氷雪の魔王と愉快な帝具使い達の話   作:椿リンカ

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以前にちょこっとコメントでありましたラバック君の話を書き下ろしたり、キャラクターの挿し絵などのおまけなどです。


【書き下ろし】おまけのおまけ【後日談】

【ナジェンダさんとラバックさん】

※ナジェンダさん視点

 

何度も繰り返された悪夢は去り、戦わずに国を変革することができた。

ひとえに、皇帝陛下がオネスト大臣と袂を別つことができたからだろう。

 

苦労も多かったし、暗殺されかけたこともあるが・・・暗殺機関に所属するはずのアカメの同胞たちが護衛してくれたおかげだ。

 

「国の情報やシステムも移行しつつある。あと数年はかかるが、民たちがよりよく暮らせる政治システムになるだろうな」

「ナジェンダさん、お疲れ様です!」

 

・・・この10年の間に、ラバックと再会した。

 

再会、はおかしいだろう。

ラバックは転生前の記憶は持っていなかった。

 

だが、こうして巡りあって、また私についてきてくれたのだ。

 

「軍も縮小されるか、運営自体が変わるだろう。ラバック、家に戻らなくていいのか?」

「いいんですよ。兄貴たちが後を継ぎますし。俺がいたところで実家の手伝いをやるぐらいですよ」

 

「そうか・・・」

「それに俺はナジェンダさんについていくって決めましたからね!どこにだってお供しますよ!」

 

何度繰り返しても、お前は変わらないな。

そんなことを言えるはずもないが・・・

 

「なぁ、ラバック」

「なんですか、ナジェンダさん!」

 

「もう少し落ち着いたら、一緒に暮らさないか?」

「・・・・・・えっ?」

 

なんとか恥ずかしさや照れを抑えて、ラバックに伝えてみた。平常心、平常心、平常心・・・落ち着け。焦ってはだめだぞ。

 

「あっ、あの、ナジェンダさん。一緒に暮らすって、あの」

「そ、そのだな・・・あの・・・」

 

私から伝えようと決めたが、いざとなると言葉が中々出てこない。

あまりにも恥ずかしすぎる。どうやったらいいんだ?!告白なんてエスデスたちはさらりとやっていたじゃないか!

 

わ、私にだって、告白できるはず・・・

 

「わ、私も、その・・・お、落ち着いて暮らす時期がきたというか・・・で、出来たら・・・・・・その・・・」

「ナジェンダさん、もしかしてそれは」

 

あ、駄目だ

恥ずかしすぎる

 

そう思った途端、気がつけば宮殿の執務室の窓から飛び降りて走っていた。

 

た、次こそは最後までいうからな!

私から告白するんだからな!見てろよ!

 

 

 

※おまけ※

 

露子「ナジェンダさん、また告白してなかったんですか・・・」

ラバック「ナジェンダさんが告白したいなら、俺は待つけど。めちゃくちゃ焦らされてるなぁ・・・」

タツミ「俺は応援してるぜ」

アカメ「私もだ。ナジェンダ将軍が告白するのを見届けたい」

 

××××××

 

【キャラクター画像】

 

★久多良木露子

作中軸のため、魔王として振る舞った後のオッドアイになっている。

服装自体は魔王になる前の普段着だが、タツミの姉として転生したあともジャージを好んで着ている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

シュラ「先生さんよ、いっつも芋ジャーきてダサイよな」

露子「ジャージって過ごしやすくて。汗かいても吸収してくれますし。それなりに温かいですし」

 

オネスト大臣「もっとスカートとか履きませんか?ミニスカートでガーターベルトとかオススメですよ」

チャンプ「馬鹿野郎!そこはふわふわのフリルスカートにかぼちゃパンツが正義だろ!ニーハイつきの絶対領域があれば、なお最高だ!」

シュテン「ふむ、ロリだったら彼シャツならぬ彼胴着を着せたんだが・・・下着は無しがいいな。いやまて、ロリなら胸に絆創膏も有りか」

 

露子「性癖で勧めないでくれません・・・?」

シュラ「ほんとそういうのやめろよ・・・」

アカメ「本当に気持ち悪いな」(便所蟋蟀をみるような視線)

スズカ「その視線、最高ね。私にも向けてほしいぐらい・・・!」

 

 

★ロッドバルト・ナーヴェ・シューリピアカ

【氷雪の魔王~】シリーズ他、アカメが斬る!二次創作の連載作品で大体出演している舞台装置。

チート臭いのは舞台装置の役割のため。

前書きや後書きで狂言回しを担当したり、作中で引っ掻き回したり、なんだかめちゃくちゃキャラクターが勝手に動く。

動くというか、本当に意図しないときに動くので修正したり方向性ごと変える羽目になる。

 

通常モード

 

 

【挿絵表示】

 

 

プライベートモード

 

 

【挿絵表示】

 

 

人間擬態モード

 

 

【挿絵表示】

 

 

社員1(イウリアーノ)「は?久々に呼ばれたと思ったら、なんで社長の挿し絵三連発なんだよ。まじおこ」

社員2(パウルス)「なんで主役の露子差し置いて差分あるのか意味不明。訴訟不可避」

社員3(蓮華輪廻命)「どれだけ出番増やせば満足するんですかね。目立ちたがり屋というか自己顕示欲強すぎじゃないです?」

社員4(内藤結月)「朕たちの出番までもぎとっていくアルし、ほんと最低アルな」

 

ロッドバルト「社長に対しての反応じゃないですね?」

 

社員1「いや、本気で社長の出番多過ぎっすよ」

社員2「自重したらどうです?」

 

ロッドバルト「世の中に溢れている神様転生のテンプレートと比べたら微々たるものじゃないですか」

 

社員3「全世界の神様転生を敵に回してますよ、その発言」

社員4「さすが社長、敵を作ることだけは上手いアル」

 

社員1「そもそもなんで社長の差分がこんなに・・・」

ロッドバルト「別の機会で差分が増えたので、ついでです。」

社員2「ついでが許されるなら自分たちも立ち絵ぐらい欲しかったな・・・」


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