1話限りの短編集!   作:ゆっくり無色饅頭

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あれ……投稿が遅れてしまった……

申し訳ありません!宿題の波に追われながら執筆していました!

なんか新年早々長いの書いて文章変になってたり、ブルーだったりしますが今年も宜しくお願いします!

途中から台本形式になっちゃいましたすいません(^_^;


新年会!集まる幻想!

ここは博麗神社。ここには今日、妖神人により文月守が呼ばれていた。なんでも新年会を開くらしい。神人の居た世界へ、沢山の人を呼ぶために真理の扉を使うのにもう一柱次元神が必要らしい。でも頭の上にちっこくなったエルヘイトが乗っかっているので実際3柱の次元神がいる事になる。

 

「えっと……これをここに繋いで、ここに次元神力を流し込めば……動いた!」

「もっと早くやれ憎たらしい。」

「よし、良くできたな。じゃああれを持ってきてくれ紅音!」

 

数枚のハガキを持って、1人の少女が本堂から出てくる。彼女は小裁と神人の娘、博麗紅音である。

 

「はいはい。年賀状でしょ?これを別の世界へ飛ばして後は開っぱなしにしとくだけなんだから私がやる意味あんの?ホントにさ。」

「しゃーねーだろ?次元の巫女なんだから。」

「9割パパのせいでしょーが。先代様来てくれるかな……」

 

神人と守が扉を開き、その奥へ年賀状を放り込む。その後、神人は次元神を呼ぶために一度次元神界へ向かった。その直後、扉から現れたのは白い制服の少年、明空翔。年賀状にあった魔法陣から現れた真理の扉を通って来たらしい。

 

「ん?おお!守じゃねーか!」

「あ、翔さん!お久しぶりです!」

「頭の上の子は誰だ?まさか……」

 

子供か?そう言いかけた瞬間に頭の上のエルヘイトが怒って暴れた。

 

「誰がこいつのガキだって?私はこいつに力の扱いを教えるいわば師匠だ!そこんとこ間違えんな!」

「ちょ、エルヘイトあんまり暴れないで首が……」

 

次々と来客は訪れる。次に現れたのは、平野零侍。彼はまだ面識はないが、神人の年賀状にあったということは闘技場の主に目をつけられたと言う事だろう。

 

「ここは……博麗神社か?」

「あ、どうも!確か平野零侍さんですよね!俺は文月守と言います!」

「あぁ、よろしく。」

 

更に更に現れたのは品路由馬。彼はつい昨日闘技場にて戦った。

 

「ん?今度はなんだ?見たこともない場所だな」

「あら、品路由馬ね。パパから話は聞いたわよ。私は博麗紅音、博麗の巫女よ。そう言えばパパが貴方に今日限りだがいいプレゼントがある。って言ってたわ。」

「あ、あぁ。なんだろプレゼント?」

 

その時だった。天が割れ、光の中から沢山の人影が見える。そう、次元神達である。

 

「よぉ、既に数名集まってるな!」

「「あんたは誰だ?」」

「2人いっぺんに言うか!?神子じゃねーんだぞ!?俺は幻想の妖怪龍神、妖神人だ!」

「あ、貴方が品路由馬ですね?貴方にプレゼントです。」

 

次元最高神アマツがそう言うと、彼女はそのまま杖を振り上げ、地面に突き刺した。するとどうだろう。雷が落ち、そこには突華が居たのだ。これはアマツの能力、「あらゆる願いを叶える程度の能力」の力だ。

 

「嘘だろ……」

「嘘じゃないよ。私の能力は絶対だから。ただし、条件がある。今日1日だけしかここには居られない。」

「由馬、また会えたわね。アマツ感謝するわ!」

「まぁ、由馬さんの記憶にあったからこそ出来たんですがね。」

 

由馬と、突華はそのままどこかへ行った。博麗神社からは出るなと言ってあるからまぁ遠くへは行かないだろう。

扉はまた、違う次元から人を送る。現れたのは影神晴夢。過去に闘技場で神人と戦い、引き分けた事がある。

 

