伊御「いや、そこまで大げさじゃないだろ;」
榊「まぁまぁ、そんな訳でスタートだ☆」
真宵「さてさて皆さん、時が来ました~」
放課後、何時も通り帰り支度していた伊御は真宵の言葉に顔を向けて見ると自分以外の面々が真宵の所に集まってるのに気付く。
正邪「?」
伊御「皆、帰らないの?」
声をかけられただけなのか首を傾げてる正邪とワイワイしてる他のメンバーを見て伊御は聞く。
姫「伊御君参加しないんですか?」
咲「神那さんも聞いてないの?」
正邪「何をだ?」
聞く姫の後に呼ばれたのに分かってない正邪に伊御もホントに何だろうと気になる。
榊「今日、先生たちは会議のため、部活は軒並み休み、ご存じの通り、校舎に人は殆どいない」
すると榊が現れてそう言った後に伊御の両肩を掴む。
榊「となれば!」
伊御「帰る」
つみき「私も帰る」
何か言おうとした榊のを遮ってそう言う伊御につみきも続いて帰ろうとする。
正邪「…なんかするのか?」
真宵「そうじゃよ!第1回!校内…缶蹴り大会!!開催にゃ~~~~~~!」
佳奈「おーー♪」
教卓の上に乗って高らかに宣言する真宵に佳奈も乗って腕を突き上げる。
正邪「…缶けり?」
伊御「缶蹴りって言うのは空き缶…道を歩いてる時に見かける自動販売機に入ってるのとかで良いから飲み干したのを1つ用意して、1人、鬼…皆を捕まえる役を決めて、鬼は人を見つけたら人の名前を言いながら缶を踏むんだ。逆に他の人は鬼に見つからない様に缶を蹴るんだ。缶を蹴れたら鬼の負けで全員見つけて缶を踏んだら鬼の勝ち。ちなみにこういう遊びは色々とバリエーションを加えられるから結構幅広く遊べるんだ」
首を傾げる正邪に伊御が理解出来る様に言葉を選んで説明して正邪はへぇ~と関心する。
榊「伊御、長々とした説明ありがとな;」
真宵「まぁ、今回はチーム戦で勝ったチームには商品として購買部の食券、そして負け組は勝ち組の人のお願いを1つ聞く」
姫「お願い事ですか~?」
そんな伊御のを労う榊の後に真宵はそう言って右手に商品である食券をひらひらさせて最後に言った事に姫は首を傾げる。
真宵「そうじゃよ。叶えられる範囲のじゃけど」
榊「何のリスクも負わない勝負はないって事だぜ」
伊御「ふむ」
そうつけ加える真宵の後に不敵に笑って言う榊に伊御は確かにと同意する。
咲「要は罰ゲームもあるって事ね」
正邪「チーム分けはどうする?」
伊御「まぁ、チーム分けでするべき事は…」
そう言う咲の後に聞く正邪に伊御はある方を見る。
榊「フフフ、商品よりも罰ゲームが楽しみだぜ」
真宵「フェッフェッフェッ、な~にをお願いしようかにゃ~」
伊御「……あの2人とは敵対したくないな…色んな意味でリスキー過ぎる;」
佳奈「やっぱり、そう思っちゃうよね;」
京谷「なあ;」
黒いオーラを纏って不気味に笑う2人に伊御はそう言い、佳奈と京谷も同意する。
正邪「ならあいつら審判役にして除外するか?」
一同「あー…」
真宵&榊「「それは止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」
思わずそう提案する正邪に2人はオーラを潜めて叫んだ。
☆
チームの組み合わせを決める機械で結果が出るまで待つ間に真宵がそうそうと複数の同じ腕に付ける様なのを取り出して教卓に置く。
正邪「また作ったのかよ」
姫「真宵さん、これはなんですか?」
呆れる正邪の隣で姫が置かれた物の1つを取って聞く。
真宵「横のスイッチをオンにするんじゃよ」
姫「こうですか?」
そう言って真宵が指さした所にあるスイッチを姫は押す。
するとピコーンと言う音が鳴り出す。
姫「ふぇ!?」
真宵「センサーにゃん。有効範囲は3m~4mちょっとセンサー同士が近づく程、警告音が激しく鳴るんじゃよ~」
伊御「それを俺達全員に持たせる訳か」
つみき「何時の間にこんな物を用意してたの…」
軽く驚く姫の後に説明する真宵に伊御は納得する隣でつみきは少し呆れる様子で呟く。
正邪「確かに;」
真宵「ほらぁ~こういうのがあった方が盛り上がるしねぇ~」
伊御「なぜ照れる;」
頬を赤らめて照れて言う真宵に伊御はツッコミを入れる。
