正邪「後者!!?」
とある日、正邪達は猫毛海浜公園の広場にピクニックに来ていた。
真宵「うーん。今日は晴れて良かったんじゃよ~」
正邪「そうだな」
姫「絶好のピクニック日和ですね」
腕をぐぐっと伸ばして言う真宵に正邪は同意して姫も笑って言う。
伊御「確かにそうだな」
榊「なんか小学校の遠足とかを思い出すよな~」
伊御「まぁ、弁当持って出かけるなんて普段はないからな」
姫のに同意してから榊のに伊御は頷く。
正邪「現代じゃそうなのか?」
真宵「まぁ、場合によりけりじゃね」
姫「でも皆さんとこうしてお出かけするのは楽しいです」
聞く正邪に真宵はそう答えて姫が楽しく言う。
榊「ああ。そうだなぁ~こうして……皆との楽しい思いでがあれば明日からもなんとか生きていける」
伊御「昨日までのお前に何が起こった!?」
そう言った榊のに伊御はツッコミを入れた。
正邪「怪人とでも戦ったのかよ……」
榊「いや、ジョークで言ったんだけど;」
呆れて言う正邪に榊はそう返す。
そんなたわいのない話をしながら一同は広場に着いた。
真宵「おー☆芝生が良い感じじゃあ☆」
正邪「お、確かに」
つみき「風も気持ち良いわね」
芝生を見て言う真宵に正邪も同意してつみきは自分の頬を撫でる風にそう言う。
榊「とう!芝生を見るとさ~なんか寝転がりたくなるぜ」
つみき「独特のふかふか感よね」
伊御「昼寝したくなるな」
飛び込んで寝っ転がってからそう言う榊につみきはそう言い、伊御も寝転がる。
姫「でもたまにちくちくする所がありますよね」
真宵「それはそれで醍醐味じゃよん」
正邪「そうそう」
苦笑して言う姫のにそう返す真宵に正邪も同意する。
榊「ちくちく…針の絨毯ってところか」
伊御「そりゃ剣山だ」
姫「そんな所で寝たらザクザクですっ!」
正邪「と言うか榊!おま器用な事してるな!」
頭で支えて胡坐をかいてるポーズを取って言う榊に伊御と姫はツッコミ、正邪は榊のポーズにツッコミを入れる。
☆
少しして榊の提案で遊ぶ事になった。
榊「やっぱこういう所での王道はキャッチボールだな」
ボールを持って榊がそう言った時、真宵があと声を上げる。
正邪「ん?どうした?」
真宵「ミットを忘れてるんじゃよ」
榊「マジ?」
伊御「素手で硬球は無理だろ」
聞く正邪に答えた真宵のを聞いて伊御はそう言う。
正邪「ミット?」
伊御「榊が持っている球を受け止める為の専用の道具だよ」
つみき「そのままやったら痛いわよ」
正邪「へ~」
説明する伊御のに補足するつみきのを聞いて正邪は関心する。
真宵「心のキャッチボールにミットはいらないんじゃよ!」
榊「素心でキャッチボールって事か!」
正邪「ダメだろそれ」
妙案とばかりに言う真宵のにそう言う榊に正邪は冷静にツッコミを入れる。
榊「やるぞ伊御!」
伊御「知らんぞ」
正邪「何かあっても榊の責任だからな」
そう言う榊に伊御と正邪はそう言ってから伊御は榊からボールを受け取る。
榊「ようし!遠慮はいらねぇ!バッチコーーイ!!」
パィィィン!
