ダイバーは透き通る世界で何を成す   作:余楽

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どうも余楽です
お気に入り登録して下さった方々ありがとうございます

遅くなってしまい申し訳ありません。本編にない展開考えるの難しい上に違和感のないセリフを考えるのに手間取り時間が掛かってしまいました。チナツ達のエミュが難しい……毎回言ってんなコレ

やっとアビドス編のターニングポイントまで到達出来た。ブルフロガの活躍出来る場面はまだ先だけど……おかしいな俺はただブルフロガで無双してる所を書きたいのに全然出番がないや(自分のせい)

ここからは私的な事ですが、水着ミサキ実装されましたね。それに加えてアリ夏復刻、限定ガチャも復刻しましたが皆さんは誰を引きますか?
え?私は誰を引くかだって?勿論、私は水着ミサキを引きたかったです(石不足)
私が引けない所を横目に弟が10連チケットで1枚で引きやがりまして絶賛悶絶中です。奴の罪は止まらない加速する!

さて、私的な事はここまでにして本編楽しんでもらえたなら嬉しいです



13話:ゲヘナ風紀委員会

 

 

………………………周りがよく見えない、頭が痛い、音が聞こえ辛い。俺は……生きてるのか?

 

 

数回、瞬きすると意識がはっきりしとキリュウは違和感を覚えた。

キリュウはヘイローも無ければ特段、身体が頑丈な訳でもないのに身体に殆ど痛みがない事に不自然に思い背後に目を向けるとそこには意識を失ったハルカがいた。

キリュウは今出せる力を振り絞って無理矢理瓦礫を退ける。退けた瓦礫に目をやるとそこまで大きくはなかったどうりで退けられる訳だっと考えたが、こんな事考えてる場合ではないすぐにハルカを抱き寄せ身体を揺らしながら声を掛けた

 

 

「ハルカ!大丈夫かハルカ!!」

 

 

数分間呼び掛けているとどうやら意識が戻った様でヘイローが再び浮かび始めた。安堵の息を吐くと意識の戻ったハルカはアルの安否をキリュウに確認した

 

 

「うぅ……あ、アル様は!?アル様は無事ですか!?」

 

「あぁ、君のお陰でアルは無事だし俺もほぼ無傷だ」

 

 

ハルカを安心させる為にアルが無事な事を伝えるが何故かハルカの顔色は悪く、どうしたのかと聞こうとしたが先にハルカがキリュウの頭を差しながら言った

 

 

「き、キリュウさん…ち、ち、血が」

 

 

ハルカに指摘され額に触れると赤黒い液体が手に付着していた

どうやら気付いて無かっただけで頭を怪我していたようだ。だが、今はそんな事気にしている暇はない

 

 

「大丈夫だ、少し掠っただけさ大した事じゃなさ。

それよりハルカ、ムツキ達の安否を確認してくれ。俺は大将の安否の確認と近場のシェルターへ連れて行ってくる」

 

「は、はい!」

 

 

ハルカは大慌てでムツキ達の安否を確認する為に瓦礫を退け始めた

一方キリュウは、厨房だった場所に近づくと倒れている柴大将を発見し急いで声をかけた

 

 

「大将!大丈夫か!?」

 

「あぁ…なんとか無事だよ」

 

 

ふぅっと安堵の息を吐くが安心してる場合ではない。いつまた砲撃が来るかも分からないのだ。なるべく早く大将をシェルターに避難させなければ

 

 

「大将、肩を貸そう急いでシェルターに避難しよう」

 

「大丈夫だ、自分で動ける一人でも行けるがアンタはどうするつもりだい?」

 

「敵の確認をして先生達に連絡をする。大丈夫さ

こんなでも俺は無駄にしぶといからな。だから大将は気にしなくていいぜ」

 

「……分かった。無茶だけはしないでくれよ」

 

 

そうキリュウに告げると柴大将は近場のシェルターへ走って行った

柴大将を見送った後、キリュウは急いでハルカの元へ行くとアル達も起き上がっていた。煤で汚れているだけ無事なようだ

 

