正邪「弾幕ごっこを見せて欲しい?」
榊「ああ、どんな感じか実際に見て見たくてよ」
放課後、帰り支度していた正邪は榊から頼まれた事に首を傾げて榊はそう言う。
後ろでは伊御や真宵、姫とつみきも見て4人とも同じ様だ。
正邪「おいおい、弾幕ごっこやるにしてもやる場所と相手が居ないとできないぞ?」
真宵「そこら辺大丈夫じゃよ。それに相手は伊御さんがやれば問題なしじゃよ」
伊御「なんか満場一致でそうなった;」
そう聞く正邪に真宵は答えてから伊御は頬をポリポリ掻いて言う。
正邪「あ~…確かに伊御なら大丈夫そうだな」
伊御「俺は神那にも言われる程なのか」
うんうんと納得する正邪に伊御はそう洩らす。
???「あれ~何話してるの~?」
するとそこに2人の少女と1人の少年が来る。
話しかけたのは小さい緑髪の女の子である。
正邪「? 誰だ?」
真宵「あんまり話した事もないから知らないじゃろうけど同じクラスの深山佳奈やんじゃよ。後ろにいるのは女の子が崎守咲で男の子が西原京谷さんじゃ」
崎守「こうやって話すのは初めてね。よろしくね神那ちゃん」
京谷「んで何話してたんだ?」
首を傾げる正邪に真宵が紹介して崎守が挨拶した後に京谷が聞く。
正邪「ん?あ、えっと…」
伊御「おい、どうするんだ?」
榊「まぁ、この3人なら口外はしないだろうがな…」
それに戸惑う正邪に伊御は小声で話しかけて榊もうむむと唸る。
咲「ん?どうしたのよ、こそこそ話して」
榊「いやその…」
真宵「んじゃあ特にないんじゃったら付いて来るかにゃ~」
佳奈「何かあるの?行く行く!!」
京谷「まぁ、今日は特にないしな、俺も」
気づいて聞く咲に榊はどう言えば良いか困ってると真宵がそう言い、佳奈がすぐさま乗り、京谷も参加を示すと咲も私も行くわよと言う。
正邪「で何処でやるんだ?」
真宵「そこら辺はちゃんと用意出来てるんじゃよ」
聞く正邪に真宵はフェッフェッフェッと笑ってから先頭に立って案内する。
真宵「見よ!これが私製作特別フィールドじゃよ!」
榊「ひれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
案内された先で高らかに言う真宵に榊は目の前に広がる空間の広さに叫ぶ。
大体の大きさだと東京ドーム位だろう。
正邪「よくこんなの作れたな?!」
真宵「フェッフェッフェッ、これでも頑張ったんじゃよ~」
咲「ホントによく作れたわね;」
同じ様に叫ぶ正邪の後に満足そうに言う真宵へ咲は言う。
京谷「で此処で何するんだ?」
榊「まぁ、その前に他言無用で頼む話をするぞ」
聞く京谷に榊はそう前置きしてから正邪に関する事を話す。
京谷「マジかよ!?蛇正さんマジで鬼人正邪だったのか!?」
佳奈「妖怪?そうは見えないけどな」
咲「嘘…でもないわよね。伊御君を見るからに」
話された事に3人はそれぞれ反応を返す。
正邪「これなら信じてくれるか?」
真宵から更衣室のを聞いてした後に何時の間にか持って来てた何時もの服に着替えて本来の姿になってから正邪は聞く。
京谷「ほ、本物だ。マジで本物の鬼人正邪だ」
咲「京谷、そのコメントはキモイわよ」
京谷「キモイ言うな!正直な感想だろうが!?」
正邪を見て驚く京谷だったが咲の言葉に怒鳴る。
正邪「これで信じてくれたか?」
佳奈「私は信じるよ~神那っちが正邪っちなのを!」
聞く正邪に佳奈は笑顔で言う。
正邪「そ、そうかって正邪っち?」
佳奈「?なんか悪かった?」