正邪「ん?チーム分け決まったようだぞ」
真宵「お、どれどれ…」
姫「それにしても聞いてると心電図みたいですね」
つみき「そうね」
チーンと言う音を聞いてそう言う正邪に真宵は確認しに行くのを見た後に音を鳴らすセンサーのに姫は感想を述べてつみきも同意すると…
ピピピピ……
姫&つみき「?」
突然音が止まったのに誰もが首を傾げると…
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
診療関係で鳴ってはいけない音になった。
榊「ご臨終DEATH!!」
姫「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
伊御「いやいや;」
叫ぶ榊のに涙目になる姫へ伊御は冷や汗を流す。
☆
真宵「それでは組み合わせの結果発表~♪」
正邪「(んー、天邪鬼だし私は鬼かね…)」
真宵「まず鬼組、私片瀬真宵に咲やん「はーい」、西原さん「おう」、そしてつみきさん「ん」」
そう楽観的に考えていた正邪は発表のにん?となる。
正邪「私は?」
真宵「ふふ…続いて逃げ組、佳奈やん「ヤッホー」、姫っち「あ、はい!」、榊さん「おう!」、次は神那っち「うえ!?」、最後に伊御さん「ふむ」。以上の逃げ組5人対私達鬼組4人組で戦いが繰り広げられるんじゃよ!」
伊御「ふむ、俺達側が1人多いけどまぁ、問題のが上手くばらけたけど…」
咲「まぁそうね」
佳奈「でも、お蔭でなんと言うか…」
まさかの逃げ組に自分が入ってるのに正邪は驚く中で伊御はそう言い、咲も頷いて佳奈が伊御が言った問題の人物2人を見る。
正邪「確かに、この勝負…」
不発弾2名を除いた一同「(負けたくない)」
睨み合って火花を散らす不発弾(榊と真宵)を見て一同はそう思った。
☆
そんな訳でチームが決まって始まる前に少しの作戦タイムもとい雑談タイムをするのであった。
正邪「さてどうする?」
榊「やっぱ警戒するべきは真宵とか御庭だな。京谷も崎守さんもそうだけど厄介さなら前者2人だろうな」
聞く正邪に榊は腕を組みながら答える。
正邪「あいつら二人をどうにかしないとな」
榊「まぁ、御庭は伊御に任せるとして真宵は要注意と言う事で警戒しながら逃げるしかないな」
姫「はひぃ、私逃げ切れるでしょうか…」
佳奈「大丈夫だよ姫ッチ!頑張ろう!」
呟く正邪にそう言う榊の後に不安そうな姫に佳奈が元気よく励ます。
正邪「もしもの時は私がなんとかする」
真宵「あ、言って置くけど雪合戦のと違って今回は能力使用なしじゃよ」
そう言う正邪に真宵が釘を刺す。
正邪「…なん…だと…」
京谷「そりゃああの時と違って普通に追いかけっこだしな;」
真宵「流石に反転させられるときついんじゃよ;」
突然の宣告に驚く正邪に京谷と言った真宵が禁止の理由を答える。
正邪「人外スペック持っているお前等に能力なしで勝てと?!」
榊「なんだろうな…妖怪である筈の神那に言われるとこう来るのは…」
伊御「知らん」
ズビシッと指して正論でもある正邪の抗議に胸を抑えて言う榊のを伊御はズバッと捨て去る。
正邪「知らんで済んでたまるか!」
伊御「確かに能力があった方が楽かもしれないけど…そう言うのを使わずにやり遂げた方が達成感があって良いと思うんだ」
正邪「(ドキッ)///」
ふがーと叫ぶ正邪だったが伊御の言葉に顔を紅くする。
そして後ろでつみきと姫が鼻血を流してダウンしていた。
真宵「えー、皆注目、そろそろルール説明始めるんじゃよ」
そんなメンバーに向けて真宵が手をパンパンさせて注目を集める。
正邪「ルール?」
真宵「そうじゃよ~まずは鬼組、逃げ組を30分以内に全員捕まえるか缶を蹴られず守り抜けば勝ち」
榊「な~るほど…んで逃げ組の俺達は30分逃げ切るか缶を蹴れば勝ちか」
首を傾げる正邪に真宵が鬼組の勝利条件を説明して榊も納得しながら逃げ組の勝利条件を言う。
正邪「ちなみに缶は?」
真宵「3階の廊下中央じゃよ。ちなみにそっちは1階の昇降口に行っておいて欲しいにゃあ~着いて準備出来たら榊さんに電話するんじゃよ~」
