ブルーアーカイブ -LOST MEMORY DISORDER- THE RELOADED   作:かな餅

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【トリガーのメモ:厄災の狐】



ロバートが脱走させてしまった囚人の1人で襲撃事件を複数起こしたり。



無差別かつ大規模な破壊行為を行うから”災厄の狐”と呼ばれてるんだって。



ロバートによれば今一番敵に回したくない存在でもある。



あの日は気分がこっちに傾いてくれたおかげで働いてくれたみたい。



次合う時には喧嘩をするかも知れないけど、助けてくれたことは今でも忘れてない。



シロコにそんな話を聞かせるとムッとするのはなんでだろう。






超人兵士エージェント・トリガー

 

〈トリガー、敵は不良生徒ばかりですが戦車でこちらへ向かう連隊がいます〉

 

 

 

 

 

 

『歩兵は無視して優先的に倒せって事っしょ?、僕的には血清持ちが気になるけど』

 

 

 

 

 

 

〈それは後に、今は何よりもデータが欲しい。貴方の何が変わったのは逐一確認しなければ〉

 

 

 

 

 

 

 ロバートは何処か楽しそう。

 

 

 

 

 

 

 さて、僕が思ってる身体の感想は人間と一緒。

 

 

 

 

 

 

 胸の内にある鼓動が何よりリアルで、とても兵器だとは自覚出来ない。

 

 

 

 

 

 皮膚も特別……硬いわけじゃない、むしろ柔め?。

 

 

 

 

 

 失敗したのかな……?。

 

 

 

 

 

 

 でも防弾性のカーボンは内側から破れたから、相応のパワーはある。

 

 

 

 

 

 

 僕の体に類似するものを挙げるのなら、それこそこの世界の……。

 

 

 

 

 

 『……世界に適応した身体(キヴォトスの人体)ってこと?』

 

 

 

 

 

 〈どういたしましたか?〉

 

 

 

 

 

 『いや、何でもない』

 

 

 

 

 そもそも当初の予定じゃ人型ではあっても"人"にせるつもりはなかったんだけどな。

 

 

 

 

 

 ロバートが何らかの目的で方針を変えた?。

 

 

 

 

 

 いや、投入した設計図はロバートでも組み替えられない。

 

 

 

 

 

 考えるのは後にしてまずはやることをやろう。

 

 

 

 

 

 それにしても身体が異様に軽い、ビブラニウムで出来てるから?。

 

 

 

 

 

 だとしても、何だろう……背中に翼が生えたみたいな……。

 

 

 

 

 

〈誰かに連絡をしますか?〉『適当に起床しましたって言っといて』

 

 

 

 

 ラブちゃんから通信機付きのヘルメットを貰って屋上で様子を見てみる。

 

 

 

 

 

 

 まあ……戦争だなぁ。

 

 

 

 

 

 ちらほら何処かしらの組織が見えるけど、あれは何だろ?この世界の治安組織かな?。

 

 

 

 

 

 

〈乱戦になっているのが見えると思いますが、車両は発見できましたか?〉

 

 

 

 

 

 

 耳も随分と良くなった、屋上からでも耳を澄ませれば潜伏してる不良が――。

 

 

 

 

 

 

ヒドラって……

 

 

 

 

 

 ……。

 

 

 

 

 

「……なんなのよ、この"ヒドラ"ってのは……」

 

 

 

 

 

 『……ロバート』〈確認しました〉

 

 

 

 

 

 誰が喋った?、南東の空き家。

 

 

 

 

 

 人数1人、通信機なし。

 

 

 

 

 

 独り言か。

 

 

 

 

 

 

 〈トリガー、機甲師団が来るまで猶予はあります〉『じゃあナンパしてくる』

 

 

 

 

 

 壁を打ち抜く。

 

 

 

 

 隠れてる生徒を引っ張り出してみると、怯えてるけど……持ってる血清が気になるかな。

 

