あらすじ
一夏誘拐されかける!
何やら変な単語が・・・
IS学園の医務室で
上村「先生・・・一夏の容態は?」
医者「君が早めに心肺蘇生してくれたから身体に後遺症は無いよ・・・ただあの溶液のせいで恐らく仮死状態にされていたんだろう。」
上村「そうですか・・・ありがとうございます、面会出来ますか?」
医者「出来る、なんなら今からするか?」
上村「お願いします。」
〜上村移動中〜
一夏「あ!上村さん!お見舞いに来てくれたの?」
上村「ああ、元気そうだな一夏。」
上村「そっちは・・・・大丈夫そうじゃないな。」
帽子を深く被りながら言う。
その視線の先には身体中に包帯を巻いたセシリアと鈴が居た。
鈴「上村さん!?へ、平気よこんなの怪我のうちに入らないわ!」
セシリア「上村さん!?これくらいかすり傷ですわ!」
だかそう言って騒いだせいで・・・
鈴「イタタタ・・・」
セシリア「っつ〜〜〜!」
上村「はいはい、強がらないの。
まだ傷は癒えてないだろ。」
そう言いながら強がる二人に差し出したのは・・・
鈴「薬?」
セシリア「上村さんこれは?」
上村「これはな、俺のクライアントが二人に合わせて作ったて言うナノマシンの塊だ、まあ簡単に言えばこれ飲んで寝てたら治るって訳だ。」
鈴「ま、前から思ってたけど上村さんの雇い主って何者なのよ・・・」
上村「まあ、そう言う事だから、俺は自室でISの調整でもしてるから何かあったら連絡してくれ。」
セシリア「分かりました・・・上村さん今回はありがとうございました。」
そう言ってお辞儀をするセシリア。
上村「あのなぁ、今回お前ら二人を助けたのはラウラとシャルだ。礼を言うならあの二人に言えよな?じゃあな。」
鈴「あ、待って・・・行っちゃった。」
セシリア「上村さんって本当に欲がありませんわね。」
鈴「まあ、そこがカッコイイ所なんだけどね。」
鈴「あーー!訓練して力を付けたいけど・・・」
セシリア「私達の機体のダメージレベルがCを超えてますから、できませんね。」
鈴&セシリア「「はぁ~~~・・・不甲斐ない。」」
因みに個人トーナメントはタッグトーナメントに変更になりひと悶着あった事はまた別のお話。
上村と一夏の部屋
ガチャ
上村「さてと・・・グウッ」
いきなり胸を押さえてうずくまり、苦し気な声を漏らす上村。
その時の髪の毛には雷の様な黄色が沢山入っていた。
戦争の悪夢『マスター・・・私には何も出来ないので・・・耐えてください。』
上村「グアッ!・・・はぁ・・はぁ・・・分かっている・・・ぞ。」
その自身のISの言葉に大粒の汗を浮かべながら答える。
上村「ウグウウウウウウウウウウウウ!!!」
近くにあった布を嚙み必死に何かをこらえる上村。
しばらくした後
上村「・・・まさか・・無意識のうちに起動させていたのに関わらず乗っ取ろうとしてくるなんて・・」
先ほどまでの様な黄色の髪は薄くなり上村本人の呼吸も元に戻ってきた。
上村「汗でべちゃべちゃだ・・・シャワー浴びるか。」
そう言って上村はシャワー室に入っていった。
そして時は流れタッグトーナメント開催日
対戦相手を決める抽選が終わり第一試合からとんでもない相手だった。
上村「初手からあいつらか・・・」
その視線の先には『織斑一夏&上村戦道VSラウラ・ボーデヴィッヒ&シャルロットデュノア』と書かれていた。
一夏「そう簡単にはいかなさそうだね。」
上村「まあ・・・やるだけやってみるさ。」
一夏「そうだね。」
いよいよタッグトーナメントが始まるという時の観客席の一角はどす黒いオーラでいっぱいだった。
???「ケヒッ・・・お兄ちゃん・・・もうすぐ会えるね・・・何て言うだろうな~!あの時みたいな顔をしてくれるのかな?」
???「そうですな・・・我々の最高傑作ですからどんな反応を見せてくれるのかとても興味がありますよ。」
その頃の国の代表たちの部屋では
???「彼が彼女を・・・是非とも欲しい、計画に抜かりはないな?」
???「ああ。実行に移す為の金も人もある・・・失敗させる出ないぞ。」
兵士「「「「はっ!!!」」」」
そこでは幾つもの悪意が折り重なり静かに牙を研いでいた。
アリーナで
ラウラ「まさか初戦で合うとは思いませんでしたよ。」
シャルロット「そうですね!」(顔を赤くしながら。)
上村「こっちもだよ、二人共。」
一夏「・・・行くよ二人共。」本心『上村さんは僕のだ!!!!』
ラウラ「よしどんとこい!」本心『違う!私達のだ!!!』
戦いの幕が今上がった。
初手から全員本気で行っていた。
上村はラウラに向けて牽制として8,8cm重機関銃を乱射しAICを使わざるを得ない状況に持ち込んだ。
因みに一夏はシャルロットの戦法『
一定の規則性が存在しないその戦法に苦戦を強いられていた。
だが・・・
ラウラ「ようやく捕まえたぞ!夫よ!」
上村「やべっ!」
その時のラウラの左眼は金色に光っていた。
ラウラ「幾ら夫といえどもこの
ここで説明しよう!
