ジークアクス世界の闇堕ちアムロ   作:gジェネサイコー

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闇落ちアムロの続編はジオン周りの情報が足りない→でも闇落ちアムロ活躍させたい→!じゃあバトルアライアンス風世界で戦わせればいいじゃん!と思いつき書きました。本編とも幕間とも関係は多分無いです。


IF: バトルアライアンス風世界で闇落ちアムロ

【闇落ちアムロvs逆シャア世界のシャア】

 

宇宙の狭間——そこは、本来なら交わるはずのなかった二つの世界が交錯した境界。

 

サザビーの駆動音が虚空を揺らす。シャア・アズナブルは、操縦桿を握る手に異変を感じていた。

 

「……ここは、どこだ?」

 

視界に広がる星々は、彼の知る宙域ではない。艦隊もなく、アクシズもない。ただ——一機の機体が、目前にいた。

 

Hi-νガンダム。

 

その姿を見た瞬間、シャアの心に衝撃が走る。

 

「アムロ……だと?」

 

だが次の瞬間、Hi-νのコックピットから発せられた意識は、彼の知るアムロとはまるで違った。

 

重い。

冷たい。

黒い。

 

まるで過去、何かを喪い、燃え尽き、なおも何かを求め続ける亡霊のような——それは、かつて共に戦った青年の気配ではなかった。

 

そしてHi-νの中から、声が届く。

 

「お前がシャア・アズナブルか。」

 

「……ああ。だが、お前は……アムロじゃない」

 

「シイコを殺したのは、お前じゃない。……だが、父から奪われたガンダム。あれをお前が奪わなければ、シイコは死ななかった。その並行世界の同一人物のお前を見逃す理由は無い。」

 

アムロの声は、憤怒ではない。むしろ、あまりに冷たく、乾いていた。

 

「アクシズを落とすジオンの男に"死"以上に相応しい結末があるか?」

 

Hi-νガンダムが動いた。

 

まるで虚空に溶け込むような動き。サイコフレームの光が、闇に裂け目を走らせる。シャアはすぐさまサザビーを加速させ、ビームトマホークを抜く。

 

「なぜだ……!お前は、そんな男ではなかった!」

 

「“そんな男”は——シイコが死んだ夜に死んだんだ」

 

フィン・ファンネルが一斉に展開され、サザビーに向かって襲いかかる。

 

その動きは、明らかにニュータイプの戦い方だった。だが、シャアは直感する。

 

(これは——強化人間のそれに近い。……それ以上に、もっと深く、もっと狂っている……)

 

赤と白、二つの巨影が交錯する。

 

サザビーのビームをかわし、Hi-νが接近。ハイパー・バズーカからの砲撃でシャアの機体を翻弄しつつ、ファンネルの死角から殺意を込めた一撃を放つ。

 

シャアは懸命に迎撃するが、次第にその攻撃の“意思”に押され始めていた。

 

「アムロ……!」

 

「アムロはもういない。“闇”が残っただけだ」

 

Hi-νのサーベルが、サザビーの装甲を裂く。装甲の一部が爆ぜ、赤い機体がよろめく。

 

——この戦いは、復讐ではない。

——断罪だ。

 

アムロの視線が冷たくサザビーを見据える。

 

「消えろ、シャア・アズナブル。お前の時代はもう終わった。これは——俺の戦争だ」

 

アムロの声が、静かに、それでいて揺るぎない死刑宣告のように響いた。

 

サザビーのメインスラスターが閃き、最後の突撃に入る。対するHi-νガンダムは、ファンネルを展開し、全方位に殺意を放つ。

 

シャアの額には汗が滲む。

 

「この動き……これが“憎しみ”で研ぎ澄まされたアムロ・レイ……!」

 

サザビーのビームトマホークが閃き、Hi-νのサーベルと火花を散らす。だがその圧力は対等ではない。サザビーの機体がわずかに後退するたび、Hi-νはその隙間を切り裂く。

 

「そんな執念で……未来は——」

 

