東風谷さんと僕   作:覚め

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フランドール「ちなみに私は愛称がフラン」
かずき「フランドールさん」
フランドール「ヨシ!」




「ついたね」

 

「初っ端から魔力で殴り込みなんて、中に誰かいたらどうするの?」

 

「十六夜さんなら避けてるでしょ?」

 

「…いや、霧雨魔理沙とか博麗の巫女とか」

 

「…その人達ならもっと避けられるでしょ。死んだらそこまでだし」

 

「もしかして怒ってる?」

 

当然。早苗ちゃんの反応がああなった原因がこの城だとすれば、この城を壊して何人死のうと関係ない。ここに早苗ちゃんさえいなければ。目の前によく出てくる妖怪やら妖精やらを魔力で飛ばしながら進み、この城って逆さまだから下の方行くんだよねとか話しながら階を…降る?上がる?どっちだろうか。まあどうでもいいか。とにかく進む。フランドールさんは僕の後ろを走っている。

 

「うおっなんだお前ら」

 

「…あれは?」

 

「そうねぇ…分からないわ。少なくとも私の知り合いではない。お姉様なら宴会で見たとかどうとか言えるけど」

 

「誰だお前」

 

「私か?私は幻想郷の下剋上を目指すレジスタ━ひゃっ!?」

 

「ひゃっだってさ」

 

「緊張感がないわね」

 

「くっそ…お前らも協力しろ、九十九姉妹!」

 

「目的は道具ぅっ!?」

 

「姉さん!?」

 

誰だよこいつら…僕は早々に魔力で消し飛ばし、次に出てきたよく分からない人を消し飛ばす準備をする。さっさと目の前のレジスタンスとやらを倒して次に行きたい。魔力を放つ準備を…と思ったら、横から流れ弾。何かと思えば横からさっきのレジスタンスが弾幕を飛ばしていたようだ。集めていた魔力が少し出てしまう。レーヴァテインを取り出し、身体強化の魔法を使い、邪魔されないように九十九姉妹の片割れを叩く。

 

「っ…」

 

「ちょい、それはそう使うものじゃないわ。レーヴァテインは…こうやって、魔力を流して使うの。出てきた炎の部分で相手を叩くのよ。今の貴方ならそれくらい出来るでしょ?」

 

「やってみる」

 

出来た。まあフランドールさんの物よりかなり小さいが。これならリーチも長いんじゃない?そうだな…そう、こうしよう。レーヴァテインをもっとデカくする。そうすると炎もデカくなる。そのままの勢いで、目の前にいるレジスタンスを…と思ったのだが、いつのまにか消えていた。逃げたレジスタンスと、この異変の黒幕を探しに城の中を進む。足場を壊した方が良いのではとも思うが。

 

「…長いなぁ」

 

「ウチより小さいはずよね、この城」

 

「その通りです。まあ、あちらは空間を拡張していますが」

 

「っ!?」

 

「十六夜さんだ」

 

「妹様、今回の件はお嬢様にお話ししますからね」

 

「っ…そのくらい覚悟の上よ。最近は全然喧嘩もしてないし」

 

「かずきさんが関わるとかなりの頻度で」

 

「うるさい」

 

「…十六夜さんはこの異変の黒幕知ってるの?」

 

「いえ…私はなんとも。ただこの城、小人と天邪鬼がいると聞きました」

 

「レジスタンスとか名乗るかな」

 

「だとしたらさっきのやつが黒幕だったのね」

 

「…?」

 

ついには玉座のような場所に。出てきたのはかなりちっこい…が、これを言うとフランドールさんが怒るかもしれないので言わないでおこう。フランドールさんの胸らへんまでの身長、僕のヘソくらいの身長。十六夜さんの…どのくらいだろう。腹?まあとにかくそのくらいの大きさをした小人。魔力を貯め始めると、十六夜さんから静止を受けた。僕とフランドールさんには天邪鬼を探せと。

 

「咲夜には後でご褒美ね」

 

「何?」

 

「…あの子、休みを受け取らないのよねぇ」

 

「へぇ」

 

「うげっ!?あいつ役に立たねえな!」

 

「みつけた」

 

「うひぃっ!?あ、お前な!弾幕ごっこなんだろ!?」

 

「天邪鬼がルールに従うのか?」

 

「偏見と差別だ!」

 

「天邪鬼がそんなことで悩むのか?」

 

「っ…」

 

レーヴァテインを振るう。フランドールさんが言うには天邪鬼を殺したら流石にまずいだろうと言われたので殺さない程度に。何やら弾幕ごっこがしたいらしいので、魔力をぶっ放す。すんでのところで避けられ、当たったと思えば当たらずに魔力が明後日の方向へ。面倒なので近づいてゼロ距離射撃…とも思ったが、視点がぐるり。どうやら僕は180度回転したようだ。が、関係ない。

 

「ぃいっ!?」

 

「…よし。捕まえた」

 

「よくやるわねぇ」

 

「紅魔館に持って行っていい?」

 

「良いわよ。パチュリーが尋問したことあるみたいだからそっち頼ったら?」

 

「ふざけんな!誰がお前らなんかの家に行くかよ!」

 

「さっさと行くかぁ」

 

「足場、作りながら行くの?そいつもいると面倒でしょ」

 

「引っ張って行くから関係ないよ」

 

「そう?」

 

紅魔館へと進む。そういえばだが、僕が窓を破って出て行く時に門番さんは何をしていたんだろうか。僕はあまりあの人の役割を理解してない。大体見かけた時は寝てたり、客人でなくてもさっさと通したりする。知人なら基本顔パスらしいあの門番さんは、仕事ができているのかな。あとこの天邪鬼うるさいな。小さいレーヴァテインを作り出して口にぐねぐねと刺し、口封じ。取れない限りのね。

 

「鬼畜ね」

 

「んー!んっ…!んー!!」

 

「何を喚いてるんですか…あれ、妹様?かずきさんも」

 

「今回の異変、その黒幕ね」

 

「パチュリー様も」

 

「わかるの?」

 

「ええ。実行犯は別だけど、大元はそいつ。なんでレーヴァテインで口を?」

 

「…んー、んんー」

 

「パチュリーさん、こいつから早苗ちゃんに何したかとか聞いてくんない?」

 

「良いわよ。でもまあ、時間はかかるわね。その間はくつろいでて良いわよ。」

 

「わーい」

 

「では私が運んでおきますね」

 

「んー!?」




天邪鬼「条約違反だ!!」
八雲紫「生死を問わず。天邪鬼を捕らえたら報酬として人間が与えられるわよ」
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