黒蝕竜現る   作:ヒゲホモ男爵

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感想や評価、ありがとうございます。
嬉しくって早めに書けちゃいました。
ちょっと短いけど。
書き始めてから半年も経ってるのにこれっぽっちしか書けてなくてごめんよ…でも俺頑張って続けるからさ……!
感想いっぱいくれ(強欲)



【2-8】問題児2人、ただし最恐は母

 

 

『ゴア・マガラ脱走事件』

 

 後にそう名付けられた一件は、事態の収拾に丸一日を要した。それでも十二分に早かったと言える。

 特に大きな事柄でいえばH.A.N.D.の入口たる門衛所の目の前にぽっかりと空いた大穴、最重要機密の失踪。

 さらに詰めかけていた記者陣への対応、その原因となった情報流出、脅迫を受けていた職員の保護……

 この日早朝から会議のために出勤していた月城柳は、これらの対応に当たることになり、結局上層部が『ゴア・マガラ、パーティ出席』の印を押した深夜まで残業を強いられる事になった。

 

 とはいえ、実際深夜まで残った仕事というのは大穴でも記者でも流出でもなく、最重要機密についてのこと。

 つまりゴア・マガラのこと。

 それを専用の施設を欠いた状態でどう運用するのか、即日のうちに判断するようこれまた上層部にせっつかれたからである。

 

 

 ──柳が現場に到着した時、混乱の真っ只中だった。

 一際目を引く大穴に、散り散りに打ち捨てられた招かれざる客(記者たち)、地上に上がってきた女性職員の罪の告白とゴア・マガラが弟を助けに行ったという話。

 それらを一挙に浴びせかけられて、当時の瞬間、柳の脳は閾値を超えてパンク寸前になってしまった。

 ただでさえ直前まで、先日にインターノットに投稿された暴露記事への対応決めのための会議で胃を痛めていたというのに。

 

 だがしかし月城柳という傑物は、強き母は。*1

 蒼角と変わらない年の少女に無遠慮にふりかけられる不条理に打ち勝つため、ふらつく足を大地に突き立て、事態を収束に導いたのだ。

 

 記者たちは病院へ搬送という体で追い払い。

 大穴には立ち入り禁止を施し。

 ゴア・マガラ捜索隊を編成。

 それぞれ、病院には「ついでに()()してきまーす」と浅羽隊員を。

 大穴には「任せてナギねぇ!」と声の通る蒼角を。

 ゴア・マガラ捜索には「鬼ごっこの修行だな、任せろ、会議を耐える修行よりは得意だ」と足の速い雅を。

 頼れる仲間をあてがって、柳自身は女性職員への聞き取りを行った。

 

 それから足早に戻った浅羽隊員の()()の成果を足して、事の全容を把握した柳は、事態を裏で手引きした人物がいると確信した。

 その人物が暴徒をつかって職員の親族を誘拐して情報を流出させ、記者を使ってその情報をインターノットに載せて、また別の記者を使ってそれを文字通りに光の速さで拡散させたのだ。

 ゴア・マガラというスクープを餌にして。

 

 それでいて黒幕は直接的な事は何もしていない。

 むしろ間接的な誘導の方がずっと多い。

 たったそれだけで、H.A.N.D.は半日と経たないうちに世間の矢面に立たされ、救世主を求める民衆の総意に、秘匿という情報規制を破られた。

 破らざるを得なくなった。

 どこから湧いてきたのか分からないパーティの話も、H.A.N.D.は元から世間に公表するつもりだったというような風潮も仕組まれたもの。

 何も知らず、救世主がお披露目されると信じて疑わない民意の前に屈した上層部は、尚更黒幕の思う壷だった訳である。恐ろしいほど大衆を煽るのが上手いと、柳は舌を巻いた。

 

 だが、だがしかし。

 事の裏が分かれば分かるほど、柳は痛快だった。

 だって間違いなく、ゴア・マガラが武力行使で脱走した事は黒幕の想定外なのだ。

 

 黒幕の目的は確実に、ゴア・マガラを表舞台に引きずり出すこと。悔しい事にこれは完遂されてしまった。

 しかし黒幕にはもう1つ目的があるはずなのだ、最重要機密としてある意味では虚狩りよりも身軽で、所属を明確にしていなかった事で自由の効いたゴア・マガラを、表舞台に出すことで現在の虚狩り同様に個人を公開させ、所属とルールで縛るという目的が。

 これが分かったのは、それがもとより柳が憂慮していた事態そのものだったからだ。

 ゴア・マガラの持つ特性が有用であると分かるほど、そして従来のホロウ対策よりもゴア・マガラ単体で運用する方がずっと効率が良いと分かるほど、ゴア・マガラ個人が望まぬ大役に縛られてしまうのではないかと柳は以前より憂いていたのだ。

