こっちあっち…いや逆だ?!   作:Dr.クロ

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榊「前編からの続きだぜ~」


4日和目~試食⇔バレンタイン・後編~

正邪「バレンタイン?」

 

なんか真宵によって集められた後に告げられた事に正邪は首を傾げる。

 

姫「え?知らないんですか?」

 

真宵「まぁ、田舎に住んでたんじゃし知らなくても仕方ないと思うんじゃ」

 

驚く姫にフォローする様に真宵が言う。

 

正邪「でそのバレンタインってなんだよ」

 

真宵「バレンタイン!それは全力で相手にぶつかると言う行事じゃ!」

 

姫「全然違いますよ!!」

 

つみき「物騒過ぎね」

 

聞く正邪にそう言う真宵に姫は叫び、つみきはそう言う。

 

正邪「で実際はどんなのなんだ?」

 

姫「バレンタインは日頃お世話になっている人や好きな人にチョコを渡す日なんですよ」

 

改めて聞く正邪に姫は微笑んで説明し、それに正邪はふうんと漏らす。

 

正邪「でみんなで何をしようとしているんだ?」

 

真宵「まぁ、その前に…つみきさん…」

 

つみき「あによ」

 

聞く正邪にそう言ってつみきに声をかけた真宵は少し間を空けて口を開く。

 

真宵「準備はオーケェ?」

 

つみき「なにがよ;」

 

真宵「もとい、覚悟はOK?」

 

姫「何がですか!?」

 

続けて出て来たのに姫が代わりに叫ぶ。

 

真宵「もちろん!チョコを渡す覚悟じゃよ!」

 

正邪「いや、普通に渡すだけで良いんじゃね?」

 

勢い良く言う真宵に正邪はツッコミを入れる。

 

真宵「甘いんじゃよ!生半可な気持ちじゃ相手に届かないんじゃよ!」

 

そう力強く言う真宵に3人は呆気に取られる。

 

真宵「んで、どんなリボンを用意するかが問題なんじゃが…」

 

姫「チョコじゃなくてリボンですか」

 

つみき「ますます意味が分からないわ」

 

そう言う真宵に姫は首を傾げてつみきの言葉に正邪もうんうんと頷く。

 

姫「ラッピングのリボンなら可愛いの沢山出てますよ~」

 

真宵「チッチッチッ、それじゃあ小さすぎるんじゃよ」

 

ほんわかに言う姫に指を振ってそう答えた真宵はつみきを指す。

 

真宵「つみきさんが用意するのは…」

 

正邪「用意するのは?」

 

真宵の言葉に正邪は聞き、真宵はふっふっふっと笑って言う。

 

真宵「プレゼントはわ・た・し用のリボンじゃよ」

 

姫「はひぃ!?」

 

正邪「意味分からん」

 

つみき「#」

 

出て来た言葉に想像して鼻血を噴き出す姫の後に正邪がそう言いつみきは怒りマークを浮かばせた後…

 

ゴン!!!

 

真宵「ふぎゃ?!」

 

怒りの鉄拳を真宵に炸裂させる。

 

正邪「うわっ、痛そう」

 

たんこぶを作って机に倒れる真宵を見て正邪はそう洩らす。

 

正邪「それで話はなんだ真宵」

 

真宵「さて、此処からが本題!」

 

呆れて聞く正邪に真宵はバッと起き上がって前置きしてから白衣の裏側に手を入れる。

 

真宵「じゃ~ん」

 

正邪「……惚れてまうねん?」

 

そう言って真宵が取り出したのはビンで張られたラベルに書かれたのを正邪は言う。

 

姫「真宵さん、それは?」

 

真宵「惚れ薬じゃよ」

 

正邪「惚れ薬ぃ?」

 

聞く姫に答える真宵に正邪はホントかと訝しげに見る。

 

姫「ほ、本物ですか?!」

 

つみき「怪しすぎるわ」

 

正邪「確かに」

 

それに思わずドキドキする姫の隣でつみきと正邪はそう言う。

 

姫「う、うわ~凄いです~!」

 

正邪「凄いのか?」

 

