こっちあっち…いや逆だ?!   作:Dr.クロ

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テストの勉強をして傘が飛ぶ。

正邪「後半!?」


18日和目~勉強⇔雨降り~

キーンコーンカーンコーン

 

真宵「イェーイ!」

 

伊御「なんだいきなり」

 

チャイムが鳴ると共にテンションを上げる真宵に伊尾はそう言うが真宵はスルーしてある事を提案する。

 

真宵「にゃは、今日みんなで明日のテストの勉強会しない?」

 

正邪「テストの勉強会?」

 

姫「良いですねそれ!」

 

提案された事に正邪は首を傾げるが姫は手をパンとさせて言う。

 

伊御「いきなりだな;するったってどこでやるんだ?」

 

真宵「そりゃもちろん伊御さん家で!」

 

伊御「俺の家かよ!?」

 

いきなり自分の家を会場にされた伊御は思わず叫ぶがつみきはつみきで伊御の家に行けると言うので賛成側に回っている。

 

正邪「伊御の家か……そう言えば私行ったことねぇな」

 

伊御「確かに神那は俺の家に来たことがなかったね」

 

そう呟く正邪に伊御も思い出して言う。

 

大抵学校以外でははちぽちでワイワイしたりしているからだ。

 

榊「残念だけど俺ははちぽちのバイトのシフトだから行けねぇな」

 

正邪「そうなのか。んじゃ今回の榊の出番これで終わりだな」

 

それに対してそう言う榊に正邪はそう言う。

 

榊「……え?」

 

真宵「あ~確かにそうなるんじゃね」

 

そう今回の話は勉強会。

 

そのため参加しない榊はこれで出番終わりと言う事なのである。

 

榊(出番終わり)「なんですとぉ!?ってなんだこの表記はァ?!」

 

つみき「……また次話でね榊」

 

その後に名前表記の所に付けられたのに驚く榊へつみきはそう言う。

 

榊(退場)「ちょ、待っ……あ~~~~~~~~っ?!」

 

伊御「……メタいな;」

 

作者により退場させられる榊ややり取りを見て伊御はそう呟くのであった。

 

 

 

 

真宵「では各自帰宅後、速やかに用意せよ!」

 

姫「イエッサー!」

 

そう言う真宵に姫は慌てて敬礼する。

 

真宵「いざ、戦場へ!」

 

正邪・伊御「「戦場?!」」

 

続けての言葉になんで!?と正邪と伊御は叫ぶ。

 

真宵「敵に部屋を片す暇を与えるなー!」

 

姫「はい?」

 

伊御「勉強会じゃないのか?;」

 

続けてのに姫は首を傾げて伊御はツッコミを入れる。

 

そうして各自一回家に帰るのであった。

 

 

 

 

そして一時間後……

 

伊御のマンション

 

ピンポーン♪

 

ガチャ

 

伊御「いらっしゃいつみき、早かったね」

 

つみき「うん」

 

伊御「どうぞ」

 

つみき「お、おじゃまします……」

 

伊御の部屋

 

伊御「今お茶を持ってくるから」

 

そう言って伊御は出て行く。

 

見送った後につみきは伊御の部屋を見る。

 

つみき「……伊御の部屋に……一人……」

 

DEVIL『ケケケ!部屋を漁るなら伊御さんが居ない今がチャンスじゃよ!』

 

Angel『そんなことをしたら駄目です~!』

 

そんなつみきの脳裏で悪魔と天使が語り掛ける。

 

囁きにつみきはどうしようかと悩み…

 

伊御「漁るなよ」

 

つみき「にゃっ?!」ドキッ!

 

ひょこっと顔を出して注意した伊御のにつみきは顔を赤くしてあわあわする。

 

つみき「………伊御の……」

 

伊御がお茶を取りに行ったので改めて見渡した後につみきはベッドの上に畳まれたシャツが目に入る。

 

つみき「…………」

 

そのシャツに手を伸ばしかけてハッとなる。

 

つみき「っ!私は何を!?」

 

顔をブンブンするがシャツからの誘惑に負けてシャツを掴む。

 

つみき「(良い臭い…)」

 

シャツに顔を近づけて香る臭いに思わずふにゃりとなり…

 

姫「つ、つみきさん!?」

 

正邪「何やってんだ?!」

 

つみき「!?」

 

後ろからの声にビクッとなって振り返ると真宵達がいた。

 

姫「な、なにを///」

 

真宵「ニヨニヨ」

 

つみき「……………」

 

それに姫は鼻血を垂らしつつ、真宵はニヤニヤと笑う。

 

少ししてつみきはシャツを置いてゆらりと立ち上がる。

 

真宵・姫・正邪「「「?」」」

 

つみき「……記憶を消すには……強い衝撃を……」

 

バシュッ!