 

 結果として現実はその通りになってしまった。

 柳は自身の力不足を悔やんだ、けれど全てが柳の憂いた通りに、つまりは黒幕のシナリオ通りにはどうしたってならないのだ。

 

 なぜならゴア・マガラは、H.A.N.D.の施設を破壊した。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿を示してみせたのだ。

 ルールには縛られない。

 ルールでは自分を縛れないのだと。

 思い通りに動く駒にはなり得ないのだと。

 示したのだ。純粋に己の意思に従って秩序とルールを無視し得る在り方を。

 ましてや自分のためではなく他者のために障害を躊躇なく排除できるそれは、救世主には仕立てあげられても、命令という紙切れ1つで制御できる訳がないのだ。

 なぜならその在り方、時にはルールを無視してでも他者を救いに走る姿は、コミックにあるような、民衆にとっての『救世主』そのものなのだから。

 黒幕は民意を利用したために、そんな『民衆の救世主』を縛りきる事ができなくなった。黒幕が今後ゴア・マガラを不埒に利用しようとすることがあれば、それは即ち民意を敵に回す事になる。

 逆にゴア・マガラを糾弾し、罪人として手駒にしようとする可能性もあったかもしれない。しかしそれは黒幕自身が潰してしまったのだ。

 黒幕自身が扇動して、民意をゴア・マガラの味方につける形で此度の半強制的な情報の開示を起こさせたのだ。

 

 黒幕は『ホロウを消す救世主』の求心力を見誤ったのだ。この世界からホロウが全て無くならない限り、民衆の心がゴア・マガラから離れる事などないのだから。

 鎖のために利用された民意が、むしろゴア・マガラにとって追い風になったのだ。

 自由に翼を広げるための追い風に。

 

 

 柳にはゴア・マガラが誇らしくて仕方なかった。

 ここまで語った全てが、ゴア・マガラが行動を起こしたからこそ得る事ができたものなのだ。

 自分達がいいようにしてやられた相手に、自分達では決して取れない方法で、この先に幾手も予測される非道徳的な敵の手段を半分は潰したのだから。

 

 柳は浅羽隊員に連絡し、病院送りになった記者達に今回の騒動の客観的な顛末を流した。

 もちろん、英雄的な着色を加えて。

 

『悪辣な誘拐事件、それを幾重もの障害を打ち払ってでも助けにいく14歳の少女』

 

 物語が劇的で、熱情的であるほど救世主という印象はより濃く民衆に与えられ、黒幕の魔の手を阻む天然の盾となるのだ。

 自分がしてやられた情報操作のお返しである。

 

 

 ──ゴアが帰ってきたら、いっぱい褒めてあげよう。

 

 

 そう思いつつ、しかし柳は大穴の前で仁王立ちになり、眼鏡を光らせて救世主の帰りを待った。

 慈母のような笑みの下に、深き怒りを含ませて。

 

 

 だってほら、それ(功労)これ(大穴)は別だもん。

 

 

 〜

 

 

 今回のあとがきというか、今回のオチ。

 

 ゴア・マガラは空から帰ってきた。

 件の誘拐された少年と、本当に何故か歌姫アストラ・ヤオを両腕に抱いて。

 

 少年の方はすぐに保護され、検査入院として運ばれていった。姉がそれに同行し、誘拐事件は解決した。

 しかし誘拐事件を解決しに行った人がよりにもよって歌姫を誘拐してきた事実に、柳は気を失いかけた。

 この事が明るみになれば、産まれたばかりの『救世主』の看板に歌姫拉致の汚名がつくことになり、磐石でなければ意味がないものがぐらついてしまう。

 なんとか隠匿しなければ──

 

 柳がそう考えて直後に、そのアストラからとある申し出があった。

 

「今回のこと、公表するつもりはないわ。そのかわり、私がゴア・マガラさんと()()()()会える権利が欲しいの」

 

 それは誘拐の被害者とは思えない確固たる姿勢に、有無を言わさぬ圧を含んだ示談の申し入れ……の形をした脅しだった。

 呑まなければ、TOPSに連なる帝光とアストラのファンを全て敵に回す事になるという脅し。

 その対価に何故「会える権利」を望むのかは全くわからない柳だったが、詮索も許さないと語るアストラの目を見て、温和な顔を作って示談を受け入れる事にした。

 

 これがただ単に、アストラが好きな時にゴア・マガラと女子会がしたいがために持ちうる全てを利用した演技だなどと到底分かる訳もなく、この日H.A.N.D.とアストラ個人の間に、アストラ完全優位の契約が成立した。

 

