ダイバーは透き通る世界で何を成す   作:余楽

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どうも余楽

アンケートを実施してる回答してくれると助かります

今回新しいアンケートを実施した理由ですが単純にパヴァーヌ編で新MS出すのに悩んでまして、作者としては出せるなら楽になりますし、少し構成も固まりつつあるのですが読者の皆さんの案も聞いてみたいと思っているので回答してくれると嬉しいです
※ちなみに新機体はジオン系です

それと投稿遅れてしまい申し訳ありません
少しリアルで精神的に辛いことがあり、中々小説を書くのに腰が入らず遅れてしまいました



21話:それでも手放さなかったもの①

 

アビドス高校から後して時間にして約30分、目的地であるカイザーPMC駐屯地を視認する

キリュウは全員にスピーカー越しに話し掛ける

 

 

「みんな、見えたぞ。あそこがホシノが囚われてるいるPMC基地だ。

これより最終確認を行う、全員返答はしなくいいしっかりと話し聞いて頭に叩き込んでくれ、今回の作戦は三つの部隊が同時に行動するがホシノ救出の為に動く部隊は君達だけだ、他のゲヘナ風紀委員会の部隊は増援として送られるPMCを相手してもらうが4人では限界はある、撃ち漏らしも出てくるだろう。

そこでもう一つの部隊便利屋68にはその撃ち漏らしを対処してもらうが、便利屋68ならある程度は動かせるがホシノ救出に本格的な参戦は難しいと思ってくれ、そして俺は基地到着後鉄屑共(PMC兵)の殲滅に移る。

撃ち漏らしは出さない様にするから安心してホシノ救出に専念してほしい」

 

 

言い終わった辺りでシロコの通信機から連絡が来た

 

 

『キリュウ、あの基地は入り口が正面か上空しかないどうするの?』

 

「上空からなんて相手に損害を与えられない方法は無しだな」

 

 

それを聞いた全員はなんとなくこの後どうなるかの想像は簡単についた

アヤネは加速に耐えながら恐る恐る質問する

 

 

『ま、まさか、このまま速度を落とさずに突撃する訳ないですよね』

 

「アヤネ、俺をなんだと思ってるだよ」

 

 

喋り方から察するにきっと実行しないだろうと思った先生達は少し安堵するがキリュウから容赦のない宣言をした

 

 

「突撃するに決まってるだろ。安心してくれブルフロガなら型落ち程度じゃ傷つけられねぇよ、しっかり掴まっとけよ正面突破だ!」

 

 

シロコ以外の空気が凍った

声色や言い方からして実行する様な雰囲気は一切なかったが、彼は実行すると宣言した。

もしや私たちが知らないだけであんな言い方して実行するのが当たり前だったのかもしれない

 

 

『 なんとなく言うと思った!どのみち、それしかなさそうね』

 

『そうですね!ホシノ先輩を一刻も早く助け出さないと!』

 

 

残された時間は少ない。多少危険でもそれで素早くホシノを助けられるのなら、割り切ろうと先生達は決めると同時にアヤネが正面に敵を発見しキリュウへ連絡を入れる

 

 

 

『前方に多数敵を発見しました! 距離は2km、すぐ接敵します!

キリュウさん対処お願いします!』

 

「了解!」

 

 

キリュウは、マルチロックオン機能で正面の敵に照準を合わせると『フルバーニアン』に搭載された20連ミサイルポットは発射しようとしたがそれは一つの通信で遮られる

 

 

『と、止まって下さい!』

 

「!!」

 

 

聞き覚えのある声を聞いたキリュウは『フルバーニアン』の各部スラスターを正面へ向け急減速を掛ける

もちろんシロコ達を落とさない様に咄嗟に反対の手で覆うと、目の前に砲弾の雨が降り注ぎPMC兵は全滅していた

 

 

『支援砲撃……?』

 

『あれは……L118、トリニティの牽引式榴弾砲です! 一体どうして……』

 

 

シロコ達から疑問が出るがそれに答えるように此方の回線に割り込んで来た子がいた。

ご丁寧にホログラム付きで。

ホログラムに写し出されたのはトリニティの制服を身に纏い、いつかのたい焼きの紙袋を被り、おずおすと申し出たのは普通(自称)の少女、ヒフミだった

 

 

『あ、あう……わ、私です……』

 

『あっ! ヒフ──』

 

『ち、違います! 私はヒフミではなく、ファウストです!』

 

 

