GQuuuuuuX式ちいかわ(臨戦)になった人がなんやかんやで諦める話   作:何でもいいでしょ?

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エタるくらいなら…!という意志が生み出したクソみてぇな話をぽーい( っ'-')╮ =͟͟͞͞

最初に描いていた構想(ちょこっと強化パーツ的な扱いでモドキを出す)が木っ端微塵に吹き飛び、今や完全な死にタグとなっていたセンチネルタグを、仕事させる時が遂に来た…!


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結論を言おう。

 

なんの成果もッ!!得られませんでしたァッ!!!

 

時間稼ぐどころか気を引くことすらできないって嘘でしょ絶望しかなかったんだけど?

これでも色々話かけたってのに……サイコフレーム云々抜きにしても、ミノフスキー粒子すらも沈黙の無反応でかなりつらい。

 

うん、それで?わかった。……で、もう終わり?はもう聞きたくないです……

 

『ニャアン…この空気、どうしよ』

 

「……」

 

『……』

 

見つめ合う黒が入った白い悪魔と、ちょっと青い白い悪魔。隣で頬をかくジークアクス。

実に微妙な空気が流れてますね。えぇ、はい。

 

会話に応じてくれていた間も欠片も油断してなかったからなぁシュウジ。

 

正直、少しでも不審な動きを見せようものなら、即座にフルスペでνガンダムかっ飛ばしてくると思うと、流石に精神的にもクルものもあった。具体的には恐怖とか。

 

あとマチュさん?内から湧いてくる恐怖やら怯えやらを、文字通り無理矢理顔に出さずに作戦決行した私にそれ言うのやめて貰えます?これでも内心ガックガクの口内カラカラだったんですけど?

 

『ウッ…いや、でも、ここでシュウジ何とかしないと本格的にまずいし』

 

何とかしようとはしてるんだよなぁ…私もそうだし、マチュだってそう。なんなら今ここにいる全員この悪魔何とかしないとって思ってるんじゃない?

 

『……』

 

相変わらず動きないなぁ。下手に動かれたら死確定なんだけど、動かないのはそれはそれで不気味。

 

ぶっちゃけ今何考えてるかさっぱりわからん。けど、これだけは言える。

これ多分気を向けるのやめたら即ワールドブレイク(比喩無し)だ。

 

マチュもそれは分かってるみたいだから、ジークアクスにThe人の挙動させつつもνガンダムから片時も意識外さないのは徹底してるし。……民間人が急速に戦場に染まってくって、やっぱりガンダムなんだなって気がする。

 

いや、今そんなどうでもいいこと考えてる余裕なんてないでしょ。何やってんだ私。

 

有志連合が必死に相手取ってくれたお陰で、薔薇ラァからちょっとは距離離れてるのはいいとして、現状だと全く勝ち目がないのは代わりないし、話し合いに応じるつもりも無さそう。

 

……こうなったら仕方ない。

 

「博打でしかないけど」

 

ぶっちゃけ失敗する気しかしない。けどッ!

 

「何もやらないで死ぬよりは、断然いいに決まってるッ!」

 

言っちゃなんだけど、こちとら――人生2回目だしな!!

 

頭の中で、ある1機のMSの姿を思い浮かべる。

外観をできる限り鮮明に、思い出せる限りの設定を何度も反芻して強く頭に刻みつける。

 

相棒、悪いけどさ、ちょっくら”俺"の我儘に付き合ってくれや…!

 

『ガンダムが…?』

 

『なんの光ィ!?』

 

4号機が眩い光を放つ。

コクピット内までをも包み込む光の暴力に晒されながらも、私はある1点のみを強く睨みつける。

 

世界にとっての絶望そのものたる、νガンダム。奴を倒せる……なんて贅沢は言わない。

 

私が望むのは一つだけだ。

勝てずとも、倒せずとも、せめて、”同じ土俵"に引き摺り落とせる力を――ッ!

 

双眸の輝きと共に、光のヴェールを突き破り、現れ出るガンダム4号機。

しかしてその姿は、先程までとは様変わりしているに違いない。

 

それはなぜか?