 

「ゲホッゲホッ……なんとか……」

 

「うわ、アルちゃん砂まみれじゃん」

 

「…………………………………………」

 

「痛、ぅ……」

 

「全員、無事か」

 

「えぇ、無事よ…ってキリュウその怪我!?」

 

 

アル達はキリュウの額から垂れている血を凝視していた。突然だ、このキヴォトスにおいて血を見る事など殆どのない何故ならヘイローの恩恵で体が異常に頑丈が故に怪我をする事がない。そのため大量の血を見る事はまずない。見慣れない光景にアルは動揺しているがキリュウは冷静にアルを宥める

 

 

「そんな事後回しだ今は情報が欲しい。カヨコ、敵は誰か分かるか?」

 

出来れば敵の情報が欲しい。連絡するにしても明確な敵の情報がなければホシノ達を危険晒すだけだ

 

 

「そんな事って……」

 

「……っ、社長、ムツキ、ハルカ! 早く隠れよう、()()が来た!」

 

 

そういうとアル達は急いで瓦礫の裏に隠れてた。キリュウもアル達に続いて隠れた後にカヨコが言った()()についてきいた

 

 

「カヨコ、()()ってのは?」

 

「うちの風紀の連中だよ! ここまで追ってくるなんて! なんでこんな時に……!」

 

「そういえばお前らは、ゲヘナで指名手配を受けてるんだったな」

 

 

……アル達の所属は確かゲヘナ学園だから、ゲヘナ風紀員が来るのか。

しかし、何故ゲヘナ学園がアビドスに…。

ゲヘナ学園と言えば、トリニティ総合学園やミレニアムサイエンススクールと並ぶ三大学園の一つだ。

ゲヘナ学園はお世辞抜きで治安が悪いって事は前に調べた時に知ってはいるが……いくら治安が悪いと言っても別の地区にまで出張った挙句、民間人の居る建物を爆撃するなんて、越権行為を越して宣戦布告と捉えられる事までして問題児を捕まえたいのか?。まさか争いを望んでこんな事を……いや、考え過ぎだなゲヘナ唯一の治安維持組織がそんな事する訳ないか。

なら別の目的があるのか?此処を砲撃した感じ便利屋が目的だろうが便利屋相手に迫撃砲まで持ち出す必要性はないはず、風紀員なら人員は多いだこんな回りくどい事せずに数で押した方が良いだろうに……此処で考えて分かる訳ねぇよな、さてどうしたもんか…

 

考え込んでいるとカヨコが話し掛けてきた

 

 

「ごめん、キリュウ。悪いけど逃げさせて。ヒナが来たらいくら私たちでも勝てない」

 

「…………」

 

 

ヒナ……空崎ヒナかな?確か、ゲヘナ最強と謳われている風紀委員長だったかな。実際に本人を目にした事はないがカヨコの動揺具合から察するにマジで最強なんだな。

アル達は、かなりの実力はある、それなのに逃げの一択という事はきっと便利屋全員が居ても勝てないんだろうな

 

このまま此処に居るとバレれば確実に捕まると思ったカヨコは、アルの手を掴み逃げようとしたがキリュウが呼び止めた

 

 

「社長、早くとにかく私たちの姿を捉えられる前に!」

 

「待ってくれカヨコ」

 

「なに…そんなに居られないから早く要件を言って」

 

 

カヨコがキリュウを睨み付けるがキリュウは冷静に()()()をポケットからと取り出した。

それは、ウタハに作ってもらっていたサイコフレームを組み込んだ通信機だった、それを頭に取り付けるとキリュウは目を瞑った。

そんな姿をカヨコは怪訝そうに見ていたが動こうとはしなかった、どうやら待ってくれるようだ

 

 

 

 

頼むから上手くいってくれよ……このサイコフレームが本物なのは分かってる、例えあの才能がなくとも出来てくれ。感じろ風紀委員達の感情を

 

 

