氷雪の魔王と愉快な帝具使い達の話   作:椿リンカ

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社員1「・・・おいタイトル」
社員2「あの、これって露子のターンなんじゃ・・・」
ロッドバルト「違いますよ」
社員3「前回の流れを考えたらどう考えても露子さんとエスデスさんのターンでしょう?」
ロッドバルト「いえいえ、この流れは必要なので」
社員4「今回は・・・ナジェンダ視点アルか?」
ロッドバルト「えぇ、そうですよ」


外伝:ナジェンダ先生の恋愛教室

露子がエスデスに保護されて数時間後にはオネスト大臣が露子に何かをしたと宮殿の中で噂になった。ちなみにエスデスが子供たちに賄賂(お菓子)を与えて噂を拡散させたのが原因だ。

・・・もちろん、そんな噂を拡散させなくとも、何かがあったであろうとはオネスト大臣の私室のぶっ壊れ具合と露子の怯えた様子(また破かれた服を着た姿など)で皆が察したのだが。

 

オネスト大臣やシュラが食事のときは同席する露子が、その日の夕食の場に出席することもなかった。当たり前と言えば当たり前なのだが、大臣は不服そうにしている。

露子がエスデス将軍と共に食事をするとアカメ達に託けて、エスデスの部屋に籠っているのだ。

 

夕食の時間帯にも私とスサノオが警備につき、あとは羅刹四鬼のシュテンとゴズキが天井裏で警備をしていた。シュテンについてはかなり機嫌が悪いみたいだが、オネスト大臣に問い詰めることは未だにしていないようだ。

・・・シュテンにも最低限の理性はあったらしい。普段は無いに等しいけれども。

 

「確かに強引な手段をとりましたよ?でも食事を一緒にとらないほど拗ねるなんてあんまりですよ」

 

大臣、貴様全然懲りてないな?

私がそう思っているのが伝わったのか、スサノオも私に目配せして小さくため息を吐いた。

スサノオも少しばかり人間らしい仕草が増えたな。やはり子供たちの相手や兵士たちと一緒に過ごしている時間が多いからだろう。

 

「どう考えても親父が悪いぜ。強引すぎだろ」

「自覚はしてますが・・・」

「こうなった時の女はめんどくせぇからな。ささっと謝っておかねぇと長引くぜ」

シュラがオネスト大臣に呆れた様に発言した。あのシュラが大臣に意見するなんて・・・あいつも成長したのだな・・・

今まで周回した世界のほぼ全て成長度0で大体がラバックやこの世界にいない帝具使いに瞬殺されていたが、なんだかんだで常識を学ぶことができたらしい。これは良い傾向だと・・・

 

「大体よぉ・・・そういう時は無理やり襲うよりも、女が喜びそうなもん与えてりゃあ他の男のとこにいかないだろ?」

 

・・・ん?

 

「はぁ・・・そうですよね。つい嫉妬心が先んじてしまって失念していました」

「本当に惚れてるんだな。ま、男が金使いまくって貢いでりゃあ女なんて落ちるだろ」

「・・・ですねぇ、それじゃあまず貴金属でも買いこんで仲を修復しましょうか。どうせならオーダーメイドでネックレスとかにしましょうかね」

「ついでに高い店でディナーだな。機嫌が良くなりゃあそのままホテルに連れ込めるんじゃねェの?」

「そうですねぇ。では帝都でも有名な料理店の予約も入れておきましょうか。あとは洋服も買いましょうかね」

「ついでに下着も買っておけよ」

「あぁ、それはいいですね。色気のない下着ばかりですし」

「あいつ、押しに弱いからガンガン行けばころっと落とせるぜ」

「よし、とりあえず明日から頑張りましょうか」

「つっても、さすがにガキの姿で手を出すのはやめてくれよ。そこんとこも気を付けてれば落とせるはずだし、俺もそれなら問題はねぇ」

「ふぅ、少し計画とズレてしまいますが、数年頑張れば露子さんが私のものになるなら・・・」

 

 

あまりにも酷い会話に、私の中の何かが切れた

 

 

「お前たちは馬鹿かああああああああああ!!!!」

 

 

恐らく、この世界に生まれてきてから一番大きな声で私は怒りを込めて叫んだ。

天井裏にいたゴズキがそのまま部屋に落下し、シュテンも続いて落ちてきたのだが、驚いたのだろうか。いや、羅刹四鬼はどうでもいい

 

「いいから!オネスト大臣にシュラ!!そこに正座しろ!」

「な、なんですか、私に命令なんて・・・」

「おいてめぇ、何様のつも・・・」

「いいから!!!正座だ!!!!早くしろ!!!」

「私はこの国の大臣なんですよ」

「おい、親父になんて口を・・・」

「オネスト大臣!貴様の今の対応で露子を振り向くと思っているのか!?ふざけるのも大概にしろ!」

 

私が勢いよく言うと、大臣とシュラは顔を見合わせて、嫌そうにしながらも私の前で正座をする。

素直なことでよろしい

 

「さっきから聞いていれば貴様らはなんなんだ!宝石や服で女が惚れる?高いディナーに誘って機嫌をとる?揃いもそろって女の扱いが下手すぎるぞ!そんなんだからモテないんだよ!」

「なっ・・・」

「んだと、俺はこう見えて顔は男前なんだからな!」

「顔と体術だけしか貴様の利点はないぞ!」

 

私の一言でシュラがすぐに黙ってしまった。

なんだ自覚していたのか

 

「そんなことで女を落とせると思ったら大間違いだ!それ以前に貴様らは物で釣るな!愚直でかまわない・・・貴様らのような超絶かっこつけタイプの男はストレートに告白すればいい。何度玉砕しても諦めずに手を変え品を変えて諦めずにアタックすれば落ちる」

 

「・・・」

「・・・」

 

私が自信を持ってそう伝えたが、いまいち反応が悪い

 

「かっこいい姿やデキる姿なんてわざわざ見せなくてもいい。本音を出せばいいし、自分の弱さを見せたほうがいいと思うぞ」

 

「そっ・・・そんなのかっこ悪いだろ・・・」

「そうですよ!なんでそんな泥臭い姿を女性に見せなければ・・・」

 

「喝ッッッッッ!!!」

 

私が二人に叫び、深呼吸をした。

もうだめだ。これはやるしかない

 

「これから私がみっちりと恋愛について教えてやる!覚悟しろ!」

 




社員1「おうっふ・・・」
社員2「なんつーか、外伝か・・・」
ロッドバルト「次回は露子さんターンです」
社員3「やっとですか」
社員4「やっとアルね!」
ロッドバルト「ショタタツミさんとか早く出るかもしれませんね」
社員1「本当に逃げろ、まじで逃げろ」
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