あのヒフミさん?言ってます、自分の名前言っちゃってますとかツッコミたいが後回しだ。

正直な話しトリニティーに力を貸してもらないだろうと割り切っていたが良い意味で予想を裏切られたな、それにヒフミ本人まで出て来るとは本当、いい子だなヒフミ。

後で個人的なお礼でもするか?………今月は無理そうだな…

 

 

『わあ、ファウストさん! お久しぶりです! ご自分で名前を言っちゃってましたが、そこはご愛嬌ということで☆』

 

「やっぱそこツッコミたいよなぁ…」

 

『あ、あれ!? あう……! いえ、その、このL118は、トリニティの牽引式榴弾砲ですが……と、トリニティ総合学園とは一切関係ありません! 射撃を担当している皆さんにも、そう伝えておきましたので!』

 

 

ヒフミの支援はあくまで個人的なもので、公的な支援ではないっていう主張らしい。

これならヒフミ自身の情報が漏れない限り問題はないわけだ

 

 

「十分だ、援護助かったよ。ありがとなファウスト『様』」

 

『うん、すごく助かった』

 

『はい! ありがとうございます、ファウストちゃん!』

 

『あはは……えっと、みなさん、が、頑張ってください!

後、様とかは付けないでくれると嬉しいです』

 

「分かったよ。じゃあな、ファウスト」

 

 

キリュウが別れを告げると通信は切れた

通信を傍受された解析はないからヒフミの存在はカイザーにはバレることはない。

これでなんの憂いはない

 

 

「ホシノ救出メンバーに伝達!これよりカイザーPMC駐屯地正面を強行突破し隔壁を破壊し後に基地内部君達を送りとどけたら俺はブルフロガで鉄屑共(PMC兵)の注意を出来る限り引く、君達は決して立ち止まらず目的地へ行け!」

 

「「「「了解!!」」」」

 

 

シロコ達の返事を聞くと同時に再びスラスターを吹かし急加速して行く

駐屯地が近くなってくると迎撃の為に再び別部隊が展開されているのが見えてくるがその程度では覚悟決めたキリュウ達は止められない

キリュウは、再びマルチロックオンシステムを起動し照準を定めると背部両サイドに搭載された20連ミサイルポットからミサイルを発射し敵を殲滅していく

 

 

『うわぁぁぁぁぁ!?』

『ミサイル積んでるとか聞いてないぞ!?!?』

『来るんじゃなかったこんな会社…!』

 

 

断末魔らしきものは聞こえるが雑音にリソースを割くほど余裕は今のキリュウにはなかった

そして、速度を落とすことなくシールドを正面に構え隔壁に突撃し、隔壁を無理矢理破壊し内部に侵入する

重さにして約100tがマッハ1を軽く超える速度で突撃してくるのだ幾ら分厚い隔壁だろうが耐えれる訳もなく異様に曲がった隔壁は吹っ飛び待ち構えていたPMC兵を押し潰した

 

 

「て、敵しゅ  

 

 

声を上げ敵襲だと伝えようとしたのだろうがそれも虚しくブルフロガの足に踏み潰される。

しかも念入りにPMC兵押し潰した足を地面に擦り付けていた、例え残骸が残っていたとしてもミンチより酷いだろう

 

ブルフロガは、シロコ達を乗せた手を地面に寄せシロコ達を降ろす、勿論シロコ達に攻撃が届かないようにシールドを地面に突き立てている

シロコ達が降りたの確認するとブルフロガは背部にマウントしたダブルヘビーガトリングを持ちPMC兵に向けてガトリングの掃射を始めた

 

 

「行け!!立ち止まるなよ!!」

 

 

通信越しにシロコ達にそう告げると頭部バルカンとダブルヘビーガトリングを撃ちPMCの殲滅へ移った

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シロコ達はブルフロガから降りた後、白兵戦に移っていた

状況としては此方が押している理由は3つある

1つ、相手が疲弊していて体勢を立て直さないから

2つ、先生の指揮のお陰

3つ、ブルフロガが大暴れしているから

 

正直な話し、相手が大きく動かないのはブルフロガが大きな原因だ。

既存兵器はブルフロガの装甲を貫通できず、最新兵器呼べるものブルフロガに有効打を与えるどころか一撃殴られるか蹴られるだけでスクラップになる

そんなのが近くで暴れて周ってるとならば簡単には行動出来なくなり

結果、シロコ達は順調に進めたのだ

 

 

「これ以上は行かせないぞ!」

 

 

シロコ達の背後回ったPMC兵が攻撃しようとするがそれに気付いたアヤネがシロコに声を掛けシロコはそれに反応しドローンのミサイルを放つことで対処する

 