彼は意識を集中させていると何かを感じた、更に意識を集中させるとハッキリと感じ取れた

 

それは『不安』『緊張』『恐怖』と言った様々なもの感じ取れた

 

確信出来るヒナは居ない。ゲヘナ最強と謳われる風紀委員長が居るのであればそんなもん感じはずがない。

分かりやすくGBNで例えるならチームにチャンピオンのキョウヤが居るか居ないかだ、最強が味方なら圧倒的な安心感と余裕を感じるはずだ。

だが、目の前の風紀委員からそんな余裕を一切感じないのだ。きっと何かあってヒナは来れないもしくは来ないからこその不安を感じているのだろうな

 

 

「カヨコ、空崎ヒナは居ない」

 

「……どうしてそんな事分かるの?」

 

「さぁな、ただの勘だが俺の勘は良く当たるぜ。どうだ、アル…俺の勘信じて賭けてみないか?」

 

「………ふ、ふふ、ならその勘を信じてみるわ!ただし、ヒナが居たら今度何か奢ってもらうわよ」

 

「ちょ!社長!!」

 

「助かるよアル」

 

 

アルに感謝を告げたキリュウは改まってアル達にある依頼を出した

 

 

「便利屋68…君達に依頼したい内容は  

 

「アビドス廃校対策委員会が到着するまでの時間稼ぎ。そして、アビドス廃校対策委員会と合流の後…アビドス廃校対策委員会と連携しゲヘナ風紀委員の撃退だ、報酬は撃破人数に応じて払う。

どうだ、アルこの依頼受けるか?」

 

 

卑怯な言い方だとは分かっているがこれは必要な事だ。絶対にアビドス廃校対策委員会とゲヘナ風紀委員会の衝突は避けられないだろう。

ならば、出来る限りの消耗をさせずかつ、便利屋を逃すにはこの方法しかない

 

 

「き、キリュウ! そんな事言ったら……」

 

「……ふふっ。ふふっ、ふふふふっ」

 

「……社長?」

 

 

さっきまで、恐怖に染まっていた顔はみるみるとミステリアスな笑みへと変わっていた

 

 

「……ねえカヨコ、あなたはもうとっくに私の性格、分かってるんじゃなくて?」

 

「…………」

 

 

カヨコは何も喋らない。だが、顔を見るとやっぱりかっと言った顔して溜め息を吐いていた

 

 

「こんな状況で、こんな扱いをされて、依頼まで蹴って……背中を向けて逃げる? そんな三流の悪党みたいなこと、私たち便利屋がするわけないじゃない!」

 

「…アハ!」

 

 

アルの高らかな宣言に同意する様にムツキは可愛らしい見た目と裏腹に凶悪なんて言葉がピッタリな笑みを浮かべた

その笑みを見たキリュウは内心「……怖えぇ」と少し内心でビビった

 

 

「あの生意気な風紀委員会に一発食らわせてやらないと気が済まないわ!」

 

「アル様……!」

 

「依頼を受けるわ、キリュウ。この便利屋68が!」

 

「ありがとうな、アル!

それと今回は君らから気を逸らす為にワザと俺が出て注意を引くからそれに合わせてくれ。

それじゃ各自指定した場所に移動を指示をする時はこの通信機で行う。後、攻撃するタイミングはモモトークに送るから俺からモモトークが来たら攻撃を頼む」

 

「分かったわ!」

 

「ムツキ、出来れば相手の視界を潰せる物は無いか?」

 

「あるよーこれでいい?」

 

 

ムツキから投げ渡された物を受け取る。見た感じスタングレードだろう

これなら、簡単に相手の視界を潰せるな

 

ムツキから受け取ったスタングレードを懐に仕舞う

 

 

「よし!準備完了。さぁ、作戦開始だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

遠目から便利屋をの動きを見る為にドローンのカメラから監視していた赤いストッキングにベージュのセミロングの少女、火宮チナツがもう1人、銀髪、褐色肌が特徴の少女、銀鏡イオリに便利屋が臨戦体制を取った事を報告する