言い切った直後に構えた榊の手に伊御が投げたボールが炸裂する。
その後に榊はボールを落とし…
榊「こ、心が…痛い…(バタッ)」
正邪「馬鹿……」
つみき「痛いのは手よ」
汗を流しながらそう言って倒れる榊に正邪は呆れ、つみきが訂正する。
伊御「やっぱ無理だって…他には何を持って来たっけ?」
真宵「えっと……」
聞かれて真宵は持って来たのを見る。
真宵「色々とあるんじゃよ。バトミントンとかフリスビーとか~」
正邪「鳩?」
伊御「鳩じゃないよ。バトミントン。後、正確に言うならバドミントンでバドミントンはこのラケットをこのシャトル、半球状のコルクに水鳥等の羽を接着剤などで固定した物を使って打ち合う遊びだよ」
首を傾げる正邪に伊御は軽く説明する。
正邪「羽子板のような感じか」
伊御「まぁ、そんな感じ…んでフリスビーか、懐かしいな」
榊「昔よく卓袱台をフリスビーみたいに飛ばしてたもんな」
自分の知るので例える正邪に伊御は肯定した後に真宵が言ったもう1つの遊び道具にそう洩らし、起き上がった榊がそう言う。
正邪「は?」
伊御「なんだその独創的な卓袱台返し;」
榊のに正邪は呆気に取られて伊御はツッコミを入れる。
正邪「つか返しかそれ?」
榊「勿論だ。こんな感じで」
イメージ榊『こんな美味しい物!ごちそうさまでしたぁ!!』
真宵「美味しいのに投げるの!?」
聞く正邪に榊はそう言って卓袱台を持って投げ飛ばすイメージを言って真宵はツッコミを入れる。
正邪「可笑しいだろそれ」
榊「亭主関白だったんだ俺」
伊御「いや、亭主腕白だろ」
ツッコミを入れる正邪に返した榊のを伊御はそう訂正する。
姫「腕白ですか!?」
正邪「どんなのだよ」
驚く姫の隣で正邪はそう思うのであった。
☆
気を取り直して榊と伊御はフリスビーで勝負する様だ。
榊「いよし☆落した方が負けだ伊御!」
伊御「あぁ、行くぞ」
そう言葉を交わした後に榊は全力で投げて伊御はそれを苦もなくキャッチしてすぐさま投げて榊も同じ様にする。
何回も繰り返して行くうちにほとんど手先が見えないほどの投げ合いになった。
真宵「姫ッチも慣れればあんな風に…」
正邪「無理だろ」
つみき「フリスビーの絵じゃないわね;」
その光景にそう言う真宵のを正邪は否定してつみきは誰もが思った事を言う。
真宵「所でつみきさん、私等もフリスビーやる?」
つみき「あるの?」
あるよんと真宵はもう1つのフリスビーを出してつみきに渡して距離を取る。
真宵「ヘイヘーイ☆つみきさん。カマーン☆カマーン☆」
つみき「行くわよ」
そうかわした後につみきは全力でフリスビーを投げる。
結果…フリスビーは真宵の喉に炸裂、真宵は吹き飛んで倒れた。
真宵「(ちーん)」
正邪「真宵ー!?」
つみき「ゴメ…;」
倒れた真宵に正邪は叫び、姫も顔を青ざめて怖がる隣でつみきが謝る。
真宵「ヒュッヒュッヒュッ、ヒューヒューヒュー」訳、ふぇっふぇっふぇっ、流石つみきさん
正邪「無理に喋んな;」
つみき「何言ってるのか分からないわ」
震えながら起き上がつつ喋る真宵に正邪とつみきはそう言う。
真宵「正邪さんもどう?」
正邪「真宵…私に死ねと申すか?」
薦める真宵に正邪は先ほどのや榊と伊御のを見てそう言う。
弾幕とかしてるが流石にあれは受けたくないと正邪は思った。
伊御「おいおい……;」
榊「せめて避けるか防ぐかしろよ;」
それに一旦投げるのを止めた伊御は冷や汗を流し、榊がそう言う。
姫「無理ですよ!」
真宵「そうじゃよ!瞬きした一瞬で直前に円盤!眼前に斬首!どうやって避けろと!」
それに姫が顔を青くして言い、受けた真宵も反論する。
返答に榊は唸った後に首を…と言う。
真宵「首を?」
榊「引っ込める?」
姫「怖いですー!?」