質問に答えた後にそれじゃあと真宵は京谷と咲、つみきを連れて出て行き、伊御達も昇降口へ向かう。
☆
3階中央廊下
真宵「にゅふふふふ」
缶をセットして笑った後に真宵は榊に電話をかける。
真宵「榊さん。缶を3階廊下中央にセットしたにゃ」
1回昇降口
榊「OK。俺達も1階の昇降口に着いた所だ」
そう返して少し話してから榊は通話を終える。
正邪「あっちからはなんて?」
榊「戦闘開始は1分後、皆時計をチェック」
佳奈「うん」
姫「あ、はい」
答えてから指示する榊に5人はセンサーに内臓されてる時計を見る。
榊「あと一分でスタートか」
その言葉と共に息を飲んで始まるのを待つ。
そして始まりまで3秒切った。
つみき「3」
伊御「2」
正邪「1」
0になると共に始まりを告げる音が鳴り響く。
真宵「スタート!!」
それと共に全員が駆け出す。
☆
始まると共に伊御と榊と別れた逃げ組女性陣3人は一緒に走っていた。
正邪「来たぞ!」
佳奈「おおギリギリだったね~」
京谷「見つけたぜ深山に邪正さん!」
センサーが鳴り始めたのを感じて姫を適当な教室に隠した2人を京谷が見つけて捕まえようとする。
佳奈「捕まらないよ~」
正邪「おらよっと!」
それに正邪は留まる弾幕を複数展開すると佳奈と共に走り去る。
京谷「んなのありかよ!?確かに弾幕禁止って言われてないだろうけどよ!?」
弾幕に邪魔されて、間を置いてになった京谷は慌てて2人を追いかける。
扉に耳を付けて足音が遠くになったのを姫は確認して安堵の息を漏らすが…
ピピピピピ!
姫「はっ!?また誰か来ました!?」
音が再び鳴り響いて姫はぎょっとした後に恐る恐る見る。
姫「えっと…」
そこで姫が見たのは!!
榊「あっははははははは!そう簡単には捕まらないぜ!あははははははははは」
咲「逃がさないわよ~榊くぅぅぅぅぅぅん!あははははははははは」
重力を無視して縦横無尽な走りを見せる榊と咲であった。
走り去る2人を見届けてから姫は冷や汗を流し、体を震わせて顔を青くする。
姫「私…逃げ切れる気しません…;」
なお、この後京谷を巻いて合流しに戻って来た2人は姫の様子に何があったんだろうと冷や汗を掻く。
☆
つみき「…伊御」
一方でつみきは伊御を探していて駆けあがっているとセンサーが鳴り出す。
伊御「!?」
それは逃げていた伊御も同じで振り返ると丁度つみきが現れる。
つみき「…えい」
伊御「甘い」
飛びついて捕まえようとするつみきだったが伊御にあっさり避けられて廊下を飛び込みスライディングする破目になる。
つみき「避けられた…」
伊御「えっと…捕まったらダメってルールだから…ね;」
スライディングしたままずーんと落ち込むつみきに伊御は冷や汗掻きながらそう返してその場を去る。
☆
一方、逃げていた女性陣3人は京谷に榊に逃げられたのか標的を変えた咲に追われていた。
姫「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!?」
京谷&咲「「逃がすかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
正邪「大変だな姫…」
叫びたい気持ちは分かるけど…と京谷はともかく重力を無視した走りを見せている咲をチラリと見てそう心の中で呟く。
姫「も、もう駄目ですぅ~~~~」
佳奈「大丈夫だよ~」
正邪「やれやれ」
そのまま走り続けようとした3人は…
バキッ!(佳奈がぶち破る音)
ゴン!(姫がぶつかる音)
ガン!!(正邪もぶつかる音)
走っていた先に何もない筈なのに何かに姫と正邪はぶつかり、佳奈だけ突き破る。
正邪「…」
京谷「うぉぉぉぉぉぉ!?怒ってる!?めっちゃ怒ってる!!」
咲「逃げるわよ京谷!」
ぶつかった事で姫は気絶するが妖怪であった正邪は気絶せずに立てられていた通路だと思っていた絵を持つと京谷と咲に向けてぶん投げて2人は慌てて逃げる。
正邪「逃がすかァァ!」
京谷「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
咲「凄いわね~これはホントに怒らせたくないわね」