 

 

 

「便利屋68、臨戦態勢に突入しました」

 

「はあ、面倒だな、たかが四人で。こっちは一個中隊級の兵力なのに。だけど、売られた喧嘩を買わないなんてことは、風紀委員会としてできない。総員、戦闘準備!」

 

 

報告を聞きいたイオリは溜め息付きつつも他の風紀員に戦闘準備の指示を飛ばしつつ自身も前線に出る為に愛銃に構えようとした時、チナツが少し動揺の混じった声で静止した

 

 

「……ちょ、ちょっと待ってください。イオリ」

 

「ん?」

 

「便利屋68側に民間人が映りました。確認中ですので、お待ちください」

 

 

チナツが映し出された映像をまじまじと見ていると頭から血を流している男性がふらつきながら此方へと向かっているのを確認し慌ててイオリに伝えた

 

 

「い、イオリ!怪我人です!どうやらあの砲撃に巻き込まれたのかと」

 

「はぁ!?確か通報の内容だと無人の建物の筈だけど!?」

 

 

イオリ達が動揺するのは当然だ。通報の内容には無人の建物を便利屋が不当に占拠したといった内容であり民間人が居るとは一切聞いていなかったのだ

動揺していたチナツはすぐに冷静になり男性へと駆け寄って行った

 

 

「大丈夫ですか!」

 

「あ、あぁ、身を隠し場所が良かったみたいでそんな怪我はしてないだが頭を少し切ってしまったみたいだ」

 

「肩、貸します。確認です頭痛や眩暈、吐き気などの症状はありますか?」

 

「少し頭痛はあるがそれ以外はない。所で君は?」

 

「ゲヘナ風紀委員火宮チナツです。貴方は?」

 

「すまない、名乗り忘れてたな俺は、連邦捜査部シャーレ所属で先生の護衛兼代理人の勝坂キリュウだ。キリュウとでも呼んでくれ」

 

 

キリュウの自己紹介を聞いた瞬間、チナツは目を見開き驚きを露わにする。

それも当然、チナツは先生と共にシャーレの部室を奪還する時に先生の指揮の元、戦闘した事がある。目の前のキリュウは見覚えこそないが先生と関係者と言うことはこの事は必ず情報が先生に届くはず、それが原因で戦闘になってしまえば例えこの人数でも勝てない可能性が高い。何としても先生との戦闘を避けなければ

 

そんな事を考えつつもチナツはキリュウをイオリ達の元に運んだ後、素早く処置を終えるとキリュウがチナツ達に質問を投げかけた

 

 

「気になったんだが、どうしてゲヘナ風紀委員がアビドスに居るんだ?」

 

『それは私から答えさせていただきます』

 

 

イオリに投げかけ質問に答えようとしたイオリを遮りどこから聞き覚えの無い声が聞こえ周囲を見渡していると見知らぬ少女がホログラムで投影された

投影された少女は、水色の髪に親切そうな顔をしており。そして、何故か横乳が空いている制服を着ていた

 

「アコちゃん……」

 

「アコ行政官……?」

 

『……天雨アコ』

 

 

通信機越しからカヨコの声が聞こえた。どうやら彼女知り合いの様だ

他の人に聞かれない為に小声でカヨコに話しかけてた

 

 

「カヨコ、知り合いなのか?」

 

『…行政官。風紀委員会のNo.2』

 

 

答えたくない質問だったぽいな。すまん!カヨコ!…いや、此処で謝っても意味ねぇか。後で何らかの方法で謝ろう

 

そんな事を考えているとアコが話し始めた

 

 

『あら、実際はそんな大したものではありません。あくまで風紀委員長を補佐する秘書みたいなものでして……』

 

「……通信を傍受したのか。どうして通信してると分かったのかな?」

 

『簡単です。耳に付けている物と貴方が口を動かす動作を見れば誰でも分かります』

 

 