その答えはただひとつ、それを私が望んだからだ。

 

『ガンダム。それも、ただのガンダムではなさそうだ。何かを感じる。あのガンダムは、いったい…?』

 

白比率多めのトリコロールから、青が主張を始めたトリコロールに。

スリット付きの特徴的なフェイスは、かのZ計画究極の機体を目指し開発されたに相応しき形状へ。

 

そして、何よりも語るべきはインコム。頭部へと納められたSガンダムを象徴する有線式準サイコミュ兵装。

 

即ち――S(スペリオル)ガンダム。……といっても、あくまで似せただけの偽物みたいなものだけど。

 

ある程度は設定(・・)を被せられはしたとはいえ、本質的な部分では、マシーンの素性に変わりはない。ALICEなんてある訳ないだろいい加減にしろっ!!

 

Sガンダムという姿を纏った4号機……とでも言えばいいのかな。

 

この世界で生まれ、明確にこの世界に地に足つけたガンダム4号機――(ジークアクス)とでも呼称しようか――をベースに、ペタペタ色々貼っつけて、ベタベタ上からペンキで塗り固めただけの、酷い贋作にすら劣るハリボテ。

けれど、この形を取ることこそが重要なことだった。

 

Sガンダム……。この機体とνガンダムには、関係というには微妙な、とある関係性がある。

 

宇宙世紀における第4世代機の定義の一つに、”固定武装としてのジェネレーター直結型のメガ粒子砲の搭載"というものがある。

 

Sガンダムの場合、内蔵式じゃなくて、オプション武装のビーム・スマートガンとして実装されているから、この定義を用いて考えると、Sガンダムは第4世代の要素を満たさないことになる。

 

けど、そうなると変形機構すら持たない、この目の前のνガンダムを含む『逆襲のシャア』という作品に登場するMSは第二世代に相当する扱いになる。

 

つまり……第4世代の要素を満たさないとSガンダムをこき下ろそうものなら、必然的にνガンダム側にも矛盾が生じることとなるのだ。

 

『えーと、もう少しわかりやすく?』

 

「この宇宙世紀におけるMSには、それぞれ第何世代っていう定義があるから、この機体は第何世代って決める時に使うルールみたいなもの。……って捉えてくれたらいいよ」

 

『うーん……それとそのガンダムが何の関係があるの?シュウジのガンダムもどうたらって言ってたけど』

 

どっちも強いってこと?などと寝ぼけたことを言ってくるマチュに目眩がする。

 

当たり前の話するけどね?いくらガノタといっても、広大なネットの海から全部が全部サルベージして来れる訳じゃないの。

 

今は思いつく限りの設定云々でこれだからこう!って強くイメージできてるからいいけどさ。

もしかすれば、この強引理論の矛盾(・・)に目を向けた瞬間にはゴールテープちょきんな可能性すらあるんだからちょっと黙ってて欲しい。

 

『……。!』

 

警戒の目。シュウジもなにかを察したみたい。

……でも、まだ具体的に何が重要なのかは把握されて居ない今なら、勝ちの芽は残ってる。

 

仕掛けるなら、今だ!

 

スロットルを全開にし、ビームサーベル片手にνガンダムの懐へと飛び込む。

 

『ッ!』

 

侍らせたフィンファンネルを散り散りに逃がし、νガンダム本体も凄まじい速度で後退していく。

こちらも必死に追い縋るも、距離は中々縮まらない。

 

「!?――あぶなッ!!」

 

当たり前だ馬鹿か私!

そりゃ使ってくるに決まってるよねフィンファンネル…!

 

足首を傾けることで、ペダルを上下に連続で動作させ、操縦桿を押して戻してを繰り返す。

パターンを読まれちゃ負ける。がむしゃらに動くだけでも負ける。キッついなぁもう!

 

蹴り飛ばすことで強制的にフィンファンネルの軌道を逸らそうとするも、勘づいたシュウジにより2基のおかわりが飛んで来てバリアを貼られた。

 

「この!」

 

すかさず射出したインコムが、もう1機の愛機を思い起こさせる動き見せながら、フィンファンネルとのドッグファイトにもつれ込むも、すぐさま引き離される。

 

追い縋らんとインコムに意識を向けた瞬間、放たれたのは本体を狙った射撃。

 

「しまっ――!」

 

たった一瞬、されど一瞬。その代償は堪らなく大きい。

炎上する繋ぐ先を失ったケーブルが、ありありとその結果を物語った。

 

まだたった一手しか動かしていないのに。いきなり飛車狙い撃ちしてくるかぁ…!

