フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
「何とか撒いたみたい。」
「フフ・・・なら良かった。」
私の名はダンテ・アリギエーリ。一般転生者だ、よろしく頼む。転生者と言っているが、転移者かもしれない。死んだ記憶がないから許してくれ。
「せっかくだからあの星に行こうよ!」
「今回の星は物資も豊富そうだな・・・フフ、了解だ。」
現在の私は怠惰ヌと一緒に宇宙船に乗って旅している。宇宙船と言ってもジェット機ほどの大きさしかないけどね。次の行き場は地球に似ているが・・・ただ似ているだけのようだ。
「しっかり捕まっててね?それじゃあ加速するよー!」
いつになってもこの加速は慣れないなぁー!!声に出さないように頑張っているだけ、マシだけどね!
「今回も無事着陸して良かったー!ダンテが来てから失敗しないようになったよ。前世は幸運の神様だったりしてー?」
「私の前世は一般人だよ。仮に神だったとしても、権能なんて持っていないさ。」
せっかくだから教えないとな・・・彼女の名前は
スペース・メタトロン・ジャンヌ。名前で察した人もいるだろうが、私の転生した世界はサーヴァント・ユニバース。すみません、チェンジって出来ます?出来ないって?ケチ!!!
話を戻して・・・彼女はスペース・メタトロン・ジャンヌの切り離された怠惰から生まれた存在。ユニバース時空でも、そこは同じなんだな。
元々は彼女の生まれた星、惑星メタトロン・ジャンヌ、略して惑星MJに暮らしていたが、私が転生?転移?した際に起きた問題によって、私諸共、追われの身になっている。一人だったら死んでいた・・・怠惰ヌには感謝しかないね!
「私はテント建てるから、周りの様子を見てきて。」
「フフ・・・任せろー・・・!」
「お目覚めですか?大罪人ダンテ。」
トロンヌが見えなくなるまで移動した瞬間意識を失い、目が覚めたら私たちが逃げている相手、メタトロン(裁判長)が目の前にいた!そして私は椅子に座らされた状態で縛られている。
▽知らなかったのか?裁判長からは逃げられない!
「判決を下す前に逃げられましたが、今回は逃げれませんよ。」
彼女はスペース・メタトロン・ジャンヌ。怠惰を切り離した本人。私が初めて遭遇した存在。私がこの世界に来たときの場所が、彼女の部屋だったせいで追いかけられることになった。不可抗力なんです!
「貴方は不法侵入、密入星、逃走、煽動と罪を重ねすぎまです。よって
「フフ・・・弁護士は・・・?」
「そんなもの不要です。」
私が悪いのは事実だけど許してください!お願いします!何でもしますからぁ!!命だけは助けてくれよぉ!!有罪良いから・・・良いから!!
「判決、禁錮刑136万5000年です!」
「いやそんな長く生きれないが?一般人なんで100年くらいで死ぬんだが。」
くそっ!そうだここはサーヴァント・ユニバース。魂が物質化した銀河。皆んなサーヴァントの体だから、不老不死じゃん、私を除いて。一般人を誰か守ってくれぇー!!!(切実)
「やはり貴方は人間みたいですね。しかし
なんと迷惑な!?普通の人間でいさせやがれください!!!全員がサーヴァントな世界で人間として生きていくことも、楽しそうだな〜って思っているのに・・・あと単純に私が不死嫌いってのもあるけど。
「安心してください。136万5000年もあるので、サーヴァント・ユニバースについて、私の惑星について、手取り足取り教えてあげます。」
「何してるの?」
私の背後からトロンヌの声が聞こえたが・・・・・ドス黒い感情がこもっていて、ダンテ驚愕。首を動かしてみることも出来るが、SAN値が−100も逝きそうだから、見ない。
「まさか驚きです。怠惰な貴女がそこまで執着するとは。」
「そう思うなら"私の"マスター、返してくれる?」
マスター・・・?誰が?私が!?確認しなくては。そう思い右手を見る。そこには薄くなっているが、赤い令呪があった。しかし逃げているときは、こんなものなかったぞ!!??
