これが(ホロウで)生き残るための、オレの足掻きだぁ!   作:野菜大好き丸

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遅くなっちった。普段の毎日の社畜仕事の後で複数のソシャゲログインミッション消化してるから、書く時間がねぇ。
けどこういう時に無理に書いて出しても思いつかないわ、文が変な感じになるし無理せずマイペースで投稿が一番気が楽やわ。


あ、ゼンゼロ1周年に合わせて始めました。ログボとモノクロ初回購入とか日本円約3万使っておっぱい術法師匠と、銀河の妖精と同じ声の人を3天井でどうにか確保しました。
(すり抜けは白祇のちんまい社長、なんなら恒常のでも出てきたので1凸してる)



4.突撃、今夜の零号ホロウ!

(エヴォリューション・バースト!! オラァ!!!)

 

 

 

 自身の口から放出される光炎の息吹(ブレス)で次々とエーテリアスを焼き払う。焼き払われた怪物は身体がエーテル粒子と化する間も無く消滅していく。

 

 

 しかし、焼き払われた矢先に崩壊した建物の陰から新たにエーテリアスがぞろぞろと現れる。

 

 

 

(くっそなんだよこれ……。一体エリー都で何が起きたんだ!?)

 

 

 

 エリー都の異変を見た俺はリョウの救出のためにすぐさまエリー都に向かい、郊外をも呑み込んだ超巨大ホロウの中へと突入した。

 

 

 今までエリー都に立ち入ったこともなかったが、リョウのカメラアイに記録された映像とかでその街並みを目にしたことは何度もある。少なくとも世紀末なこの世界の中で平穏に、人々の活気で盛況していた都市なのだと認識していた。

 

 

 そんなエリー都も今や、燃え盛る炎と崩れ行く廃墟、そしてエーテリアスの唸り声と人々の悲鳴がそこかしこに響き渡る地獄と化していた。

 

 

 

 突入したホロウの内部は普段活動にしているホロウ内に比べ、淀んだ空気が機体に重苦しく圧し掛かっていく。どうやらこの大気中のエーテル濃度はかなり濃いといえる。

 そのせいかHAMSで内部のデータを収集しながらリョウの稼働シグナルを探知するも、時折ノイズが走り探知に時間が掛かっている。

 

(まだこの濃度でも違和感が感じないが、悠長に居続けるのは不味い気がする。俺もそうだがボンプであるリョウでも危ないかもしれない)

 

 

 焦らされる状況にどうにか平常心を保ちながら探知を続け、ホロウ内を突き進んでいく。

 

 

 だが進めば進むほど、大量のエーテリアスが襲い来るばかり。雑魚が大半だが数があまりにも多すぎて、倒し続けても次から次へと増援がやってきてキリがない。

 

 

 

 

 それもそのはず。なぜなら──

 

 

 

た、助け……Ghya……AAAAAAA!!! 

 

 

(……これが噂のエーテリアス化。ここにきて何回も見てきたが、ひでぇもんだ……。下手すりゃ俺もああなっちまうってか)

 

 

 大都市であるエリー都に暮らしていた多くの人間がホロウ内のエーテルに侵蝕されエーテリアスへと異化していく。しかもこれほどの高濃度であれば耐性を持たない人はおろか、多少の耐性すらも貫通して侵蝕してしまう程だろう。それが多くの人間や自立機械が多い場所で起きればどうなるかは、結果は火を見るよりも明らかだ。

 

 気が付けば一掃したばっかなのに、わらわらとエーテリアスが姿を現していた。

 

 

 

(ええいうっとおしい……いい加減失せろぉ!!!  )エヴォリューション・バーストブッパ!! 

 

 

 

 ……元は人間だったかもしれないが、せめて慈悲として一思いにやってやろう。ハイクヲヨメ、カイシャクシテヤル。

 

 

 そう思いながら湧き出た敵を千切る手はないが千切っては投げるように目の前のエーテリアスの群れを片っ端から殲滅していく。倒した途端にまた湧き始めてるが、こっちもこれ以上付き合う気は無い。こちとら仲間を助けるために急いでいるん──む? 

 

 

「ヨナ、急いで!」

 

「おかあさんまって……わっ!?」 ズテン! 

 

「何やって……っ! ヨナ! 逃げて!!」

 

 

 HAMSが何か反応を捉え、その方向に振り向いてみる。遠くからだがそこではホロウから脱出しようとしてる母娘の親子がおり、途中で娘の方が躓いて転んでしまったのを見かけた。しかも運悪くエーテリアスが彼女の背後に飛び掛かり襲い掛かろうとしていた。

 

 

(──あーもう! 間に合ってくれよ……!!) 早撃ちエヴォリューション・バースト! 