「未来? お前たちが殺したんだ。俺の未来も、家族も、愛も!」

 

怒声と共に、Hi-νの膝蹴りがサザビーの胸部装甲を打ち砕く。その隙に、ファンネルが背後から急襲し、プロペラントタンクを吹き飛ばす。

 

炎が噴き上がるサザビー。シャアの視界が赤く染まる。

 

「お前の罪を、世界に代わって裁く気などない。ただ……俺が、俺の手で終わらせたいだけだ」

 

Hi-νのサーベルが点灯。赤熱を帯びたその刃は、これまで幾多の命を奪い続けた——だが今回は、かつての「宿命の敵」に向けられる。

 

サザビー、最後の力で右腕を振る。

 

「アムロォォォ!!!」

 

「……さよならだ、シャア」

 

Hi-νガンダムが突き出す。青白い光がサザビーのコックピットを貫いた。

 

静寂。

 

次の瞬間、サザビーが爆発。赤い残光が虚空を染める。

 

アムロは、何も言わなかった。

 

炎に包まれるサザビーを背に、静かに機体を旋回し、宇宙の暗黒へと消えていく。

 

——シャア・アズナブル、死す。

 

彼が遺した思想も、夢も、誇りも、アムロにとっては「終わった世界の遺物」でしかなかった。

 

 

 

 

【アムロvsシャリアブル】

 

宇宙の果て、星のまたたきすら届かない深淵の宙域に、一機のモビルスーツが静かに立っていた。

 

ヤクト・ドーガ。シャリア・ブルの乗機であり、彼の思念を拡張する巨大な器。

 

そして、その前に現れたのは、青白い燐光を放つ、異形のHi-νガンダム。

 

シャリア・ブルは、近づく気配を感じた瞬間、即座にそれが“人ならざる者”であると悟った。

 

「来ましたね……」

 

通信が開く。

 

「シャリア・ブル……かつてシャア・アズナブルのマブだったな」

 

声の主は、アムロ・レイ。だがその口調に、かつての温もりはない。

 

「お前は知っているか。シャアがどこにいるか」

 

ヤクト・ドーガのコックピットで、シャリアは微かに眉を寄せた。

 

「……さて。並行世界の大佐には、確かに会いましたが。……残念ながら、私のいた世界のシャア・アズナブルには、未だ出会えていませんよ」

 

「そうか。残念だ」

 

Hi-νガンダムのツインアイが赤く瞬いた。

 

「だが、戦争中、ニュータイプを殺しまくったシャアのマブだったお前なら知っているだろう。ニュータイプは死ぬ時、仲間に断末魔の叫びの念を飛ばす」

 

「……知っていますよ。それが何か?」

 

アムロは一拍の間を置き、こう呟いた。

 

「お前を殺せば、シャアが現れるか?」

 

その瞬間、Hi-νガンダムが閃光のように飛び出した。

 

「来るか……!」

 

シャリア・ブルはサイコ・フレームを最大出力で起動。ファンネルが宙に舞い、Hi-νを取り囲む。

 

だが、アムロの動きは異常だった。

 

ビームサーベルを抜き、ファンネルの挙動を先読みするかのように、次々と斬り捨てる。

 

(これが……これがアムロ・レイ……!? いや、違う。これは……何かが壊れている)

 

シャリア・ブルの思考が加速する間にも、Hi-νは接近していた。

 

「終わりだ」

 

「くっ……!」

 

ヤクト・ドーガのビームアックスが唸る。しかし、Hi-νのビームサーベルがそれを弾き飛ばす。次の瞬間、サーベルがヤクト・ドーガの胸を貫いた。

 

「……これで……」

 

「届くか。お前の悲鳴は、奴に」

 

シャリア・ブルは笑った。哀しげに、穏やかに。

 

「ならば、大佐は……必ず、お前の前に現れるでしょう……」

 

爆光が、宇宙を裂いた。

 

シャリア・ブルの命が終わると同時に、Hi-νガンダムは静かに機体を立て直し、虚空を見上げた。

 