正邪「あとは赤蛮奇みたいに飛ばすとか?」
真宵「それじゃあ妖怪じゃよ!!」
言われた事に姫は叫び、正邪のに真宵はそう叫ぶ。
つみき「赤蛮奇?」
伊御「神那の言ったのは名前で正式にはろくろ首の一種である抜け首と言われる妖怪で中国の飛頭蛮の流れを汲む日本での原型らしい」
首を傾げるつみきに伊御は小声でつみきに説明する。
正邪「頭を増やしたりもできるぞ」
姫「増えるんですか!?」
イメージ真宵『『『『じゃよーーーーー』』』』
真宵「止めて!イメージの私を人から離さないで!!」
続いて言う正邪のに姫はイメージして叫び、真宵は頭を抱えて叫ぶ。
☆
気を取り直して、つみきと真宵に変わって姫と正邪がやる事になった。
姫「えっと、次は私ですか;」
正邪「頑張れよ姫ー!」
オドオドする姫に正邪は応援する。
姫「そ、それじゃあ…ええい!!」
それに姫は自分で出せる勢いで投げる。
飛んで来たフリスビーを正邪はキャッチしようとすると…フリスビーは急速に方向転換して…
榊「がっ!?ごはっ!?」
伊御「あ、すまん;」
再びやっていた榊の右頬に命中して吹き飛んだ所を伊御の投げたのが追い打ちをかけた。
正邪「挟み撃ち?!」
姫「ふえぇぇ~すいません;」
それに正邪は驚き、その発端になった姫は謝る。
☆
榊のもあってちょっと一息つく事になった。
正邪「大丈夫か榊?」
榊「おう」
お茶を飲みながら聞く正邪に榊は寝転がったまま答える。
少し離れた場所で伊御も休憩している。
猫「にゃ~」
そんな伊御の所に猫が来る。
姫「あ、猫ちゃんです~」
正邪「あ、ほんとだ」
可愛いなと思った後に2人は伊御から目を逸らす。
その後に戻して驚く。
何時の間にか近寄っていた黒猫以外に5匹の猫が伊御にすり寄っていた。
正邪「多っ?!」
姫「にゃーんです!」
真宵「姫ッチ!神那ッチ!ちょっと!」
それに2人は驚いた後に真宵が呼びかける。
正邪「ん?」
姫「はい~それじゃあ伊御君。そろそろお昼にっ!?」
呼ばれてまた伊御から目を逸らした正邪は姫の反応に再び伊御を見て驚く。
なんと猫がまた5匹増えていた。
正邪「また増えた?!」
姫「まっしぐらーです!!」
それに正邪は驚いて姫は可愛さに鼻血を流す。
正邪「ホント…伊御、懐かれ過ぎ…後姫は鼻血拭こうな;」
それに正邪は呆れた後に姫に注意する。
☆
榊「そういや、伊御は動物に好かれやすかったな」
お昼を食べながら榊は11匹の猫に懐かれてる伊御を見てそう言う。
真宵「11匹の猫、昔そんな絵本あったような……」
姫「ああ、ありましたね!私読んでましたよ~」
正邪「と言うか好かれやすいで済ませて良いのかあれ;」
ふと思い出して言う真宵に姫は嬉しそうに言い、正邪は呆れて言う。
つみき「むぅ……」
姫「けど、ホント羨ましいですよね」
羨ましそうに見るつみきに姫はそう言う。
榊「猫がか?」
姫「はい」
真宵「つみきさんと神那ッチも伊御さんに撫でられてる猫が羨ましいんじゃろ~」
頷く姫の後に真宵がそう聞く。
正邪「あー、なるほど」
榊「神那、納得するのが良いが真宵が言ったの…自分達も伊御に撫でられたいって言う感じのだぞ?」
納得してる正邪に榊はそう言う。
正邪「ふぇ?」
きょとんとした後に先ほどの真宵のを思い出す。
真宵『つみきさんと神那ッチも伊御さんに撫でられてる猫が羨ましいんじゃろ~』
正邪「……はっ!」
真宵「(ニヤニヤ)」
それにより正邪は顔を赤くして真宵はニヤニヤする。
正邪「わ、笑うな!そして姫も鼻血を流すな!!」
それに正邪は顔を真っ赤にして腕をブンブン振る。
榊は笑っていると伊御に後ろからひっそりと近づくつみきに気付く。
つみき「にゃん」
伊御「ん?」
近付いて右腕を伊御の背中に鳴いた後に気づいた伊御にハッとなってすぐさま背を向けて顔を赤くする。