 

 

 速度を優先した光弾の息吹が口から放出される。その一撃は少女に非道な刃が届く前にエーテリアスに直撃し、上半身諸共吹き飛ばした。

 よし! 我ながらナイスヘッショッ! ビューティフォー……。

 

 

 少女を襲うロリコン(エーテリアス)を爆☆殺した所で、どうやら親子がこちらに気づいたらしい。けれどとても警戒されているようだ。

 

 ……まぁ、明らかにさっきの奴よりもヤバそうなのがいたらそうなるわな。とはいえこっちも急いでるし、かと言ってつい手を出しちまったし見捨てるのも何だかなぁ……あ、HAMSがなんか反応を捉えた。えーふむふむ、なーるほど……。

 

 ……しゃあない、置き土産として()()は示してやっか。幸いあれなら安全そうだし、あとは頑張って脱出してくれ。

 

 

 そう思いながら俺はある場所に向けて光弾を放つ。光弾は狙い通りの場所に着弾し爆発させた後、そのままこの場から離れていった。

 ──ああ、そういや、

 

 

 

(あの親子、特に母親が色々とわがままぼでぃ過ぎてムチィ♡ギチィ♡してたな。尻尾もなんかイルカかシャチみたいな尻尾してて太かったし)

 

 

 

 

 ……ろくなこと考えてない? うるせぇ! あんなん見たら性癖ブレイクされっぞ!! それに娘さんも将来あんな風に盛るペコになるんかね? 

 

 

 

~~~~~

 

 

「おかあさん、あれって?」

 

「わからないわ。助けてくれた……のかしら?」

 

 

 サイドラが立ち去った後、エーテリアスに襲われていたシリオンの親子は茫然としていた。娘の絶体絶命な危機に誰かが遠距離からの狙撃で救い、その後的外れな場所にエーテリアスを一撃で葬ったであろう光弾を吐き出してそのまま去っていったのだから。

 驚くことにその助けてくれた存在は人間でなく、巨体な大蛇であったのだ。思わぬ未知の相手に警戒し、娘を後ろに寄せて後ずさっていたが、大蛇の方は特に何かしてくる素振りはせず、じっと観察し先程の行動をしてからそのまま去っていったのだ。

 それに遠くでよく見えなかったが大蛇の体表は蛇でみられる鱗のようなものでなく、金属光沢が輝く装甲のようなものが蛇腹に連なっていた。新種のエーテリアスかと言われたらそう思ってしまうが、エーテリアスとは何か違う気もする。

 

 

「……あっ! おかあさん、あれみて!」

 

 何かに気づいたのか、娘が指を指しながら声を上げる。指を差した方向は見ると、そこには先程まで無かった筈のホロウの裂け目が出現していた。

 

 一体どうしてと母親は思ったが、裂け目が出現した場所はあの大蛇が先程放った光弾が着弾させた場所だったことを思い出す。どうやって裂け目を出したのか、どうして裂け目を暴いてそのまま立ち去ったのか、わからないことが多くある。

 

 

 ──ただ、何となくだがあの大蛇は意味も無くこんなことをしたわけじゃないことだけは感じ取った。

 

「……ヨナ、手を繋いで。あの裂け目に入るわよ」

 

「……うん、わかった」

 

 このままホロウの中にいてもいずれエーテリアスになってしまう。ならばと娘と手を繋ぎ、意を決して親子は裂け目の中に飛び込んだ。

 

 何とも言えない浮遊感と身体が吸い込まれていく異質な感覚をしばらく味わった後、親子は裂け目の繋がった先へと飛び出してきた。

 

 親子はここはどこかと辺りを見渡すと、どこからか自分達に呼びかける声が聞こえた。

 

 

「そこの親御さーん! 危ないですのでこちらに来てくださーい!」

 

 

 親子を呼びかけてたのは青と白を基調とした制服を身に纏った女性の人。それは市民なら知っている姿で、エリー都の治安維持組織である治安官だった。

 

 

「あの、すみません……。ここはどこなんですか? 私達、裂け目を通ってここに着いたんですけど……」

 

「裂け目を通って!? 裂け目の先は何処に繋がっているのかわからないのによく通れましたね……。ここは新エリート方面のホロウ外に通じている区画です」

 

「要は出口です。ささ、お二人共。あの列に並んで落ち着いて避難してください。お嬢ちゃんもよく頑張ったね」

 

 

 治安官はそういってホロウ内で脱出しようとしている行列を指差し、親子に脱出の行列に並ぶよう誘導する。親子は指示に従い、ホロウ脱出の行列に並んでいった。

 

「ねぇおかあさん、わたしたちたすかったんだよね?」

 

「ええ、そうよ。あの大きい蛇さんのおかげかもしれないわね」

 

「おっきなへびさん。やさしいヒーローさんだったのかな? わたし、こわくてかくれちゃった……」

 

「ヨナだけじゃないわ。私もあの時は怖かったもの。だから……もしまた会えた時は、その時にお礼を言いましょ?」

 

「……うん!」

 

 

 

 

~~~~~

 

 

 

 親子と別れた後、俺はホロウの中を勢いよく這いずり駆け回っていた。

 

 

 

 

(──リョーウ! どこだー! 返事し、っておいそこの人、あぶねぇぞ!) エヴォリューション・バーストダイイチダァ! 

