ダイバーは透き通る世界で何を成す   作:余楽

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どうも余楽です
お気に入り登録して下さった方々ありがとうございます!

今回のストーリーはホシノ視点も頑張って書いてみました。皆さんの解釈に一致するかは分かりませんが楽しんでもらえたなら嬉しです

アルの…アルの解釈が難しい書いていてこれで合ってるのか分からないから不安でしかないタスケテ


12話:当たり前の日常

 

 

ーーーーーーーーーー次の日ーーーーーーーーー

 

 

ブラックマーケットの闇銀行襲撃から翌日、先生とキリュウはいつも通り仕事を片付けた後、今日も今日とてもアビドスは暑いので道中のコンビニ寄り飲み物をホシノ達の分も買って学校に向かったのだが。

学校に着いたのが、シロコ達の姿が見えないので珍しいと思いながら部室へと向かい部室のドアを開けるとそこにはノノミに膝枕してもらっているホシノがいた

 

 

「おはよ〜、先生、キリュウ〜」

 

「先生、キリュウさん、おはようございます。今日は早いですね?」

 

"ごめんね、ホシノもしかして寝てた?"

 

「いや〜平気だよ〜。うへ〜、ノノミちゃんの膝枕は柔らかくてサイコーなんだよー私だけの特等席だもんね〜」

 

「先生もいいかがです?」

 

 

ノノミがそういうと自身の太ももを先生に見せ膝枕に誘うが先生は、少し悩んだ末に断った

 

 

"……遠慮させてもらうね"

 

「おい、先生なんだ今の間」

 

「ダメだよ〜。先生〜ここは私の場所なんだから、先生はあっちの座り心地の悪そうな椅子にでも座ってね〜」

 

「私の膝は先輩専用じゃないですよう……」

 

 

微笑ましい光景に先生は微笑んでいた

借金に追われ余裕がなかったからこそホシノ達の子供らしい仕草を見せる事は無かったが今は違う年相応にノノミ甘えているホシノを見れた事に自然と安心していた

すると、ホシノのはノノミから離れ大きく背伸びをした後、話し始めた

 

 

「よいしょっと。ふあぁ~、みんな朝早くから元気だなぁ」

 

「のんびりできるのは久しぶりですから……今はみんな、やりたいことをやってるんでしょうね。んー、シロコちゃんはライディングでしょうし、アヤネちゃんは多分勉強しに図書館でしょうか……」

 

「ノノミちゃんは学校の掃除と教室の整頓をしてくれたよね〜。うへ、みんな真面目だな〜」

 

"ホシノは何かしてないの?"

 

「うへ~、私は当然ここでダラダラしてただけだよー」

 

 

先生とノノミは何となく分かっていたっといった顔をしていたがキリュウだけは何故か、それがーーー()()()と確信した

そう思った事に大した理由も確証もない。

何故、そんな事を確信したのかさえ理解は出来ていない

そんな事を考えている間にも会話は進んでいた

 

 

 

「先輩も何か始めてみてはどうでしょう? アルバイトとか、筋トレとか」

 

「無理無理〜おじさんは年齢的に無理がきかない体になっちゃったもんでねー」

 

「歳は私とほぼ変わらないですよ?」

 

「うへ~。とにかく先生とキリュウも来たし、他のみんなもそろそろじゃない? そんじゃ、私ゃこの辺でドロン」

 

「あら先輩、どちらへ?」

 

「うへ、今日おじさんはオフなんでね。てきとうにサボってるから、何かあったら連絡ちょーだい、ノノミちゃん」

 

 

そういって、ホシノは部室のドアを開けて部室を出て行った

考えに耽っていたキリュウだがホシノが出て行ったのを見てある事を思い出し声を上げた

 

 

「やべ!買ってきた飲み物渡すの忘れたぁ!?ちょっと渡してくるわ!」

 

 

そういうとキリュウは急いでドアを開け部室を出て行った

ノノミは後で渡せばいいと言おうとしたがキリュウはもう部室を出ており聞こえる事は無かった

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

最近は余裕が出来てノノミちゃんに膝枕をしてもらって休んでいたが先生とキリュウが来たので私は、いつもの教室に行って机に座り突っ伏していたが突然、ドアが思い切り開いたから何かあったのかと振り返るとビニール袋を持ったキリュウがそこに立っていた