 

突きを放ち、衝撃が3人に来る。

 

つみき「……脳に」

 

真宵・姫「「脳に!?」」

 

正邪「下手したら死ぬぞそれ;」

 

それに真宵と姫は叫び、正邪がツッコミを入れるが恥ずかしさもあってつみきはシャドーボクシングを止めない。

 

 

 

 

しばらくしてやっと落ち着いたつみきは膝を抱えて姫たちに背を向ける。

 

姫「あのー……伊御さんには言いませんからつみきさーん」

 

真宵「伊御さんのシャツか…」

 

その隣では真宵が何時の間にか伊御のシャツを掴んでいた。

 

姫「真宵さんまでなにを!?」

 

正邪「おい、まさか……」

 

それに姫はツッコミ、正邪はまさかと目を見開き…

 

真宵「ムフーン!」

 

伊御のシャツを顔にくっつけた。

 

姫「はぅううううううう!?」鼻血ぶしゃー!

 

正邪「やっぱりやりやがった…」

 

真宵「お日様の匂いの中に伊御さんの風味が!さあ、次は姫っちの番じゃよ~」

 

それに姫はいつも通り鼻血を噴出し、正邪が叫ぶ中で真宵は評価した後に姫にもさせようとする。

 

姫「そ、それは流石に!?」

 

正邪「姫まで巻き込むなよ」

 

にゅふふと笑う真宵のに正邪は呆れる。

 

真宵「さあさあ!遠慮せずにどうぞなんじゃよー!」

 

姫「は、はぅー!それは流石に恥ずかしくー!」

 

つみき「(ツッコミたいけど…こっちに矛先向きそうだからできない…)」

 

嗅がせようとする真宵から逃げる姫を見ながらつみきはごめんと謝罪していると…

 

伊御「人のシャツで何やってるんだ?」

 

正邪「うぉ!?」

 

そこに人数分の飲み物と御菓子を乗せたお盆を持った伊御が来る。

 

つみき&姫&真宵「うわぁああああああああああ!?」

 

伊御「君たち…」

 

正邪「やれやれ…」

 

慌てまくる3人に伊御はなんとも言えない顔をして正邪は肩を竦める。

 

 

 

 

伊御「さっきの事は見なかったことにするから早くノート開け真宵」

 

真宵「んん~~~~…お?」

 

ノートや教科書などを広げて言う伊御のを無視して真宵は周りを見てゲームに気づき…

 

ポチッ

 

ウィィィィン

 

早速起動させて遊びだした。

 

ドゴッ!

 

真宵「うにゃぁあああ!?」

 

それにより伊御の怒りのノート投げが真宵の後頭部に炸裂した。

 

K.O!パーフェクト!

 

真宵が倒れると共にゲームがコールするのであった。

 

正邪「クリティカルヒットだな」

 

真宵「」チーン

 

何やってんだかと正邪は呆れる。

 

少しして真宵は起き上がって乾いた笑いを出しながら自分の後頭部に炸裂した教科書を伊御へと差し出す。

 

真宵「にゃ、にゃはははは。冗談じゃよ~」

 

伊御「良いからもうおとなしく座れよ」

 

そう言って教科書を掴むが、真宵が離さない事にん?となる。

 

真宵「い、伊御さん…」

 

伊御「ん?」

 

すると申し訳なさそうな真宵にまさか…と正邪達は見る。

 

真宵「大変申し訳にくいんじゃが…教科書貸して?」

 

忘れちゃったん☆とテヘペロをして言う真宵に…

 

ギリギリギリギリギリ…

 

伊御「勉強会って言ったのはこの口かな…」

 

真宵「あい…」

 

つみき「良いな…ほっぺ」

 

正邪&姫「え”?」

 

怒って頬を引っ張る伊御に真宵は冷や汗を流しながら答え、それに羨ましそうに言うつみきに正邪と姫は驚く。

 

 

 

 

気を取り直して勉強を再開し、しばらく無言だった中で姫が困った感じにつみきに声をかける。

 

姫「んー…つみきさん」

 

つみき「ん?」

 

顔を向けるつみきに姫は困った顔で教科書を向けながら指さす。

 

姫「この問題教えて欲しいのですが…」

 

つみき「良いわよ。……あ、ここね」

 

真宵「流石成績学年トップクラス!」

 

