...何だろう...暗いし...狭い。それに...硬い?...取りあえず状況を整理しよう。僕は
普通の高校生で、たしか古文の授業を受けていた....はず。こんな状況だとそれも怪しいけど....まぁまずここから出るか。って言うか本当にここ何処....
脱出後―――――――
...母さん、父さん。どうやら僕は...蜥蜴になったようです。...いや待って?
何で???確かに昔から蜥蜴とか爬虫類は好きだったけど...だとしても自分が蜥蜴になるは無い
でしょ普通おかしいでしょ....よくよく考えたらこれ、今流行りの異世界転生というやつなのでは?なら鑑定とか出来るかも....
"現在取得スキルポイントは100です。スキル【鑑定】Lv1をスキルポイントを100ポイント消費
して取得可能です、取得しますか?"
あ、出来るんだ...じゃあYes。
"【鑑定】Lv1を取得しました。残りスキルポイントは0です。"
ふむ....まぁ、自分を鑑定してみようか。【鑑定】。
"蜥蜴 名前:無し"
....あぁ、レベル低いから情報少ないでーすって?ふざけてるのか????
突然知らない世界に転生したと思ったらスキルレベル低いから情報あげませんは屑の所行でしょ。
....いやこんなことしてる時点でそいつは屑か....?まぁ良い。次は...当分の食料かな。周りには...
同族が三匹くらい。他は...今のところ見えない。同族を喰うか探索をするか....
ここで、尾裂に最悪な思考が奔る。――――蜥蜴ってどんな味がするんだろう?と。
....一体、一体くらいなら....いやでもこの体に慣れておかないと死ぬか?....うん、特訓...と言うか体の動かし方を理解しよう。えっと腕、いや前足の可動域は――――
―――3時間後。
結構集中しちゃったな....けど動かし方には慣れた。これなら.....
「グァ!?」
御免ね、君の命は頂く...よ!!
そう思いながら放った噛みつきにより、同族は絶命した。
さてさて、では....いただきます。モグモグ.....うん、薄味。ただささみみたいな食感。結論美味い。
ご馳走様でした.....ん?
"条件を満たしました。称号【血縁喰ライ】を獲得しました。称号【血縁喰ライ】の効果により、スキル【禁忌】Lv1・【外道魔法】Lv1を獲得しました。"
....すごい不名誉。けどまぁ仕方ない....それで?【禁忌】と【外道魔法】とは...【鑑定】のレベル低いから分からない...レベル?レベルなら上げられるのでは...使いまくってみるか。【鑑定】。
"石、壁、石、石、石、壁.....壁。スキルが一定値に達しました。スキル【鑑定】Lv1が【鑑定】Lv2になりました。"
お、上がった。じゃあ自分を【鑑定】!
"スモールレッサーリザード 名前:無し"
おぉ...種族名が....にしてもスモールやらレッサーやら、大分評価が低いですねぇ....もしや
クソ雑魚?いやそれは良いか。強くなれば関係ないし.....なったものは仕方ない。僕は...この世界で生きていく。さて、【鑑定】のレベル上げをしながら探索するとしましょうか.....
―――――4時間後。
クソ広い。本当に広い。何だこの迷宮...迷宮?もしやここ普通の洞窟とかじゃ無くダンジョン?
「ゲロッ」
....蛙だ。両生類は苦手なんdハ"チャ.....
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!痛っ、めっちゃ痛!!この蛙毒持ちじゃん!!しかも酸!!
"熟練度が一定に達しました。スキル【酸耐性】Lv1を獲得しました。"
痛み引いたけど喧しいわ!!....と言うかスキルって一定の行動で獲得出来るのか...なら100ポイント払った価値は?ってそんなこと考えてる暇は無い!幸い攻撃の出は遅い、これなら避けて避けて...今!!ほら喰われて痛ぁ!?
"熟練度が一定に達しました。スキル【毒耐性】Lv1を獲得しました。"
だから喧しいって!!....はぁ、疲れた....ちょうどお腹空いたし、
いただきます。モグモグ....苦い、そして痛い。酸を吐くなら当たり前か。
"スキルが一定値に達しました。スキル【酸耐性】Lv1が【酸耐性】Lv2になりました。"
"スキルが一定値に達しました。スキル【毒耐性】Lv1が【毒耐性】Lv2になりました。"
食べるだけで上がるのか....まぁ、ご馳走様でした。....頑張って生きるか。
―――――2日後。
転生3日目。変わらず蛙を食べたりして生きている....ん?何だ...これ、脱皮?
"経験値が一定に達しました。スモールレッサーリザードがLv1からLv2になりました。"
"スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました。熟練度が一定に達しました。スキル
【酸耐性】Lv2が【酸耐性】Lv3になりました。熟練度が一定に達しました。スキル【毒耐性】Lv2が【毒耐性】Lv3になりました。熟練度が一定に達しました。スキル【頑丈顎】Lv3が【頑丈顎】Lv4になりました。スキルポイントを獲得しました。"
...自分自身のレベルアップか。すごい、今までの傷全部綺麗に直った....それにスキルのレベルも上がったし、スキルポイントも獲得した.....なんとなくゲームみたいだ。まぁゲームみたいに簡単にいかないけど。それでも今後の方針は定まった。スキルや自分のレベルを上げて、強くなって、平穏に生きる。よし、そうとなったら強くなろう....噛みつきが強かったの【頑丈顎】か。今後も世話になりそうだなぁ。
―――――あれから更に5日、頼りまくった【鑑定】はLv5になりフィンジゴアットやエルロー
ぺカトット、エルローランダネルと言う魔物を狩って食べてきた。おかげで称号【悪喰】を獲得しスキル【腐食耐性】や【苦痛耐性】、さらには【貪食】と言ったスキルも獲得した。ついでに戦闘で【石化耐性】を獲得し【酸耐性】と【毒耐性】はLv4、【頑丈顎】はLv7になったし称号
【捕食者】を獲得。レベルも9になった....何故か【禁忌】も上がってしまったが...まぁ今のところ害は無い。そう思っていた....のだが。
「随分珍しい魔物が生きてるねぇ。あの
....見ただけで分かる。コイツはヤバい....まず間違いなく戦えば殺される!!!!!
