フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
「・・・・・・・・・・・あれ?ここは?」
桂姫が目を覚ました。さて今の状況は、月の空中庭園で、メタトロンが二人いて、私にお姫様抱っこされている。この状況を何と説明すべきか・・・。
「なんでお姫様抱っこされているの!!??」
「フフ・・・実はかくかくしかじかで・・・。」
「かくかくしかじかじゃ伝わらないわよ!」
やっぱりダメか。いやでも伝わるかもしれないよな。根気よく続けてみるか。私の幸運を信じる!
「ダメだったか・・・じゃあちゃんと説明するか。実はかくかくしかじかで・・・。」
「同じネタを繰り返さないでくれる!?」
私の幸運はダメみたいだ・・・こんな状況に対応できないで、何が幸運だ!オッケー主、幸運値上昇よろしくね。しないと聖杯爆弾の刑だぞ。
「貴方のことだから、私のために隠しているのでしょう?大丈夫。何があっても驚かないよ。」
「・・・・・何があってもか・・・・・?」
「勿論、迷惑なんてかけたくないもの。」
なんか私のこと過大評価してない?失言して好感度下げたくないので、否定しないけど。まぁ私としては驚いてもらいたいが・・・流石にいきなりツッコミしなくても良いからね。
「実は・・・なんやかんやあって霊長国が滅び、人間霊は回収され、そのときに取り込まれた君を、月の空中庭園で開放しました。」
「—————なんて?」
桂姫がメリュ子みたいな顔で、メリュ子みたいなこと言ってる、うける〜。これがレミリアだったら良いツッコミが飛んできただろうな・・・。
「ちょっと、私に集中して。」
「? 最初から集中しているが?」
何のことがよく分からないが、とりあえず肯定すれば殺されないだろうからヨシ!ダメなときはメタトロンに何とかしてもらうからヨシ!
「そうだけど・・・そうじゃなくて!」
私に何を期待しているのか知らんが、前世女友達0男が察せられるわけないだろう!これをリア充は察しているのか・・・?同じ男でも信じられない。
さてそろそろ本題に入ろう。早く入らないと、修羅のようなメタトロンにオルタちゃんが粉々にされられちゃう。もう少しだけ戦っててくれ!
「起きてすぐだが頼みたいことがある。」
「新しい依頼ね?貴方に呼ばれた
本題に入った途端、顔が職人のそれになった。頼もしいねぇ・・・異変が終わったら、もう会わないけどね。私はあの世じゃなくてこの世で生きたいの。
「たった十秒で良い、私をある英雄の偶像にしてくれないか?」
「良いけど、その人は誰なのかしら?」
「その名は・・・・・」
「私が合図をしたら頼むよ。」
「了解。絶対に成功させてあげる。」
令呪がもう一画あれば、ここで使ってバフを与えて成功確率を上げたのに・・・まあ過ぎたことよ。
ここで聖杯を使うとメタトロンがすっ飛んでくるかもしれないので、メタトロンを拘束してからです。メタトロンのことは任せとけ(失敗≒死)。
「七罪の刻印よ。」
額に七つのPが刻まれる。これがゲームと同じ効果だと、ガッツ発動時、攻撃した時に強化解除成功時にPが消えてパワーアップするが・・・違うと罪の浄化が必要になるし、危難が齎される。ま、どちらでも良いか。
「よし・・・行くぞ!」
「ダンテ・・・貴方に裁定を下します。」
ヒェ…ソンナカオシナイデクダサイ、シンデシマイマス…。
般若の様な顔をしているメタトロンに、絶望しそうな自分を何とか奮い立たせる。ここだけ耐えれば・・・あとは何とかなるんだ・・・!
「浮気、わいせつ行為、巫女との違法契約、私との契約違反・・・私のマスターなのに罪を重ねているとは、ルーラーとして許せません。」
わいせつ行為は不可抗力です!だから許してください!残りの三つはついては、どういうことだ・・・?浮気?私の相手は誰もいないぞ。違法契約?何でダメなんだよ。契約違反?何を破ったんだよ私。
この裁判長は何でナチュラルに職権濫用してんの?これじゃあルーラーはルーラーでも、裁定者じゃなくて支配者だよ。メタトロンだからそっちでもいけるのずるい。
「判決は決まっています。ダンテには今一度、私のマスターである自覚を持ってもらいます。」
一体何をする気なんですかね・・・・・。マシュみたいな展開か、はたまたグロ展開か。どちらにせよ、罰を与えられるのは勘弁だ。推し相手でも刑罰は嫌じゃあ!私はまだ前科者になりとうない!