興奮する姫に正邪は呆れて呟く。

 

姫「で、でもですね人の気持ちにそう言うのを使うのはダメではないかと思うんですが、でもどうしてもと言うか仕方なくならなくもないと言うか、いやそんなはしたない事を」

 

正邪「姫落ち着け;」

 

はう~とマシンガントークする姫に正邪は言う。

 

真宵「つみきさん、コレならいかに朴念仁の伊御さんでも…」

 

つみき「……」

 

正邪「どうなるんだ?」

 

間を空ける真宵につみきは目を輝かせて待って正邪は聞く。

 

真宵「ようやく人並みに!」

 

姫「やっと!?Σ」

 

正邪「使っても人並み扱いなんだな伊御」

 

そう言う真宵に姫は驚き、正邪は呆れる。

 

つみき「…いいかも」

 

姫「うえっ!?Σ」

 

正邪「良いんかい」

 

そう洩らすつみきに姫は呟き、正邪はツッコミを入れる。

 

正邪「つかそれ、ホントに効くのか?」

 

真宵「伊御さんじゃからちょっと半々と考えてたりします;」

 

そう聞く正邪に答えた真宵にあーと女性陣は納得する。

 

正邪「確かに伊御だとな…」

 

誰もが思っていた事を正邪は代表して漏らすのであった。

 

下校する時間になっていつも榊と共に帰る正邪はつみき達と下校していた。

 

正邪「チョコっていったいどんなのを渡せばいいんだ?」

 

姫「市販のを渡したり、手作りしたりして渡したりですね」

 

真宵「後半のは神那っちはみいこさんに教えて貰えば出来ると思うんじゃよ」

 

聞く正邪に姫が説明して真宵がそう言う。

 

正邪「あ~確かにな」

 

姫「それでつみきさんはこれからチョコの材料を買いに行くんですか?」

 

ケーキ作りのみいこがいるんだから出来るだろうなと納得する正邪の後に姫が聞く。

 

つみき「そうよ。三人はどうするの?」

 

姫「作りますよ~お世話になってる皆さんに渡そうと思ってます~」

 

真宵「私もじゃよ~はちぽちの試食会で色々と勉強したからにゃ~」

 

正邪「ま、まぁ、世話になりっぱなしだし…私も」

 

聞くつみきにそれぞれそう返す。

 

つみき「じゃあ一緒に行く?」

 

姫「はい!」

 

真宵「もちじゃよ!1つだけ買い忘れた材料があるんじゃよ」

 

正邪「まぁ、みいこなら分けてくれるだろうけど自分のを買いに行くか」

 

聞くつみきに3人はそれぞれ返す。

 

姫「つみきさんはどんなチョコ作ります?」

 

つみき「チョコムース……かも」

 

姫「ほわ、ケーキ作るんですね」

 

聞いて返って来た事に姫は関心する。

 

真宵「チョコ苦手な伊御さんのためにわざわざケーキにするなんて乙女じゃねい」

 

姫「伊御君、チョコ苦手だったんですかぁ~」

 

正邪「そうだったのか」

 

くすくす笑って言う真宵に姫と正邪は意外そうに呟く。

 

つみき「偶然聞いたの…チョコ菓子は平気だけどチョコ単体だと少し苦手だって」

 

真宵&姫「「へぇ~」」

 

少し照れて言うつみきは真宵と姫の反応にするとかたやニヤニヤしてかたや微笑ましそうにニコニコしている。

そんなつみきに正邪はむむむと唸る。

 

つみき「あ、あによう」

 

それにつみきは食い掛かるが別に~と真宵ははぐらかす。

その後、4人はチョコの材料を買いに行き、それぞれ調達できたのであった。

 

姫「チョコも生クリームも売り切れ寸前でしたね~」

 

つみき「ん、危なかったわ」

 

正邪「他の奴らも同じ考えだったって訳だな」

 

駅前の猫像の前でそう言う姫につみきは同意して正邪はしみじみと呟く。

 

つみき「そういえば真宵は?なにも買ってないけど」

 

姫「そうですね。なにか買い忘れがあるって」

 

