんな大声出して何があったの!?」
「いったい何事なんだ!?」
霊夢と魔理沙が現れる。地獄門を出した私の前に。そしてこのタイミングで門が開く。
去年見た展開じゃないですかヤダー。ところでここから入れる保険ってあります?ない?ふーん、それじゃ逃げるしかねぇか。