caffe "S.C.H.A.L.E" オープン計画!!   作:眞空

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!本シリーズにおける連邦生徒会とシャーレの運営体制についてのお話です。過去イベの「D.U.シラトリ区 復旧作業」のキヴォトスとはパラレルワールドで物語が進んでいるとお考え下さい。

内容としては長いし楽しくないので正直読まなくて大丈夫ですが、気になる方はご一読ください
第2幕でストーリー自体は進んでいきます。気ままに期限までに投稿いたします。→嘘です、大嘘です、第二幕が長くなりすぎてかつ時間が十分に取れなくてまだもう少しお待ちください…

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@SINNKUU_writer


第二幕 上 シャーレと連邦生徒会の今

ーーーー第2話第1幕:シャーレと連邦生徒会の今ーーーー

 

 先生がこのキヴォトスに来た当初と比較して、シャーレおよび連邦生徒会の運営体制は改善された。

 

最終決戦におけるカイザーによるサンクトゥムの乗っ取り、虚妄のサンクトゥム攻略戦がキヴォトスに及ぼした物理的被害は甚大でこそあったが、これらは現在では完全に復旧されている。しかし、行政システムについては、ついぞ元通りになることはなかった。

 

 プレナパテス決戦を終え、最終決戦を乗り越えた直後、一時的に大きな被害を受けた行政機能の麻痺が問題となった。決戦直後の連邦生徒会が万全の体制を取り戻すためには、サンクトゥムタワーの再建設、カイザーによって荒らされたPC等事務用品と各種システムの復旧、そして職員の復帰支援および拡充が必要であった。しかし当時の厳しい状況において、これらを短期間でスピーディーに実現することは不可能と判断され、連邦生徒会の機能を一時的にそのまま全部シャーレに移すこととなったのだ。なお、基本的に無事であったシャーレオフィスのを拠点としてシャーレもとい連邦生徒会は活動していた。

 

 シャーレはその超法規的組織としての立場から、法律で定められた復旧工事や物資の手配についての煩雑な手続きをスキップすることが可能であったため、一刻も早いキヴォトスの復旧のために丁度良かったという事情もある。

 

 連邦生徒会がシャーレとしてキヴォトスの復興事業を開始してからというもの、復興は迅速に進んだ。シャーレの先生がアロナ・プラナのサポートのもと陣頭指揮を行い、連邦生徒会メンバーだけでなく各学園も率先して物資および労働力の提供を行ったため、約1か月でキヴォトスは必要最低限の機能を取り戻すに至った。同時にサンクトゥムタワーもカイザーの全面的な援助により復活を遂げ、連邦生徒会はその拠点をサンクトゥムに戻した。しかし、キヴォトスの復興は無論完全には終わっていないため、復興事業についての連邦生徒会窓口はそのままシャーレに残されることとなった。

 

 そうしてそこから約2カ月が経った頃、例のカヤの反乱が起こった。生徒会長失踪事件以降高まっていた連邦生徒会への不満に加えて、復興事業中の臨時シャーレ含め、先生率いるシャーレが優秀すぎたことで対照的な連邦生徒会への反感が高まっていったことが発端となった。

 

 事態はカヤ自身の人望・能力不足に加えシャーレの先生の活躍により鎮静されたのだが、この一件が決定打となり、連邦生徒会およびシャーレの運営体制が抜本的に見直されることになった。

 

 連邦生徒会はその業務フローの遅さを見直すこととなり、その過程で個別の案件に対応するまでの各種法令の確認や、面倒な書類作業などの存在がその根本原因であると考えた。

 

 キヴォトスでは日々実に多種多様な事件が発生する。ヘルメット団関連、怪獣の襲来、カイテンジャー、汚職、闇バイトなどなど、対処にあたる行政にとってはたまったものではない。そしてこれらのどれに対応するにしても、法令に則った一定の手順をこなす必要があるのだが、シャーレにはその点迅速な行動が可能であるという優れた点がある。

 

 今までも非公式な形でシャーレに業務を依頼することは多かったのだが、これを機に、本格的にシャーレを行政組織として運用しようということになり、広義での治安維持を新制シャーレが担うことになった。

 

 今後シャーレは今まで通り迷い猫の捜索や喧嘩の調停、様々な市民生徒の悩みごとの対応を、その規模を大幅に拡大しながら行いつつ、新たに簡易犯罪(といってもキヴォトス基準では強盗や小規模な襲撃なども含む)の捜査およびその鎮圧、そして度々襲来する巨大怪獣及びその他の重大な脅威に関する全ての対応を執り行うこととになる。

 

 この変更についてシャーレの先生は会議中

 

「これ・・・本格的に私過労死しない?目覚めたら冥界にいたりしない?・・・」

 

 と口にしていたものの、そこにはある種冗談めいたニュアンスがあり、シャーレの先生としてはこの変更についての異議はないらしい。むしろ、念願がかなったかのような反応であった。

 

 先生曰く、もともとキヴォトスで起きている各種犯罪や市民生徒の不満について、シャーレとして・・・つまり先生として対応する限界をひしひしと感じており、特に全ての生徒に手を差し伸べることが物理的に不可能であった現状を憂いていたそうだ。

 

 ただ、「憂いていた」という表現より、割と真面目に忸怩たる思いを抱いていたと言う方がより先生の心情を正確に描写しているのだろうと、普段の先生の言動からは察せられる。

 

 というわけで、シャーレ機能が大幅に拡張され、事実上の何でも屋から正式なやっかいごと対策組織として新生シャーレは再スタートを切ることとなった。

 

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 ここからは今回の本題である組織運営体制の変化に伴う建物関連の話に移る。

 

