こっちあっち…いや逆だ?!   作:Dr.クロ

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夏だ!プールだ!お掃除だ!←え?


14日和目~プール⇔お掃除~

榊「あぢぃ~あぢぃ~よ~」

 

伊尾「これは、絶好のプール掃除日和だな」

 

季節は夏になり、その暑さに呻く榊の少し後ろで伊尾はそう呟く。

 

正邪「にしてもすごい汚いなこれ。まるで沼みたいな感じだな」

 

真宵「まぁ、あながち放置してるのをそう表現しても間違ってないんじゃね」

 

水が抜かれているプールの底を見てそう言う正邪に真宵は肯定する。

 

キクヱ「では、準備が出来た人からお願いしますの~」

 

一同「はーーーーい」

 

手をパンとさせて注目を集めて言うキクヱに返事をする。

 

正邪「うぉ!?」

 

プールの底に降りた正邪は降りた際のプールの底に触れた足の感触に驚く。

 

真宵「掃除してないプールの底はホントなんとも言えないんじゃよ~」

 

榊「確かにこの感触はな……」

 

そんな正邪に同意する真宵に榊も同意する。

 

真宵「あ、そうそうつみきさん」

 

つみき「……ん?何?」

 

すると真宵がつみきを呼び掛けて何かを手渡す。

 

それは、真ん中をテープで纏めたブラシであった。

 

正邪「何、変なの作ってんだよ真宵;」

 

真宵「にょほほ、さあつみきさん。これをギュンギュン回して汚れを一網打尽じゃよ」

 

それに呆れる正邪だが真宵は気にせずつみきにそれを手渡してそう指示する。

 

指示されたつみきはこう…とブラシを高速回転させて汚れに当てると汚れは無くなって綺麗になる。

 

姫&咲&佳奈「「「おお~」」」

 

つみき「……あ」

 

そのまま他のもやろうとして手が滑って勢いが付いたブラシを手放してしまい…真宵に直撃した。

 

真宵「むはぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

正邪「クリティカルヒット!?」

 

つみき「ごめん;」

 

吹っ飛ぶ真宵を見て叫ぶ正邪の後につみきは謝る。

 

榊「うは~うひょ~」

 

京谷「どこ見てんだお前;」

 

一方の男性陣でとある所を見て満足そうに声をあげる榊に京谷がツッコミを入れる。

 

伊緒「何しているんだ?」

 

榊「夏のうなじが眩しいぜ」

 

京谷「夏の日差しじゃねえのかよ;」

 

聞く伊尾に返したのに京谷はツッコミを入れる。

 

榊「夏日の下の健康美につい目がな」

 

京谷「それはわからなくもないが…うなじはわからんな…」

 

榊「何ならわかるんだ?」

 

そう返した京谷に榊は聞く。

 

京谷「何って言われてもな…」

 

頬をポリポリ掻く京谷に榊はあっと何かに気づいて言う。

 

榊「そっか京谷は崎守にロックオンしてるからわからないんだな」

 

京谷「ねぇよ!後ちげぇよ!」

 

伊緒「ただ攻撃全部躱されそうだがな」

 

そう言う榊に叫ぶ京谷に伊尾はそう呟く。

 

榊「確かに華麗かつ優雅にかわされそうだな…ガンバ☆」

 

京谷「おい!?」

 

軽く言う榊に京谷は叫んだ後にはぁと溜息を付いてから顔を上げる。

 

京谷「ちなみに音無は女子のどこに目が行くよ?」

 

伊御「俺か?そうだな……」

 

そう聞かれて伊尾はワイワイ話し合っている女性陣を見て…

 

伊尾「笑顔かな」

 

京谷「!?」

 

そう答えた事に京谷は衝撃を受けてブラシを落とす。

 

榊「伊尾の答えに自分が汚れてる気になる京谷であった」

 

京谷「うるせぇ!」

 

そんな京谷の心境にナレーションをする榊に京谷は叫ぶ。

 

伊尾「胸とか言った方が良かったか?」

 

京谷「気を使わないでくれ?!」

 

そう聞く伊尾に京谷は叫んだ。

 

 

伊尾「やっぱりちらほらいるな」

 

榊「ああ、ヤゴとかカエルとかな、流すのもなんだしどうすっか?」

 

掃除してる中で見かける生き物達を見て呟く伊尾に榊も見てから聞く。

 

正邪「水槽に入れて川や池に放せばいいんじゃないか?」

 