「おおっ!晴夢!久しぶりだな、いつ以来だ?」

「神人じゃねーか!久しぶりだ。闘技場で会ったとき以来だろ?」

「そうだっけ?いやー久々にやるか?」

「後でな、まずは宴会だろ?」

 

だな、と苦笑しながら神人は龍の社へ入って行く。中で宴会料理を作っているのだ。ちなみに手伝いは小裁、守、八咫、そして何故かエルヘイトである。

 

※ここから分かりづらいので名前を付けます。

 

晴夢 「いやーあれだ、こんなに沢山次元神って居たんだな。」

 

翔 「皆個性的な格好してるなー。」

 

ガイア 「まぁ、皆自分が戦闘しやすい格好してるからね。そんなもんなんだよ次元神の服って。」

 

晴夢「あ、君後でちょっと一緒に酒でもどう?」

 

翔「いきなりのナンパ!?」

 

ガイア「お断りさせていただきます。」

 

晴夢「ま、嫌ならいいや。」

 

翔「しかも清々しい!?」

 

しばらくして、またもや扉が反応する。現れたのは神影創夜と瀬戸尾凌。アマツは彼らと挨拶を済ませ、晴夢の方へと寄ってきた。

 

 

アマツ「あんまりガイアに話しかけない方が良いかと思いますよ」

 

晴夢「ん?なんで?」

 

アマツ「いえ、彼女ある次元神に恋してまして、彼一筋なので……」

 

晴夢「ああ……なるほどね。ところでアマツさんだっけ?」

 

アマツ「はい。なんですか?」

 

晴夢「後で、一緒に飲まないか?」

 

アマツ「私で良ければお相手しますよ。」

 

離れた場所では、スキアーが木陰で本を読んでいた。ちなみにいつもはこんなことはしていない。そこへ近づいて行くのは次元並行神パラドクシスだ。

 

スキアー「……何の用だ。」

 

パラド「ふふふ……僕も嫌われたものだね。なんてことない、新年の挨拶さ。あけましておめでとう。」

 

スキアー「おう、あけおめ。」

 

パラド「君もあの話の輪に入れば良いのに。僕のような平行線は接点が無ければ永遠に交わりはしないが、君は違うだろう?」

 

スキアー「……変わるもんだな。神様ってのも妖怪ってのも。そして人も。」

 

パラド「君だって変わったじゃないか。」

 

スキアーはふっと笑い、創夜に寄っていく。そして、話始めた。パラドクシスはそれを見て、不敵に笑うと次元神の集まりの中へ向かった。

ところで瀬戸尾凌はというと……

 

凌「うわった!ちょいストップ俺が何したんだよ!」

ユグド「まーてーゆるさーん」

 

何故かユグドラシルに襲われていた。ちなみに凌は本当に何もしていない。ユグドラシルが勝手に寝ぼけているのだ。そこら中から木が生えて凌を襲う。いくら自然を司る凌でも、次元神の生み出した偽物の自然を操れないようだ。

 

凌「ちょ、マジでどうすればいいんだこれ!」

 

ポセイ「あ、こうです。こんなとこにスイーツが!」

 

ユグド「スイーツ!?どこどこ!?あれ?私さっきまであそこで寝てたのに……」

 

凌「た、助かった……あんた名前は?」

 

ポセイ「私は次元海神ポセイディアです。」

 

凌「本名は?」

 

ポセイ「ディーヴァ=ハンナ……って何言わせるんですか!」

 

顔を真っ赤にしながらポセイディアが海水の塊を投げつける。まぁ、すごいしょっぱいのは言うまでもない。

 

零侍「なんか喉が乾いたな」

 

凌「そこ危ないぞ!」

 

零侍「へ?」

 

ザッパァァァァン!!とまぁ綺麗に零侍の顔面に直撃。海水は乾いた喉にはえげつないことになる。まぁ、さらに喉が乾く訳だ。

 

ポセイ「ああああ!申し訳ない!」

 

零侍「水を……くれる?頼むからフツーの」

 

ポセイ「はい!只今!」

 

そろそろ神人達がいる龍の社からいい匂いがしてきた。更に、幻想郷中から沢山の知り合い達が集まってくる。博麗神社はこれまでにないほど賑わっている。

 