私はいつも通りに話し掛けた

 

 

「うへ、どうしたのキリュウ〜」

 

「コレ渡し忘れてたから渡しに来たんだよ」

 

 

そう言って私のに差し出したのはソーダだった。私は、好き嫌いとかは無いが出来ればコーラの気分だったからコーラの方がが良かったかな……冗談だけど言ってみようかな

 

 

「ソーダかぁ〜。おじさんとしてはコーラが良かったかなぁ〜」

 

「そうだったのか。すまん、次から気を付けるわ」

 

 

予想通りの返しに私は、うへへっと笑いながらペットボトルの蓋を開けソーダを飲んでいたのだが、キリュウがずっとこっちを見ている何か服に付いてるのかな?いや、顔を見てきているし違うか。

考えても分からないし聞いてみればいいか

 

 

「どうしたの?キリュウ?さっきからずっと、おじさんの顔を見て、もしかして惚れちゃった?」

 

「いや、違ぇよ!……何だかホシノを見ていると親友を思い出すんだよ」

 

「その親友はおじさんに似てるの?」

 

「いや、全然似てねぇな馬鹿みたいに真面目だし、ノリはあんま良くないし、サボろうとすると注意してくるしで、ホシノとは似ても似つかないな」

 

 

私は、いつも通りに返答しようとキリュウの顔を見るとキリュウはなんだかとてもーー

 

()()()()()()()()()()()

 

意外だった。キリュウがあんな顔をするなんて思わなかった。

正直な話しキリュウの事はよく分かっていないが、いつも笑顔で元気な人だった。だから、悩みとかないと勝手に思い込んでいた

私は、どうしてそんな寂しそうな表情をしているのか私は気になって聞いてしまった。

…………聞かなければ良かったと後悔した

 

 

 

「その親友はさ元気にしてる?」

 

「アイツは……         ()()()()

 

「…………え?」

 

 

いつものキリュウから想像も出来ない程、低い声で寂しそうな表情をしているキリュウを見るだけで胸が締めてつけられる様な感覚だった。

昔の事を思い出してしまった。私だけしか知らない私の大切な先輩の事を……。

私が黙っているとキリュウはハッとした表情をした後、申し訳なさそうな顔をしながら話し始めた

 

 

「……あっ…すまん、こんな事言わなくてよかったよな。今のは忘れてくれ…ホシノ、起こした挙句、こんな話しして悪かったな」

 

 

そう言って座っていた席から立とうとしたキリュウを私は声を掛けて呼び止めた

 

 

「…き、キリュウ」

 

「?どうしたんだホシノ?」

 

 

どうして呼び止めたのかは分からなかった。さっきの事で私の頭の中で真っ白になって思考が纏まらない…だが、どうしても聞いてみたい事があった

 

 

「キリュウは………ううん、何でもない…」

 

 

静寂が申し訳なさと罪悪感を更に引き立てる

2人の間にあった静寂はキリュウによって破られた

 

 

 

「……………散々泣いて、怒って、無力な自分に心底苛立った。」

 

「え?ど、どうして言いたい事が分かって…」

 

 

正直、驚いたまるで心を見透かされたような気分だった

驚いてる私を放っておいてキリュウは話し続けた

 

 

「んで、アイツが死んだ事を受け止めて受け入れた。勿論、時間は掛かったさでもさいつまでも落ち込んでたらど突かれちまうからな……それにアイツを知ってる俺と友人たちだけだ。無くなった奴の分まで生きて笑って死んだ天国に行ったら土産話し沢山してやるつもりだ!だから、俺は今でも笑ってられる、ただそれだけさ」

 

「2度言うが悪かったなホシノ、今日の忘れてくれ。そして、ごめんなこんな話しをしてじゃあ、俺は部室に戻ってるよ」

 

 

今度こそ部屋を出ようとするキリュウを私はまた、呼び止めた

私は、未だ纏ってない思考のなかある質問を投げかけた

 

 

「キリュウ、もし、もしもだよ…その大切な親友と喧嘩して別れた後に事故で親友が亡くなったらさキリュウはどうするの?」

 

 

これは私が犯した人生で最大の過ちで許される事のない出来事

…私の唯一の先輩でとても、そうとても大切な先輩で思い出すだけで胸が締め付けられる

 

ごめんなさい、()()()()

 