 

「…!」

 

『……』

 

小爆発を間に挟み、νガンダムとSガンダムの目が合う。それぞれの双眸が光を放ち、互いの顔を照らした。

 

『――うぉぉ!!』

 

『フン!』

 

νガンダムに襲いかかるジークアクス。

相手の隙を突く奇襲は見事に見抜かれ、プラズマが粒子を撒き散らす。

 

『こんの…!』

 

『マチュ』

 

ジークアクスが腕を振り上げる。

νガンダムが軌道へその刃を割り込ませ、すかさずカウンターを放つ。

カウンターにカウンターを返し、腕目掛けて刃を振り被るジークアクス。

振るわれる刃に己の刃をぶち当て、再度激しいプラズマを散らせるνガンダム。

 

「今だ!」

 

ジークアクスと刃を交えるνガンダム目掛けてかっ飛ぶ。

 

狙いはただ1つだ。これで決める…!

 

『逃がさいよ、シュウジ!!』

 

ビームサーベルだけじゃ足りないとばかりに、左脚、右脚、さらに左脚と連続蹴りを放つジークアクスへと、目には目を歯には歯をと言わんばかりに脚をぶつけ、油断なくフィンファンネルの砲口を向けるνガンダム。

 

気配を殺し、その裏へと回り込む。

 

「はァ!」

 

『それは、見えている…!』

 

ビームサーベルを振るう度に形成されるIフィールドの結界。

袈裟も、逆袈裟も、突きも、薙ぎ払いも、全てが封じられる。防がれてしまう。

 

「まぁ知ってたよ。……こんくらいで、終わる訳ねぇよなァ!!」

 

『そこだ!!』

 

『なら、こうするまで!』

 

前後からの全く同じタイミングでの斬撃を浴びせる私達。対するシュウジの選択肢は……本体を包み込むことによる両者への対応…!そう来たかっ!

 

『ぅぁ!?』

 

膠着を嫌ったか、即座に回し蹴りでジークアクスの腹を打ち、こっちは頭部バルカンに滅多打ちにするνガンダム。ガンガンと撃たれる衝撃で激しく揺さぶられるコクピット。

 

揺れ動く視界の中で、神速の斬撃に反応しきれず、片脚を斬り飛ばされたジークアクスが頭突きでνガンダムを弾き飛ばし、放たれたフィンファンネルの放火を切り払い、νガンダムへと再び肉薄するのが見えた。

 

無数の放火に阻まれながらも、決してその足を止めないジークアクスへと、パイロットの意識は否が応とも向けられる。……好機!

 

重石となる全てを取り払い、ビームサーベルに手を掛ける。

 

矛盾(・・)を抱えて、どこまで戦えるかな!?」

 

『ニャアン……君は!』

 

「この世界はララァの作り出した願望の世界。いわば、作り物に……そして偽物(・・)という概念に最も近い世界とも言える」

 

――そのνガンダムだって、そういうことなんでしょう?

 

『ッ!!』

 

「……だったら、怖いよね?己の存在を根本から乱しかねないこの機体の存在は!」

 

矛盾を押し付け、世界からの排除を誘発し、存在の崩壊を導く。

同じ偽物だからこそ許される蛮行……盛大に悪用するッ!!

 

勿論、流石に相手を消し去るまでは狙わない。……そうなると今度はこっちが押し負ける。

そもそもの話、この拮抗自体が、同じ立場に引き摺りこんだからこそ許されている程度の関係に過ぎない。

映画に勝てる訳ないだろいい加減にしろ!案件。

 

シュウジに――否、νガンダム(・・・・・)へと圧をかけつつ、マチュへとアイコンタクト。というより、アイコンタクトという意志を送る。

 

『くぅッ!!』

 

『くっ…!』

 

直後、こちらにばかり意識を向けていたνガンダムが超速とでも言うべき反応速度で、上空より強襲したジークアクスとサーベルをぶつけ合わせる。

 

『諦めない!勝つのは、私達だ!!』

 

