フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・ 作:空の鏡
「分身から教えてもらわなかったのか?いや、私を呼ぶために自分を囮にしたのか・・・。」
「ダンテ!大丈夫ですか!?」
後から私を刺したやつの声がする。私の知らない声だから出来れば自己紹介してほしいなー、刺されたせいで振り向けないからさ。
「知っていると思うが一応しとこう。私は魔多羅隠岐奈、幻想郷の賢者の一人だ。」
お前かよ!!!見られているかもと思っていたが、本当に見ているのは常識で禁止スよね。幻想郷の住民は常識無用だけどさぁ・・・。やっぱし怖いスね、妖怪は。
ところで私刺されたのに平気なのかって?平気よ平気。だって私にはガッツがあるから。もう一回攻撃されたら死ぬけどな。こんなことがあるならあるって言え。いや言わなくてもいいから刺さないでくれよ。
「私が来たのはダンテを刺すためだけじゃない。聞いてくれるか?」
「・・・・・何ですか?」
「私の部下にならないか?」
メタトロンを部下にしたいなら作ればいいよ。型月世界に天使は実在してないから、メタジャンは一種の概念礼装だし、アンタほどの実力者なら作れると思うが・・・。
てか部下にするならまずマスターである私に言えよ!OKする気はないけど。異変は起こしてないけど、立場的には私が黒幕なのに扱い酷くない!?
「断ります。」
どうだ見たか!!これが私とメタトロンとの絆よ!!私が幻想入りしてすぐに会ったからね。だから私を見捨てないでクレメンス・・・。
「それはとても残念だ。だが弱くなった君では霊夢に勝てないぞ?」
私生きてるから力を元に戻せるぞー!仮に戻さなくても怠惰ヌと同じくらいの力を持ってるから、勝つ確率は高いぞー!うちの推しの強さ舐めんなよー!
「いなくなりましたか・・・・・。」
これで一先ずは私の命は無事「大丈夫ですか!?」
揺らすな揺らすな!!怪我人やぞ!皮が聖女なんだから優しくしてくれよ!!あっ口から血が溢れる♡
「コフっ・・・。」
「だ、だんて?」
うわー!すごく誤解されている気がするー!弁明したいのに声が出ねぇ!体が動かねぇ!・・・・・ひょっとして私大ピンチ!?そうだよね!?ここで死んだと思われて放置されたら死んじゃう!!
メタトロンに血がついてないから、はたから見れば迎えが来たみたいだなガハハ。あっやばい意識落とす♡死んでないから治療お願いしますぅ・・・・・。
「滅ぼしてやります・・・地球ごと!」
「フフ・・・良かった・・・生きてる。」
目が覚めると知らない天井がある。白いベットに横になっている。ここは医務室か?でも私が設計したやつと違うな・・・どういうことだ?
「あ、起きた?おはよー。心配したよー。」
怠惰なメタトロンが病室に入ってきた。ここはおはようと言うべきだがそれはできない。だって
「キャァァァァアアアーーーーッ!!!!」
某探偵少年で出てくる死体発見者みたいな悲鳴。我ながらよくこんなに大きな声が出たなぁ・・・と関心するほど。まあこれでも内心焦っているんですがね。
「ん?ああ、これは返り血だから落ち着いて。」
「な、なんで返り血を・・・・・?」
トロンヌが血まみれ天使になったことに恐怖しつつも質問する。人間って好奇心に抗えないねん。だから許してな?とうとう私の癒し枠が・・・・・。
「虫を退治してきたの。」
どうやら怠惰ヌは言うつもりはないらしい。これ以上探るのは良くない気がする。だから最後にこれだけ言っておこう。
「・・・体を洗ってきなさい。」
「えー、やだー。」
なんて怠惰っぷり、この状態じゃなければ可愛いのに・・・いや今の状態も可愛いのか?ダメだ正気に戻れ私。一般人であることを忘れてはならぬ!
「なら拭いてあげようか?」
「良いの?じゃあよろしくー。」
この選択は間違ってないみたいだ。私はまだ新米マスター、先代マスターがしそうなことをして生き残る確率を上げるぜ。皆んなも参考にしようね!
「服脱ぐの面倒だからダンテお願い。」
この言葉を真に受けて実行すると、後で裁判長に処刑されるのでしちゃダメです。では血をどうやって拭けば良いのかだって?ここに聖杯があるじゃろ?これで一発よ。
「フフ・・・後で怒られるからダメです・・・。」
「ダンテのケチ!」
怠惰ヌの言葉をスルーして体を拭きましょうね〜。このタオルはさっき聖杯で作ったから服の上から拭いても、汚れが簡単に取れるんだ。やはり一家に必ず一聖杯。これを新常識にしましょ!
「やっぱりダンテについてた匂いの主に、ブラックバレルを撃って良かった。」
匂いの主・・・ヘカーティアのことか?アイツ最強格だぞ!?でもメタトロンだしなぁ・・・。うん、聞かなかったことにしよう。死にたくないので。ごめんよヘカーティア。