 

「させない!」

 

「ぐわぁぁぁ!!!」

 

 

ミサイルで吹き飛ばされたPMC兵はかろうじて意識は残っていた様で通信機で司令室に連絡した

 

 

「クソ……応答せよ、緊急事態だ!基地内に侵入された!繰り返す、緊急事態だ!基地内に侵入された!」

 

 

PMC兵はシロコ達が基地に侵入された事を急いで報告する。

だが、司令室は司令室で混乱に堕ち至っていた。

突然の強襲

一向に合流の気配のない別部隊

蹂躙されている味方からの救援要請

混乱状態の司令室に理事は苛立ちながら入ってきた

 

 

「状況はどうなっている!?」

 

「は、はいっ!侵入者たちが正面ゲートを突破!現在、基地内部を進行中です」

 

「ちぃっ!アビドス高校の連中め…………!」

 

「如何しましょう?」

 

「すぐに出撃できる戦力はどれくらいだ?」

 

「はい!第三部隊から第五部隊であれば………」

 

「他の部隊はどうした!?」

 

 

理事は苛立ちで忘れているが今この駐屯地に残された兵は依然と比べても目に見えて分かる程、減っている原因は勿論キリュウとブルフロガだ。

彼は敢えて撤退させず殲滅を選んだ理由はここにある、単純な話し数さえ減らせておけば攻略が楽になるのと圧倒的な力を見せつける事で混乱状態に陥った敵の判断能力を鈍らせブルフロガに戦力の大半を向かわせる様に仕向けたのだ

冷静に考えればこんな簡単仕掛けに気付けるだろうが冷静さを欠いた理事達には気付かなかった。結果、ただでさえ少なくなったなけなしの戦力の大半をブルフロガの対処に回した結果、蹂躙され侵入したシロコ達の対処が出来なくなっていた

 

 

「以前の戦闘で大半の部隊は壊滅…投入した兵器も全て破壊されてしまいました……」

 

「ぐぅ……シャーレの最終兵器めぇ!奴さえ居なければ!!!!」

 

「念のため、増援部隊にすぐに合流出来ないか確認を取ります!」

 

「急げ!」

 

 

理事がオペレーターに苛立ちながら命令を下している中、不満を溜めていたオペレーターたちが理事を見て、小さい声で陰口や愚痴を溢した

 

 

「何言ってんだよ。あの試作機を勝手に出動した挙句、一方的にやられて部隊全滅のきっかけを作った癖に……」

 

「全く、よく人のことを言えるよな」

 

「やめとけよ。聞かれるぞ」

 

 

普段の理事なら聞き漏らさないであろうな陰口や愚痴を現状の対策と対処に追われる理事の耳には届かなかった

 

 

「くそ!だが、北方の部隊を引き下がらせるわけにも……!」

 

「本部に相談しますか?」

 

提案するPMC兵に、理事は怒声を浴びせる。

相談した方が確実にマシな結果になっただろうが自身の地位と利益の保守をしたい理事にとってそんな事は出来る訳がなかった

どのみち犯罪者と化した理事を本部が助けるどうかなど分かりきっている

 

 

「馬鹿が!そんなことできるわけないだろう!私がどうにかする!!」

 

「す、すいません!」

 

「確認取れました!状況は変わらずですが、例の量産機は動かせるとのことです」

 

「えぇい!とっとと出撃させろ!!第三から第五もだ!!」

 

「しかし、それではこの施設の防御が手薄になりますが、よろしいですか?」

 

 

それは致命的だがこのまま侵入を許すのは更に致命的になるだろう

なら、こちらの防御を手薄にしてでも始末するしかない

そう考えた理事は部下に命令する

 

 

「こうなったら……ありとあらゆる兵器を総動員しろ!全ての戦力を以て、奴らを叩き潰し、我々には向かった後悔させてやるのだ!」

 

「了解!全兵器、全兵士出動せよ!繰り返す!全兵器、全兵士出動せよ!」

 

 

基地全体に設置してあるスピーカーから命令を各部に伝達すると地面のハッチが次々と開き、地下から理事が乗り込んだが棍棒扱いされた挙句一方に嬲られゴリアテの量産型が出てきた

 

 

「あれって、この前の!?た、確かご、ごり………棍棒だっけ?」

 

「違うよセリカちゃん!あれの名前ゴリアテだよ!?」

 

「仕方ない、あの時ばブルフロガとキリュウの方がインパクト強くてあんまり覚えてられなかった」

 