出て来た字に目を丸くする正邪に佳奈は首を傾げて聞く。
正邪「い、いや。別にそれでも」
佳奈「ならこれからもよろしくね正邪っち!」
京谷「まぁ、これから勉強しあう仲だしな」
咲「そうね」
戸惑いながら答える正邪に佳奈は言い、京谷と咲もそう言う。
正邪「ま、まぁ、短い付き合いだけどよろしく」
咲「短いなの!?」
京谷「あー、崎守気にするな、正邪の種族って天邪鬼だから反対のを言ったんだろう」
佳奈「んじゃあ短い付き合いでよろしく!!」
顔を逸らして言った正邪のに驚く咲へ京谷がそう言い、佳奈も笑顔で言う。
伊御「ところで真宵。俺はどうやって戦えばいいんだ?」
真宵「そりゃあ勿論、この真宵特製当たっても痛くない弾幕銃を使ってくださいな」
聞く伊尾に真宵はどこからともなく取り出した警察が使う銃の様な白い銃を二丁手渡す。
伊御「弾幕銃?」
真宵「榊さんから詳しく聞いて作ったんじゃよ。構えた時に見える右のつまみを弄る事で矢印が向いてる形の弾が出せるんじゃよ。沢山種類があったから二丁それぞれ別に形の弾を撃ち出せる感じに調整したんじゃよ~」
首を傾げる伊御に真宵はそう説明する。
説明に伊御はつまみを試しに弄ってからトリガーを引くと丸い球が放たれ、次に弄って撃つと針の様な形の弾が出る。
伊御「なるほどな…。ボムとかはどうするんだ?」
真宵「左に付いてるボタンを押してトリガーを引けば出るんじゃよ。一度やると自動的にボタンはOFFになるんじゃけど連続で使えるのは3回までで3回使うと1分のリロード待ちになるんじゃよ」
続いて聞く伊尾に真宵は説明して伊御は納得する。
伊御「試しに使ってみるか」
そう言ってボタンを押してから伊御はトリガーを引き…可愛らしい猫型ボムが発射される。
榊「なんで!?」
真宵「いや~伊御さんが使うのを想定してやったらああなりました」
姫「か、可愛いですよ」
それに思わず叫ぶ榊に真宵はそう言い、姫は出て来た猫型ボムの感想を言う。
榊「名づけるなら猫符【キャットボム】だな」
京谷「ま、まぁある意味音無にピッタリか;」
気を取り直して言う榊に京谷は同意する。
つみき「…これで弾幕ごっこが出来る訳?」
真宵「その通りじゃよつみきさん」
弾幕銃を見て聞くつみきに真宵はにょほほと笑う。
正邪「じゃ、早速始めるか」
伊御「分かった」
そう言う正邪に伊御は答えた後に他のメンバーは離れた観客席に向かう。
正邪「じゃ伊御、始めるぞ」
伊御「ああ、いつでも良いぞ」
笑って言う正邪に伊御はそう返す。
正邪「まずはこれだ!欺符【逆針撃】!!」
宣言と共に伊御に向けて楕円弾を連射…と見せかけ、伊御の後ろから楕円弾が襲いかかる。
伊御「!よっ!」
それに気づいた伊御はすぐさま避けた後に弾幕銃で正邪を攻撃する。
正邪「うぉ?!」
すぐさま正邪が避けるがそんな正邪へ伊御は正邪の弾幕を避けながら追撃する。
正邪「くっ!逆符【鏡の国の弾幕】!」
伊御「っ!」
追撃の攻撃を受けてスペルが消えた所に正邪は2枚目のスペルカードを発動すると伊御は感覚が変わった感じを受ける。
伊御「これは…」
気づいた伊御は右に動こうとしたが見ていたメンバーには左に動くのが見えた。
真宵「な、なんじゃさっきの?」
榊「あー…操作反転のスペルの効果だな」
いきなりので戸惑う真宵の隣で気づいた榊が呟く。
伊御「厄介だな…」
そう呟いた後に向かって来る光弾の雨をなんとか避けて行く。
佳奈「すっごいね~弾幕ごっこ」