 

 

 

 『その血清の出所は?、ヒドラに聞き覚えは?』

 

 

 

 

 

「おまえ、うちらの邪魔をする……"大人"」

 

 

 

 

 

『まだ大人じゃないんだよね、君らより年下だし……それで質問へのアンサーは?』

 

 

 

 

 

「……なんでそんなこと――」

 

 

 

 

答えてよ。お前は関わったんだろ。知ってるんでしょ。奴らに。

 

 

 

 

 

「ッ……”ヒドラ”……い、依頼主の名前よ……」

 

 

 

 

『……何処にいる?』

 

 

 

 

 

「……何処にでもいるって、変な薬を撒いて……他の隊長とかはみんなそのために……」

 

 

 

 

 

『その薬はヒドラが作った、そういうことでいい?』

 

 

 

 

 

「そうだと思うけど……あんた、噂じゃなんか……死んだって……」

 

 

 

 

 

『この世には死ねないって悩む存在もいるくらいだから、死んでなくてもおかしくないよ』

 

 

 

 

 

 

〈……ヒドラが見つけらないのは私が探せる場所(ネットワーク)に情報が無いからでしょう〉

 

 

 

 

 

 

 HYDRAは過去に膨大な資料とか諸々を紙として持ってたっけな。

 

 

 

 

 薬の製造も高度な電子機器じゃなくアナログで作ってるだろうし……。

 

 

 

 

 だとしたら何かしらの企業に潜伏しているか。

 

 

 

 

 製薬会社とか色々ひっくり返してみるか。

 

 

 

 

 

『……2度とアビドスに立ち寄るな』「……」

 

 

 

 

 

 敵の正体がはっきりしてきた。

 

 

 

 

 

 HYDRA……決戦の時に壊滅したって思ったけど、生き残りがいたんだ。

 

 

 

 

 

 しかもこの世界で暗躍しようとしてる。

 

 

 

 

 

 ただ……ロバートはHYDRAの認知してなかった、恐らく前の僕もそうだ。

 

 

 

 

 

 なら……最近になって現れた?。

 

 

 

 

 

 『……この身体なら色々調べ放題だし、隠れるのはやめない?、ロバート』

 

 

 

 

 〈敵の数は多い、貴方の味方は少ない〉『でも僕は強い』

 

 

 

 

 

 〈それでも、仲間が必要になるでしょう〉

 

 

 

 

 

 かつて最強と謳われた魔法使い(アウフ)も世界を守るために組織(リベリオン)を作った。

 

 

 

 

 

 『仲間が居なくてもハッタリはいくらでもできるんだし……奴らに追われてるって思わせたい』

 

 

 

 

 

 奴らが行ってる一連の行動(血清の密売)を抑止するには効果的な抑止力が必要、となると。

 

 

 

 

 

 『この場を利用して、僕の存在……いや、組織を認知させよう』〈組織名は?〉

 

 

 

 

 目立って治安維持組織が妙な動きをするなら、それも相手にする。

 

 

 

 

 ただ……印象は良い方が良いだろうから、名前は……そうだな。

 

 

 

 

 『”SHIELD”で行こうか、子供が聞いても守るって意味が伝わるでしょ』

 

 

 

 

 とりあえず学校に近づかれる前に君に僕から戦車を迎えに行く。

 

 

 

 

 道中で早速あったのはノノミ、あれだ。

 

 

 

 

 ホシノとシロコが前線を下がれるように援護してるみたい。

 

 

 

「あら?、トリガーくん!もうおきたんですかぁ?、お怪我は……元気そうですね♪」

 

 

 

 

 

『何時間ぶりかわかんないけど久しぶり』〈大体15分くらいです〉

 

 

 

 

 

シロコとホシノはばらけているけど良い感じに暴れてるなぁ。

 

 

 

 

ノノミとセリカの援護もいい感じ……このまま通り過ぎて戦車ぶっ壊しても良さそう。

 