真宵「なかなか売ってないんじゃよ~」

 

思い出して言うつみきと姫に真宵は困った声で言う。

 

正邪「一体、なにを探しているんだよ」

 

真宵「それは勿論。普通に作ってもつまらないのでサプライズチョコを」

 

聞く正邪に真宵はそう答える。

 

姫「サプライズってなに入れるつもりですか;」

 

つみき「お酒はダメよ」

 

そう聞く姫とつみきにえーとと呟いた後に真宵は言う。

 

真宵「蛙?」

 

姫「なんでカエルなんですか!?」

 

正邪「だよな;」

 

出て来たのに姫はツッコミ、正邪もうんうん頷く。

 

正邪「蛙は確かに旨いがチョコには合わないと思うぞ」

 

姫「そこですか!?」

 

つみき「ずれてない?」

 

続けて言った事に姫は涙目でツッコミを入れてつみきが呆れて言う。

 

正邪「そうか?」

 

真宵「まぁ、神那っちが言ったのを聞いた事あるだけにゃあ」

 

首を傾げる正邪の後に真宵がそう言う。

 

正邪「代わりにキャラメルとかどうだ?意外と面白いと思うし」

 

真宵「まぁ、手に入らなかったらそうするんじゃよ」

 

姫「手に入らない前提ですか!?」

 

提案する正邪へ返した真宵に姫は叫ぶ。

 

つみき「さて、速く帰って準備しないと」

 

姫「そうです!急がないと!」

 

真宵「私はもうちょい探して来るにゃ~」

 

正邪「ホントに入れる気かよ」

 

そう言葉を交わした後にそれぞれ帰路へ付いた。

 

そして次の日、バレンタイン当日…

 

榊より早めに出た正邪はみいこ監修の元作ったチョコケーキを持って歩いていた。

ちなみに榊には事前にチョコケーキを作る際に残ったので作ったチョコを渡している。

 

正邪「お、あれは…」

 

歩いていて正邪はつみきと伊御を見つける。

つみきが顔を赤くしてモジモジしてるのを見るからにどうやら作ったのを渡そうとしてる様だ。

 

正邪「…しばらく見てみるか」

 

そう呟いて正邪はどうなるか見守る。

 

モジモジしていたつみきは意を決したのか伊御に話しかける。

 

つみき「い、い、伊御…」

 

伊御「ん?」

 

呼ばれたのでつみきに顔を向ける。

 

つみき「こ、こ、こ、これ…」

 

どもりながらつみきは手に持った奴を伊御に向けて…

 

ドゴーン!!

 

伊御「ふご!?」

 

勢いよく付けたせいで伊御のボディに炸裂した。

 

正邪「うぉぉぉい?!伊御大丈夫か?!」

 

伊御「ボディが甘い…」

 

それに正邪は慌てて駆け寄って安否を聞いて伊御は呻きながらそう返す。

 

姫「い、伊御君が倒れてます?!」

 

真宵「いったい何が!?」

 

伊御が倒れる所に来た様で驚く姫と真宵が叫ぶ。

 

正邪「実はな…」

 

そう言って正邪はなんでそうなったかの経緯を話して行く。

 

姫「チョコを渡そうとしたんですね;」

 

真宵「何故その過程でボディーブローになるんじゃよ;」

 

伊御「俺が聞きたい」

 

正邪「だよな…」

 

理解して冷や汗を流す2人に伊御は真顔で言い、正邪も呆れて同意する。

 

つみき「…不幸な…事故…」

 

伊御「ともあれ、チョコありがとうつみき」

 

つみき「うん」

 

正邪「ちょっと狂ったけどほら」

 

ぽむりんして礼を言う伊御につみきは喜び、正邪は伊御にチョコケーキが入った箱を渡す。

 

伊御「お、ありがとな正邪」

 

正邪「べ、別に世話になったからな」

 

真宵「伊御さん、つみきさんにチョコを貰った感想は?」

 

つみき「(ドキィ!)」

 

礼を言う伊御に正邪がそう言った後に真宵が聞く。

 

伊御「なんていうか…一撃で耐久力の限界まで持っていかれたよ」

 

