どうも余楽です
まずは、遅れた理由の報告から「プロローグ:ダイバーは透き通る世界へ」を大幅に内容の変更しました。それに合わせ「1話:邂逅 アビトス廃校対策委員会」の内容も多少変更しました。もしかしたら今後1話も内容も変更するかもしれません。
そして、プロローグの内容を変更した理由としては、私個人始めたばかりの頃なので何も分かっていなかった上にあの頃はまだ設定が纏まりきってない時に書いてしまったので内容の矛盾が起きてしまうと思い、プロローグの内容を変更しました
そして、お気に入り登録してくださった方々ありがとございます!!
おかげさまでお気に入り登録人数が50人に到達しました!本当にありがとうございます!
『ゲヘナ風紀委員長……空崎ヒナ』
静まり返っていた戦場の静寂はアヤネがヒナの名前を呼んだ事で破られた
『外見情報も一致します、間違いなく本人の様です。ですが、ゲヘナ風紀委員長ということは……ゲヘナにおいてトップクラスの戦闘力……この状況でそんな人物まで……』
さて、この状況を言葉で現すなら最悪の一言に尽きるな。ただでさえ連戦続きに加えてアル達はさっき撤退して戦力は半減こんな状態で戦闘となれば確実に負ける……まぁ、戦闘になればだが。
有り難い事にヒナって子はアコ側ではないことが唯一の救いだ
「…………」
『そ、その……これは、素行の悪い生徒たちを捕まえようと……』
「便利屋68のこと? どこにいるの? 今はシャーレとアビドスと、対峙してるように見えるけど」
『え、便利屋ならそこに……って、い、いつの間に逃げたのですか!? さ、さっきまでそこにいたはず……!』
ヒナの指摘にアコはそんな定番の反応を見せたがヒナに信用してもらうために便利屋が隠れていた瓦礫に目を向けたが便利屋はとっくのとうに撤退していた為、そこには誰も居ないことにアコは目を白黒させ混乱していた
混乱するのは当然か少し前まで戦闘してたもんな。幸いな事にアル達がヒナに見つかってなかったからこそ問題はないが見つかってたらと思うと怖いな
『え、えっと……委員長、全て説明いたします』
「…………」
「いや、もういい。だいたい把握した」
把握したって……スゲぇな、そんなに長く戦場を見ていた訳でもないのに状況を把握出来るとかどんだけ規格外なんだよ
「察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除。そういう政治的な活動の一環ってところね」
凄まじ状況把握能力と理解力だ。空崎ヒナが最強と言われる理由が分かったよ。戦闘能力だけじゃない、頭の良さもずば抜けてるな
戦闘能力だけ最強ってだけでも厄介だが両方が揃っているとか非の打ち所がないが……きっとそれが原因でヒナ以外が大した事が無いと舐められる訳か、完璧過ぎる最強も考えものだな
「でもアコ、私たちは風紀委員会であって、生徒会じゃない。シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会長。そういうのは『万魔殿パンデモニウム・ソサエティー』のタヌキたちにでも任せておけばいい」
ヒナはアコを嗜めるような発言にキリュウは、今更ながら風紀委員会が政治に関わってるのも妙ではある。
確かにアコは、行政官ではあるがあくまでゲヘナ風紀委員会の行政官であり生徒会ではないし、ヒナに対する態度や俺らに対する態度を見る限りアコは、基本ヒナに従順?まぁ、そんな感じでヒナ以外の話しは基本的に聞かないように思う。
きっと、生徒会の命令でも基本無視するくらい容易に想像出来る
そんなアコが命令を受けて風紀委員会を動かすのは想像が出来ない。アコは一体何の為にどう言った目的でトリニティーを牽制する為に先生を確保することになったんだろうな……さっきの条約ってワードか関係してるのは確かだが………いかんせん情報が足りないな分からない事を考えて仕方ないか
「詳しい話は帰ってから。通信を切って校舎で謹慎していなさい、アコ」
『……はい』
アコを映し出していたホログラムが消えるの見届けた
キリュウは、後は何も問題もなく丸く納められそうだと思っていたが悪い意味で期待は裏切れる事になった
「…………」
「……じゃあ、あらためてやろうか」
「『あらためてやろうか、じゃありません!!』ねぇ!!」
何としてもヒナがいるゲヘナ風紀委員会との戦闘を避けなければならない。今ここで本当に戦闘が始まれば確実に負けるのは目に見えている
そんな事が分かりきっていたアヤネとキリュウは同時に声を荒げてシロコにツッコミを入れて静止する
『ゲヘナの風紀委員長と言ったら、キヴォトスでも匹敵する人物を見つけるのが難しいほどの、強者の中の強者ですよ! ここは下手に動かず、一旦交渉するのが吉です! どうしてそんなに戦うのが好きなんですかっ!』
「……ご、ごめん」
アヤネの剣幕に戦闘体制をとっていたシロコは鳴りをひそめ、アヤネに謝罪した。
『こちらアビドスの対策委員会です。ゲヘナの風紀委員長ですね、初めまして。この状況については理解されてますでしょうか?』