迂闊だったな。流石に目の前で小声とはいえ会話はバレるよな。…どうせ戦闘は絶対避けられないだろし隠すだけで意味もないか。だが、アコ達の目的を確定させなければ意味はあまりない。出来る限り聞き出そう

 

俺が話しを切り出そうとしたがアコによって遮られてしまった

 

 

『先ほどまでの愚行は、私の方から謝罪させていただきます』

 

「なっ、私は命令通りにやったんだけど!? アコちゃん!?」

 

『命令に「まずは無差別に発砲せよ」なんて言葉が含まれてました

か?』

 

「い、いや……状況を鑑みて必要な範囲で火力支援、その後に歩兵の投入……戦術の基本通りにって……」

 

『ましてや他の学園自治区の付近なのだから、きちんとその辺りは注意するのが当然でしょう?』

 

 

正論だな。それにしたってこんな言い方をするって事は、イオリって子が言った事は本当なんだろうな。きっとイオリはアコの言われた事を実行しただけだな。

ただ、ここでそれを明確に証明すると風紀委員会が不利なる上にアビドスでの戦闘する正当性を失うから現場の人間に責任をなり付けたな。本当に高校生の考える事かよ…末恐ろしいなキヴォトスは。

 

 

 

『失礼しました、シャーレの先生護衛兼代理人の勝坂キリュウさん』

 

『私たちゲヘナの風紀委員会はあくまで、私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ました』

 

 

アコは、冷静にかつ正確にカヨコが隠れている柴関ラーメンの跡地に目を向けた

 

 

『普通ではあまり許されない行為ですが、今回はやむを得ない事態のため仕方のない事として理解してもらえると幸いです』

 

「……」

 

 

こういう賢い子と喋るのはあんま好きじゃないというか苦手だ。俺個人としてはな。まぁ、そんなクソどうでもいい事を考えるのは後回しだ。

俺は今、アビドスの味方だ。どんな理由があろうと風紀委員会はホシノ達の居場所の一つを壊したのだ、ならば敵なのは変わらない

なら俺がするべき事は、一つだけだ。

 

 

「………そうかい。分かった」

 

『理解してくださり感謝しま    

 

「だが、此処はアビドスだ。アビドスの問題はアビドスで解決する。だから、安心してゲヘナに帰ってくれて構わないぞ……ゲヘナ風紀委員会の皆さん?」

 

 

俺は、敢えて分かりやすく遠回しにゲヘナ風紀委員会は関係ないんで出てって下さいと言った。極度のバカでなければこの意味を理解するのは簡単だ

 

 

『……つまり、私達の公務を妨害し、敵対すると捉えられますよ?それでもいいんですか?』

 

「俺は、一言も敵対する何て言って無いんだかな。……そういえば気になった事があったな」

 

『何ですか。さっさとし下さい。こっちあまり暇でないんですから』

 

 

俺は感じていた違和感から生まれた疑問をアコに投げかけた

 

 

「ゲヘナの治安はかなり悪いと調べた時に知った。特定の飲食店を爆破する美食研究会、温泉を掘り当てる為に無差別に爆破する温泉開発部、その他不良、取り締まっても懲りずにやりたい放題する生徒達を取り締まってるゲヘナ風紀員が何故他と比べて問題を起こしにくく、ましてやゲヘナではなくアビドスで活動している便利屋を捕らえに来たのか気になってな。教えてくれないかアコ行政官?」

 

『……先ほども言ったでしょう?私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ました。他の自治区で問題を起こされては面倒ですねからね。これで満足しましたか?何度も言うのは面倒なのでさっさと  

 

「なら。尚更何故こんな学園間の問題に発展するやり方をした?リスクを理解してる上であんなやり方をしたのか?本末転倒もいい所だな」

 

『それは……』

 

 

言い淀んだな。これは何か裏があるぞ即行動を移さなくてよかったな。今の感じ、便利屋はあくまで建前で何か目的がある…何かあるだリスクを犯してまで得られるリターンは……

 

少し考えた末にキリュウはある答えを出した

 