ルナティッククラスの弾幕放つ正邪に京谷は必至に避ける中で咲はうーんと唸りながらグレイズして行く。
正邪「おらよっと!」
そんな逃げる2人に正邪はどこから取り出したのかとりもち弾を取り出して発射する。
京谷「うお!?」
咲は避けたが京谷は運悪く当たってしまい、床に倒れる。
顔を青くした京谷の目に鬼が目に入った。
京谷「や、やめ、これ仕掛けたの俺じゃないんですよ、ホントです。信じてくだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
咲「京谷、あなたの事は忘れないわ;」
聞こえて来る悲鳴に咲は合掌する。
逃げ組
姫:気絶して放置されてたが後に咲に捕まってアウト
正邪:京谷虐めで戦線離脱
鬼組
京谷:鬼に捕まりゲームに再起不能
☆
伊御「なんだ今の悲鳴は?」
逃げていた伊御は聞こえて来た悲鳴に驚いていると携帯がブルブルする。
伊御「はい」
榊『伊御か?お前もさっきの悲鳴聞こえたか?』
通話相手は榊でその問いに聞こえたと返す。
伊御「あぁ、男子の声だったから恐らく…」
榊『だろうな…此処は合流するか?』
お互いに黙祷した後にそう提案する榊にそれなら丁度良かったと伊御は言う。
伊御「丁度考えてた作戦があるから3階の○○教室に来てくれないか?」
榊『了解』
切ってからさせ…と作戦の要である奴を見る。
しばらくして榊が来た後に榊は佳奈に電話をかける。
佳奈『もしもし?』
榊「おいっす。深山さん、今そっちはどんな感じ?」
出て来た佳奈に榊は挨拶してから現状を聞く。
佳奈『姫ちゃん捕まっちゃった。んで神那っちが罠に怒ってそれで西原君を連れてお仕置きしてる。私は2階で今咲ちゃんに追われててピンチだよ;』
榊「やっぱりさっきの断末魔は京谷か;」
報告に榊は改めて京谷に黙祷した後に言う。
榊「今、缶を守ってるの真宵だけみたいだから俺達行って蹴って来るわ。なんで囮よろしく~」
佳奈『報酬は?』
そう聞く佳奈に榊はふっと笑って答える。
榊「ウチのケーキと伊御に頭ナデナデして貰うチケットでどうだ?」
佳奈『乗った!』
提示されたのに佳奈は素早く了承する。
榊「じゃよろ~」
伊御「本人の預かり知らぬ所で妙なチケットが発行された;」
榊「プライスレス☆」
自分のを無断でされてるのに唖然とする伊御に対して榊は眩い笑顔でそう返す。
伊御「;」
それに伊尾は言葉が出なかったが気を取り直す。
伊御「そんな事より…勝負しに行くか」
榊「了解♪」
榊が話してる間に外していたカーテンのを持って言う伊御に榊はウィンクしながら返す。
☆
3階廊下、そこで真宵が缶を踏みつつ待ち構えていた。
真宵「…ん?」
待ち構えていた真宵はセンサーが鳴り出すと共に前を見ると向かって来る伊御と榊が目に映る。
真宵「伊御さん、榊さん。勝負に出たね」
不敵に笑って缶から離れて2人を捕まえようとする。
近付いた所で伊御が手に持っていたカーテンをバッと前に出す。
真宵「にゃんと?!」
それに驚きを見せかけて真宵は笑う。
真宵「な~んて、目くらましのつもりかにゃ!」
どこからでも来いとばかりに真宵は構える。
ダン!
真宵「上にゃ?!と見せかけて横じゃね!」
音を聞いてすぐさまフェイントを入れて横を見るが出て来ない。
真宵「って出て来ない!?」
それに驚いているとカーテンを上に投げて伊御が現れるが榊の姿がない。
真宵「んじゃ上?!」
現れた伊御を見た後に上を見上げるとカーテンを掴んだ榊がいた。
真宵「本命は上じゃったのか!?」
榊「それはどうかな?」
伊御「よそ見してて良いのか?」
驚く真宵だったが伊御が来そうなのに気付く。
真宵「しまっ?!」
それに真宵が反応する前に榊が持っていたカーテンが真宵を覆う。
榊「さあせ、後は缶を蹴るだけで終わりだぜ」
ガラっ
榊「!?」
つみき「そこまでよ」
缶の丁度近くの教室からつみきが出て来てそう言う。
榊「伏兵がいたか!?」
つみき「残念だけど…」
驚いている榊に近寄るつみきに榊は驚きを消して不敵に笑う。
榊「俺達の勝ちだ」
つみき「?」
なぜ榊達の勝利なのかにつみきは疑問を感じた時…
カン!