そう言ってさらさらと書き…

 

つみき「ここはね……こうなるのよ…分かった?」

 

伊御&姫&真宵&正邪「;」

 

答えを書いて返した。

 

姫「ごめんなさい!わからないですぅ!不甲斐ないですぅ!!」

 

伊御「そんな問題だけ解かれても分からないよ;」

 

正邪「確かにな。説明もしないと;」

 

つみき「駄目なの!?」

 

謝る姫の後に指摘する伊御と正邪のにつみきは心底驚いた後に落ち込んだ。

 

伊御「じゃあ俺が教えてあげるよ」

 

姫「ホントですか?」

 

うんと伊御が頷く隣で正邪と真宵はつみきを慰める。

 

真宵「つみきさん、そんなに落ち込まなくても…」

 

正邪「そうだぜ?失敗は誰にでもある」

 

つみき「別に落ち込んでなんかないわ」

 

それに対してそう返すつみきにさっきまでどよーんなの背負ってたじゃねえかと正邪は思ったが口に出さずにいると真宵が伊御と姫の方を見る。

 

そちらでは伊御が丁寧に姫に分かり易く教えていた。

 

真宵「なんか…良い雰囲気じゃねぇ。つみきさんやきもち…」

 

つみき「………」

 

正邪「(むぅ…)」

 

チャチャ入れようとした真宵はつみきと正邪にふとももを抓られて悶絶する。

 

真宵「つぁぁぁぁぁぁぁ!つみきさん正邪っち痛いぃぃぃぃぃぃ!!」

 

そのまま倒れてのぉぉぉぉと呻きながらタップする。

 

伊御「何やってるんだ真宵…」

 

真宵「あ、い、いやぁ…伊緒さんと姫っちにつみきさんと正邪っちがやきもちぃぃぃぃぃぃ…」

 

またも言おうとした真宵は再び2人に抓られる。

 

真宵「ふ、二人とも!そこは痛覚が勘弁ならないもものうち…」

 

ギリッ!

 

真宵「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

伊御「だからさっきから何なんだ?」

 

再び絶叫する真宵に伊御は冷や汗を掻いて呟くしかなかった。

 

 

 

 

真宵ちねりが終わって再び勉強に没頭する。

 

伊御「んん……解らないな」

 

困った感じで言う伊御のにつみきは反応する。

 

つみき「わ、私が教えてあげぇ…」

 

緊張しすぎて声が上ずってしまい、つみきは一旦咳払いして…

 

つみき「私が教えてあげるわ」

 

伊御「あ、うん…」

 

真宵&姫&正邪「リテイクした!?」

 

言い切ったつみきに伊御は頷き、そこまでやりたかったのと真宵達は思った。

 

しばらくして、勉強会が終わって真宵は伊御のベッドに寝転がる。

 

真宵「にゃあー……これでテストは完璧じゃね」

 

そう言う真宵にそうですねと姫は同意する。

 

つみき「私はまだまだね」

 

正邪「私もだ」

 

伊御「俺も」

 

他の3人はまだまだ精進するみたいで、それに姫は流石ですねと感嘆すると真宵がそうだ!と体を起こす。

 

真宵「夏休み、皆で旅行行かない?」

 

姫「ああ、良いですね!」

 

提案する真宵に姫も賛同し、そうだなと伊御も頷く。

 

伊御「旅行か…それなら前に榊たちと行った貸別荘とか良いかもな」

 

正邪「あとは紫に頼んで幻想郷の私んちとかどうだ?」

 

真宵「ぬおっ!?究極の選択なんじゃよ…」

 

続けての正邪の提案に真宵は唸る。

 

姫「た、確かにこれは悩みますぅ!」

 

つみき「むぅ…確かに」

 

それには姫とつみきも気になるようで唸り、伊御は苦笑する。

 

ただ伊御自身、幻想郷を見てみたいと言う気持ちは同じである。

 

真宵「むぅ…こうなったらくじで決めるんじゃよ!」

 

そう言ってパパッと取り出す真宵に何時の魔に…と正邪は呆れる。

 

真宵「さあ伊御さん引くんじゃよ!」

 

伊御「あ、ああ…」

 

言われて伊御は適当なのを1本取る。

 

出た結果は…

 

伊御「貸別荘だね」

 

正邪「そっちになったか」

 

真宵「ん~ちょっぴし残念じゃったね」

 

結果に真宵は少し残念そうだったがすぐさま切り替える。

 

真宵「んじゃあ早速予定を立てるにゃん!」

 

姫「はは、気が早いですぅ…」

 