 

 

 

 

〈強化人間はしぶといですよ〉『じゃあ去り際に蹴散らそう』

 

 

 

 

 先にシロコを助けてからホシノの様子を見ようか。

 

 

 

 

 ここにいる奴らは大体止まって戦闘を優先してるな。

 

 

 

 

 恐らく相手の兵士を攻撃するように命令された、だけなのかな?。

 

 

 

 

 

 シロコは囲まれて粘ってる。

 

 

 

 

 ロバートの情報によれば現れた血清持ちは6人、その半数はシロコ、残りはホシノ。

 

 

 

 

 数は減ってない、身の丈にあってない力に振り回されて上手く戦えてないんだ。

 

 

 

 

 

 でもすっごいタフだな、これなら銃より肉弾戦を仕掛ける方が効果的そう。

 

 

 

 

「……ん!?、トリガー……?もう……」

 

 

 

「よそ見ッ――」『やあシロコ』

 

 

 

 

 

 まずは1人締め落として……いつも通り、盾に……いや。

 

 

 

 

 『シロコ、あの子達の身体は君より強い』

 

 

 

 

 

「ん、身体は――」『それでもシロコの方がずっと強い』

 

 

 

 

 

「……ん。」『そして僕はそれよりもっと強い』

 

 

 

 

 

 ムッとしたシロコを横目に1番近い不良生徒の銃をはたき落とす。

 

 

 

 

 

 幸いこの子たちは自分達が持ってる武器にまだ気づいてない。

 

 

 

 

 

 いや、僕が思ってるよりも血清の効果が薄い気がする。

 

 

 

 

 黄色い液体だからムカデ血清……だと思ったけど。

 

 

 

 

 

「……ッフゥ……フゥ……」『ほら落ち着いて、はいおやすみ』

 

 

 

 

 こっちもすぐに眠らせてシロコは思った通りねじ伏せている。

 

 

 

 

 さて、次はホシノだけど……。

 

 

 

 

……こっちは大丈夫、行っていいよ。

 

 

 

 

 

 ……じゃあ、行こうか。

 

 

 

 

「トリガー」『何?』

 

 

 

 

 

「……ん、アビドスへようこそ。”これから”よろしく」『……?よろしく』

 

 

 

 

 

なんかシロコ歓迎された後は、そのまま人目も気にせず飛び上がって戦車を探す。

 

 

 

 

すぐに見つかったけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミサイルであいつを撃ち落とせ!!!」『馬鹿なの?』

 

 

 

 

 

 

 戦車の後ろ側になんか四連装ミサイルが無理やり溶接されてる……。

 

 

 

 

 

 

 

 人型のサイズに向けるものじゃなくない?。

 

 

 

 

 

 

「発射ッ‼︎!」

 

 

 

 

 

 

 多弾頭ミサイルか、子弾がしっかりとこっちを捉えてる。

 

 

 

 

 

 

 空中にいるのは悪手、耐久力を試すのは良いけど今は機動力を確かめよう。

 

 

 

 

 

 

 空から絶え間なく落ちてくるけど、避けられるし爆発も弱い。

 

 

 

 

 

 これじゃ僕は壊れないな、爆発の音にかき消されて戦車の側にいた生徒は消えたか。

 

 

 

 

 

 

 戦車の装甲は前よりも脆く感じる、ちょっと硬い粘土みたいだ。

 

 

 

 

 

 身体の調子が本当に良い、体内を忙しなく動き回るナノマシンが血の巡りに感じてきた。

 

 

 

 

 

 生きてるみたい、(アウフ)になったみたいだ。

 

 

 

 

 

 僕に向けられる全ての視線(敵意)が心地良い。

 

 

 

 

 

『……後は魔法が使えれば満足だなぁ』〈対戦車ミサイルで狙われています〉

 

 

 

 

 