咲「確かにこう実物を見るとね」
それを見ていた佳奈が目を輝かせて言い、咲もそう述べる。
つみき「…実際に見てみるとホント綺麗ね」
姫「ホントですね」
榊「『人間でも神様と同等の強さを発揮できる』決闘だからな。ただ撃つだけ以外にもちゃんと美しさも持たせてるんだぜ」
咲「へぇ~」
ばら撒かれる弾幕を見てそう洩らすつみきに姫が同意した後に榊のちょっとした説明に咲は関心する。
伊御「次はこっちからいくぞ」
回避に徹していた伊御がそう宣言すると弾幕を避けながら弾幕銃から様々な弾幕を放っていく。
姫「はひぃ!凄い数です!」
真宵「と言うか私、連続で出せる様にしてない筈じゃが」
榊「甘いな真宵。伊御はな、撃った傍から弾幕を変更してるんだ!」
佳奈「な、ナンダッテー!?」
驚く姫と真宵の後に榊がそう言い、佳奈は目を輝かせて言う。
正邪「うぉぉぉ?!逆符【イビルインザミラー】!」
それに正邪は3枚目のスペルカードを発動すると伊御はまた感覚が反転する感覚に飲まれた後にすぐさま弾幕を避ける。
榊「今度は前後逆転か」
正邪「そうだよっと!」
それを見て言う榊に正邪は弾幕を放つ。
だが、伊御は小さい動きで弾幕のスキマを抜けて行く。
真宵「伊御さんパネェ」
京谷「あー、一応パターンは分かってるもんな」
それに真宵はそう洩らすと京谷がそう言う。
正邪「巫女か魔法使いかお前は?!」
伊御「いや、そこまでじゃないと思うんだけど」
その回避技術に見てはいないが話に聞いていた事を思わず叫ぶ正邪に伊御はそう返す。
正邪「どうだか、私が見た中であんたの様な奴はいないね!後は壁にめり込まれても平気な榊と真宵とか」
榊&真宵「「いや平気じゃないんですけどぉぉぉ!?」」
伊御「ああうん。そうだな」
返された言葉に榊と真宵は叫んで伊御は思わず同意する。
正邪「つかお前らほんとに人間かよ!」
伊御&榊&真宵「「「人間です」」」
そう叫ぶ正邪に3人は異口同音できっぱり言う。
正邪「逆符【天地有用】!」
飛び上ると次のスペルを発動して光弾の弾幕雨を降らす。
それに対し伊御は動いて避ける。
真宵「今度は何が変わったんじゃ?」
榊「ああ…成程な」
咲「あら?戌井君は分かったの?」
首を傾げる真宵の隣で納得してる榊に咲は聞く。
榊「いやな、きっと効果は縦の動き…つまり飛んでる時の上下方向が反転してるんだろうけど…伊御は飛んでねえから意味ないと言うか飛べねえからただ弾幕が飛ぶだけと言う状態になってると言う」
正邪「あぁ?!」
説明する榊のを聞いて正邪はしまったと頭を抑える。
ほとんど幻想郷の住民は飛んで弾幕ごっこをする。
だからこそ正邪も同じ様にしていただけに一応ただの人間である伊御が飛べない事を忘れていた。
正邪「ならこれならどうだ!反符【地から降る雨】!」
伊御「むっ」
宣言された事に伊御は警戒すると地面から弾幕が雨の様に放たれ、伊御は慌てて回避する。
京谷「なんだあのスペル!?」
咲「え?京谷も知らないの?」
榊「俺も見た事ないな…知らないスペルだなありゃあ」
驚く京谷に聞く咲へ変わりに榊が答えて顎を擦る。
正邪「これは攻略できるかな伊御!」
伊御「ああ、してみせるさ…それに…色々とワクワクする」
そう問う正邪に伊御は笑って答えた後に弾幕を避けて行く。
正邪「やるな!でもこれならどうだ!」
そう言うと同時に上に向かっていた弾幕が機動を変えて伊御に再び向かって行き、伊御は避ける。
真宵「な、何が起こったんじゃ!?」