伊御「テスト終わったらな」

 

片づけに行く前に釘を刺す伊御のに真宵はうにゃーんと呟く。

 

つみき「(伊御…旅行…)」

 

正邪「(伊御と旅行か…)」

 

お互いに旅行が出来る事にドキドキする様子に真宵と姫はん?となる。

 

 

次の週でテストが終わり…

 

真宵「イェーイ!皆、テストはどうだったかにゃ?」

 

テストを終えたのでハイテンションな真宵のに正邪は元気だなと呆れる。

 

つみき「いつも通り」

 

正邪「私もだ」

 

姫「私は自信ないのですが…今回は皆さんと勉強会しましたしなんとかなるかと…」

 

そんな真宵のに三者三様で返す。

 

真宵「じゃね!伊御さん家で勉強したことを思い出せば…」

 

そう言って思い出そうとし…浮かんだのは伊御のシャツであった。

 

姫「ぷはぁ!」

 

真宵「…シャツの匂いしか思い出せない…」

 

正邪「あほか…」

 

思い出して鼻血を噴き出す姫の後にそう言う真宵に頷くつみきを見て正邪は呆れた後に自分も…と思った顔をブンブン振る。

 

 

時間進んでお昼休み

 

食べていると姫がそう言えば…と何かを思い出して言う。

 

姫「そう言えば今日天気予報で午後から雨が降るって言ってましたね」

 

正邪「雨?」

 

姫が告げた事に誰もが外を見る。

 

外は雲が全くなくお日様が輝いていた。

 

伊御「この快晴で?」

 

正邪「ホントかよ…」

 

姫「この時期は天気が変わりやすいから」

 

疑問な正邪に姫はそう返す。

 

伊御「じゃあ傘持ってきたんだ」

 

姫「はい!ちゃーんと持って…」

 

そう言って姫は自分のカバンの中から取り出そうと中を探っているとハッとなり…

 

姫「うちの机の上に忘れてきました!」

 

つみき&真宵&正邪「ずこっ!?」

 

伊御「オチは忘れてないけどね;」

 

出て来た言葉に3人はずっこけ、伊御はそう漏らす。

 

※リアルでもそうだけど折り畳み傘などの忘れ物は注意しよう。

 

 

 

 

しばらくすると先ほどまで快晴だったのが曇ってきた。

 

正邪「曇ってきたな」

 

つみき「そうね」

 

曇り空に正邪とつみきが呟くと真宵がずずずっとよって来る。

 

真宵「さて!鬱々しがちなイメージが強い雨の日に画期的なアイテムがあります」

 

姫「おぉ!なんですか?」

 

正邪「まともなんだよな…?」

 

警戒する正邪につみきも同じように警戒してると真宵はフフフフフフフフフ!と笑ってから目を輝かせる。

 

真宵「熱烈カップルに絶対オススメな一品が……はいこれ!」

 

そう言って見せたのは…大きいハートであった。

 

姫「おっきいハートですね」

 

真宵「これを傘の先端に取り付けるだけで…」

 

正邪「取り付けるだけで?」

 

底のネジ穴を見せてから真宵はふっふっふっと笑い…

 

真宵「真の相合傘に早変わり!」

 

姫「な、なるほど!」

 

正邪「纏みたいだな」

 

それに感嘆する姫だったが正邪のに誰もがあーとなる。

 

真宵「はい、つみきさん使ってね」

 

つみき「いらない」

 

そう言って指し出す真宵につみきはきっぱり断る。

 

真宵「なんと!?」

 

正邪「いらないだろこれ」

 

驚く真宵に当然だろと正邪は呆れる。

 

また時間が経つと本格的に雨が降りだし始める。

 

姫「本格的に降ってきましたね」

 

真宵「梅雨の季節は過ぎたのにね」

 

降りそそぐ雨を見てそう会話をした後に姫は真宵の言った梅雨で目を瞑って連想する。

 

姫「梅雨…六月…ジューンブライドも過ぎちゃいましたねぇ」

 

正邪「ジューンブライド?」

 

なんじゃそりゃあ?と首を傾げる正邪に真宵が説明する。

 

真宵「六月に結婚すると幸せになれると言う伝説じゃよ」

 

つみき「確かそんな感じね」

 

へぇ~と説明された事に正邪は感心する。

 

伊御「女の子ってやっぱりそういうの気になるの?」

 

つみき「そ、そうね…き、気にな…」

 

聞く伊御につみきはモジモジしながら言おうとしてニヨニヨしている真宵と姫に気づく。

 