 正確には僕が破壊した車両に狙いをつけてる。

 

 

 

 

 

 優先的に戦車を狙う行動を見込んでの囮作戦か。

 

 

 

 

 

〈戦車は学校への前進をやめ巡回しながら貴方を狙っているようです〉

 

 

 

 

 

 

  1台は潰れた、残り3台……さっきと同じなんて事のない装甲。

 

 

 

 

 

 〈これらを対処すればあとは問題ありません〉『ならちゃっと片付けよう』

 

 

 

 

 

 

 率直に言えば戦車を破壊することは困難ではないし、今なら3台程度問題ない。

 

 

 

 

 

 

 問題はこの先、7時の方向に向かって砲塔をナイフで叩き切った刹那思ったのは……。

 

 

 

 

 

 

 ヘルメット団がだめなら、次の刺客は必然と(ウルフ)が来る。

 

 

 

 

 

 勝てるか今の状態で?、戦車をひっくり返せる打撃を耐えうる超人。

 

 

 

 

 

 そもそもあの工場で撃退できたのが奇跡であってあそこで終わってもおかしくなかった。

 

 

 

 

 

 

 時間の猶予は?、次までにどんな対策が出来る?。

 

 

 

 

 

 奪った手榴弾を12時の戦車の中に入れてあとは1台。

 

 

 

 

 

 悲鳴もない、この子達も洗脳済みというか、薬漬け?。

 

 

 

 

 

 

 仲間の戦車を気にせず撃ってくるあたり、命令だけに従ってる感じ。

 

 

 

 

 

 

 〈トリガー?〉『ロバート、この子達って元に戻る?』

 

 

 

 

 

 

〈依存症に関してはどうにもなりませんが……時間が経てばマシにはなるかと〉

 

 

 

 

 

 

 

 そのまま最後の1台の砲塔を切り落として操縦手引きずり出す。

 

 

 

 

 

 

 抵抗はしてるけど目が死んでる、こっちは洗脳なのかな。

 

 

 

 

 

 

 『助っ人と警察は?』〈敵兵を壊滅後接敵しています〉

 

 

 

 

 

 治安維持組織に僕の存在を見られるのはちょっと嫌だな、でも助っ人が捕まるのも……。

 

 

 

 

 

 〈こちらへ呼びますか?〉『うん、警察にはアヤネにうまいこと言い訳してもらおう』

 

 

 

 

 

 

 狐をまずこの戦況から逃げさせよう。

 

 

 

 

 

 そうすればSRTの注意はそっちにそれでヴァルキューレも何人かは下がってくれるかも。

 

 

 

 

 

 ……それって逃げさせるとは違うか。

 

 

 

 

 

『ロバート、厄災の狐をこの戦況から逃す。前線で戦ってくれた恩人だ、捕まって終わりは無し』

 

 

 

 

 

〈その場合リスクが……〉

 

 

 

 

 

『ここまでリスクを背負ってまで助けられて来たんだ、ここから先は僕が背負う』

 

 

 

 

 

〈承知しました〉

 

 

 

 

 

 

 ……てか1人であの大群を相手にするって十分なら化け物だな。

 

 

 

 

 

 

〈提案に対して応答がありました、受け入れるようですが……逃す作戦は?〉『闘う』

 

 

 

 

 

 

 〈考えておきます〉

 

 

 

 

 

狐はもうすぐそこに迫って来てる、どうしようか。

 

 

 

 

 

 

 まずまともに対話できるなら良いけど、銃社会で七囚人とか言われるくらいだからなぁ。

 

 

 

 

 

 

 不良が隊を成して一つの学校を攻め込んでも動こうとしない公的機関が……。

 

 

 

 

 

 

 あれ?七囚人は雇ったとはいえ単騎で助けてくれるけど公的機関は……。

 

 

 

 

 

『……この世界の公的機関ってもしかして頼りにならない?』〈流石に世界(ルール)が違います。〉

 