「そうですね。まさかキリュウさんがあんな怒り方するとは思いませんでした」

 

"正直、あの時のキリュウ君とブルフロガはめちゃくちゃ怖かったけど……やっぱり、ブルフロガはめちゃくちゃカッコよかった"

 

 

余裕がありそうな会話をしているが一機また一機と増えてくると流石に余裕は無くなっていくブルフロガとてあの数を相手にすれば危険かも知らないここは少しでも敵の数を減らそう、そう思った先生ば指示を出そとしたがゴリアテの前に鞄が飛んでいき誰かの狙撃によって鞄が大爆発しゴリアテが姿勢を崩した

 

 

「少し対処に手間取って遅れたけれど、どうやら間に合ったみたいね」

 

 

聞き覚えのある声を聞いたシロコ達は振り返るとそこにはアル達が立っていた

 

 

「便利屋68の皆さん!」

 

「やっほー眼鏡ちゃん、頼まれた仕事が片付いたから手伝いに来たよー!」

 

「はぁ、また骨の折れそうな敵だね」

 

「な、なら、私が爆弾を抱えて突撃して自爆するのはどうでしょうか?」

 

「ハルカ、そんな事しなくてもいいわ」

 

 

立て直したゴリアテはシロコ達を攻撃しようと両腕部のガトリングをシロコ達に向けゴリアテのパイロットは声を上げる

 

 

「……よくも邪魔してくれたな便利屋!!」

 

 

シロコ達を仕留める為にガトリングを放とうとするが、今度は別方向から機関銃を放たれガトリングが潰される

ゴリアテのパイロットは攻撃された方向を慌てて見るとそこにはヒナ達が立っていた

 

 

「ゲヘナ風紀委員会!?なぜここに!!」

 

「やれやれ、数だけの見かけ倒しだな」

 

「お待たせしました。対策委員会のみなさん、先生」

 

「何とか間に合ったみたいね」

 

 

一仕事を終えたヒナ達が此方に合流する

ヒナは、先生に顔を向け間に合った事に安堵する

すると、残されたゴリアテやドローン達が一斉に先生達に銃口を向ける

各々は戦闘準備を整えるがそれは無駄に終わる。

何故なら、ゴリアテの真横の外壁をぶっ壊しながら現れたブルフロガ

が謎の筒を腕から取り出しゴリアテに突っ込んで行く

 

 

「は!そんな筒一つで何が出来る!これ以上、俺たちを舐めるなよ!!」

 

 

ゴリアテが殴り掛かるがブルフロガが筒を振るう動作をやめない

筒が勢いよく振られた瞬間、蒼い一閃がゴリアテの上半身を切り飛ばし、増援に接近したブルフロガは筒を再び振い、蒼い一閃で増援は呆気なく全滅した

その光景を見たイオリ達はあまりの出来事に呆気にとられていた

 

 

「あ、あれが噂のシャーレの最終兵器……」

 

「デカ過ぎじゃない!?というか何あの武器!?!?」

 

「わ、私達も初めて見ました」

 

「アヤネちゃん、あの武器何!?」

 

「ご、ごめん、セリカちゃん。あんな武器見た事ない」

 

 

各々が様々な反応を見せる中、先生だけは、ただ静かに俯いていた

それに異変を感じたシロコは声を掛ける

 

 

"……………"

 

「せ、先生どうしたの?」

 

"ビ……………"

 

「ビ?」

 

"ビーム兵器だぁぁぁ!!!"

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

 

先生は感動していた。先生はロボットが好きだ女性ながらその魅力を知っている

周りから子供ぽいだの、女性らしくないと笑われることもあったがそれでも先生はロボットを好きであり続けたが誰かに話すことは無かった恥ずかしいから。先生になってキヴォトスに来てからはそれを隠そうと思っていた。

だが、本物の人が乗り込めるロボットを見て、生きている間に実現しないだろうと思ってビーム兵器が今目の前で実物が振るわれている事実に先生はその興奮と感動を抑えられなかったのだ

結果、先生は叫んだそれも号泣しながら

 

 

"ほ、本物のビーム兵器だ生ぎでてよがっだぁ〜!!"