つみき「な、な、な……なうー!」

 

伊御&正邪「なう!?」

 

誤魔化す様に鳴くつみきに2人は驚くのであった。

 

そして帰宅時間、姫は窓に手を付いて溜息を吐く。

 

姫「せっかく用意したのに傘はうちの机の上ですぅ…」

 

真宵「私は置き傘二つあるよ」

 

伊御「俺も置き傘あったかな?」

 

正邪「私も置き傘ひとつあるぞ」

 

そうぼやく姫につみき以外がそう言う。

 

真宵「つみきさんは?」

 

つみき「私も持ってきてないわ」

 

そう言ったつみきにじゃあと伊御は言う。

 

伊御「つみきは俺の傘に入る?家、方向同じだし」

 

つみき「遠慮するわ…」

 

その提案を断るつみきの反応に真宵はほほうと呟いてから…

 

真宵「ははーん。つまり翻訳すると…」

 

正邪「翻訳?」

 

何が翻訳なんだと思っていると…

 

真宵「相合傘は恥ずかしいから遠慮したいけど本当は嬉しいの♥じゃね☆」

 

姫「な、なるほど!」

 

正邪「ああ…」

 

言った事に姫と正邪は言い方はともかく恥ずかしいと言うのは分かると伊御に頭を撫でられているつみきを見て納得するのであった。

 

 

そんな訳でそれぞれ置き傘を手に取り、姫は真宵のを貸して貰った。

 

姫「傘、ありがとうございます」

 

真宵「うぃうぃ、二つ置いといたかいがあったよん」

 

お礼を言う姫のにそう返しながら真宵は傘を開こうとし…

 

カチッ、バシュッ!

 

傘の先が飛んで行った。

 

真宵「………あれ?」

 

伊御「意図的じゃないのか!?」

 

正邪「マジか!?」

 

自身も予想してなかった展開だったので茫然とする真宵に伊御達は驚く。

 

姫「傘って飛ぶんですねぇ…」

 

伊御「飛ばないよ!?」

 

正邪「普通飛ばないぞ姫」

 

思わずそう言う姫に伊御と正邪はツッコミを入れる。

 

真宵「驚いた…」

 

正邪「壊れてたのか?」

 

姫「飛んで行った傘、どうします?」

 

そう呟く真宵の隣で言う正邪の後に姫が聞く。

 

真宵「そうじゃね。回収してく…」

 

るんじゃ…といってる途中で真宵は飛んで行った方を見て驚く。

 

目に入った光景は…

 

京谷「榊ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

飛んで行った傘により縫い付けられた榊の姿であった。

 

幸い、傘の先は榊の服の背中側のみを貫いていた。

 

その近くでは京谷が絶叫し、佳奈と咲も絶句して見ていた。

 

真宵「さ、さ、榊さん!?」

 

榊「ありがとう友達……」

 

正邪「魂抜けてるぞおい!?」

 

うおぉぉぃ!と慌てて榊を助け出す。

 

早めに助けたので榊は現世に戻ったのであった。

 

榊「た、助かったぜ…」

 

正邪「危うく小町のところに行くところだったな」

 

伊御達と別れ、歩く中でふいーと息を吐く榊に正邪はそう言う。

 

ホント危なかったなと榊は神妙な顔で頷く。

 

正邪「運が悪かったな」

 

榊「ああ…」

 

ホントに危なかったと榊は再度頷いてから話題を変える。

 

榊「そう言えば夏休みは旅行に行くんだよな」

 

正邪「ああ、そっちの貸別荘か幻想郷で貸別荘になったんだよな」

 

そりゃあ楽しみだぜ~と笑う榊に正邪はだよなと頷いた後…

 

正邪「………」

 

榊「伊御と御庭が気になるのか?」

 

その後にチラチラと伊御達の帰った方を見る正邪に榊は聞く。

 

正邪「しょ、しょんなわけ…」

 

榊「噛んでるぞ」

 

否定しようとする正邪だが噛んだ事で顔を赤くする。

 

微笑ましいなと榊は笑う。

 

正邪「むぅ…」

 

それに正邪は恥ずかしそうに顔をそむける。

 

榊「まあ頑張れよ。ライバルは手ごわいぜ?」

 

そう茶化す榊にな、何言ってるんだよ!と正邪は怒鳴って榊は駆け出す。

 

追いかけながら正邪はその顔は笑っていた。

 




榊「次回!『旅行⇔花火(前編)』…絶対に目立ちまくるぞ!」

伊御「普通に目立つから大丈夫だと思うぞ」

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