レミリア「神人の料理は久しぶりね。咲夜。」

咲夜「そうでございますねお嬢様。」

 

フラン「お姉様、見たことない人もいるよー!」

 

魔理沙「今日も霊夢は帰って来てないのか?一体どこに行ったんだぜ。」

 

ルーミア「ゲッ、スキアー!」

 

スキアー「なんだ、ただの雑魚妖怪か」

 

ルーミア「なによその反応は!」

 

豊魅「はっはっは!いや、久しぶりじゃのう凌!それに由馬!隣のは彼女さんかのぅ?」

 

由馬「ああ。そう言えばあの話はどうなってんだ?」

 

豊魅「支配人が来ておらんところを見ると、多分奴はあそこに縛られておるのじゃろうな。そんなことより飲もう!」

 

突華「ちょっと待ちなさい、貴女由馬の何なわけ?」

 

豊魅「ん?こないだ戦ったくらいかのう。何と言われても特にこれと言ったことはないぞ?」

 

突華「へぇ……由馬?本当に?」

 

なんか修羅場になってしまった。それを尻目に、神人達が宴会料理を運んでくる。幻想郷内からも沢山の宴会料理が運ばれ八雲紫も、酒を大量に運んできた。

 

神人「じゃあ俺が言わせて貰うぞ!あけましておめでとう!今年一年も、頑張ろうぜ!」

 

全員「あけましておめでとう!」

 

 

がやがやとした中で、神人と晴夢は余興のバトルをする事になった。守は凌やスキアー、エルヘイトと一緒に飲んでいる。翔と零侍は次元神の集まりに入って飲んでいる。幻想郷チームもちょいちょい次元神と余興をやったりして遊んでいる。中でも創夜とアレスの腕相撲対決はかなりの盛り上がりだった。

 

神人「久しぶりに……マジでやれるな!」

 

晴夢「あんまり本気でやると巻き込むぞ?」

 

アマツ「世界を1つ創るのでそちらでどうぞ。ちゃんと映像も見れますよ。」

 

2人はゲートをくぐって別世界で戦い始めた。スキアーがその映像を見ながら、神人の応援をしているところを見るとかなり仲が良くなっているようだ。そんなスキアーに緑色の怪物が寄っていく。

 

エメラ「なんてバトルだよありゃぁ」

 

スキアー「うわっ!誰だてめぇ!」

 

エメラ「いやー遅れてきたんだ。俺はエメラード!よろしく!」

 

スキアー「てめぇホントに生き物かよ」

 

エメラ「おめーも似たよーなもんだろ!」

 

別世界の戦いは更にヒートアップする。神人に至っては半分殺す気でやっている。

 

神人「そういや本気見せたことなかったな」

 

晴夢「ちょっと待て、本気じゃ無かったのか!?」

 

神人「これが俺の本気だ、モード超越神!」

 

いきなり晴夢をあっさりと超えてしまうパワーが神人から溢れ出す。超越神モードを使うと自分の強さをその世界に存在する全ての強さを足して二倍にする。使い続けると自分の強さが二倍になり続ける為負担が大きい。この世界は超越神に耐えられる様に創られているので、この姿が長持ちするようになっている。

 

晴夢「チートじゃねーか!」

 

神人「お互い様だろ!スキアー、力貸せ!」

 

スキアー「おっ、あれか。その場に居ないが……真理の扉を使えばいいか。」

 

晴夢「仕方ない、喰う!」

 

神人&スキアー「「絶神撃……ザ・サタンクロス!」」

 

灰色のレーザーが晴夢に向けて放たれる。晴夢の能力により喰われていくが、如何せん量が多く、超越の力もあり間に合わない。超強力なエネルギーにより大爆発が起こり世界が崩壊を始めた。超越神モードは手加減不可能なのだ。必ず相手の防御を無視し、暴力的な攻撃を浴びせる。

 

晴夢「今ので一気に200回くらい死んだぞ!?」

 

神人「あー悪い。やり過ぎたはっはっは!」

 

晴夢「笑いながらいう事かよ……脱出するぞ!……神人?」

 

神人「あ、すまん連れてってくれ。動けねーんだわ今。力使い過ぎた」

 