ガン!!
つみき「!?」
次の瞬間、音と共に榊の後頭部に衝撃が走る。
榊「上手く…行ったな…」
いきなりの事につみきが驚いている間に榊はそう言いながらゆっくり倒れる。
伊御「勝負あったね…お疲れ様」
缶が転がる音が響く中で伊御がそう言う。
どうやら先ほどのは最初が伊御が缶を蹴った音でその次の音は伊御が蹴った缶が榊の後頭部に命中した音の様だ。
かんかんかん
すると缶がそのまま何かに当たりながら飛んでいく
つみき「どう言う事?;」
真宵「説明するにゃん!」
現状何が起こったのか分からないつみきとカーテンからなんとか出て来れた真宵が問いかける。
伊御「こう言う事」
そう言って伊御は説明を始める。
伊御「まずあのカーテンは榊を隠すのとカーテンに注意を向けるためだ」
真宵「あのダン!って言う音は?」
まず最初のを説明する伊御に真宵は次に聞こえた音について聞く。
伊御「あれは俺がやった。」
榊「俺がジャンプしたと見せかける為に伊御がな、真宵ならフェイントだろうと考えて左右に絞らせたって訳だ」
真宵「じゃ、じゃあ伊御さんがカーテンを上に投げたのは!」
答える伊御の後に復活して説明する榊に真宵は次のを聞く。
伊御「榊を隠すため」
榊「んでもって伊御に目が向いた真宵にカーテンをかぶせる為でもある」
つみき「じゃあ、榊の役割は…」
続けての回答につみきは最後等辺を思い出しながら聞く。
伊御「缶を蹴るのと壁役かな」
榊「誰かいた場合は伊御が蹴り、誰もいないなら俺が蹴る。二重の策って訳だ。だけど本命は伊御って事だ!あはははははは!」
真宵「(ガクッ)」
つみき「やられたわね;」
そう締め括って笑う榊に真宵はカーテンに隠れ、つみきはそう洩らす。
咲「やっと佳奈捕まえたわ」
佳奈「作戦成功だね~」
姫「はう~痛いです~」
そこに咲と佳奈に頭を抑えた姫が来る。
つみき「…そう言えば神那と京谷の姿がないわね」
咲「あぁ、あの二人なら…」
正邪「ま~~~~よ~~~~~い~~~~~」
そんなつみきの疑問に咲が答えようとする前に後ろからオドオドしい声に伊御達は振り返る。
そこには…ふーふーと息を荒げてオーラを纏った正邪がいた。
その腕には魂が抜けかけてる京谷が掴まれていた。
真宵「ちょ、正邪さん怖い?!」
正邪「聞いたぞ。あのだまし絵はお前が用意したそうじゃねえか~」
怯える真宵にそう言う正邪にどう言う事と知らない伊御達は聞いて咲がかくかくしかじかで答えて納得してこれは真宵の自業自得だなと考える。
正邪「あとこの缶蹴ったのはだれだぁ!」
続けざまに手に持った缶と頭に出来てるこぶを見せて問う。
伊御「すまないそれは俺なんだ」
榊「俺の後頭部に当たった後に跳ねたのが神那の頭にも命中したって訳か…」
正邪「ほぅ…そうか…んじゃ二人とも…」
懺 悔 の 準 備 は で き て い る か
その言葉の後に真宵となぜか榊の絶叫が迸る。
伊御「あ、あれ…?」
自分がされると思ってたのに来ないのに伊御は戸惑う。
正邪「か、勘違いするなよ。今度の休みに色々とおねだりしてお前の財布すっからかんにしてやるだけだからな」
つみき「…むぅ」
顔を紅くしてそう言う正邪につみきは不満そうに頬を膨らませる。
伊御「まぁ、怪我をさせちゃったし、俺で出来る程度に頼む」
正邪「か、覚悟しとけよ!」
そう返す伊御に正邪は顔を赤くしながらそう言う。
真宵「まぁ、そんな訳で(ポチッ)」
すると復活した真宵が何かのスイッチを取り出して押すと廊下の床が1マス開くとそこから…別の缶が現れる。
真宵「ラウンド2!」
正邪「やらねぇよ!」
そう言う真宵に正邪は叫んで缶を真宵へ蹴って命中させる。
真宵「あはん!」
倒れる真宵を見ながらやれやれと誰もが思うのであった。
真宵「じ、次回は9日和目、農業⇔猫日和じゃよ~(がくっ)」