超感度の目(ダサい)通称HSEは元々ラウラが埋め込まれた疑似ハイパーセンサーの拒絶反応でずっと起動状態だった物を上村が調整し強化した物がこれ、簡単に言えば強化型ハイパーセンサーだ!!!
AICで動きを止めたところに60口径レールガンの引き金を弾倉が空になるまで撃ち放ち上村のISのシールドエネルギーを減少させていく。
ラウラ(もしかしたら勝てるかも知れない!)
ラウラ「このまま押し切る!!!」
上村「・・・確かにこのままでは一方的だな・・・そいつをよこせよ!!!」
戦争の悪夢『単一能力発動、対象の能力を鹵獲しコピーします。』
その瞬間・・・折り重なった悪意がラウラと上村を襲う。
「・・・汝に力を授けよう。」
ラウラ(何だこの声は!) バチッ 「?」
バリバリバリバリ!!!!
Damage Level・・・D
Mind Condition・・・Uplift
Certification・・・Clear
〈Valkyrie Trace System〉・・・boot
ラウラ「うあああああああああああああああああ!!」
丁度そこに上村の単一能力が宿った腕がラウラのISシュヴァルツェア・レーゲンの装甲を握った。
上村「なっ!?」
戦争の悪夢『対象の変化を確認、鹵獲から簒奪に変更、対象の能力
上村「VTS!?グアアアアアアアアアアア!!」
先程の能力を簒奪したからか上村のISからはスパークが起き上村の絶叫が響き渡っていた。
その時観客席の一角で
???「ケヒッ!お兄ちゃんのISはプロテクトが固いから中から攻略していくよ・・・VTS起動確認!ケヒヒッ!祭りの始まりだ!」ポチッ
???「一応逃げましょう、怪しまれないためにもね。」
???「ケヒッ・・・もっと見ていたいけどその方がいいね。」
国の代表たちの部屋で
???「彼はISが暴走しているようだ・・・今が好機。」
???「左様、今こそ彼を奪取するのです!」
兵士「「「「はっ!!!」」」」
その頃のアリーナで
上村のISの放電が急に収まり上村の声も聞こえなくなった。
一夏「・・・上村さん・・・大丈夫ですか?」
シャルロット「ラウラ!大丈夫!?」
ラウラ「すまない・・・私にも何が何だか。」
膝を突くラウラを心配してシャルロットがラウラに駆け寄った。
一夏が身動き一つしない上村の傍に近づいて行ったが・・・
ウィーーーーン
戦争の悪夢『再起動終了・・・一部システムオフライン。』
いきなりモーターの駆動音がしたと思うと彼のIS戦争の悪夢がスピーカーでしゃべり出した。
戦争の悪夢『オフラインのシステム起動・・・クライアントからの任務を受託、”
ダメージレベルーーーD
SEーーー30%
SE再充填ーーー成功
操縦者の思考誘導ーーー失敗
操縦者の脳波に異常あり・・・代替案として操縦者保護の為疑似人格に協力要請ーーー成功
出力を上げて思考誘導を実施ーーー成功
簒奪した新システムによる介入を確認・・・破壊者強化のため統合ーーー成功
破壊者起動ーーー成功』
一夏「何言ってるのこれ・・・」
シャルロット「破壊者!?まずい!皆を逃がさないと!」
ラウラ「おい!今すぐうちの隊をIS学園に送れ!何!理由だと!コードレッド発動だ!これでいいだろう!!!今すぐ来い!」
一夏「?」
シャルロット「何ぼさっとしてるの!?今すぐにそれから離れなさいと!!後織斑先生に連絡して!!」
一夏「え?」
並々ならぬ二人の剣幕に一夏は理由もわからずに取り敢えず織斑先生に連絡する。
織斑先生『どうした。』
ラウラ「コードレッド発生!今すぐに観客席から観客を避難させろ!じゃないと大勢死人を出すぞ!」
織斑先生『どういうことだ・・・何で今電話をかけて来るんだあのバカは・・・少し待て。』
その後しばしの沈黙の後織斑先生の焦った声が聞こえてきた。
織斑先生『分かった今すぐに対応しよう。』
そうこうしているうちに上村のIS戦争の悪夢の装甲が何処か古びた様になり顔の装甲は右のカメラアイには大きな傷が入り、腕には大きな棘の様な物が付き、背中に大きなマントを出現させ、今までに見たことのない銃を出現させた。
上村?『クライアントからの任務を遂行する。』
シャルロット&ラウラ「「ヤバい!!!!」」
次の瞬間上村?は凄まじい速さで一夏の後ろに移動し腕についている棘で殴りつけた。
一夏「ウアアアアアア!!!!!」
何とその一撃でISが待機形態にもどってしまった。
先程まで試合をしてSEが減っていたとはいえ8割は残っていた。
それなのに一撃でISを展開限界まで追い込むこの攻撃力の高さにシャルロットとラウラは絶望した。
上村?『人数差があると判断・・・来いAnnihilator。』
[よーし!行くぞ!]