「....あぁそっか。意思疎通が出来ないのか...どうしようかな....」
いや、言葉は分かるんです。ただ返答が出来ないんです.....あ、こっちが文字を書けば....この世界の言語分かんないじゃん.....
「まぁいっか。見たところもう少しで進化しそうだね....手頃な魔物を連れてくるよ」
....マジで?まさかいい人?いや、もしかしたら見極めとか?
―――――――6時間後。
あ、帰ってきた。
「はい、クイーンフィンジゴアット」
やっぱり見極めじゃん!!!って言うかクイーンって、この前ハイフィンジゴアットにすらビビって
逃げたんですけど!?.....やるしかない、か....二度目の人生もここで....いや、こんな簡単に死んでたまるか!!!!幸いこっちはレベル9、対する相手は....
"クイーンフィンジゴアット レベル7"
対して変わらない!!ちくしょう!!.....遠距離への攻撃手段は持ち合わせていない、今僕が取れるのは近接に持ち込むことだけ....けど飛ばれたら近づくことも...そう言えば...!!!!
"【貪食】:自らが「食べたい」と思ったものを食べることができ、自信のエネルギーとして保有できる。また食したもの固有のスキルを得ることがある。"
これだ!!僕が望むのは...."距離"だ!!
「!?」
あの人も驚いてる。何せ結構離れてたクイーンフィンジゴアットが急に移動したんだから。
距離が食べれると分かったらこっちのもの。食べて回避したり、近づいたり.....ここ!!
「ギュアァァ!!」
相変わらず硬い...けど【頑丈顎】Lv7なら大丈夫!!!
――――10分後。
やっっと死んだ....生命力高いなぁ....ま、いっただっきま~す。モグモグ
...うん、相変わらず不味い。お!!
"経験値が一定に達しました。スモールレッサーリザードがLv9からLv13になりました。"
"スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました。熟練度が一定に達しました。スキル
【貪食】Lv1が【貪食】Lv2になりました。熟練度が一定に達しました。スキル【鑑定】Lv5が
【鑑定】Lv6になりました。熟練度が一定に達しました。スキル【頑丈顎】Lv7が【頑丈顎】Lv9になりました。スキルポイントを獲得しました。条件を満たしました。スキル【空間転移】Lv1を
獲得しました。"
"条件を満たしました。個体:スモールレッサーリザードが進化可能です。進化先の候補が複数
あります。次の中からお選びください。"
【レッサーリザード】【スモールリザード】【ディバインリザード】【デモニックリザード】
....うん、前半二つは正統進化なのがよく分かる。問題は後半二つだ。絶対この人に出会ったからだろ!!どうする...絶対後半二つの方が強くなれるけど.....【鑑定】!!!
"【ディバインリザード】神聖を冠するリザード種の特異進化。進化条件:【魔王】に遭遇したLv10以上のリザード種の魔物が【魔王】への敵対を示す"
"【デモニックリザード】悪魔を冠するリザード種の特異進化。進化条件:【魔王】に遭遇したLv10以上のリザード種の魔物が【魔王】への共存を示す"
う~んどっちもヤバい。って言うかあの人魔王なの?僕最悪殺されてたんじゃ無い?...うん、敵対
したくないし、【デモニックリザード】になろう。
「お、進化かい?なら見張っておくよ」
ありがたい...じゃあ、進化開始!!
"個体 スモールレッサーリザードが【デモニックリザード】に進化します。"
う..ぐぁ....これ、ヤバ...い.........
―――――数分後。
"進化が完了しました。種族【デモニックリザード】になりました。条件を満たしました。
称号【魔王の友人】を獲得しました。称号【魔王の友人】の効果によりスキル【深淵魔法】Lv1【魔力感知】Lv1【禁忌】Lv2を獲得しました。【禁忌】Lv2が【禁忌】Lv4に統合されました。【禁忌】Lv4が【禁忌】Lv5になりました。"
「あ、起きた。おはよ~」
あっはいおはようございます....姿は....何か赤黒くなったし一~二回りくらい大きくなった?まぁ
まず【鑑定】。
"デモニックリザードLv1 名前無し HP362/362 MP169/169 SP279/279 攻撃:497
防御:146 魔法:98 抵抗:73 速度:279"
うん、インフレだ。前までの自分が塵に見える。
「それにしてもデモニックリザードかぁ....珍しい種族だけど、私に共存を示したってことは...やっぱり君
...も?と言う事は他にも転生者がいる?
「どうする?私と一緒に来る?」
.....多分、ここでその提案を飲めば....僕はもう人と共存する道は取れない。けど...
「!!手を差し出した...って事は一緒に行くって事で良いのかな?」
はい。
「そっか。じゃあ一緒に行こう。私は
君は....そうだなぁ....うん、君は
こちらこそ、よろしくお願いします。
こうして、僕はノアと言う名前と、アリエルと言う共存者を会得した....多分僕が取得されたって言うのが正しいんだろうけど....
さぁ、ここからどうやって恋愛に持ち込むのかはこうご期待。恋愛を書ききるまでは続く..はず。