なでなで
つみき「!?」
不意に伊御がつみきの頭を撫でて、つみきは鼻血を噴き出す。
姫「ぶはぁ!?」
真宵「されたんじゃね」
榊「されたな」
それに姫も噴き出して真宵と榊は呟く。
正邪「むぅ……」
それに正邪は羨ましそうに見ていた。
☆
姫「あのにゃんにゃん。私も触っても大丈夫でしょうか?」
伊御「人懐っこいし、大丈夫だと思うよ」
復活した後に伊御に聞く姫に伊御はそう言って猫を1匹、姫に抱かせる。
猫「にゃ~」
姫「可愛いですぅーーー!(ぶはっ!)」
猫「(びくっ)」
真宵「和みますにゃあ~」
渡された猫の可愛さに鼻血ブーする姫に猫が驚く隣で真宵が別の猫の頭をうりうりしていた。
猫「にゃっぱー!」
真宵「ゴフッ!?」
榊「どぅええ!?」
それが嫌だったのか、真宵に見事なタイ○ーアッパーカットを決める猫に榊は驚く。
正邪「すごっ!?」
榊「キャット、ニャッパーカットか」
それに正邪は驚き、榊はそう洩らす。
☆
真宵「ふと思ったんじゃけど…」
正邪「ん?」
頬にキャットニャンパーカット(榊命名)の後が付いたまま真宵が切り出す。
真宵「猫ってフリスビードッグみたいな事出来るんじゃろうか?」
榊「流石にそれは無理だろう」
伊御「…………」
疑問を言う真宵に榊は否定する中で伊御はフリスビーを見て猫達を見た後に試しにフリスビーを持った手を動かす。
すると猫達はフリスビーを追いかけて、別の方向に移動させると追いかける。
そのまま追い続けるのを見て伊御は戦慄する。
伊御「まさか!?出来るのか…にゃんこ達よ…」
正邪「おいおい;」
榊「動く物に反応するだけじゃないのか?」
そんな伊御に女性陣は驚き、榊はツッコミを入れる。
伊御「……試しに一回……」
正邪「ホントにやるのか;」
そう言って伊御はフリスビーを投げると伊御の頭に乗っかっていた猫がバッと飛び出す。
そのままフリスビーを追いかけ…
猫「にゃっぷ」
跳んで咥えた。
真宵&榊「「おお!」」
姫「咥えました~」
正邪「戻ってこれるか?」
それに2人は関心して姫は鼻血を噴き出す隣で正邪はそう言う。
猫「んにゃ、んにゃ、んにゃ」
榊「戻って来れてない!!;」
つみき「それは無理よね;」
真宵「でも頑張ってる;」
正邪「確かに;」
フリスビーを頑張って引き摺りながら戻ろうとしてる猫に榊は叫び、頑張ってる様子に各々にコメントするのであった。
伊御「頑張ったな」
猫「にゃお~」
姫「とってもかわいかったです~」
なでなで
自分の頭に乗る猫の頭を撫でながら伊御は猫を褒める。
真宵「いや~しかし凄かったんじゃね~」
伊御「そうだな」
榊「しっかしホント伊御の動物に懐かれやすさは凄いよな」
先ほどの猫のを思い出して言う真宵に伊御は同意すると榊がそう言う。
それに伊御以外はあーと納得する。
伊御「そうか?」
言われた本人はそこまで自覚が無いようで自分に懐いている猫達を見る。
榊「そんなに懐かれてる人はいないと思うぞ?」
正邪「そうだぜ伊御」
そう指摘する榊に正邪も追従する。
そんなにかな…?と伊御は首を傾げる。
正邪「伊御が合図したら集合したりして」
伊御「はは、まさか」
真宵「では、試してみるんじゃよ」
そう言う正邪に伊御は笑うと真宵がそう言って3、2、1、はい!とカウントダウンし…
伊御「んー…集まれー」
ビシッ!
正邪「集まった!?」
目の前に勢ぞろいした猫や鳥たちに正邪は驚く。
と言うか猫はともかく鳥も来ると言う事態にどんだけ…と伊御を除いたメンバーはそう思った。
伊御「…………何時の間に……」
呼んだ伊御も自分にすり寄る猫や鳥たちにそう呟くのであった。
今回分かった事、伊御は猫にも鳥にも懐かれると…
正邪「次回、13日和目!昼寝⇔野生?に続くぞ」