フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
私は埴安神桂姫。先程召喚されたばかりの神霊です。召喚されたけど信仰が足りなかったので召喚者であるダンテと契約を結んでいます。これで信仰がなくても大丈夫だけど、いつまでも迷惑をかけられないので自分で集めにいきます!
埴輪を一通り作り終えたから、今回は終わりにしよう。次はこの埴輪の兵隊の長を造ろう。
そういえば、私はここがどんなところが聞いてない。せっかく埴輪作りが終わったのだから、聞きにいこう。何も知らずに信仰なんて集められませんからね!
アトリエから出て一階に降りる。一階にはダンテが何やら悩んでいる様子。でもすぐに納得した顔になった。何のことは分からないですが解決して良かったです。
「ここについてよく分からないので教えてください!」
「分かった。まずはここがどこにあるかだね。」
ダンテの話によるとここは畜生界。弱肉強食の世界で、私たちが守ろうとしている人間霊は動物霊の餌、道具、奴隷として扱われている。
そして今私たちがいる霊長国はそんな人間霊を助け出すために建てられた国とのこと。
私もダンテも動物霊とは出来れば共存したいが・・・他でもない動物霊達がそれを拒んでいるらしい。そのため動物霊に襲撃されないように力を付けているとダンテは言った。
「最後に説明することは、今の人間霊の様子だ。ついて来なさい。」
ダンテと私は外に出た。
そこは里があった。説明されたいつまでも暗く、争いが絶えない畜生界とは違った姿がそこにはあった。人間霊達が生きているかの様に暮らしていた。
「私は・・・この美しい人々を守りたい。だからどうか協力してくれるかい?」
こんなものを見せられたら、返答は一つしかない。
「勿論です!必ずここを守りましょうね!」
私とダンテは同じような人だ。人の成長を、人の幸福を喜べるような人・・・ならばともに頑張ろう。
「あと文明を発展させるのも良いけど、限度を考えてね。」
「あ、はい!そうします!」
あらかじめ釘を刺されてしまった。
酷いですよダンテ!!!!!
あの後、ダンテとフィレンツェを見て回ったがここは良い国だ。人間霊達を鍛える場所も、妖怪もいない自然もある。まさに楽園といっても過言ではないだろう。
その際に、ダンテが住民達に私の存在を教えてくれたたおかげで、信仰が集まり始めました。
そんなことが数日前のこと。
現在は、私が作った埴輪で出来た埴輪軍団とその長、杖刀偶磨弓の成果で私の信仰はマスターことダンテがいなくても十分なほど集められました。
でも何かあると不安だし、まだ契約したままでもいいでしょう!ダンテも文句を言わないだろうし。
でも何故かは不明だが信仰が変なんですよね。こう・・・なんか変な形で信仰が集まっているというか・・・。でも悪いようにされてないので良いのかな?
ダンテは今、剛欲同盟長との会談でお疲れの様子。だから疲れを癒してあげたい。呼ばれてからまだ数日しか経ってないが、料理を作ってもらったり、私の神域を用意してくれたり、一緒に埴輪を作ってもらったりとダンテには色々してもらっているので今度は私がダンテに何かしたい。
そう言えば男性の方は女性の方と一緒に出かけるのが好きらしいそうですね。フィレンツェの人達が言ってました。つまり私がダンテと一緒に出かけたら良いということ。早速ダンテと出かけましょう!
「ダンテ、今時間あるー?」
ダンテと一緒に出かけましたが楽しかったです!ダンテも疲れが取れたみたいだったので、また二人で行きたいですね。さて、現実逃避はやめにして・・・
変な信仰の原因が分かりました。嫉妬区であの本・・・ダンテが同人誌と言っていたものを見て理解しました。私は確かに
ダンテの妻・・・つまり
私はダンテと結婚してないですよ!?前に人間霊達に男性が好きなことや、ダンテのことを聞いていたときに私に向けた眼差しは、私を妻だと思っていたからなんですか!?
通りで前に磨弓がダンテを父さん、私を母さんと呼んでいたわけですよ!!ま、まあ私は別にダンテが相手でも・・・って何考えいるんですか!?私は普段はこんなことを考えたりはしないのに。もう寝る!
おやすみダンテ!ダンテいないけど。
ここは・・・?私は眠りについたはず。つまりここは夢ですか。周りはフィレンツェにそっくりな場所。でも人間霊も私もいない。いるのはダンテと見知らぬ女性の二人。
『メタトロン・ジャンヌ。召喚に応じ、参上しました。貴方が私のマスターですか?』
『ああそう通りだとも。私が君のマスターのダンテ・アリギエーリだ。よろしくね。』
メタトロンと名乗った人物とダンテは契約していたようだ。でもこんな人がいるなんて聞いたことがない。でもダンテは言わなかったのだろう?もしかしたら、ダンテの独占欲とかかな?
『ダンテで構わないよ。それと・・・一回だけダンテ愛してると言ってくれないかい?』
ダンテの言葉に耳を疑った。愛してると言ってくれ?メタトロンと夫婦関係になっていたとしても、今はおそらく初対面なのに・・・一目惚れしたのかな?だとしても直ぐにそれを頼むのはどうかと思うけど。
『・・・だんてあいしてるー』
『フフ・・・ありがとう。』
棒読みなのに良いのかダンテ。
その後の二人は聖杯というものを使い、建てた家に同棲していた。ダンテが料理したり、ダンテが家事をしたり、メタトロンと遊んだり・・・メタトロンはろくに家事してないじゃない。最初しかしてないよ。
それに独占欲強いのはダンテじゃなくてメタトロンの方だったし、結婚もしてなかった。過去を教えないのは聞かれてないからではなく、思い出したくないからなんだろうね。
『フフ・・・さよならー・・・。』
今、ダンテはメタトロンから逃げている。正確には夜逃げというものだろうけど。やっぱり苦しかったんだね・・・。流石にこれは同情するけど、あそこまで壊したダンテも悪いよ。
「———————!——————い!」
声が聞こえる。ダンテでもメタトロンのでもない、けど聞き覚えのある声が。誰のだっけ?えっと・・・確か・・・磨弓?
「—————さい!———てださい!起きてください!桂姫様!」
ここは・・・現実?いきなり夢から覚めて、頭が少し痛い。声の正体は私を起こそうとしている磨弓の声。誰のかと思って焦った・・・。次からは優しく起こして、心臓に悪いよ。
今回の夢は事故みたいなものだろうけど、ダンテは自分の過去を教えてくれないから、夢通して見ることが出来て良かった。でも酷い人に好かれちゃって可哀想よね。自業自得でも。
「おはよう磨弓。」
「おはようございます。ダンテ様は三日間帰って来ないそうですよ!」
三日間帰って来ないみたいようだが、私は大丈夫。数日いないくても寂しさなんて感じないもん!それにいない間に色々準備が出来るから好都合。
私はダンテが好き。それに、ここの人間霊達は夫婦だと思ってくれている。でも私はダンテと結婚してない。でもそれはメタトロンも同じ。なら私が先にダンテの妻になってもなんの問題もない!
でも今のままだとすぐに倒されちゃう。けど諦めない。私は絶対に、束縛して苦労をかけるような天使に私は負けないんだから!!!
裁判長も早く諦めてほしいよね。私のダンテなのにさ。はあ・・・早く怠惰したいなぁ。
・・・あれ?今何を考えて・・・まぁいいか。
今日も埴輪つーくろ!!