 

「……君に何があったかは分からないし、深く聞くつもりもないどうせ話したくないだろうからな……ホシノ、これだけは言わせてもらうよ…事故は事故だ。例え喧嘩をしようが喧嘩しまいが死んだ事実は変わらない…」

 

「そうだよね。うへ、ごめんねこんな事ー」

 

「だけど、忘れないでくれ。大切な人を知ってるのは自身だけ

だがそれを誰かに伝える事も大事だ、俺が君に話したい様に……まぁ!ついさっきのは俺が口を滑らしただけだがなぁ!」

 

 

雰囲気が台無しだ。せっかくいい事を言ったはずなのに今ので完璧に雰囲気が壊された……いや、きっと私を気遣ってくれたんだろうなぁ

 

 

「ホシノ!」

 

「!」

 

突然、大声で呼ばれてびっくりしてしまった

驚いてる私にキリュウはいつにもない程、優しい笑みを浮かべながら近づくと優しく私の頭を撫で始めた

撫でながらキリュウは優しく言った

 

 

「一人で抱え込んでもいいが、いつかは話せよ。俺じゃなくてもいい、先生にすら言いづらいなら後輩達に話せばいい、話せばきっと君の背負ってる物を一緒に背負ってくれるからな。

じゃあ、今度こそ俺は戻るよ」

 

 

そう言ってキリュウは出て行った……初めて会った時から思ってたけど、キリュウは本当に不思議な人だ。

キリュウと過ごした時間はかなり長く感じたが時計に目をやると十分程しかたったいなかった。だけど、キリュウと話したら少しだけ憑き物が落ちた様に感じた。

安心した私は、また昼寝をしようとしたがスマホが鳴りスマホに目をやると非通知からだきっと()()()だ。溜め息を吐きながら送られた内容に目を通す。内容は簡素な物で指定されてビルの住所が書かれていた

私は溜め息を吐きながら愛銃と大切な盾を手に取り指定されたビルへと向かった

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ホシノと別れた後、キリュウは部室に戻ったが先生とノノミが話し込んでおり雰囲気的に割り込まない方がいいと思い部室には入らず適当に時間を潰す為にアビドスを散歩する事にした

先生にモモトークを入れ後、校門を出て街へ歩いていった

 

 

数十分後、キリュウはあてもなくアビドスを見回っていると偶然、柴関ラーメンの近くまでに来ていた様だ。時間帯は昼に近くお腹も空き始めたので柴関ラーメンで何か食べてから帰ろうと思い店に近づこうとしたが何故が悪寒を感じ入る前に店の周りを見ると大量のC4爆弾が見つかり時間は掛かったが全て回収し店の表に置いた後に入り口のドアを開けた。

この時、キリュウは何となくだが爆弾を設置した人がこの店の中に居る気がしたのだ。店に入ると柴大将の声と見覚えのある少女達が居た

 

 

「いらっしゃい!お!キリュウか!席は空いてるから自由に座ってくれ!!」

 

「き、キリュウ!?」

 

「あれぇ?お兄さんじゃん!どうして此処に?」

 

「暇だからアビドスを適当にぶらついててな近場だったから寄ったはいいだが…ちょっと表出てくれ」

 

「?」

 

 

突然呼ばれたアル達は何の事か分かる顔を見合わせた後、言われた通り店の表に出ると大量に積まれたC4爆弾が積み上がっていた

アルは白目を剥きながら驚きの声を上げた

 

 

な、なな、何よこれぇええええ!?!?

 

「いや、俺が店に入る前に仕掛けてあったから、もしかしたらと思ったんだが知らない感じか?」

 

「いや、知らないわよそんなばく「あれ?これハルカちゃんのC4じゃない?」えぇ!?」

 

「ハルカ、どうして店に爆弾を仕掛けたの?」

 

「え、えぇと…も、もしアル様が気に入らなかったり危害を加えらたらすぐに反撃出来る様に仕掛けました」

 

 

アル達はやっぱりかと頭を抱え、キリュウでも流石に引いていた

アルがハルカを説得した後、爆弾をしっかり回収し店の中へ戻った後、キリュウは自分が食べる物を注文して待っていると先にムツキ達が注文したメニューが届いた

 

 

「来たぁ!!いただきまーす!」

 

「一人につき1杯…‥こんなに贅沢しても良いんですか?」

 