京谷「正邪の能力か」
つみき「能力?」
榊「ああ、正邪達の住んでる所だと妖怪とか数人の人間が固有の能力を持ってるんだよ」
驚く真宵の後に言った京谷のに首を傾げるつみき達へ榊は簡単に説明する。
京谷「正邪の能力は何でもひっくり返す程度の能力だ」
咲「何でもひっくり返す!?」
姫「それじゃあ弾幕の急な方向転換は…」
佳奈「ひっくり返ったんだね」
続けて京谷が正邪のについて言って女性陣は起こった事の原因に納得する。
正邪「逆弓【天壌夢弓の詔勅】!!」
そう言うと自分の左右に弾幕を展開したと思ったら後ろに発射し、女性陣はなぜと思ったがその直後に伊御の背後に弾幕が現れた事に驚く。
伊御「ふむ」
咲「なにあれ!?」
榊「正邪の使うスペルの1つだけど…こう実物を見ると改めてすげぇって気持ちになるな」
京谷「確かに」
展開されたのに驚く咲へ榊はそう言った後に感慨深く言い、京谷も同意する。
つみき「それを普通に避けている伊御も凄い;」
真宵「姫っちなら確実に終わってるじゃろうな」
姫「と言うか私には無理ですよ~」
冷や汗掻いて言うつみきに真宵はそう言って言われた本人は手をブンブン振りながら言う。
正邪「チッ!これも避けるのかよ!」
伊御「そろそろ決めさめて貰う」
それに正邪は苦い顔をすると伊御はそう言ってボム使用のボタンを両方とも押してトリガーを引く。
正邪「逆転!【チェンジエアブレイブ】!!」
それを見た正邪はスペルカードを発動すると観客席にいたメンバーは驚く。
なんと伊御が時計回りの様に場所が変わっているからだ。
真宵「な、何が起きたんじゃ!?」
榊「俺の知るのだと画面を回転させてプレイヤーを混乱させるスペルだな。現実に見ると相手の場所を変えつつ円形に弾幕を展開するのか…」
驚く真宵の後に榊が見ながらそう洩らす。
正邪「どうだい伊御!これなら…」
榊「甘いな正邪…伊御は色々とやりつくした男…これ位の弾幕、見極めれるんだぜ」
そう言う正邪に榊がそう言う中で伊御はその言葉を示す様に避けて行く。
正邪「んなっ!?くそっ!」
それに正邪は能力を使うが伊御は見切ったのか上手くかわしていき…
伊御「チェックメイト」
接近すると共に弾幕銃から弾幕を放って正邪に命中する。
真宵「そこまでじゃよ!勝者、伊御さん!」
それと共に真宵が宣言する。
正邪「」ちーん
咲「真っ白になってるわね;」
榊「そりゃあ初心者で今日やった伊御に負けたからな」
しばらく真っ白になってる正邪を見てそう洩らす咲に榊はなんとも言えない顔でそう言う。
伊御「えっと…」
榊「伊御、今の正邪はそっとしとくのが一番だ」
京谷「と言うか勝った音無が言葉をかけたらダメ押しになると思うぞ」
どうかければ良いか戸惑う伊御に榊と京谷がそう言う。
伊御「そ、そうか?」
正邪「うぅ…、今度は負けないからな伊御!ぎゃふんって言わせてやるからな!」
困った顔をする伊御だったが再起動した正邪がズビシッと伊御を指して言う。
伊御「あぁ、次も負けないからな」
榊「どうせなら俺も弾幕したいぜ!」
佳奈「佳奈もやる!!正邪っち教えて!!」
真宵「それならばたっぷりあるから出来るんじゃよ~」
そう返す伊御の後に榊が乗り出し佳奈も手を上げる。
フェッフェッと笑って真宵は他の弾幕銃を取り出す。
正邪「あぁ、いいぜ。次こそ勝ってやる!」
それに笑う正邪を見て伊御はフッと笑うのであった。
佳奈「次回!6日和目!雪遊び⇔雪合戦だよ~♪」