『マチュぅ!!』

 

「お忘れなくッ!!」

 

抜刀、最大出力で発振させたビームサーベルを以て、前方のフィンファンネルを真っ二つに切り裂く。

 

瞬間、私に向かい砲口を開くフィンファンネル。

しかし、それらがその場を離れることはない。簡単な話、動かす余裕がないのだから。

 

『なっ、んだ…この、力は…!?』

 

『シュウジを、倒して…!ララァも、守って…!』

 

目線の先には、いつぞやのZガンダムの如く、光り輝く波動を身に纏うジークアクスがいる。

必死に押し通そうと抗うνガンダムが逆に押し返される光景は、先程までの構図が逆転したかのように見えた。

重ねた年月を、進化を続けた技術の差をも覆さんとするジークアクス。

本来ならば、絶対に有り得る筈のない攻防が、今目の前で起きている。

 

「っ…」

 

ジークアクスの双眸が光り輝くと共に、このSガンダムから剥がれ行くなにかの存在を実感する。

目の前でジークアクスに抗うνガンダムからも、同様に光るなにかが剥がれ落ちて行くのが見える。

 

「ふ、フゥ!!」

 

どんよりと覆い被さる倦怠感を跳ね除け、動きを止めたフィンファンネルを次々に切り伏せる。己が成すべきことを成す!

 

『が、ンダムが…!?』

 

フィンファンネルが光へと還る度に、νガンダムの抵抗力が弱くなっていく。よかった。間違ってなかった。

 

Sガンダムという矛盾を足掛かりに、νガンダムという矛盾を引き剥がし、落とす。

マチュの狙いは大方こんなところだろう。故に、こちらもフィンファンネルを破壊することで崩壊を加速させた。

 

――チェックメイトだ。決めろ、マチュ!

 

『ジークアクスゥゥッ!!』

 

狼狽えるシュウジを前に、マチュが吠える。ジークアクスがその意志に応える。

 

閉じられていたアギトが今――開かれる。

 

『ハァァァァァァ!!」

 

『ぅ、がっ!?』

 

思い切り振り上げられた拳に殴り飛ばされ、νガンダムが宇宙を舞う。

 

『くっ!……なっ、ぁ、ぁぁ』

 

各所の姿勢制御バーニアを駆使し、必死に体勢を立て直したシュウジが見たもの。

 

強大な"意志”に突き動かされるかのようにして、宇宙の黒をも塗りつぶす、巨大な刀身()を握るジークアクスの姿。

 

『……ふっ』

 

構えを解くνガンダム。聞こえた静かな声の苦笑。

 

「――!!これでぇぇぇぇ…!」

 

異邦の悪魔へ、悲しき使命を背負う者へと、引導渡すは光の刃。

 

行けっ!マチュぅ!!

 

「終わりだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

光刃が首へと、めり込み――象徴たるガンダムフェイスが跳ね飛ばされた。

 

 

 

――彼女の勇姿を、その英雄譚を、綺麗さっぱり元の姿へと戻った愛機(4号機)と共に見届けた。あまりにも眩しいその姿に感嘆の息を吐いた。

 

嗚呼。やっぱり、やっぱりマチュは………主人公だ。

 

これまでもそう思ってた。マチュこそが主人公、ジークアクスこそが主人公機なんだって。

 

でも、これは……

 

今の私の心情を端的に表すとすれば……納得させられた、かな。

 

文句なんて付けようもない。ただただ、納得させられたんだ。理解させられたんだ。彼女こそが、この世界の中心に立つ人間なんだって。

 

「でも、なんでかな」

 

納得した筈なのに。

理解した筈なのに。

 

悔しい(・・・)のは、なんでかなぁ……」

 

なんで”俺"じゃないんだ。そう思ってしまったのは……なんでなんだろうなぁ。




ヒント:エンデュミオン・ユニット

どれだけオリ主ムーブをしたところで、結局のところ、"主人公”とモブ(実は違う)は違うのだと分からせられる子供。

ヤケクソになって展開がめちゃくちゃなことについては、もう猛省…しかないです( ; ; )

うちの子はジフレドくんに乗る?(4号機もエクシアとかストライクみたいな感じで、何かしらの形では出すつもりです)

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