 その後アストラは"脱走癖の結果H.A.N.D.に保護された"という形でおさめられる事になり、連絡を受けた黒服達とイヴリンが迎えに現れる。

 その際本当の事情を知らない帝光側はH.A.N.D.に感謝を示すとして、代表が電話越しにH.A.N.D.の施設復旧費を全額負担するという話をもちかけた。

 これはもちろん当事者に噂のゴア・マガラがいた事や、返礼にしてはあまりにも大きな金額を動かす事による表には出ない貸しをH.A.N.D.に作る目的があったのだが、一番の理由はアストラがゴア・マガラを指して『公的な友人』として公表すると言ったためだった。

 

 柳としてはそれを笑顔で(胃痛を我慢して)受け入れるしかなく。

 またしても何も知らない帝光の代表は『世紀の歌姫と救世主が並ぶ』姿とそれによって生まれる利益を見越して、これを声高に受け入れたのだ。

 復旧費の負担は、そのための先行投資。

 H.A.N.D.はなし崩し的に、恩を買わされたのだ。

 

 歌姫アストラ・ヤオの強かさ、恐るべし。

 

「さぁ! 帰ったら新曲を書かなくっちゃ、今なら何曲でも編めそうなの!」

 

 そう言い残してH.A.N.D.を去っていったアストラは、この日誰よりも幸せな顔をしていた。

 

 

 〜

 

 

 そうして全てが片付いて、夜。

 人気のなくなった大穴の前で、ゴアと雅は正座を強いられていた。

 ゴアの方は言わずもがな。

 雅も揃って正座させられていたのには割と残当な理由があり、それというのも──

 

「それで、雅? 何をどうしたらメロンを10個も買ってくる事になるんですか? ん???」

「いや、その、なんだ。ゴアを探そうとすれば必定と空を目上げながら駆けるのがよいと思ったのだ」

「そうですね、目の見えないゴアさんが動くなら、建物に囲まれている地上よりも空中で行動している可能性が高いですね? 事実H.A.N.D.を去る際には空へ飛び上がっていったという証言を私も貴方も聞きました、えぇ聞きました、それで?」

「空を見上げながら走っていたら、空を飛ぶ修行を思い出してな、これがなかなかどうして難しくも手応えのあるものでな、空を飛べれば我が刃に磨きがかかり……」

「修 行 に か ま け た ん で す ね ? 」

「…………ごめんなさい」

 

 修行にかまける。

 そんな一行で矛盾する行為をしてしまうのが修行バカ長耳キツネこと自分の上司だと、分かっていたはずなのに柳は口から出る溜め息が収まらなかった。

 空を飛ぶ修行自体は、少し前に興味を持っていたらしいことは分かっていた。しかしまさか今日の緊急事態そっちのけで没頭してしまうほど執心だったとは思っていもいなかったのだ。

 

「それで? 修行の末に飛びすぎた先でメロンを買ってきたんですか?」

「いや、これは慰労の品だ。柳がいれば此度の事態も問題なく解決してくれると思ったのだが、それとして労いのために……」

「大変だと分かってて手伝わなかったと?」

「…………きゅう」

 

 もう笑顔で固着してしまった柳の顔を前にして、耳長メロンバカ上司の長耳は力無く折れてしまった。

 そしてその隣には、雅の前にひとしきりの説教をされたゴアがあったのだが。

 

「ところでゴアさん? 貴方の隣にいる駄キツネはこんな事をしてくれやがった訳ですが、ゴアさんならどうしますか? 空に飛んで行っちゃいますか?」

「い"き"ま"せ"ん"ッ"ッ"ッ"!!!」

「これからはちゃんと相談できますか?」

「し"ま"す"ッ"ッ"ッ"!!!」

「私に何か言うことはありますか?」

「ご"め"ん"な"さ"い"ぃ"ッ"ッ"ッ"!!!」

「よろしい♪」

 

 少し前に柳からの説教。

 もとい、両肩を掴み、鼻先が当たるほどの距離で、一切瞬きしないまま1時間以上こんこんと周囲にかけた迷惑としでかした事の重大さをゴン詰めされ、顔が人生初めての涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。

 良くも悪くも幼体の竜には効果覿面だったのである。

 黒蝕竜の姿か? これが……

 

「ですが、社会には言葉で済ませない事もあります」

 

 しかしどれだけ泣こうが、今更反省しようが、やらかした事実は変わらない。

過去は消えない

 迷惑を被った柳の心情は解決しないし、山積みになった始末書は1枚も減らないのだ。

 だから柳は、鞘から抜いた刃を地面に突き刺して、残った鞘をしならせて空気を弾く。さながら瞑想に励む修行僧の雑念を叩き出す棒のように、勢いよく。

 スパァンと地面が削られる音は、問題児2人にはこれまた効果覿面らしい。

 武力では圧倒的強者のはずの2人が、震えている。

 

 もはや家畜同然に調教されるのを待つだけになった2人に差し出されたのは、人の頭ほどに積み上がった始末書と反省文の山。

 