 

「そんな号泣するレベル!?」

 

 

突然泣き出した先生に全員は慌てながらも宥める事にした

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

一方指令室では、画面に映し出された兵士と兵器の識別マークが映像に映し出されているブルフロガの攻撃に合わせどんどんと消えていく。

一撃、また一撃と容赦ない攻撃は戦力と兵士達の心を抉っていく

 

 

「第三、第五部隊が全滅……残存戦力20%を切りました…」

 

 

1人のオペレーターが絶望を滲ませた声で理事に報告する

それと同時に司令室に絶望が広がっていく、この場に居る誰もたった一機のロボットでほぼ壊滅状態に追い込まれると思っていなかった

アビドスの時とは真逆の状況が広がっていく、それを助長しているのもまた、あのロボットである。

映し出されている映像には生き残った1人の兵士すら念入りに叩き潰すロボット     いや、悪魔の姿があった

その悪魔は此処から誰1人生きて返さんという意思がヒシヒシと伝わってくる。

 

 

「あ、悪魔だ………」

 

「どうすんだよ、これ……」

 

「もう無理だよ……」

 

 

絶望が伝播するかのように、他のオペレーターたちも恐怖に染まった表情を隠さないようになっていく。パニックと恐怖が満ちていく状況に理事は、怒りと焦りが募っていく

 

 

「理事、本部から連絡です」

 

「そんなもん、繋がんでいい!!」

 

「で、では、何と伝えますか?」

 

「理事、現場から再び増援要請です」

 

「なにっ!?」

 

 

そして、次から次へとオペレーター達は理事へと報告する

理事には限界が近づいていた

怒り

焦り

それらが募っていくそれは彼の人生では決してあり得なかった程に募りそして決壊へと近づいていく

 

 

「次の指示を!」

 

「理事!」

 

「早く決断を!」

 

 

まるでゲームの如く減らされていく戦力

指示を仰ぎ待つことしかできない無能な部下

こんな状況で説明を要求する本部

今もなおこのまま進み続けるアビドス高校の対策委員会の連中

そして、全ての計画を破綻させ、全てを蹂躙するシャーレの最終兵器 

 

それが重なりに重なった結果、遂に決壊した

最早、抑えられない程の感情が溢れ返り抑えることの出来ない憎悪が理事を呑み込んだ

 

 

「あのー、お返事h   

 

 

理事の拳は近くにいた部下の顔面を叩き割ると先ほどまで騒がしかった指令室が静まり返った。全員が息を吞む中、理事がゆっくりと静かに憎悪の籠った言葉を吐く

 

 

「いいだろう……アビドス高校のガキ共、そしてシャーレ…貴様達は、貴様達だけはこの手で倒す。

()()を出す。完成しているのは幾つある」

 

「は、はい!50機程でしたら完成してます!完全こそしてない物もありますがそれでも動かせるのは追加で40機程あります!」

 

「分かった。残存戦力の中で適性のある奴らだけを集めろ」

 

「りょ、了解!」

 

「今に見ておれ……アビドス対策委員会。そして、シャーレ!貴様らに、本当の地獄というものを教えてやる!」

 

 

廊下へと出た理事の後ろには選りすぐりの兵器達が着いて行く

最早、理事はなんとしてでもシロコ達を排除するという意思が籠っていた

 

どうせ、本部は既に、今回の件については把握しているのであろう。

ここまで事が大きくなっては、連邦生徒会の捜査が入るのも時間の問題でしかない。ましてやシャーレ根回しのせいで今や私達は犯罪者でしにい、カイザーコーポレーションの上層部は、今回の責任をすべて自分に押し付け切り捨ててお払い箱にするのだろう。もはや自分にら未来はない。ならば、とる行動は一つ。

どうせ地獄に落ちるのなら、せめて忌々しいあの娘たちとシャーレ諸共、道連れにする。

 

そんな事を考えながら理事と部下達は、ある物を動かす為に地下へと消えていった

 

 





ーーーーーーーーー次回予告ーーーーーーーーー

「………先生、アンタいつまで泣いてんだよ」

"だっで、ビーム兵器だよ!ロマン兵器だよ!感動しないわけないじゃん!"

「あぁ……確かに実物を見た時は感動するよな、今の先生の気持ちも良く分かるな〜
ただ、雑談は此処までしようか尺的に作者が会話ネタに困ってくる頃だろうしさっさと次回予告しちまうか」

"うん、そうしようか"

「"次回【それでも手放さなかったもの②】」

「次回もよろしくな!」


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最後までご閲覧ありがとうございます
次回はオリジナル回を書く都合上、もしかしたら短くなると思いますがそれでも楽しんでくれたのなら嬉しいです

時計じかけの花のパヴァーヌ編で新MSを出すか出さないか※作者としては出したい色々と書くのが楽になる

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