「……来い、シャア。お前の番だ」

 

その声は、星すら震わせるほど冷たく、深く、暗かった。

 

 

 

 

【アムロvs闇落ちアムロ世界のシャア&ギュネイのマブ】

 

 

宇宙空間。月の裏側、沈黙と死が支配する戦場の残骸の中で、赤い影が軌跡を描く。

 

深紅の重圧を背負ったサザビーが前衛を切り裂くように進む。その背後を、ギュネイ・ガスのヤクト・ドーガが追従する。

 

シャア・アズナブル――彼は今、ある男を探していた。

 

「……シャリア、大尉。まだ生きていてくれ」

 

あの誇り高きニュータイプは彼のマブだった。だが、何かが途切れた。明確な“声”ではない。ただ、胸に焼きつくような断末魔の念。——間違いなく、シャリアのものだった。

 

「ギュネイ、急ぐぞ」

 

「……了解。気配が……濃い。かなり強い敵がいます」

 

赤い光が迸った次の瞬間、視界に一機のガンダムが浮かび上がる。白と青を基調としながら、禍々しいまでの殺意を纏った姿——Hi-νガンダム。

 

そして、その前に無残に崩れ落ちたヤクト・ドーガ。シャリア・ブルの愛機。

 

シャアの喉がかすれる。

 

「……よくも、大尉を……!」

 

アムロは、わずかに顔を向けた。モニター越しに、金色の瞳が射抜くように見据える。

 

「やっと現れたな。……この"マブ”がなかなか役に立った」

 

「……なに?」

 

「あれは、いい鈴になったよ。お前の居場所を鳴らしてくれた」

 

怒りが、サザビーを震わせる。かつて「赤い彗星」と恐れられた男は、静かに拳を握る。

 

「……そんなことのために、私のマブを……! ギュネイ、やるぞ。やつは1人だ。我々の連携で追い詰める!」

 

「了解、シャア大佐!」

 

2機が突進する。だが、それは“殺す”ことだけに最適化された男にとって、ただの「的」に過ぎなかった。

 

Hi-νガンダムが動く。

 

まるで未来が見えているかのように、サザビーとヤクト・ドーガの間を縫い、サーベルが一閃。

 

「2人で戦うからマブ……か、意味はあるのか?」

 

ギュネイの機体がまず両脚を切り裂かれ、次にサザビーの盾が爆ぜる。

 

「な、何ッ……!」

 

アムロの攻撃は止まらない。Hi-νのサイコフレームが共鳴し、無数のフィン・ファンネルが空間を制圧する。

 

「マブ戦だろうと、単独だろうと、殺すだけだ」

 

ギュネイの機体が爆ぜる。

 

シャアは呻きながらも突き進む。だが、そのビームサーベルがアムロに届く前に、Hi-νが消えるように背後へ移動していた。

 

「……この気配……お前は、アムロか? だが、私の知るアムロではない」

 

「俺は“アムロ・レイ”だった何かだ。……お前たちが、そうした」

 

シャアの眼に、戦慄が宿る。

 

「この男は……シャリアやギュネイが相手にしていた“強化人間”など比じゃない……」

 

Hi-νのサーベルが突き刺さる。

 

沈黙の中、シャアの最期の視線がモニター越しのアムロに向けられる。

 

「これが……お前の望んだ世界か……アムロ……」

 

「こんなものか」

 

Hi-νガンダムが、戦場の残骸を残して去っていく。

 

——宇宙に、再び静寂が戻った。

 

 

 

 

 




逆シャア世界のシャアは並行世界の自分のとばっちりですが、アクシズ落としやる男に慈悲はない

シャリアブルはアムロにとって怨敵を呼び出す鈴に過ぎない

闇落ちアムロの世界のシャア、相棒の仇を取ろうと、相棒と紡ぎ上げたマブ戦で挑むが一蹴される。

どちらの世界のシャアも正史のアムロとの気配の差に驚いてもらいました。
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