真宵「それはケーキじゃなくて打撃の感想じゃよ!」

 

正邪「まぁ、出ても仕方ないな」

 

そう述べる伊御に真宵はツッコミを入れて先ほどの後継を思い出して正邪は頷く。

 

真宵「ちなみに神那っちから貰っての感想は?」

 

伊御「ありがとう、神那、しかも中身を見るとチョコケーキなのが嬉しいな」

 

正邪「べ、別に世話になったからお礼だ」

 

そう聞く真宵のに伊御は渡された中身を見てそう言い、正邪は照れ隠しで顔を反らして返す。

 

真宵「ツンデレじゃね~」

 

正邪「つ、ツンデレじゃねえし」

 

ニヤニヤ笑う真宵に正邪はそう返す。

 

姫「あの~そろそろ学校行かないとやばいんじゃ;」

 

伊御「急ごう」

 

正邪「だな」

 

時間を見て言う姫に5人は急いで教室に向かった。

 

学校~伊御たちの教室~

 

榊「伊御~いるか~?」

 

色々と談話してると榊が来る。

 

正邪「お、榊じゃねぇか」

 

姫「あ、榊さん、おはようございます」

 

それに気づいて正邪と姫が代表で言う。

 

榊「ほれ、伊緒」

 

そう言って榊は箱を差し出す。

 

榊「チョコだ」

 

伊御「はちぽちの箱…みいこさんから?」

 

中身を言う榊に伊御は聞く。

 

榊「なに言ってんだよ…俺からに決まっているだろ」

 

伊御「お前こそ、何言ってるんだ;」

 

出て来た返事に誰もが思ってるのを伊御が代表で言う。

 

榊「じゃ~ん」

 

伊御「ケーキ1ホールか…」

 

真宵「市販品みたいじゃよ」

 

気にせず中身を見せる榊に見た伊御の後に真宵がそう述べる。

 

榊「みんなで食おうぜ」

 

伊御「初めからそう言えよな;」

 

正邪「そういや…みいこも作ってたな」

 

笑顔で言う榊に伊御がツッコミを入れた後に正邪が思い出して呟く。

 

姫「どんなのを作っていたんですか?」

 

正邪「確か塔みたいなケーキだったな」

 

聞く姫に正邪は思い出して言う。

 

伊御「止めろよ?!」

 

真宵「ウェディングケーキとな!?」

 

姫「す、すごいです~」

 

つみき「と言うかなんでウェディングケーキ;」

 

それに思わず叫ぶ伊御の後に女子3人は驚いたり関心したり呆れたりする。

 

榊「そういえば他のみんなの分も作っていた気が…」

 

つみき「そうなの?」

 

真宵「1つ聞きますがそれは普通のケーキじゃろうか;」

 

顎に手を当てて思い出して呟く榊に真宵は恐る恐る聞く。

 

榊「いや、多分伊御と同じぐらいのだったはず…」

 

真宵「私等もウェディングケーキとな!?」

 

姫「す、すごいです~」

 

つみき「やり過ぎな気もあるんだけど;」

 

出て来た言葉に真宵は驚き、姫は呆気に取られてつみきはまたも呆れる。

 

正邪「…食べきれるかね」

 

真宵「美味しいケーキの為なら例え火の中水の中~じゃよ」

 

榊「そして食べたケーキは~口の中から腹の中~」

 

思わず聞く正邪に真宵は言って繋げる様に言う榊に真宵はハッとなり…

 

榊「最後は恐怖の内臓脂肪~」

 

真宵&正邪&姫「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」

 

伊御「何そのリズム;」

 

告げられた事に3人は叫び、伊御はツッコミを入れる。

 

正邪「あのな!そう言う女が気にしてるのを言うなよ!」

 

真宵「榊さん、覚悟はできてるかにゃ~」

 

榊「うおぉぉ!?親友!助けてくれ!!」

 

にじり寄る正邪と真宵に榊は後ずさりして伊御に助けを求める。

 

伊御「自業自得だろ」

 

榊「オーマイアー!!」

 

友人の無慈悲な宣告の後に榊は女性陣にフルボッコにされた。

 

