フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
おはようございます。そして助けて。
何が起きたかというとな、朝になってもドアが開かないの・・・。なんでさ!私が何をしたかと言うのよ。メタジャン呼んだのがそんなに悪というのか!?
ノックをしたけど誰も来ない。メタトロンを呼んでも来てくれない。力技でも開かない。聖杯でも失敗した。いつ出られるんだー!!聖杯があるから餓死はしないし、部屋から風呂に入れるから清潔になれるけどさ。
それはそれとして出してくれ。とても窮屈。確かに私は外に出ないって言ったけどね、自分から出ないのと、自分で出れないのは違うのよ。だから開けて?ダメか・・・・・なんでさ!!!私頼んでないのに。
なんで私の扉は開かないの?どうしてメタジャンは助けに来ないの?誰か教えてくれよー!!
あれかな?脱出ゲームみたいな感じかな。それじゃあ探索開始!!探索場所はベット、机の上と引き出し、本棚、風呂くらいか。一個ずつ見るで!!
まずは楽そうな机から。机の上には何もない、引き出しの中はー?何もない。はい次行くぞ。
脱出ゲームで必ずと言って良いほど何かある場所本棚。本一冊ずつ確認しながら、異常がないかチェックだ!!ちなみにここにある本は、料理の本、宇宙の本、近代兵器の本、他者との関係の保ち方の本がほとんど。最後のはメタジャン対策のやつです。命尽きるときまで油断はしないぜ!
棚の裏にも、本の間にも何も・・・なかった!無駄な時間を過ごしました。それでは次じゃ次。
流石にベットには何かあるよね?脱出の手掛かりあってくれ日頃の行いに免じてさ。下をチェック、ナシ!枕の下をチェック、ナシ!次でラストか・・・難易度高いが、面白くなってきたな(白目)。
最後に風呂場。どうする〜これで中からメタジャン出てきたら?はっはっは・・・いないよね?電気はついてない。呼吸音もない。多分安全だろうから、覚悟を決めて・・・・・突撃!!!
「フフ・・・おはようございまーーす!!!!」
風呂場の扉を取らないくらいの力加減で開ける!誰かいます〜?まあいないんだろうけどwww ここで誰かいたら二つの意味で死んじゃうからやめてほしいな。まあでも、私の部屋の扉が開かないのに誰かいるわけがないでしょうね!!
「・・・・・・・・・・ふぇ!?」
▽風呂場で メタトロンと 遭遇した!
アカン(アカン)。悪い俺死んだ。では遺言を・・・幸運Aを改善を要求させていただきたいですーー!!さよなら世界。また会える日を待っています。
あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!私は部屋から出られなくなったから風呂場を調べようと扉を開けたら、メタトロン(裁判長)に会って気づいたら誰もいない空間に移動していた・・・。な・・・何を言っているのか、わからねーと思うが私にも分からない。頭がどうにかなりそうだった・・・。催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ・・・。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。
「フフ・・・おお!私の勇者ダンテよ。死んでしまうとは、なさけない!」
目の前に現れたのは、怠惰なメタトロン・ジャンヌ。怠惰ヌだ!今回はちゃんと第一再臨じゃなくて、第二再臨の姿です。どんな姿でも可愛い。
「もしかしてだけど・・・私死んだ?」
「うん、死んだね。私達の筋力はAだから、人間くらいなら桶投げられても死んじゃうもの。」
【悲報】もう第二の生、終了したけど保険入れる?
それと怠惰に言われて思い出した。桶投げられたんだ・・・流石に頭の原型は残ってるよ?残ってないならそれは嫌われているからだね。
「でもここは特別なあの世。私とダンテの二人だけの場所。だから裁かれないし、本人の了承もなく転生することもないの。」
なんと死者に配慮したあの世なんだ・・・!私限定だけどね。ここまで私にとって好都合なことをしてくれるなんて。何か企んでいるのか!?でも怠惰ヌは優しいからきっと安全だろうね!
「ねえダンテ?ずっとここにいよ。ここなら安全で、誰からも狙われないし、風景だって私がすぐに変えられるよ。こんな優良物件が今なら無料!これは住み得だよー?」
「フフ・・・確かに住み得・・・。」
推しもいてこれは住み得。実際に怠惰ヌとここで一緒にスローライフを送るのも悪くないと思っている自分がいる。オタクっていうのは推し相手に弱いんだ。これ基礎知識。覚えてね。
「しかも今なら温かいお茶と、今川焼きと、大判焼きと、回転焼きと、ベイクドモチョチョとかあるよ?」
「全部一緒じゃん!!」
「ちがうよーっ。これだから素人は駄目なんだ・・・もっとよく見て!これが御座候と二重焼きで、こっちがあじまんだよ。」
「全部一緒じゃん!!」
名前が多すぎる。なんでこんなに多いのさ・・・統一しろ。でもそうすると戦争が起きるのか。じゃあこのままでいい。私は何と言うかって?そのときの気分次第で変える。
「食べる?一口と言わずに全部あげるよ。」
「フフ・・・遠慮しときます。」
私お腹すいてないの。だからいりません。それに私が食べるよりも推しが食べるのを見る方が私は良いので・・・。
「良いじゃん食べてよー!!」
「フフ・・・遠慮しときます。」
何でこんなに食べさせようとしてるの?私何もしてないのに。一体何を考えてるのか分からないが、物凄く可愛い。裁判長も可愛いけどこっちはまた違う可愛さがある。
「あ、もう時間か。」
「これは・・・一体?」
体が透けてきたぞ。サーヴァントの退去するときみたいだ!!実際に見るよりも先に体験するとは思わなかったな。前世の私でも信じないぞ。
「死んだと言ったのは嘘だからね。ちゃんとまだ生きてるから安心してねー。じゃあバイバイ。」
なーんだ、まだ生きてるんだ。良かった・・・本当に良かった!ガチで死んだと思って諦めてたから、生きてて良かった!!
「目を覚ましましたか?」
目を開けるとメタジャン(裁判長)がいました。最後に見たときは裸だったけど、現在は服を着ている。事故とはいえ裸見れて嬉しいかったです・・・めっちゃ美しかったよ。芸術品だとあの姿。可能ならまた見たいが・・・死にたくないのでこの願いは心の奥底にしまっておきます。
「メタトロン・・・どうして私は膝枕されているんだい?」
「いやでしたか?」
「そんなことないです。」
とても柔らかいし、いい匂いがする。こんなにいいものなら前世からされたかったな!!!
陰キャな私はこんなことされるなんて夢でしか有り得ないから、今天国にいるみたいだ。実際にいるんだけどね。
「まだ膝枕続けますか?私は構いませんよ。」
「・・・ならもう少しだけ。」
初のメタジャンの膝枕。流石にすぐに終わりにする気にはなりませんでした。推しにされる膝枕は最高だぜ!!!推しの膝枕なんて大金があっても無理だからね。特に二次元のキャラが相手だとさ・・・。転生?転移?して良かったーー!!!どうして起きたのか知らないけど。
平和な日でしたね。でも何か違和感があるような・・・・・?でも相手は大天使だし、きっとただの勘違いですね!