京谷「なさそうだけどあんまり適当な所に放すと生態系を壊しかねないからそれはどうだろうな」

 

榊「まぁ、ヤゴは水槽で軍曹は…」

 

伊御「軍曹言うな;」

 

そう提案する正邪に京谷はそう言い、榊の最後のに伊尾はツッコミを入れる。

 

榊「塩をかけるか」

 

正邪「塩?」

 

伊御「なぜに?;」

 

突拍子もない提案に伊尾がツッコミを入れると榊はあーと漏らしてから…

 

榊「とか…す…?」

 

姫「かわいそうです!」

 

伊御「守矢の裏神に喧嘩売る気か榊;」

 

正邪「しかもそれはナメクジだ!」

 

疑問形で言った事に姫はつみきともども青い顔をして言い、伊御は思い出して言い、正邪がツッコミを入れる。

 

 

佳奈「おりゃあ!」

 

真宵「とりゃあ!」

 

しばらくして普通に掃除してるのに飽きたのか佳奈と真宵がタワシを使ってホッケーの様なのをしていた。

 

正邪「なんだあれ?」

 

伊御「ホッケーって言う競技のを真似してるんだよ」

 

榊「おータワシでホッケーでもぶ!?」

 

そんな2人のに気づいて聞く正邪に伊御が簡単に説明して榊が言おうとして顔面にタワシが命中する。

 

正邪「クリティカルヒット」

 

伊緒「パート2だな」

 

それにそう言う正邪の後に伊緒が付け加える。

 

真宵「ぬあー、すまぬタワシさん、いや榊さん」

 

佳奈「タワシさん!?」

 

正邪「じゃあこっちのタワシが榊か」

 

ぶつけた事に謝ろうとして名前を間違える真宵に正邪はのっかって言う。

 

真宵「けってーい!ではこのタワシを榊さんと名付けます」

 

榊「なんで!?」

 

高らかにタワシを持ち上げてそう言う真宵に榊は叫ぶ。

 

伊尾「その心は?」

 

真宵「サッカーボールが友達、的なノリじゃよ」

 

伊御「その友達にためらいもなく頭と足で打撃を入れられてるけどな;」

 

質問した伊御は返された事にそう言う。

 

咲「友達には遠慮は無用って事ね」

 

正邪「遠慮と言うか容赦じゃないか?」

 

持っているブラシを回しながら言う咲に正邪はツッコミを入れる。

 

その近くで京谷が素振りしたり、つみきもブラシを回してやる気満々だった。

 

榊「タワシの…事だよな?(ブオン!)はっ!?」

 

そう呟いた榊の前をブラシが通過する。

 

佳奈「榊くんをブラシで打つよ!」

 

正邪「台詞だけなら殺人予告だなそれ」

 

笑顔で言う佳奈のに正邪はツッコミを入れる。

 

伊御「まぁ、実際はタワシの方だしな」

 

榊「て言うか仮にも友の名前を付いてるんだから、ためらってくれよ」

 

そんな伊御の後に榊が悲しそうに言う。

 

正邪「まぁ、確かにそう簡単に…」

 

真宵「どぉぉぉぉっぉせい!!!」

 

正邪が言おうとする前に真宵がタワシを勢い良くかっ飛ばす。

 

正邪「打ったぁあああ?!」

 

榊「ほおぉぉぉぉぉぉい!?」

 

それに正邪と榊は絶叫する。

 

咲「榊くぅぅぅぅぅぅん!覚悟!!」

 

京谷「さっかき~このやろ~!!」

 

佳奈「全力で行くよ榊くん!」

 

そのまま伊尾と姫、正邪を除いたメンバーによる榊榊と言いながらのタワシホッケーが始まった。

 

榊「なぜいちいち名を呼ぶ…;」

 

正邪「ドンマイ、タワシ;」

 

姫「神那さん、名前間違えてますよ;」

 

そう呟く榊を慰めようとした正邪だが間違えて言ったのを姫に指摘されてやべとなる。

 

伊御「こらこら、皆、榊を虐め過ぎだぞ。その位にしなさい」

 

それに伊御が制止の声をかけて、それにメンバーも止める。

 

真宵「ふぇふぇふぇ;」

 

咲「ついね」

 

姫「昔話でこんなやり取りがあった気がします;」

 

正邪「あぁ、浦島のか」

 

そんなやり取りを見てそういう姫に正邪は思い出して確かにと頷く。

 