 

 

 

 

 

 

『……』〈トリガー、警察とはそういうものです。決められた範囲で義務で働くのが普通です〉

 

 

 

 

 

『……』〈トリガー、あくまで自衛は仕方ありません。あくまで”自衛”だけは〉

 

 

 

 くそ、ロバートに考え(迎撃)がバレてるからあんまりやらない方が良さそう。

 

 

 

 

 

 

 恐らく狐が見えて来た、車両を奪って走らせてる。

 

 

 

 

 

 その後ろにはしっかりしてそうな……また狐?。

 

 

 

 

 

 狐が狐を追いかけてる……他に追ってはいない。

 

 

 

 

 

 思ったよりもヴァルキューレが忙しいのか。

 

 

 

 

 

 それともあの子達が公的組織の代表なのか。

 

 

 

 

 

「あら、貴方は……ヘルメット団では無さそうですが……?」

 

 

 

 

 

『まぁ依頼主ってとこ。ありがとうね、あの子達の気を引いて暴れてくれて』

 

 

 

 

 

 

「まぁ……どんなお方が依頼をしたのかと思えばこうも律儀とは……?」

 

 

 

 

 

 

『ここに来たってことは後は逃げるんでしょ?、追っ手の気は引いておくから』

 

 

 

 

 

 後もう少ししたら追跡してる車両がこっちにくる。

 

 

 

 

 

 僕は見られてるし、恐らくどこかに報告もされてる。

 

 

 

 

 風当たりと立場は悪くなるだろうな……ひとまず、相手の出方次第にはなるけと。

 

 

 

 

 

〈貴方のルックスなら素顔を晒す方が不信感は拭えるかと〉

 

 

 

 

『正確に言うなら僕の顔じゃ無いんだけどね、まあ悪くても僕は中身で勝負だ』

 

 

 

 

 

「あらぁ?……あらら……」『どうかした?』

 

 

 

 

 

 ロバートはなんかしてるから、それまで時間稼ぎかな。

 

 

 

 

「……こちらはSRT、フォックス小隊。そちらの身分を提示を求む。従わない場合は……」

 

 

 

 

 

『トリガー、僕は"ただ"のトリガーだ。不良でも生徒でも無い、場合によれば君らの敵』

 

 

 

 

「……何あのイケメン、大人?」「集中」「腹筋……」

 

 

 

 

 

 後方3人には悪い印象はなさそう、まあリーダーを言いくるめられればなんとかなるかな。

 

 

 

 

 

「……私達は厄災の狐を追ってここに来た、貴方は厄災の狐の仲間?」

 

 

 

 

 

 

『アビドス高等学校を侵略されるってことで雇われたんだ、厳密に言うなら狐は僕が雇った』

 

 

 

 

 

「では貴方はアビドス高等学校から雇われたと?」

 

 

 

 

 

『そんなとこ、この子(厄災の狐)が追われる身だなんて知らなかった……猫の手も欲しい状況だったから』

 

 

 

 

 

 

 厄災の狐は脱走した囚人、庇えば事実上共犯。

 

 

 

 

 

 だけど彼女はまずその場を制圧するよりも先に質問をした、僕を見定めるためだ。

 

 

 

 

 

「会長……了解しました。貴方はただアビドスに雇われた傭兵、それなら問題はありません」

 

 

 

 

 

 

 『そう?、なら良かった』

 

 

 

 

 

「ですが、そこに居るのは矯正局から脱獄した囚人。私達は彼女を捕える義務があります。」

 

 

 

 

 

 

 要するに妙な真似はするなってことだ。

 

 

 

 

 

 ……さっきの通信、聞き取れはしなかったけど僕の事について誰かと喋ってたな。

 

 

 

 

 

 なんの話……会長、気になるな。

 

 

 

 

 

『ごめんねぇ僕もお仕事の都合上、彼女を此処から逃がしてあげないとダメだからさ』

 