「雅。貴方にはこれから、貴方が買ってきたそのメロンを果汁にして、水で100倍に薄めたものを毎日飲んでもらいます。それが無くなるまで他のメロンは禁止です」

「や、柳っ、それだけは、それだけはどうか……っ!」

 

「ゴアさん、貴方は向こう3ヶ月間食を禁じます。職員が貴方に餌付けするのも同様です、知らないと思っていましたか? 破ったら、貴方が食べたお菓子の包装を貴方が大切にしているドレスに縫い付けます」

「あば、あばばばばばばっ」

 

「わかりますか? 私は怒っているんです」

 

「ひとまずその紙の山を書き終えるまで、帰しません」

 

 

「責任は、口ではなく、行動で、とりましょうね♪」

 

 

 

 ▽

 

 

 翌日。

 ルミナスクエア、治安局。

 都市秩序部捜査課・特務捜査班のオフィスにて。

 

「なぁ班長どの、なにゆえにして此処に今話題の救世主サマがおられるのか、今一度この玉体に聞かせてはくれぬか?」

 

 急須で茶を沸かし、それを嗜む玉偶、青衣と。

 

「なんでも、()()()()で壊れた施設を一時的に復旧工事をする都合上、H.A.N.D.以外で預けられる場所がここだけなんだそうです、彼女は一度誘拐されていますから」

「老朽化ってどこでも起こりうるんですねぇ」

 

 書類作業の傍ら会話をする朱鳶、そして休憩がてらに握力トレーニングを続けるセス。

 そして真新しいデスクに向かう形で、椅子の上で借りてきた猫のように大人しい生き物が、ひとつ。

 

「あの、ゴア・マガラさん? 気分が優れないようでしたら、飴はいかがですか? 甘くて、気持ちが安らぐと──」

「おわぁぁあああああッッッ!!!」

 

 

 怒らせてはいけない人を知った、ゴアの姿があった。

 

 

 

 

 

 

*1
母ではない





ガス爆発は便利。
教会が言ってた。
次の話から特務捜査班に入ります。本来であれば過去のアンケートの上位順にいきたいところですが、理由は以下の通り。
(獲得票)


(239) 対ホロウ六課
:当時最多獲得票、よって最初が六課に。

(192) ヴィクトリア家政
:票数2位、そのため第5話『己が翼は誰が為に』の後に家政入りしてメイド服を着るゴアちゃんの構成はお蔵入りに。
時系列的にこの後にパールマン裁判が控えており、活躍の場はあるものの、そこにゴアちゃんを突っ込むとパエトーン兄妹と早々に再会してしまうため、たぶんパエトーン視点で少し登場するに留まると思われる。
有能すぎて扱いに困るアレ。

(118)邪兎屋
:ホントどこにでも出せる。
今度もちょくちょく出るし、なんならある程度絡ませる予定。ただし陣営入りさせるのは教育的によろしくないため後回しに。

(71) スターズ・オブ・リラ
:言わずもがな本作の最重要キャラの陣営。
ドでかい出番が確定しているので後回し。

(67) モッキンバード
:君のストーリーどこに入れる余地があるん?
実はすっごく良いアイデア浮かんだので採用したい。
勝者は1人だけと育てられた子と、勝者が1人でなければ生きられない竜……面白そうじゃありませんか

(64) カリュドーンの子
:バーニス

(26) 特務捜査班
:すごくまともで教育に良い
時系列的にも都合が良かったので採用、ジェーン秘話を書くかは悩み中。ダウナーお姉さんは好き?

(15) 白祇重工
:早い段階で絡ませると確実にサクリファイスとの戦闘になり、ゴアちゃんの特性上、サクリファイスの遺体が残らなくなってしまうため残念ながら後回し。
閑話なんかで書きたい

(14) 防衛軍
:半年も書いてたらたくさんキャラ増えちゃったよ。どうしよう……


というわけで、再度アンケートを置いておきます。
陣営丸ごと増えたりしましたからね。
あれこれ書きましたが気にせず、己の性癖に従って投票していってくれれば嬉しいっす。
忌憚のない意見ってやつっす。

ちなみに私の推しはパイパーです。
たとえ頭バーニスでも、パイパーを書くために必要ならバーニスのPVを無限再生する覚悟があるよ。
だからどうか選んでおくれ、ここまで読んでくれた貴方。私は応えるよ。

ブラザー、どんな女(男)がタイプだ?

  • 邪兎屋
  • ヴィクトリア家政
  • 白祇重工
  • 防衛軍・シルバー小隊
  • 防衛軍・オボルス小隊
  • 特務捜査班
  • カリュドーンの子
  • スターズ・オブ・リラ
  • モッキンバード
  • 怪啖屋
  • 雲嶽山
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