榊「お前なら止めてくれると信じてたぜ親友」

 

伊御「ああ、よかったな………榊(タワシ)」

 

榊「榊だって!?」

 

止めてくれたので嬉しそうに言う榊だったが伊御のに絶叫した。

 

正邪「やれやれ……」

 

それに正邪は呆れるのであった。

 

 

しばらく掃除をしていて正邪は姫と共に洗い流す為の水を運ぼうとしていた。

 

姫「うんしょ!」

 

正邪「大丈夫か姫?」

 

たっぷり水を入れたバケツをなんとか持ち上げる姫に同じようにバケツを持った正邪が話しかける。

 

姫「だ、大丈夫です~このバケツ、どこにお、け!?」

 

そう言って運んでいた姫は水たまりに足を滑らせてしまい、プールに落ちかける。

 

伊御「!姫!」

 

それに慌てて伊御は駆け寄ってキャッチしようし…なんとか姫を受け止めるがその頭に水の入ったバケツがかぶり…

 

つみき「い、お!?」

 

そんな状態の伊御に駆け寄ろうとしたつみきは姫と同じように水たまりに足を取られて…伊尾の背中に強烈な頭突きを食らわせる結果になった。

 

榊「コンボ!?」

 

正邪「いおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

それに榊は驚き正邪は倒れ伏した伊御に絶叫する。

 

伊御「あ、うう…」

 

榊「生きてた…」

 

なんとか起き上がる伊御に榊は呟く。

 

正邪「大丈夫か伊御!」

 

伊御「ああ、いきなり頭部を水と衝撃と暗闇が襲った後、背後から重い一撃が;」

 

榊「それは姫と御庭の友情ツープラトン攻撃だ;」

 

駆け寄って聞く正邪に答えた後にそう述べる伊御へ榊がそう答える。

 

伊御「姫は怪我してない?」

 

姫「だ、大丈夫です~」

 

怪我の有無を聞く伊御に姫はそう返し、つみきは?と言う問につみきは頭に小さいたんこぶ出来てるがそれ以外ないので首を横に振る。

 

つみき「ごめんなの」

 

真宵「でもよかったんじゃよ。もしバケツの向きが逆だったら;」

 

謝るつみきの後に真宵が言った事に誰もが想像して確かにと頷き…

 

つみき「いつもの榊と西原みたいになってたわね」

 

正邪「そうだな……」

 

榊&京谷「!?」

 

そう言うつみきと同意する正邪に言われた2人はショックを受ける。

 

 

しばらくして掃除を終えてプールに水張りされる。

 

キクヱ「お疲れさまですの~」

 

一同「お疲れさまでした~」

 

そういうキクヱに伊御達も返す。

 

キクヱ「みなさんにアイスを用意してありますの~」

 

一同「お~~!」

 

差し入れに女性陣が喜ぶ。

 

伊御「せんせい」

 

キクヱ「なんですの?」

 

呼びかけられたキクヱはなんだろうと伊御へと顔を向ける。

 

伊御「あれ、どうします?」

 

聞かれたのにキクヱはへ?となって伊御の指す方を見る。

 

そこには…プールに浮くスイカがあった。

 

キクヱ「スイカが浮いてますの!?」

 

正邪「いつの間に?!」

 

伊御「冷えてますよ」

 

それに驚く2人に伊尾はそう言う。

 

その後、スイカは人数分に切られた。

 

正邪「お~冷たくておいしいな!」

 

京谷「そうだな。スイカに塩がほしいかも…そういや榊はどこ行った?」

 

スイカの食べてんーとなる正邪に同意した後にそう呟いてから榊の姿がない事に気づいて京谷は周りを見る

 

伊御「あなたが…」

 

一同「?」

 

アイスを食べていた伊御のに誰もが伊尾を見る。

 

伊御「このプールに落としたのは…金の榊ですか?銀の榊ですか?」

 

姫「ふぇ?」

 

姫と伊御と榊を除いた一同「落としたの!?」

 

榊「え、俺が何?」

 

そう言った伊御のに姫は目をパチパチさせて、ほかのメンバーが叫ぶと塩を取りに行っていた榊が戻って来る。

 

姫「あ、普通の榊さんです」

 

榊「普通!?」

 

どういう意味と叫ぶ榊のに誰もがワイワイしながらプール掃除を終えるのであった。




正邪「次回、15日和目!お披露目⇔変身だ!楽しみにしとけよ!」
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