フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
「単刀直入に言うわ。どうすりゃ俺っちの命だけでも助かるんや?」
「そんな方法はない。大人しく死になさい。」
どういう状況かわからない諸君に説明すると、大天使達にお礼としてデートすることになったんだが、日付とか行き先とか全部本人かやると言ったんよ。
推しが行きたい時間に従えばええかと思い、何も考えずにOKした結果、
「そんなに忘れられて放置されたことが、ムカつくのかヘカーティア!?」
「分かってるじゃない。早く帰りなさい。」
そんな・・・酷い!助けるの忘れて1日放置したごときで血も涙もねえ!お前が自分の力を取り戻した時に、大天使に告げ口されてないのは、私のおかげだと気づいてないのか!?
「だずげでぐだざい"ベガーディ"ア"ざまあ"あ"!」
「ええい!早く離れろ!また狙われるでしょ!?」
誰に何を狙われとるのか興味はないが、私を助けないヘカーティアなんか犠牲になっても良いよなァ!?されたくなければ助けやがれ、変なTシャツやろー!
「君が!助けると言うまで!足を掴むのをやめない!」
「はいはい、助けるわよ!これで良い!?」
「う"う"う"う"う。君はなんて優しい子なんだ・・・!」
「はよ離しなさい!!」
ヘカーティアさんが冷たくて悲しいヨ。一応友人なんだけどなぁ。やはり性別が違うとダメなのかよ〜!
「まずは全員の行き先を教えてちょうだい。」
「そう言われると思って、メモしてきました。」
ダンテは天才なので助けられる準備はしてきてます。ここで本当の天才は、こんな事態を引き起こさないとか言うやつは、モテないから改善しろよ。
「ふむ、大天使にしては、案外普通なのね。」
「何だよその言い方。まるで変なのにすると、思ってたみたいじゃないか。」
お前それは推しに対する侮辱と捉えられるぞ。今回は助けてもらってるから、特別に許してやろう。だが次はないから気をつけなさい。
「え?しないと思ってたの?」
「ハハッ。つまらないジョークだな下顎砕くよ?」
「うわぁ急に物騒。」
推しへの罵倒をオタクは忘れない。いつか必ず復讐してやる。聖杯を取り戻したら絶対にする。だから早く帰ってきてよ我が聖杯。予備のやつは処分されたしさ・・・Uメタさんは人の心とかないんか?天使だしないのが普通か。
「こうなったら"アレ"の出番ね。」
「アレってなんだ?」
「それは・・・・・」
「それは・・・?」
「
このダンテに、かの有名なドキドキデート大作戦を大天使4人に実行しろと申すか!無理無理無理!!絶対に何してるかバレて、殺されて終わりだよ!
「他にいい案はないのかヘカーティア!?」
「ダンテは他にあるの思う?」
あるに決まってるだろ!例えば分身に・・・・・任せたら大天使に簡単に気づかれるな。なら聖杯を使用・・・・・
できないな。失くしたままだし。だったら話術で何とか・・・・・うん、私には不可能やな!
「・・・・・ないです。」
「ダンテが理解してくれたし、早速作戦を練っていくわよん。」
癪に触るが反論できない以上、私はヘカーティアの案に従うしかない。何かあった時はお前の名前を連呼してやるからな!絶対に道連れにしてやるぞ!
「ああ・・・もう朝・・・朝かぁ。」
天国なのに地獄な推しとのデートの日が来てしまいました。大丈夫。この時のために色々準備したじゃないか。絶対に成功するさ。てかしないと死ぬ。
「あーあー、聞こえますかー?」
(聞こえてますよー。)
ふっふっふ・・・・・何とヘカーティアが念話で、リアルタイムでやるべきことを、教えてくれることになりましたー!これでもまだ勝ち確なんか言えないんだよな。
(分かってると思うけど、メタトロン達の前で声にしないでよね。)
「フフ・・・もちろんさ・・・。」
着替え完了。持ち物の用意も完了。念話が発動するかの確認も完了。それではいざ・・・・・ドキドキデート大作戦開始ィ!