フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
Wメタジャンと綿月姉妹が妹になってから一ヶ月が経過しました。治りません。誰でも良いからさ・・・助けて、アドバイスでも良いから。
一緒に暮らしても疲れが溜まって辛い。まあいきなり四人で暮らすことになったからってのもそうだけど、私が取り合われるのが一番大変なの・・・。
毎回私の隣に誰が座るか喧嘩するし、毎回風呂に入ってこようとするし、毎回私と一緒に寝ようとするし、毎回キスをねだってくるし・・・数えくれないくらい辛いです。
誰が隣でも良いじゃん!無理矢理入ろうとしなくても良いじゃん!一人で寝れば良いじゃん!キスしなくても良いじゃん!あああああああストレスが胃が爆ぜちゃ〜う。
このままだと胃潰瘍で地獄に行きになる。で〜す〜の〜で〜、グラナートから出ていきます。かつてメタジャンから逃げたみたいに逃げます。
神様の力使える依姫と、神隠し自由自在な豊姫と、Wチート天使がいるけど前みたいに逃げられるかだと?大丈夫だ。問題ない。
私には聖杯が何個もある。これで逃げます。元に戻ったら帰るからねー。だからじゃあねー!ストレスで死なないための行動だから許せよ。
って考えていたのが先程までの私。計画は成功した。だからこそ問題がある。それは・・・・・・・・・・
「フフ・・・ここどこ?」
迷子になりました。誰か助けて。アドバイスだけでも良いぞ。してくれたら私が喜ぶ。だから助けてくれ!頼むからさぁ!
あの天使に念話で助けを求めるべきか・・・?嫌じゃ!私は取り合われるとうない!!ストレスがマッハで溜まるような場所に帰るわけねぇだろ!!!なので歩き続けます。安全な場所に辿り着くと良いな。
何処に向かっているか何も分からない。でも歩を進める。あの妹四人が来ているかもしれないので、足を止めることは許されぬ。私はストレスから解放されたいのだ!そのためなら何だってしてみせるさ。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
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何も話すことがない。そりゃそうだ、景色は変わらないもん。暇だなー。せっかくだし飯でも作ろう。
聖杯を手にしてから一回も試したことがない、聖杯うどんを作ろう。前から気になってたがメタジャンが側にいたからやってなかったが、今はいないから作ってみるぞー!
・・・・・まあ願うだけで完成するけどネ!
「聖杯よ、うどんを作れ!」
聖杯の中にうどんが出来る。汁と麺だけのうどん。そうそう、こうゆうので良いんだよ。たまにはキャンプみたいな一人飯も良いね。
「いただきます。」
美味いな。質素だが今の私には十分な味だ。
空を見る。そこには青空でも夕焼け空でもなく、星空があった。地球と違うから朝でも星空なのは当然だが、違和感がすごい。今は朝だが、少し疲労がある状態で星空を見上げると、深夜だと感じる。
・・・・・・・・・・ふと、かつての記憶を思い出す。
初めて幻想郷のことを知った幼い頃、全てを捨ててでも、忘れ去られて幻想郷へ行こうとした小学生の私。
空想上のものだとしっても、もしもあるのならと、思い願うことをやめられずにいた中学生の私。
幻想郷の負の側面を知り、忘れ去られることの恐怖を知り、それでも願い続けた高校生の私。
今の
「奇しくも私は、本物のダンテのように故郷に帰ることは出来なくなったのだな。」
こんなところで共通点が発見出来るとはね。でも私は日本に行けるからまだマシなほうだ。・・・・・・・・・・例え前世の面影を感じるだけのものでも。
でも絶対にやり直さない。故郷に帰れても、夢が叶った今の方が何億倍も楽しいからね!!それに過去は過去で、今は今だから。悲しいとたまに思うことはあれど、やり直す気なんて微塵もない。
「フフ・・・何かシリアスになっちゃった。」
要するに悲しくはあるけど、今に満足しているから無問題ってことだね!さてと麺が伸びきる前に早く食べないとな。
・・・・・やっぱりダンテの姿でシリアスの雰囲気を出すと違和感をすごく感じる。シリアスはこれで最後にしーとこ!
「もしも願いが叶うのなら、私に少し良いくらい優しい人に会えますように。」
流れ星はないけど、こんなに星が多いんだから言ったら少しは叶っても良いやろ。それに私は日頃から異変を解決しようとしている人だもの、報われたって良いじゃない。結果は出てないだろって?ンンンン。まさに、正論!
違っ・・・そんなつもりじゃ・・・。なんか思ったよりもシリアスになったけど私はただ、ちょっとシリアスなダンテェを書きたかっただけなんです・・・。