晴夢「世話の焼ける奴だな全く……」

 

晴夢に引っ張られて元の世界へ帰って来た神人の体をアマツが回復させ、晴夢も一応回復させた。博麗神社は、もうてんやわんやである。あっちでは料理をかけた弾幕ごっこ、こっちでは豊魅と凌の酒の飲み比べ勝負。勝負がつかないような気がするが……。零侍と翔は、気が合ったのか2人で飲んでいる。

創夜は緋音と余興として剣で戦っている。ちなみに緋音の剣は「神威」の真打。月の都にあったものを拝借したらしい。元々手に余る剣だと言われた物なので取り返しには来ていない。アマツは約束通りに晴夢と一緒に飲みに行った。

 

神人「さて、小裁は……居た。飲もうぜ。」

 

小裁は鳥居の真上に居た。神人を待っていたのだろう。ただ一人でずっと飲みながら座って居たようだ。

 

小裁「超越神……使うのはいいけど、無理しちゃダメでしょ?また私の前から居なくなるつもりかしら。」

 

神人「んな訳ねえだろ。」

 

緋音「ふぃー。終わった終わったー。ん?パパとお母さん何してんの?」

 

2人「「飲んでる!」」

 

声を合わせて言わんでも……と緋音は苦笑した。

そう言えば、忘れられているかも知れないが月人の永琳と輝夜と同じように神人と小裁も一応月人。更にまだ、月人はいる。チャラ男っぽい影﨑神だ。彼は八意永琳の婚約者である。今日彼は来ていない。無縁塚に用があると永琳から伝言が来たから神人はそれを知っている。

 

影﨑「やっぱりここに居たのか。先代博麗の巫女、霊夢さん♪」

 

霊夢「なーにしに来たのよ嫁ほっぽり出して。新年早々鬱陶しいわね。」

 

影﨑「いやー?緋音ちゃんがさ、先代来ないかなーっていっつも言ってるから呼びに来たの♪はっはっは!しかし嫌われてるねーなんで?」

 

霊夢「あんたのそのテンションが嫌いなのよ。分かったらさっさと宴会に行きなさい。私はもう、博麗神社には行かない。」

 

影﨑はニヤニヤしながら霊夢の前まで飛ぶ。霊夢の行こうとする場所にわざわざ先回りし邪魔をする。

 

霊夢「なんで邪魔するの?貴方には私が何しようと勝手じゃない。」

 

影﨑「いや、流石に親友の娘のお願いくらいは聞いて欲しいからね。霊夢、あんたが博麗神社に行かないと言い張るなら俺はあんたが博麗神社に行くまで邪魔をし続けるぜ」

 

霊夢「……はぁ。わかったわかった。行きゃあいいんでしょ行きゃあ。」

 

それを待ってたと言わんばかりにスキマが開き八雲紫が現れる。多分見ていたのだろう。ノゾキミヨクナイ

 

紫「呼ばれてないけど来たわよ!」

 

影﨑「良し!グッタイミン!連れてって!」

 

スキマに二人とも落ちる。そのあと、紫は歩いてくる人影を見つけた。歩いてきたのは草伽華水仙。この世界にも存在している。

 

紫「貴女は……水仙。それに白蛇仙も。」

 

水仙「おや、スキマ妖怪。貴女がこんなとこに何の御用で?」

 

紫「それはこちらの台詞ですわ。」

 

その後、無縁塚で凄まじい戦いが繰り広げられたのには、気付くものは少なかったという。ただの仲悪い二人が喧嘩しただけだと言うのに、無縁塚は物凄い荒れていた。

ところで、霊夢達はというと……

 

緋音「先代様ぁ!」

 

霊夢「緋音、久しぶりね。あけましておめでとう。神人、あんた帰って来てたの?」

 

神人「おう。霊夢、あけおめ。」

 

小裁「霊夢あんたその格好……」

 

今の霊夢の格好は、あのリボンに色違いの黒の神人と同じ格好である。紫に言って仕立ててもらったらしい。その霊夢に翔と零侍が寄っていく。

 

翔「お前ホントに霊夢か?」

 

零侍「何で妖力が出てるんだよ」

 