恐らく人数差を埋めるために呼んだとされる戦車を横目にしながらラウラは上村に向けてAICを使う。
ラウラ「私は夫の相手をする!シャルロットはその戦車を相手してくれ!」
シャルロット「分かった!!」
こうして死ぬ物狂いな戦闘が幕を上げた。
まずはシャルロットを見てみよう。
シャルロット「行くよ!」
そう言って30口径アサルトライフルガルムを連射するがAnnihilatorは砲が三つもあるという何ともヘンテコな見た目だが重戦車であるため、たかだが30mmの弾に装甲を貫徹する事は出来なかった。
ガルムで有効打を与えることは無理だと理解したシャルロットはすぐさま60口径パイルバンカーグレースケールに変更し、攻撃を仕掛けた。
ガギン!ガギン!ガギン!
火薬が無くなった薬莢が地面に落ちていく。
だが肝心の攻撃相手はそこまでの被害はなかったようだ。
[燃料漏れだーー!発動機から煙上がってるぞ!履帯が破壊されました移動できません!]
[履帯修理完了!今だ撃て!]
シャルロット「うわわわわわ!!!」
シャルロットは
シャルロット「やってくれたね・・・これでも食らいな!!!」
そう言って撃ち放ったのは・・・
[ミサイルだーーー!!!]
シャルロットが手に持っていた武器はまさしく上村の持つ武器の162mmATGM発射装置だった。
それから発射されたミサイルによりAnnihilatorの弾薬庫は耐久性が0になり誘爆してAnnihilatorを完膚なきまでに破壊した。
[この車両はもうお陀仏だ!さっさと脱出するんだ!]
シャルロット「私の勝ちだね。」
その直後ズタボロのラウラが吹き飛ばされてきた。
ラウラ「ガハッ!!」
口から血を吐きISは展開限界で消失した。
上村?『何だ、もう破壊されたのか・・・まあいい、後は俺がやる。』
その時ラウラの通信機から連絡が来る。
『隊長!我々は現在米国所属のIS達と戦闘中!すぐさまそちらに向かえません!』
ラウラ「クラリッサ・・・すまない・・・私はもう手加減出来そうにない。」
『隊長?隊長!!!やめてくださ』 ブツッ
ラウラ「・・・行くぞシュヴァルツェア・レーゲン。」
消えたはずのシュヴァルツェア・レーゲンが出現した。
シュヴァルツェア・レーゲン『了解、簡易破壊者モードを起動します。』
直後ラウラの銀髪に黄色が少し入っていく。
ラウラ「私は・・・負けるわけにはいかないのだ!!!」
上村?『俺のまがい物か・・・破壊する。』
二人の破壊者が激突するかというとき。
一夏「・・・溜まった!行くぞ!!!」
ドゥン!!
上村?『!』
ラウラ「!?なぜここに来た!一夏!」
一夏「上村さーーん!!!!!元に戻ってーーー!」 ズバ!
そう言って上村の少ない隙を付き零落白夜で上村のISのSEを0にする。
ガシャアアアン!
上村?『グアアアアアアアアアアア!!』
戦争の悪夢『SEーーー1%再充填を開始・・・失敗
原因を特定・・・思考誘導が失敗・・・エネルギーバイパス・・・切断・・・破壊者継続不可能・・・破壊者停止します。』
戦争の悪夢の装甲が元に戻り破壊者は停止したが・・・
上村?「クソッ!まだ暴れたりねぇんだよ!!!グアッ!今の体の持ち主は俺だ!黙って従え!!!」
一夏「上村さん!帰ってきてください!!!!」
ドックン
戦争の悪夢『・・・操縦者保護のため・・・強制停止します。』
ギュウウウウウンン
戦争の悪夢は既にSEは0は近い詰り展開維持限界に到達したので消失し中から髪を黄色に染めた上村が出てきた。
上村?「グアアアアアアアアアアア!!・・・はぁはぁ・・・一夏。」
一夏「上村さん?」
上村「暫く・・・お別れだ。」 パァン!
そう言って上村は自分の拳銃で胸を撃ち抜いた。
一夏「・・・え?」
戦争の悪夢『・・・操縦者のバイタルサインが消失、緊急起動、単一能力起動、患者を確保。』
先程確かにエネルギー切れで消失したはずの戦争の悪夢が起動し上村を内部に入れて棺の様に変化し動かなくなった。
一夏「・・・・・上村さん?え?・・・・上村さん!!!!」
雲一つない晴天に一人の少年の絶叫がこだました。
怪我人324名 重傷者5名
生死不明者1名
それが今回の事件の被害だ。
いかがでしたでしょうか?
今回は主人公の上村が死にました・・・まあこんな所でこのまま死なすわけないんですけどね。