もしや、ゲヘナ風紀委員会の目的は『先生』なのか?先生の与えられた権力は絶大だ。どういった経緯で知ったかは分からないが、これなら辻褄が合う。

後は、合ってるかどうかだかだな

 

そう思うと同時にゆっくりと歩み出しアコへと近づきながら話し始めた

 

 

「それにしても便利屋を逮捕する為にしてはかなり過剰戦力だ。まるで便利屋以外とも戦闘する事を想定した戦力だな…

便利屋を利用し、リスクを犯してまで一体何の為にアビドスまで、アコ行政官!!」

 

『ッ……』

 

 

キリュウはアコに近づくにつれ瞳孔を力強く開き普段より少し声を低くし声量を上げアコに問い詰めていた。

 

 

『……突然何を言い出すかと思えば突拍子もない』

 

「嘘つかないで、天雨アコ」

 

 

隠れていたカヨコはいつの間にかキリュウの近くへと来ていた。

アコが気付かなかったのは単純にキリュウが前に立っていて見なかったからだ

 

 

『……嘘?』

 

「とぼけないで。最初からあんたが狙ってたのはこの状況だった」

『……面白い話をしますね、カヨコさん?』

 

「……最初はどうして風紀委員会がここに現れたのか、理解できなかった。風紀委員会が他の自治区まで追ってくる理由、それも私たちを狙って?」

 

「こんな非効率的な運用、風紀委員長のいつものやり方じゃない。だからアコ、これはあんたの独断行動に違いない」

 

 

おっと、これは予想外だな。アコはここまで戦力を動かせるくらいの権限があると予想してたが。まさか、独断とはな

 

 

『…………』

 

「それに、私たちを相手するにしてはあまりにも多すぎるこの兵力。他の集団との戦闘を想定していたとすれば、説明がつく。とはいえ、このアビドスは全校生徒集めても五人しかいない……なら結論は一つ」

 

 

「アコ、あんたの目的はシャーレ。最初から、『先生』を狙ってここまで来たんだ」

 

 

結果的に俺の予想は合っていたようだ。やっと目的も分かった、これで何の憂いもなく先生達を呼べる。

…と言っても時間を掛け過ぎたな、こりゃ連絡する前に到着しそうだな、タイミングを見て先生達と合流したいが出来るかねぇ

 

そんな事を考えているキリュウと打って変わりアコは目的がバレたのにも関わらず、その表情は何処か余裕のある表情だった

 

 

『そういえば便利屋にはカヨコさんがいる事をすっかり忘れてました。それにしてもまさか、キリュウさん貴方にまでバレるとは思いませんでした』

 

「それにしては随分と余裕そうだな」

 

 

チラッと後ろに目をやったアコを見て納得する

此方たった4人それに対して風紀委員は数倍以上の戦力だ。まず普通に考えれば勝てる訳などない……普通に考えればだ。

どんなに数を揃えようと統率が取れなければただの有象無象に成り果てるだけ、そんな事GBNで腐る程見てきた。

統率が取れなくなっても強い奴らは何人か居たがそれは上澄みの奴らだけだそんなのが何人も居るならアル達はヒナ以外にも警戒するだろうが

警戒しないということは……

 

ヒナ以外は大したことがない

 

それならやりようはいくらだってある

 

 

「それにしたって随分と戦力を揃えたもんだな」

 

『うーん……少々やりすぎかとも思いましたが……シャーレを相手にするのですから、これくらいあっても困らないでしょうし……まあ、大は小を兼ねると言いますからね☆』

 

「いや、それで目的バレたら意味殆どねぇだろ」

 

 

おちゃらけて言ったアコにキリュウは容赦なく正論を叩き込んだ

少々イラついているアコ横目にキリュウはこっそりと先生達に連絡を入れた。正直もう少し早く詳細な情報を得たかったが仕方ない、ここは完全に自分の力不足だっと思いながらアル達にモモトークで合図を送る。

 

さぁ、戦闘開始(バトルスタート)