霊夢「妖怪まで堕ちた覚えはないけど?強いて言うなら紫のせいね。」

 

更には創夜も近づいてくる。やはり元とはいえ、博麗の巫女には何かそういった力があるのだろうか。

 

創夜「博麗……か?」

 

霊夢「もう博麗の巫女じゃないわ。そうね……名乗る名前といえば霊夢としか名乗ってないかな。」

 

博麗の巫女じゃないと言った時少し寂しそうな顔になったのはやはりまだ未練があるからなのだろうか。そんな霊夢を尻目に、凌と守が師弟対決をしていた。盛り上がりが凄すぎて近づいても何を喋ってるか分からない。

 

凌「ガウスカノン!」

 

守「次元守護神をなめないで下さい!その位防げますよ!」

 

バリアのようなものでガウスカノンが完璧に防がれる。弾かれたガウスカノンがたまたま居たエメラードに当たりそうになるが、守の能力「守りきる概念を操る能力」によりガードされた。

 

エメラ「うおうびびったー!死ぬかと思ったぜ」

 

守「俺の能力に死角はありません!」

 

凌「果たしてそうかな!」

 

電光石火で後ろに回り込み、花鳥風月をかます。しかし全て当たる寸前でバリアに阻まれてしまう。一つたりともヒビすら入らない。

 

凌「痛ってぇ!なんて硬さだ!」

 

守「まぁ、何も硬いだけが取り柄じゃないですけどね。エルヘイト、武器借りるよ!ヘイトサイズ!」

 

守の手元に紫色に鈍く輝く骨の鎌が現れる。これは次元憎神エルヘイトの武器(元)で、そこら中から憎しみの感情をかき集めて力に変える。まさか新年早々にあるとは思えないが。

 

エルヘ「ああ!また勝手に!」

 

凌「おっ、フッキーの新しい武器か?」

 

守「行きますよ!ちぇいさー!」

 

振り下ろす、それだけ。全く使いこなせていない。無意味過ぎる。傍から見れば畑を耕しているようにしか見えない。間抜け過ぎるその姿をみて周りが爆笑の渦に巻き込まれる。流石に恥ずかしくなったのかヘイトサイズをしまい、エルフブレードを取り出す。

 

守「では気を取り直して……断憎剣『紫煉』!」

 

今度はちゃんと使えている。使い慣れたエルフの剣に、紫の憎しみの次元神力を流し込む事で出来た剣だ。

 

凌「うわっ!くそっ、何だその剣!リーチが分からねぇ!」

 

守「リーチは変幻自在ですよ、これで終わりだ!」

 

凌「なんてな、まだまだだなフッキー。」

 

守は凌にいつの間にか後ろに回り込まれており後ろからかかと落としで地面に叩きつけられた。どうやら次元神力の扱いが雑になっており守りまで回らなかったようだ。

守が負けを認めると、凌に向かって歓声が上がる。すると龍の社から八咫が出てきて叫んだ。

 

八咫「これから団子を出すから要る方はどうぞ並んで下さい!」

 

神人「おっ!門外不出の八咫秘伝の団子か!」

 

神人が光を超えた神速で八咫の前まで移動する。もはや瞬間移動である。神人が並んだ後からぞろぞろと人が並んでいく。神人は団子を受け取ると、凌の前まで行き凌に団子を手渡す。

 

凌「美味ぇ!!何だこれ!ホントに団子か?」

 

神人「あ、そーいや桃あるか?お前の桃。」

 

凌「ん?何するんだ?」

 

凌から桃を受け取ると八咫に渡す。しばらくしてまた新しい団子を持ってきた。色は変わらないがほんのり桃の香りがする。

 

凌「ま、まさか……これは」

 

神人「桃を入れてもらった。」

 

凌「一個くれ!」

 

神人「ほらよ」

 

それを口にした凌はしばらくあまりの旨さに固まった。桃を絞った果汁を混ぜ、更に細切れにした桃を団子の中に入れた。もはや桃大福に近いものだ。

 

凌「お持ち帰り可能ですか……」

 

八咫「え……あの桃があるなら作りますが。」

 

凌「お願いします。」

 