「お兄さん君達の食生活が心配だよ…」

 

 

この子達は非公認とはいえ調べた限り仕事はある程度上手くいってる筈なのにあの発言……もしやかなり浪費癖があるのか…いや、俺がとやかく言える立ち場ではないな、キヴォトスに来る前はガンプラ改造にかなりの額を浪費した事もあるから本当強く言えねぇや

 

 

「アビドスさんとこのお友達だろ!替え玉が欲しけりゃ言いな!」

 

「あ、あ、ありがとうございます…‥」

 

「………!?」

 

「こんなに美味しいのにお客さんがいないなんて、変だね」

 

「場所が悪いんじゃない?廃校寸前の学校の近くだし」

 

「まぁ、美味しいからいいけど。それじゃ、いただき……」

 

「……じゃない。」

 

 

アルは小さく呟いた

その小さな呟きを聞いたカヨコ達は、首を傾げたが突然、荒々しくテーブルを叩きそのまま勢いで立ち上がった

 

 

「友達なんかじゃないわよぉーー!!」

 

「私たちは仕事しにここへ来てるの!ハードボイルドに!!アウトローっぽく!!この店にいると、みんな仲良しになっちゃう気がするのよ!!私に必要なのは冷酷さと無慈悲さと非情さなの!こんなほっこり感じゃない!」

 

「いや、それは考えすぎなんじゃ……」

 

「いえ、間違いないわ!私が1人前の悪党になるには、こんな店は要らないのよっ!!」

 

「はい!そこまで一旦落ち着こうぜアル」

 

 

ワザとらしく強く手を叩き興奮しているアルに落ち着く様に言いつつ椅子に座る様に促した

少し落ち着いたアルは大人しく椅子に腰をかけた

 

 

「この柴関ラーメンはこのアビドスに住む人達にとって色々な人の帰る場所で居場所なんだ安心して帰れる居場所がある事はいい事だ。時に居場所は人の心の支えになることがある…だから、そんな事言わないでやってくれ」

 

「うっ……で、でもこのお店があるとその…あの子達が頭に浮かんで…」

 

「ホシノ達を思い浮かべて今受けてる仕事が出来ない…とかか?」

 

 

軽く笑いながらキリュウはアルに言う

アルは驚いた、まさかまだアビドス襲撃の依頼を受けてる事がバレているとは予想できなかった

 

 

「そ、そうよ。だから…」

 

「仕事をしっかりとこなそうとする君には敬意を示すよ。でもな自分の気持ちを無理に抑えてまで仕事をするのは良くないぜ出来ることも出来なくなっちまう。時には自分の心に従って行動を起こすことも大切だと俺も思うなぁ」

 

 

こういう時、ユニコーンはいい台詞が多い、人生においてタメになる言葉や気付きを与えてくれる言葉が多くてありがたいな。やっぱりユニコーンはいい作品だ

 

 

「……取り敢えず落ち着いたか?」

 

「自分の心……えぇ、落ち着いたわありがとうキリュウ。」

 

「今回は俺が奢るからさ気にせず食べな」

 

「イェイ!ありがとうお兄さん!」

 

 

キリュウが注文した物がカウンターに並べられ、食べようと手を合わせた瞬間、何処からか()()()が聞こえた瞬間、悪寒が走った

キリュウは声を張り上げ全員に伏せる様に叫んだ

 

 

「全員!伏せろ!!!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

全員は咄嗟に伏せたがアルは少し反応が遅れてしまい咄嗟に伏せようとしたせいで転んでしまったがキリュウがアルを庇う様に覆い被さった

 

 

次の瞬間、爆音と轟音と共に柴関ラーメンは瓦礫の山と化した

 

 

 

 





ーーーーーー次回予告ーーーーーー

「な、なに!?」

「!見てください!柴関ラーメンの方から黒煙が!」

「何かあったのかも急いで行こう」

「そうですね行きましょう!」

「「「「次回【ゲヘナ風紀委員会】」」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後までご閲覧頂きありがとうございます
やっぱり、原作とは違う内容を書くってなると時間が掛かる上、参考とかもないので不安でしょうがないです

出来ればこうすれば良いと言ったアドバイスが貰えると凄くありがたいです



ブルフロガが戦闘するとするならどのデカクラマトンと戦闘して欲しい?

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