数分後

 

榊「」

 

伊御「ムチャシヤガッテ」

 

倒れ伏した榊を見て伊御はそう呟く。

 

正邪「全く、榊の奴は…」

 

真宵「まぁ、気を取り直して…ほい、伊御さん、榊さん、わたしからじゃよ~食べて食べて」

 

呆れる正邪の後に真宵が2つの袋を差し出す。

 

伊御「真宵の手作りか」

 

榊「くれるのか。サンキュー」

 

受け取った2人は早速中に入っていたチョコを1つ摘まんで食べる。

 

真宵「ちなみにサプライズなチョコです☆」

 

そう言う真宵に食べていた2人は顔を青くする。

 

榊「俺は今、何も疑わずに口に含んだことを後悔している」

 

伊御「奇遇だな。俺もだ」

 

正邪「サプライズってもしかして…」

 

そう会話する2人の後に正邪は呆れた顔でもしやと見ると真宵はふふふと笑う。

 

真宵「隠し味にキャラメルとカエル肉が入っています」

 

告げられた事に伊御と榊は硬直する。

 

正邪「おま、ホントに入れたのか;」

 

姫「しかも神那さんが提案したキャラメルも一緒にとは…」

 

それに正邪は呆れ、姫は冷や汗を掻く。

 

真宵「サプライズ成功♪驚いたじゃろう?」

 

榊「誰でも驚くわ!」

 

聞く真宵に榊は叫び、姫と正邪はうんうんと頷く。

 

つみき「伊御、大丈夫?」

 

正邪「大丈夫か~?伊御」

 

そんな真宵から伊御へつみきと正邪は聞く。

 

伊御「バレンタインにカエル食わされるとは思わなかった」

 

榊「しかもキャラメルと一緒にだぜ…」

 

口を押えて言う伊御に榊も疲れた顔で言う。

 

真宵「でも、美味しかったじゃろ?」

 

伊御「味なんか分かるか!」

 

手を蟹の様な感じに動かして聞く真宵に伊御は怒鳴る。

 

真宵「ちゃ~んと作ったんじゃよ~カエル肉探すのにそれはそれは苦労を…」

 

榊「ほ、ホワイトデーは覚えていろよ!」

 

そんな真宵に榊はズビシッと指す。

 

榊「サプライズ返しにマシュマロに豚足を入れてやる!!」

 

正邪「おい;それおかしいだろ;」

 

気合を入れて言う榊に正邪はツッコミを入れる。

 

真宵「ムキー!女の子にそんな事するなんて最低じゃよ!!」

 

榊「ナニィ!?純情な男の子にカエル入りのチョコを渡す方が最低だろ!#」

 

怒る真宵に榊は怒鳴り返す。

 

正邪・伊御「「いや、どっちも最低だろ」」

 

そんな2人に正邪と伊御が呆れてツッコミを入れる。

つみきも呆れながら頷く。

 

姫「えっと…私も皆さんの分用意したんですけど受け取って貰えますか?」

 

真宵「当たり前じゃよ」

 

榊「ハート型~」

 

そう言って出す姫に真宵は言い、榊は嬉しそうに言う。

 

まぁ、その前にカエル入りのを食べさせられたら当然だろう。

 

正邪「なんか姫からもらうとさ…」

 

榊「勘違いしそうになるよな~ハート型だし」

 

真宵「分かる分かる」

 

つみき「男子には義理でもあげない方が良いかも」

 

正邪の言葉に榊が続けて真宵が同意してつみきがそう言う。

 

真宵「女の私でも勘違いしそうになる」

 

姫「ふえぇ!?」

 

頬に手を当ててポッとなる真宵に姫は驚く。

 

正邪「これってもしかして本命って奴か?」

 

伊御「それ以上踏み込むなよ;」

 

つみき「姫、大丈夫よ。本気じゃないから」

 

そう呟く正邪の後に伊御が冷や汗掻いて忠告してつみきがそう言う。

 

真宵「ところでこれ全部本命?」

 

姫「ふえ、い、いえほ、本命ではないのですが…」

 