「…………もちろん」
「事前通達無しでの他校自治区における無断兵力運用、及び他校生徒たちとの衝突。……けれど、そちらが風紀委員会の公務を妨害したのも事実。違う?」
『それは……!』
「少し違うな」
ヒナの発言に意を唱えキリュウはアヤネより前に出て話し始めた
「現場に居た俺が保証する。何があったか順番に話す、アコ行政官率いるゲヘナ風紀委員会がアビドス自治区で便利屋捕獲の建前で俺を除いた民間人の居る建物を爆撃、後にアコの目的が判明し、目的の阻止の為に便利屋と協力し抵抗。結果、戦闘になり騒ぎを聞きつけたアビドスが騒ぎを収める為に参戦する形になった。
こんな感じの流れだ、無断で自治区で暴れられた挙句、その目的が問題児の捕縛ではなく先生の確保の為と分かれば話しは変わってくる。そうだろう風紀委員長さん?」
一部嘘だが、本当に一部だそれ以外は真実だ。あくまで戦闘する正当性がなければ意味がない、そうでなければただヒナの言う通り公務を妨害しただけになる。だからこそ、あくまで違反をしたのはアビドスではなく風紀委員会だと主張する。今回は運が良かったアビドスが後から参戦してくれたお陰でこの主張が出来る。
「……意外ね、便利屋はいなかったことにしたいと思っていたけれど」
「どうせ、誤魔化した所でバレる事くらい分かってるさ。それに君はアコを信用してるだろ?何の正当性もなくアコがこんな暴挙を起こす訳が無いだろしなそれにここに居る時点で目的くらい容易に予想出来るだろ?」
「……まぁ、そうね」
意外にも険悪な雰囲気はなく、かと言ってほんわかな雰囲気でもない中途半端な雰囲気だったが。ある人物が現れる事によって空気は一変する
「うへ、こいつはまた何があったんだか。すごいことになってるじゃーん」
「…………!」
今まで音沙汰がなかったホシノがいつも通りの態度で現れた
いつも通り緩い雰囲気だが、その手にしっかりとショットガンが握られている、どうやら戦闘音を聞いて駆けつけたのだろう。
突然、現れたホシノに先生達は驚きを隠せては居なかったが意外な事にホシノの登場に最も驚いていたのはヒナだった
驚きを隠せてないヒナを見てキリュウは違和感を感じた。何故、ヒナはホシノが現れた事に驚いたのか。ましてや、ヒナの反応はまるで、もう居ないと思っていたような反応だった事に違和感を覚えた
『ほ、ホシノ先輩!?』
「ごめんごめん。ちょっと昼寝しててね〜、少し遅れちゃった」
絶対に嘘だ
ホシノとの関わった時間は先生やシロコ達と比べるまでもなく少ないが確実に分かる。アビドスに何かあれば君は誰よりも先に出て、誰よりも前に立ちアビドスを、シロコ達を守るだろうに
それなのに今回は遅れた何かあったのか。それもこんな事態を後回しにし優先する程、ホシノにとって重要な何かが
「昼寝ぇ!? こっちは色々大変だったのに! ゲヘナのやつらが……」
「でも、もう全員撃退した」
「まだ全員ではないですが……まあ大体は」
「ゲヘナの風紀委員会かあ……便利屋を追ってここまで来たの?」
「…………」
ヒナは、ホシノの問いかけに答えなかった。
否、答えなかったのでは無かった、単純に何か考え事をしている様でホシノの問いかけが届いていないようだ。
ヒナの様子を見るとヒナは、ホシノをまじまじと見ていた。数秒、数十秒、無言でホシノを見た後、ヒナの表情は困惑や混乱が混ざった表情をしていた
「うーん、事情はよく分からないけど、対策委員会はこれで勢揃いだよ。ということで、あらためてやり合ってみる? 風紀委員長ちゃん?」
ホシノの挑発にヒナは乗ることはなかった……それどころか戦う気は無いに等しかったがホシノが現れてたからは完全に無くなっていた
「……一年生の時とはすいぶん変わった、人違いじゃないかと思うくらいに」
「……ん? 私のこと知ってるの?」
ようやく思考が纏まりが付いたらしいヒナは、懐かしさを感じさせる声色で言ったのだが、どうやらホシノは見に覚えが無い様で小首を傾げた
ヒナの口振りから知り合いだと思ったが、ホシノ反応を見るに違うみたいだな。ヒナが一方的に知って感じか
「情報部にいた頃、各自治区の要注意生徒たちをある程度把握してたから。特に小鳥遊ホシノ……あなたのことを忘れるはずがない。『あの事件』の後、アビドスを去ったと思ってたけど」
『あの事件』?何故、そんな誤魔化した言い方を?……まさか、人に言えない程の事があったか。それも ホシノが学園を去る可能性があっる程の………君は一体
何を隠しているんだホシノ
その小さな体で一体何を背負っているんだ
「…………」
「……そうか、そういうことか……だからシャーレが……」
きっと言われたく無い事があった様だ、ホシノがヒナを睨むかヒナはそれを無視し、何処か納得した様に呟いた
「まあいい、私も、戦うためにここに来たわけじゃないから。……イオリ、チナツ。撤収準備、帰るよ」
あっさりと言った。…………いや、あさっり過ぎじゃね!?いや、こっちとしては有り難いけとさ!?あっさり過ぎないか!?