 

 

 

「我々はキヴォトスにおける公的機関であり、連邦生徒会長の権限もあります。貴方に――」

 

 

 

 

 

『捕まえる事に異義があるって言ってるんじゃ無い、僕は彼女を逃す義理があるって言ってる』

 

 

 

 

「貴方に止める権利はありません……"貴方も"立場としてはこちらとの対立は望まないはず」

 

 

 

 

 

 『簡単な話この子が自治区の外に出てから追いかければ良いんじゃ無い?』

 

 

 

 

 

 

「……話は通じなさそうですね、だったら致し方ありません」

 

 

 

 

 会長は恐らく彼女達の上司。

 

 

 

 

 

『やる気なんだ?、弾薬は足りてる?、疲れは?、今からやること保護者(会長)に確認取った?』

 

 

 

 

 あの軍勢の中にわざわざ囚人をとっ捕まえるためにやってきてるんだ。

 

 

 

 

 正当防衛してちょっと通信機器拝借して……会長とコンタクトを――。

 

 

 

 

 

 

 

[戦いは終わりましたッ!!、直ちに交戦を中止してくださいッ!!!]

 

 

 

 

 

 

『……?』〈トリガー、ひとまずずこの場を収められる策を投じました。〉

 

 

 

 

 

 狐はいつの間にか逃げて残っているのは目の前の狐たち、以前下がるつもりはなさそうだけど。

 

 

 

 

 

「……貴方は何者ですか?」『ただのトリガー』

 

 

 

 

 

「そうですか、厄災の狐が逃亡してる以上私達は追跡を辞めません。止めますか?」

 

 

 

 

 

『いーや、雇い主からの仕事が終わったって連絡が来たことだし……定時退社かなぁ』

 

 

 

 

 

「……会長から伝言です、時間が空いたときに直接伺いに来る、覚えていたらいつもの場所で」

 

 

 

 

 

――時間が空いたときに直接伺いに来きます、”覚えて”いたらいつもの場所で――

 

 

 

 

 

『思い出したらいくって言っておいて』

 

 

 

 

 

 ……狐ちゃんたちはまた追いかけっこを初めて、ヘルメット団も壊滅。

 

 

 

 

 

 学校は守れた、一時的に敵も潰した、あとの問題は……。

 

 

 

 

 

『ヴァルキューレとか、ここまで来ちゃった以上色々は話しとか聞いてくるんじゃないの?』

 

 

 

 

 

〈なるべくそれらしい身分を用意しておきました〉『……身分?』

 

 

 

 

 

「え~と、”株式会社SHIELD”の方ですか?、貴方にも事情聴取をさせて欲しいんですが」

 

 

 

 

 

 

 恐らく警察らしいロボットが喋りかけてきたけど……なるほど、”企業”……ね?。

 

 

 

 

 

 

 〈ロボットに関しては私がどうとにでも〉『お前は優秀だね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
と、ここで細かな話は一旦区切ろうか、この後は確か……。






あらゆる情報操作でもみ消しはしたけど、この件からヘルメット団は長い期間沈黙状態。






 何より他学園にアビドスに雇われた謎の用心棒の噂が広まった。






 廃校寸前だったアビドスを復興させるために立ち上がった謎の企業”SHIELD”。






 そして裏で不良の中で流通している薬を流している闇企業(HYDRA)の噂を流した。

 


 

 ヴァルキューレからの追求から逃れた後は捕虜をヴァルキューレに置いてその後は……。





 そう、アビドス高校に移り住むことにしたんだ。





 でもまだアビドスの生徒になったわけじゃないんだけど。





 さてここからはアビドスのトリガーとしてどうHYDRAに立ち向かっていくのか?。




 
 アビドスからキヴォトスにおいてどんな存在になっていくのか?





 その話の続きは訪問者が来た日から始めよう。
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