そう聞く真宵に姫は頬を赤くしながらそう言う。

 

榊「違うのかー」

 

まぁ、分かってたけどと自分の渡されたのを見る。

 

姫「決して義理という形式的なものではなく常日頃から親しくして頂いてる皆さんに対する私からの大切な感謝の気持ちでありましてつ、つつつまりですねっ。義…本」

 

伊御「姫ー落ち着け;」

 

顔を赤くしてわたわたする姫に伊御は言う。

 

姫「本理ですぅぅぅ!!」

 

伊御&正邪&つみき&榊&真宵「何それ!?」

 

最終的に叫んだ事に5人は言う。

 

つみき「義理と本命が混ざったのね;」

 

そんなこんなあったが放課後になった。

 

真宵「神那っち~今日はどうする~?」

 

正邪「どうするって?」

 

話しかけて来る真宵に正邪は聞く。

 

正邪「なんかあるのか?」

 

真宵「ふふふ、つみきさんの為のを見てかないかい?」

 

首を傾げる正邪に真宵は笑い、呼び止められた姫ともども首を傾げる。

その後に榊と話してる伊御を後ろに帰る準備をしてるつみきに近寄る。

 

真宵「つみきさんつみきさん」

 

呼ばれたのでつみきは真宵達の方へ振り向く。

 

つみき「なによ」

 

真宵「実はですにゃ…つみきさんの為に朴念仁の伊御さん対策を考えました」

 

伊御と榊が話しをBGMに話しかけるつみきに真宵はそう言う。

 

正邪「対策?」

 

つみき「もうチョコは渡したわよ」

 

真宵「まあ聞いて聞いて」

 

首を傾げる正邪の後に言うつみきに真宵は指を振りながら言う。

 

つみき「人の話を聞きなさいよ;」

 

姫「惚れ薬はダメですよ」

 

正邪「(いや、色々とはしゃいでいた姫が言うと説得力ないと思うぞ)」

 

そう言うつみきの後の姫のに正邪はツッコミを入れる。

 

真宵「まぁ、聞いて聞いて。まず…」

 

そう言ってごそごそと荷物を漁ると何かを取り出す。

 

正邪「なんだそれ?」

 

つみき「な、なに?」

 

真宵「チョコリップじゃよ~~こうやって唇にチョコを塗って…モジモジしながら…」

 

姫「しながら?」

 

聞く2人に真宵はそう言ってつみきの唇に塗るのを見て姫は聞くと…

 

つみき(想像)「た…食べて…」

 

真宵「これでイチコロ☆」

 

姫「はうー!」

 

そう言う真宵に姫は鼻血を噴き出す。

 

正邪「でもそれってつみきのキャラに合っているのか?」

 

真宵「そこが良いんじゃよ!ギャップ萌えと言う事でいざ!さぁ、つみきさんゴーーーー!!!」

 

そう言う正邪に真宵はそう返した後に伊御へつみきを飛ばす。

 

伊御「ん?」

 

つみき「!?」

 

気づいた伊御を前に止まったつみきは固まる。

 

真宵「ほら伊御さん。女の子に恥をかかせちゃ駄目じゃよ!」

 

榊「同意だ!紳士的な対応をしないとな!」

 

伊御「お前等…」

 

茶化す真宵と榊に伊御は呆れた後につみきを見る。

 

そんなチョコリップで塗られたつみきの唇に伊御は触れて…

 

伊御「柔らかくて、とても甘そうだね。つみき」

 

つみき・正邪「「?!」」

 

告げられた事につみき以外にも正邪も顔を赤くして煙を吹き出し、姫は傍で鼻血を噴き出して倒れている。

 

榊「GJ!」

 

真宵「恐るべし…伊御さん」

 

それに榊はサムズアップして真宵はそう洩らす。

 

正邪「きょ、強烈すぎだろ」

 

姫「はう~」

 

顔を赤くしながら言う正邪の隣で姫はいまだに鼻血を流していた。

 

色々とあったがバレンタインは無事?に終わったのであった。




真宵「次回!5日和目!弾幕⇔勝負!に続くんじゃよ!」
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