「えっ!?」
『帰るんですか!?』
ほら、やっぱりそんな反応になるよな。何なら驚き過ぎてアヤネ聞き返してるじゃん
双方が驚きを隠せない中、ヒナは、こちらに近付いて来た。ホシノ達の近くでヒナは止まり姿勢正しく、しっかりと頭を下げた
「えっ?」
「頭を……」
「事前通達無しでの無断兵力運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こしたこと。このことについては私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドス廃校対策委員会に対して公式に謝罪する」
ずっと思ってたが、ヒナは人として完璧過ぎるな
責任感があり、頭も回り、実力兼ね備え、礼節もある人間なんて尊敬されない訳がない。
意外なのは生徒会に所属していない事だな。ヒナなら簡単に生徒会長になれそうな気もするんだがな
「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入することは無いと約束する。建造物や治療費についても、こちらで補償する。どうか許してほしい」
「委員長⋯⋯」
「ま、待って委員長! あの校則違反者たち……便利屋はどうするんだ!?」
イオリがヒナに声を荒げて訴えたはいいがヒナは、イオリの訴えをものともせずイオリを睨みつける。
あくまでも予想だが、ヒナはこれ以上余計な事は言うな的な意味を込めてイオリを睨んだんだろう、イオリはヒナに睨まれ黙り込んでしまった
「あ、う……」
「ほら、帰るよ」
ヒナが手を叩くと風紀委員会の面々はテキパキと撤退の準備を始めた
数分もしない内に撤退の準備を終えたのか風紀委員達は既に整列していた。
すると、ヒナが此方に再び振り向いて近づいて来た。正確に言うなら先生に近付いていた。
キリュウは、先生とヒナの会話を聞き取る為に耳を傾けた
「……シャーレの先生」
"えっと、私に何か用?"
「そう。あなたに伝えておきたいことがある。これは直接言っておいた方がいいと思って」
伝えたい事?それも俺達を交えず先生だけに一体何を伝えたいんだ?
俺達を交えないという事は、公には言えない事なのだろうか
「カイザーコーポレーションのこと、知ってる?」
カイザーコーポレーション……確か調べた時の見つけた情報はキヴォトスで様々な事業を展開している大企業でPMC、銀行経営、リゾート開発、インフラ開発、コンビ二営業、兵器の販売など、様々な分野に手を伸ばしている会社だったな。
調べた感じ外面は良く見えるが実際はかなりグレーゾーンギリギリな事をしまくって金を稼いでるとかなんとか、アナハイムと比べると完全に小物だな。
いや、アナハイムと比べられ時点で碌でもないのは確定だな
"ざっくりとだけど知ってるよ"
「……そう…………これはまだ『万魔殿』も、ティーパーティーも知らない情報だけど。あなたには知らせておいた方が良いかもしれない。アビドスの捨てられた砂漠……あそこで、カイザーコーポレーションが何かを企んでる」
"アビドス砂漠の郊外でカイザーコーポレーションが……"
「そう。本当なら、廃校予定のアビドスに教える義理はないのだけど……一応、ね」
ヒナは、先生に優しく微笑みながら言った
その笑顔はどこか儚げで放っておけないように感じた。
「じゃあまた、先生」
そうヒナは先生に告げるとイオリ達を連れてアビドスを去っていった
ーーーーーーーー次回予告ーーーーーーーー
"色々あったけど、キリュウ君が無事で安心したよ。連絡がつかなかった時は本当に焦ったんだからね"
「すみませんでした」
"ところでどうして、連絡が遅れたの?"
「敵の目的が分かってから連絡しようと思ってな探ってたら時間が掛かって遅れちまった」
"そっか。……キリュウ君今度からちゃんと連絡してね?"
「……分かったよ」
「"次回【最悪の可能性に備えて①】"」
「また、見てくれよな!」
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最後までご閲覧して下さりありがとうございます
上でも言いましたが今後、1話や2話などに修正を入れられるタイミングで入れていこうと思います
また、次回見てくれると嬉しいです
ブルフロガが戦闘するとするならどのデカクラマトンと戦闘して欲しい?
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ビナー
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ケテル
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コクマー
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ケセド
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ゲブラ
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ホド