フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・   作:空の鏡

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フフ・・・幻想郷でも不法侵入は犯罪ですか?

 

 

「中は思ったより綺麗だな。」

 

「寒っ。エヤコン効きすぎじゃない?」

 

メタトロンの言う通り少し寒いが、そこに目を瞑れば清潔感のある良い家だ。暑いよりかはマシだから文句は言わんよ。

 

「ちょ、ちょっと!もう帰りましょうよ!」

 

「何だよベアトリーチェ。ビビってんのか?」

 

「犯罪ですよ!!」

 

幻想郷では常識に囚われてはいけないんやぞ。先輩外来人の巫女の言葉だから、安心してもええんやで。

 

「開けた時点でアウトの可能性大だから諦めろ。」

 

「・・・・・仕方なくですからね!」

 

わーい、やったー!仲間増えて私嬉しいー!!(棒)

とっとと漁ってずらかるぞお前ら。こちらには天使がついてるから閻魔にも勝てる。そこは安心したまえ。

 

「靴はどうするんですか?」

 

「そりゃお前脱ぐに決まってるだろ。何で聞くんだ?」

 

「ーーーーーッ!!」

 

やめろポカポカ殴るな。痛くないけど鬱陶しい。現実でそんな殴り方する人がいるとは思わなかった。どうせなら推しにされたい。もちろん加減してもらって。

 

加減されないと天使パワー(物理)で、ぐちゃぐちゃの肉の塊にされちゃう!流石に推しに潰される趣味はないから、されたくないよ。

 

「フフ・・・お邪魔しまーす。」

 

廊下にあった扉を開けると、中はリビングみたいだ。机の上には、机全体を埋め尽くす程紙束があるが、よく見るとそれは漫画のページで、おそらく他の紙もそうだろう。

 

一箇所だけ紙束がないところでは、新しい原稿を描いている私のサーヴァント、メタトロン・オルタがいた。何故か水着で。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

オルタは私達に気づいてないのか、はたまた興味がないのか、原稿を描き続けている。邪魔しないうちに帰るか。

 

「これってジェンマの作品と同じ画風だね。」

 

「・・・・・!?」

 

目を逸らした隙にオルタの隣に移動し、原稿を手に取っていたトロンヌ。何やってんだトロンヌ!!??描いている最中を見られると恥ずかしく感じるかも知れないからやめなさい!

 

それはそれとして本当に画風同じなん?私にも見せてくれ。何突っ立ってんだ、お前も見に来るんだよベアトリーチェ。仲間外れは寂しいだろ!?(経験則)

 

「本当に同じですね。」

 

「———ッ!」

 

「他のやつも似てるな。」

 

「〜〜〜〜〜ッ!?」

 

私達が発言するとオルタは、顔を真っ赤にして、体をプルプル振るわせている。これが可哀想は可愛い・・・。まさか推しで見るとは思いもよりませんでしたわ。

 

「ダンテ、一応確認してみたら?」

 

「それもそうだね・・・。オルタ、君の著者名はジェンマ・ドナーティで合ってるかい?」

 

『・・・・・・はい』

 

私予言する。絶対に"こうして事件は解決した。一人の心を犠牲にして・・・・・"ってテロップ出てるわ。違ったら?確認手段がないから何もしないゾ。

 

「ところで、何でエヤコンつけてるのに水着なんだ?」

 

『肌寒さを全身で感じたかったからです。』

 

「あっ(察し)・・・・・ごめんね。」

 

『?』

 

私が生きていたことを早く知ってたら、こんなことさせる程、地獄で追い詰めずに済んだのに・・・・・くそ!私はオタク失格です!後で切腹しよ。

 

「せっかくですし、一緒にお寿司を食べに行きませんか?」

 

『良いですね。同行します。』

 

大天使と堕天使と人間と現人神が食べに行くとか、何か起こりそうやな予感がする(小並感)。ある程度のことなら天使無双で片が付く。安心感マジぱねぇ。

 

「・・・まだ喋ってくれないんですね。」

 

「そこまで思い詰める必要はないぞ。」

 

意思疎通が出来てるだけ良い方だぞ?多分だがオルタは、念話があれば十分って考えだし。それに生まれた時から黙ってるのが多いから悩まなくてええで。

 

『早速行きましょうか。』

 

「水着のままだぞオルタ。」

 

『貴方の前なので、これで大丈夫です。』

 

「?」

 

理由はよく分からないけど、まあええか。人が多かったら普段着ている上着を・・・被らせるのはやめて(夏だし、今着てないから貸せられない)、聖杯でタオルでも出そう。

 

あっお金の心配はしなくて良いよ。いざとなれば聖杯で金は量産できる。マリスビリーくんもやってた、由緒正しき行為やから安心やね。

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