ヘイロー持ち男子生徒の過去を知った結果   作:縁の下の焼き鳥

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ブルアカの曇らせ描きたくて勢いで作っちゃった……。
過去がエゲツないキャラって良いよね?


1話 洗いざらい話さなきゃ良かった

 

 

 突然の事で困惑するかもしれないが、人は誰かにバレたくない過去とかが少なからずあると思っている。当然俺だって人にバレたくない過去はそこそこ持っている。

 

 普通の人なら、例えば気持ち悪い告白をしてフラれた事があるとか、そういう時期があったせいで当時の自分そのものが1番バレたくない過去だったりと、大小問わずに何かしらのバレたくない過去ってのはあると思う。

 

 別にこれは悪い事でもないし、さっきも言ったように俺だってバレたくない過去があったりする。

 

 寧ろ俺としてはバレなきゃ別に今まで通りで良いし、バレたらバレたで洗いざらい話して、聞かれたら深掘りとかしていくし、都合が悪くなったら逃げるタイプなんだよね。バレた時点でどれだけ隠そうとしても無駄だって分かっちゃってるし……。

 

 ……だけどその考え、正直今になって少し、いやかなり後悔してる自分がいる。これからは考えを変えて、何でもかんでも洗いざらい話したりしないようにしていこうと思う。

 

 ん?何でいきなり考えが変わったのかって?

 

 それはねぇ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「先生、お願いがあります」

 「ん?何かな?」

 「助けt──」

 「ちょっと無理かなぁ……」

 

 

 俺の過去を知ってしまったせいで右腕にホシノ、左腕にはアリス、そして俺の脇に腕を通してガッチリとホールドしてるサオリ。しかも俺が逃げ出さないよう周りには対策委員会、ゲーム開発部、スクワッドが包囲してて、俺はシャーレで椅子に座らされて完全に拘束されてたからです…… 。

 

 

 「うへぇ、また前みたいにみんなに黙ってどっかに行っちゃったら大変だからね〜。……今度は何処にも行かせないから。これからは私が守るから

 「アリス、分かりました!こうしていればアキトは何処にも行きません!……だからお願いです、もう何処にも行かないでください……」

 「すまない、私は……お前の過去を知らなかったとはいえ、酷い事を言ってしまった。だから、これからはお前が戦わなくて良いよう、私がお前を守る。そしてお前を独りにはさせない」

 

 

 全員の目が怖すぎて、最早逃げようとする気すら失せるのですが……。

 

 

……………

 

 

 俺、神宮司(じんぐうじ)アキトは現在、一応シャーレ所属の生徒として先生と一緒に働かせてもらっている。

 

 シャーレ所属前の俺は、野良犬の様な生活を送ってた。路地裏でゴミ箱を漁ったりして食える物を取ったりとか、金を貰う代わりに何か危なげな仕事とか依頼をこなしたりとか、そういった生活を少ししていた。

 

 そんな時にシャーレに赴任したばかりの先生と出会い、最初は俺を保護?的な形で迎え入れてくれた。後から色々聞かれて、住む所も碌な食事も取れてない事を知った先生が俺を住み込みでシャーレに所属して働く事を提案してくれた。

 

 当時の俺はそれはもう超が付く程の荒れてた時期だったから先生の事を警戒してたけど、今じゃこうしてシャーレ所属の生徒?として日々毎日働いてるよ。主に戦闘員としての成果が大きいんですけどね……。

 

 それから俺は先生と一緒にアビドス、ミレニアム、トリニティといった自治区に赴いては、そこで出会った生徒達によって起こし起こされたトラブルに巻き込まれながらも事件や問題を解決して来た。

 

 どれも印象に残る出来事ばかりだった。突然居なくなったホシノを対策委員会と一緒に救出したり、ゲーム開発部とC&Cと共にアリスを救いに行ったり、バシリカで囚われているアツコを助ける為にスクワッドと共にアリウスでベアトリーチェと戦ったりと、こうしてまとめると短くはあるが、中身はどれもとても濃い内容ばかりだったな……。

 

 カイザーとのいざこざが終わった後は、時々対策委員会から飯の誘いが来たりするし、アリスとか才羽姉妹達にゲーセンとかに連れ回されたりした。コイツらに限らず縁のある生徒とかはまだ居るんだけどな。

 

 ハハハ、俺も知り合いが多くなって嬉しいぐらいだよ。これからもこの繋がりは大事にしていきたいな!

 

 ハハハハハ……。

 

 

 ……そろそろ現実逃避もこれぐらいにするか。

 

 あっいや、現実逃避とは言ったが、だからといって何もさっきの俺の言葉が嘘だという訳じゃないからな?本心だからな?これは確かな事だぞ?

 

 取り敢えず、俺の悩みとなる出来事の発端を話していこうと思う。それは、バシリカ でベアトリーチェとの戦闘後の事だった筈だ。

 

 散々イキがってた癖に数の暴力には流石に膝をつくしかないようであり、最早勝敗は目に見えていた。完全に俺達の勝利。ザマァ見やがれってんだよ。

 

 無事にアツコも救えて一件落着──にはならなかった。

 

 らしくもない気合いで動いたのか、俺達が気付く前にベアトリーチェはいつの間にか隅にあった謎の機械を起動していた。機械が起動した瞬間、どういう訳か俺のも含めたスマホの画面からベアトリーチェの声が聞こえてきた。

 

 最後の悪あがきにしては随分と地味だなと思った。

 

 ──スマホから聞こえてくるベアトリーチェの語る内容を聞くまでは。

 

 その内容は……俺がシャーレに所属する前、正確には俺が路上生活をする更に前の話だった。

 

 いや〜とんだ土産をくれたと思うよ。というか何処でその情報手に入れたんだよって思ったさ。先生達にバレたらバレたで洗いざらい話そうかなと思ってたらまさかこんな形で俺の過去がバレるとは思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──しかもキヴォトス中のスマホやテレビといった機器を通して俺の過去をバラしてるなんてさ。




そのキャラクターの過去や境遇を知る事で曇らせという栄養が得られるってホントに素晴らしいと思う。
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