 

 

「カヨコ!作戦開始だ!」

 

「!分かった」

 

 

大声でカヨコの名前を呼ぶ。俺は懐に手を突っ込みスタングレードを取り出す。そして、スタングレードのピンを抜き風紀委員に向け投げた

投げられたスタングレードは綺麗に弧を描き風紀委員の元へと飛んで行った

 

名前を呼ばれキリュウを見るとスタングレードを取り出そうとしてるのを見たカヨコはバックスタップをして距離を取る。そして、スタングレードを喰らわない為に手で目を塞いだ

 

一方、風紀委員達も投げられた物を目視すると仲間達に声だし伝えた後、目を逸らしたり、カヨコの様に手で目を塞いだ

 

 

「スタングレードだ!」

「目を逸らせ!」

「対処法さえ知ってれば!」

 

 

やっぱり、そこら辺の不良とは訳が違うか。だが、まだスタングレードは数個ある隙を見つけて視界を潰す方針に切り替えるか

 

キリュウも目を瞑ろうとした瞬間、スタングレードは眩い光を放つ事なく爆破が起きた

 

 

「うわぁぁぁぁ!?」

「何でぇぇ!?」

「ど、どうしてスタングレードか爆発して…うっ」

 

 

光を放つことなく爆発したスタングレードにキリュウは少し放心していたが、放心から戻ると通信機に手を当てムツキに話し掛けた

 

 

「あのぉ、ムツキさん、アレってスタングレードじゃあ……」

 

『あっ!ごめぇ〜ん別の依頼の時に使おうと思ってた確保したスタングレード型爆弾を間違って渡しちゃった☆』

 

「『渡しちゃった☆』じゃねぇよ!?何でそんなややこしもん買って鞄に詰めてんだよ!?というか、何処でこんな物買ったんだよ!」

 

『うーんとねー。ブラックマーケットから帰る時にボロボロのミレニアムの制服を着ている子に会ってさ、オススメされて面白そうだから何個か買ったんだよねー』

 

 

ボロボロのミレニアムの制服と言うワードにキリュウは反応した。まさか、知っている子ではないだろうと現実逃避をしたがムツキに特徴を聞いてみると完全に知っている少女と特徴が合致した。キリュウはその少女の叫んだ

 

 

「パルゥゥゥゥ!!」

 

 

名前を呼ばれたパルが、笑顔でダブルピースをして自分が作りましたっと言っている光景を幻視したキリュウだった

 

そして、キリュウの絶叫と共に便利屋と風紀委員会の戦闘が始まった

 

 





ーーーーーーーーー 次回予告 ーーーーーーーーー

「今思えば、キリュウさんは何故前に出たんですか?」

「気を引いてる間にムツキ達の爆弾で奇襲してもらおうとしてた」

「貴方が巻き込まれる可能性があるのは理解した上で?」

「あぁ、そうだけど?状況が状況だったんだ仕方ないだろ?」

「「えぇ………」」

「かなりイカれてますね」

「痴女みたいな格好してる君には言われたくないな」

「はぁぁぁ!?初対面の相手を痴女呼ばわりとは失礼にも程があるでしょう!?」

「そんな事言われたくないならその横乳丸出しの格好やめればいいだろ。と言うか初対面の相手にその格好は痴女だって思われるぞ、俺みたいに」

「「………w」」(笑いを必死に堪えてる)

「「「次回【心強い同盟】」」」」

「次回もw見て下さいw」

「チナツ!イオリ!2人共何故笑うんですか!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


最後までご閲覧いただきありがとうございました
次回もよろしくお願いします

余談にはなりますが、キリュウがアコに詰め寄るシーンはオリジン版シャアがララァを連れていたギャンブラーに詰め寄るシーンを参考にしました。
個人的にあのシーン好きなんですよね。だから、何処かに捻じ込めないかと考えた結果、アコに詰め寄る時が書こうとなりました

ブルフロガが戦闘するとするならどのデカクラマトンと戦闘して欲しい?

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