 

 

(──ああもうエーテリアスが邪魔くせぇ! ゾンビみたいにわらわらと湧いてきやがる!?) エヴォリューション・バーストダイニダァ! 

 

 

(──なんだこの武家屋敷? 中から人の反応してるし逃げ遅れたのか……って母親がなんか子供にハラキリカイシャクさせようとしてるんですけどぉ!!? あと周りのエーテリアス邪魔ぁ!!) エヴォリューション・バーストダイサンダァ! 

 

 

(──“破邪の魔法壁”でこれ以上の侵蝕は防げると思うが酷いエーテル侵蝕だ……。ならおめぇの出番だ! 主治医ぃ!! 間違ってもDNA改造すんなよ? ほんとにするなよ? ……おい舌打ちすんなや!)

 

 

(──あの親子はとりあえず“強制脱出装置”で脱出させたから多分大丈夫だとして……ん? 騒がしいな? 今度はなんだって……うわぁぁぁ熊さんがたくさんいるぅ!? てか襲われてるしヤバイヤバイ!!)エヴォリューション・バーストダイヨンダァ! 

 

 

(──何? 脱出のためのルートが瓦礫で埋まって遠回りしないといけない? ……ほ~ん、ド〇ンパ!!)エヴォリューション・バーストグォレンダァ! 

 

 

 

 

 

 道中イベントまみれで少しばかり遅れたが、誤差だよ誤差。そんなこんなでしばらくホロウを進んでいくと──、

 

 

 

(ッ! リョウの反応! ようやく見つかったぞ──っておい待て、拠点と違う方向に進んでんのはなぜぇ!? どこ行くねーん!!)

 

 

 

 リョウの稼働シグナルがHAMSの探知に引っ掛かった。しかしシグナルの動きが拠点のある方向から外れた方へと進んでおり、俺はシグナルの後を追うよう急行していった。

 

 




・サイドラ
リョウ救出のためにホロウに突入。身内が優先だが、性分なのか困っている人を見てしまうと放っておけない貧乏くじな性格。
シャチ親子の時は近くにあった裂け目をHAMSで調べ、行き先が何となく大丈夫そうだったのでピーピング系効果の魔法罠カード(例:“旧神の印”や“マインド・ハック”など)を密かに使用し、ブレスに効力を乗せて裂け目を暴いた。

・母娘
ホロウ災害に巻き込まれたシャチのシリオンの親子。見た目は人間ベースでシャチの尻尾とギザ歯が特徴。
母親が色々とうおでっか…でお太ぉい!娘も尻尾がお太いので将来有望かもしれない。
今回の件で娘の脳裏には巨大な大蛇の姿が焼き付いたとかなんとか。

・エリー都の住民
あちこちで住民や建設従業員、治安官などが窮地の所を運良くサイドラに助けられた。その中には有名な狐シリオンの名家が混ざっていた。
お礼を言う前に去っていった(本龍は急いでいたためすぐに離脱していただけ)その姿に、助けられた人達は名前の知らない怪物の守護精神にただ感謝の念を向けていた。
後に「ホロウに棲まう大蛇」というホロウの噂話が世に上がり、一時は有名になったとか。悲しいことに(ドラゴン)として認識されてない。機械族だけど。

・とある狐シリオンの親子
最早これまでだが娘だけでも救う賭けとして、娘に自身のハラキリセップクカイシャクさせようとしたが、直前に謎の大蛇が乱入。大蛇は周囲のエーテリアスを焼き払い、ホロウ内のエーテルを遮断する結界を張り、いつの間にか現れた医者と看護師によって母親は現場手術での治療が施され一命を取り留めた。
手術の間、大蛇はその長い体を壁とし、下手人(エーテリアス)から身を挺し親子を守り、迎撃していった。その献身的に守り通す姿に未来の虚狩りは忘れられない記憶として残った。
治療後、大蛇が出した巨大なロケット発射台に入り、ホロウ外へと脱出した。

・主治医
“DNA改造手術”に描かれている医者。一緒に看護師も出現する。
カードの効果通りに一定範囲の生物の種族を変えることもできるが、本業である医者として治療も可能で、腕前は某真っ黒な医者並。それはそれとしてDNAの改造や移植はやりたい模様。
以前跡をつけて拠点を襲ってきたごろつきを使って実験した経験からエーテル侵蝕での治療の仕方を独自に確立。
“破邪の魔法壁”でこれ以上の侵蝕を防いだ状態で手術を行い、重篤だった母親の治療はどうにかなった。種族も属性も主の言いつけを守って変わってない。
その後、患者の容態から安全に帰す方がいいとサイドラに提案し、“強制脱出装置”で親子をホロウから脱出させた。罠が気を利かせたのか生身を飛ばす発射台でなく、ロケットが内蔵された発射台が出現した。

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