 先述のとおり、連邦生徒会はその本拠をサンクトゥムに移しているが、シャーレはシャーレのまま存在している。ただこれら2組織が今まで以上に密接に連携していくうえで、30kmというそれぞれの本拠地の隔たりが懸案となった。

 

 そこで連邦生徒会はカヤの一件以来撤退したカイザーが残したビルに目を付けた。カヤの反乱が失敗に終わり、カイザーは連邦生徒会およびシャーレによる追及から逃れるため、D.U.に置いていた表向きはクリーンなカイザーの一部署であるが、その実非合法業務も行う裏工作の関連部署の引き上げを行い、残されたビルはもぬけの殻となっていたのだ。

 

 連邦生徒会およびシャーレはこのビルを入手し改装を施し、「シャーレD.U.支部」として運用することを決定、各学園から有志の支援を受け、こちらも約1か月で施工を完了した。その際連邦生徒会の一部職員がシャーレに異動となり、さらにシャーレ職員が大幅増員されることとなった。結局シャーレ職員の数は連邦生徒会職員数の役55%程度まで上ることとなった。

 

 現在ではシャーレはもとからあった「シャーレ本部」と「シャーレD.U.支部」の2拠点体制で活動している。ちなみに、「シャーレD.U.支部」が重大案件や行政案件を扱い、「シャーレ本部」が今まで通り生徒のサポートや市民のリクエストの処理等を行っている。

 

 シャーレの先生は日ごとに両オフィスを行ったり来たりする生活をしており、当番生徒も両オフィスに先生を手伝いに来ている。実は先生は「シャーレD.U.支部」での当番の実施を生徒の負担の増加を考え渋っていたのだが、過去先生のお手伝い業務を行ってきた”全”学園から、「ぜひやらせてくださいお願いします!!!」という内容の業務連絡が飛んできたため実施することとした。先生としては生徒に仕事に縛られないような自由な時間を過ごして欲しいらしく、段階的にシャーレでのお手伝いを廃止していこうとしているようだが・・・まあ、当番制が無くなることは先生の在任中未来永劫ないだろう。

 

 なお、重ねて余談であるが、先生は両オフィスの行き来のために社用車を用意することとなった際、行政官から車についてのリクエストを尋ねられ、少し悩むそぶりを見せつつ、こう答えたらしい。

 

「ん~~そうだね・・・仕事のこととか考えたら積載量とか燃費とか大事なんだろうけど・・・先生ねぇ、この前みたいな有事の時にさ、こう、先生を守るパワードスーツ兼支援メカになる・・・そんなすっげえ車ほしいんだよね。いつも生徒のみんなにばっかり戦ってもらって申し訳ないなぁって思い続けてきたし、こう、先生もあの怪獣たちを拳でぶっ飛ばせるような力が欲しいんだよね!」

 

 ・・・結局シャーレには連邦生徒会エディションのワンボックスカーが複数台配備されることとなった。なお、先生の最後の望みであった車が喋ってほしいという願いはミレニアムによって叶えられ、先生もとても満足しているようだ。

 

 現在はシャーレD.U.支部誕生からまだ1か月であり、シャーレD.U.支部では、未だ職員用の食堂の充実や各種休憩・娯楽スペースの整備といった労働環境面の構築がまだできておらず、必要最低限の事務処理機能しか備えていない現状がある。当然職員からは今後改善がなされることは承知しているが、速やかに改善してほしいとの声が多く上がっていた。

 

 そんな複雑な経緯があり、先生はシャーレD.U.支部にカフェをオープンしようと考えているのである。幸い先生のいるメインオフィスフロアの上階はまだ手付かずで空いているため、マコトがいうように天井をくり抜く必要もない。シャーレ本部にはカフェがあるから、その2号店としてオープンするなら運営についても前例があるためハードルも低いだろう。

 

 そんなもろもろのことを考え、先生はリンちゃんたち連邦生徒会メンバーとの議論のため、新たなカフェオープンの提案書兼企画書の作成に移るのであった。シャーレD.U.支部は連邦生徒会と密接に連携するという性質上、今回のような大規模な事業を行う際には事前に連邦生徒会との会議を開くのがルールとして定められている。やはり課題となるのは資金面の問題だ。ある程度の出資は見込めるものの、未知数すぎて不安でしかない。しかし先生は「とりあえずやってみようか、別に時間がかかったって問題ないもんね」と、書類の作成に指を走らせるのであった。

 

 ーーーー第二幕に続くーーーー




今回話が楽しくない説明回なので著者一人語り

ブルアカってメインストーリーで語られていない部分こそ面白いはずだと思いませんか?たとえば先生って絶対サオリとかとこっそりご飯食べに行ったり、リンちゃんたち連邦生徒会メンバーとカフェで息抜きしたり、一人深夜のシャーレで先生がお酒をたしなんだり、絶対そういう幕間の物語があるはずです。

そういった幕間の透き通る青春プラスアルファの日々にこそ、ブルアカという世界の本来のあり方としての美しさを詰め込めるのだと思うのです。そんな幕間の物語を感じたいと思って、小説執筆なんかまったく慣れていないのにこのシリーズを始めたわけなのですが、やっぱ公式設定が大味な部分があるので難しいですね。

独自解釈とか設定を用意して辻褄を合わせないといけないんで、その辺二次創作をされている作家の方々独自の良さが現れるポイントになっていて、ブルアカ小説は深いなぁと、自分で書いてみてわかる楽しさがありました。

さて、みなさん、私の勝手な希望なんですけど、サオリと先生がおいしいものめぐりする中長編シリーズが読みたいのですが、どなたか書いてくださったりしないでしょうか?え、やっぱり自給自足しなければならないのでしょうか?願いというものは虚しいですね…
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