守&創夜「師匠(父さん)が敬語に……」

 

ところで、アマツと晴夢はというと。

博麗神社の片隅で一緒に御神酒を飲んでいた。ちなみにアマツは酒に酔わないので晴夢と永遠に飲み続けていられるだろう。流石に腹いっぱいになるかも知れないが。

 

アマツ「ところで、何故私と飲もうと?」

 

晴夢「俺は美少女に目が無いんでね。」

 

アマツはそうですか。と言って一口酒を口に含む。ちなみにアマツは歳が何歳と聞かれても、この世界がまだ全て無のみだった頃から居るので晴夢よりよっぽど歳をとっている事になる。ただそれは人間のものさしで測ったらの話である。

 

アマツ「私が美少女に見えますか?」

 

晴夢「見えてるよ。」

 

アマツ「初めてですよ。私にそう言ってくれたのは。」

 

晴夢「……なぁ、俺と恋人になってくれないか?」

 

アマツ「……はい?」

 

思わず間抜けな声を出してしまったアマツは顔を赤らめてそっぽを向き、一つ咳をしてからまた向き直った。

 

アマツ「えっと……本気ですか?」

 

晴夢「本気だ。ただ、俺はこれからもいろんな女性を好きになる。浮気をする。だがそれでも良いなら俺と……付き合ってくれ。」

 

アマツ「……良いですよ。というよりも貴方のその清々しいまでの浮気宣言。逆に面白いです。私の力がもし必要となるなら、これを使ってください。」

 

晴夢に渡されたのは光り輝く林檎だった。ただしそれには莫大な量の次元神力が詰まっている。一口でも齧れば一時的に凄まじいパワーを得ることも容易だろう。

 

アマツ「それを使うときは粉々に砕いて下さい。いつでも駆けつけて差し上げます。まぁ、使わなくても自分から行くかもしれませんが」

 

そう言ってアマツはニコッと笑った。

月が沈み始めそろそろ夜が明ける。新年会もお開きの時間だ。

 

神人「よし、ほかの世界の奴は送ってくぜ!守、手伝ってくれ!」

 

守「はい!起動!」

 

次元神力に反応し、真理の扉が動き出す。

 

晴夢「じゃあな、神人。それにアマツ!」

 

アマツ「また逢える日を待っていますよ。」

 

凌「さいならだな、フッキー!」

 

創夜「早く行くぞ父さん」

 

守「今度はこちらから行かせて貰いますね!」

 

由馬「突華……一緒にはいけないんだな」

 

突華「もう少ししたら私はまた消滅する。だから逢えるまで私は貴方を待ってるわ。」

 

由馬「なあ、最高神。あんたの力でも突華を完全に蘇らせることは無理なのか?」

 

アマツ「……」

 

由馬「そうか。じゃあな。」

 

由馬が扉の先に消えた後、アマツは呟いた

 

ーー私が誰かを生き返らせたとしても

ーーそれはもうその人ではない

と。

 

神人「おいこら新年早々暗くすんな。そりゃ代償無しでそこまで上手く蘇らせただけで十分だろが!お前の能力はなんでも願い叶えられる代わりに願いのデカさで代償が生じるだろ?まだマシだよ。」

 

アマツ「だけど私は彼女を結果的に救えてないじゃない!」

 

アマツと神人の間に霊夢が割って入り、二人を止める。

 

霊夢「ハイハイ喧嘩しないの。次帰る人が行きづらいでしょーが!」

 

翔「霊夢GJ!んじゃまたな!」

 

零侍「あまり喋ってない気もするが……じゃあな」

 

エメラ「あー宴会料理のおせち美味かった!じゃな!今年も宜しくぅ!」

 

神人「おっ、嬉しいこと言ってくれるな。」

 

守「最後は俺ですね。では!」

 

神人「待て、お前は片付けを手伝ってくれ!」

 

博麗神社の凄まじい荒れ模様をみてから一拍置いて、守は某不幸少年の言葉を叫んだ

 

守「不幸だぁぁぁ!!?」

 




うう……長かった……
指がつりそうです(´・ω・`)

誤字脱字等ありましたら報告よろしくお願いします。

それでは良い一年を!
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