「契約を通して、彼に黙って結魂・・・・・・・・・・死んだとしても逃れられない、愛の呪いをかけようとしているとは、メタトロンにあるまじき行動ですね。」
「ですが、感情が荒ぶりすぎたようで令呪が浮かび上がったようですね。」
「なら今すぐに結魂を・・・!」
「私の罪人に許可なく、呪いをかけないでくれますか?」
何かやばそうな呪いから私を守ってくれた裁判長。私がただの陰キャだったら惚れていた・・・しかし私はそんな簡単には惚れんよ?推しへのガチ恋はしない勢なんで。
「そんなにクールぶっているけど、裁判長もダンテのこと好きになってるんでしょ!!」
「はぁ!?いや・・・何をいきなり・・・!!?」
さらっとヤバいことを言わないでくれ!!裁判長も!?つまり私は怠惰ヌからも好かれていると?ネット小説か!?めっちゃ嬉しい・・・・・それ以上に胃が痛いがな。
「私を切り離す前からダンテのこと知って、いつ来るかソワソワしてたもんね?」
「そんなことしてません!!」
「じゃあ今から一ヶ月前に主からダンテのこと教えてもらってから、恋する乙女みたいな顔しながら、ダンテと話すシミュレーションしていたのは何だったのー?」
「や、やめてください!!」
「そして直接会って話した結果、自分でも抑えきれないほど愛しちゃったんだもんね?だから主から無罪って言われてるのに、有罪って言い張ってきて・・・。」
「挙句の果てに惑星の繁栄、新エネルギーの開発、未来予測に使われてきた主をハッキング、改造して、ダンテと一緒にいるために利用しようとしているみたいだけど・・・これでも違うの?」
「これで嫌われたらどうしてくれるんですか!?」
あんなにクールで視線だけで人を殺せそうな裁判長が、涙目で赤面になっている。美しい!!(鳴き声)可愛い!!(鳴き声)好き!!(鳴き声)愛してる!!(鳴き声)
てか主って道具なんか!?いや機神かもしれんな。だとしてもハッキング、改造はマズイですよ!?不敬ですよ!部外者なんで野次しか言えないけどね。
「あ、そうだ。共有しない?この銀河ってダンテにとって危険が多すぎるでしょ?手伝うよ。」
「・・・・・・・・・・条件は?」
んんん???あれれー?おっかしいぞー?(名探偵風)何か不穏になってきたぞぉ?大人しく私を解放する選択肢は?ねぇ、解放の選択肢は?
「私も妻に入れて。」
「分かりました、了解です。」
「あの・・・拒否権・・・。」
「「嫌いですか?」」
「いや大好きです。」
やばい本音が!この状況で一番言っちゃいけない本音が!!このままだと本当にガチのマジで逃げられなくなる!!!ってもう逃げれないか。はっはっは・・・助けてください!
「せっかくだしダンテ、やろっか。」
「・・・・・・・・・・何のこと?」
「とぼけないでください。大丈夫です。天井の染みに意識が向くことのないようにしますから。」
待て待て待て待て待て待て!!!!!!!!
推しで卒業はダメ!嬉しいけどダメなの!私はただ推しているだけで十分なの!だから・・・お願い・・・やめて・・・!!頼むから!!
「止めろおおおお!!!!」
「・・・ここは?」
「おはようダンテ。ここは空中庭園の中だよ。」
なんだ夢だったのか、何故あんな夢を?それに本当に夢なのか?藤丸みたいにレムレムしちゃってたとかない?
「私が普段使ってる玉座をベットにしたけど寝心地はどう?」
「フフ・・・めっちゃ極楽・・・。」
こんな形で体験すると思わなかったメタトロンの玉座。さらっと玉座をベットしてけどええんか?
「どんな夢みたの?」
「スペース・メタトロン・ジャンヌと惑星間逃避行。」
「思ったよりもトンチキっぽそうだね。」
あの夢がただ夢なのか、実際にレムレムしていたのか、その真相は私にも分からない。ただ言えることは、無限の可能性を信じましょう。