羅漢のひとりごと   作:アサシン・零

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第1話「転生」

 

「顔ではなく、声や素振り、体格。何かに当てはめてもいい

ね。お前なら象棋かな」

 

うーん。ハッ!!

 

「おや?羅漢大丈夫かい?」

 

「ああ、叔父さんか。申し訳ない。聞いていた。」

 

俺は広島県で◯◯工業社で働いていたがブラック労働と上がらない賃金のせいでやがて病気になっても満足な治療費を払えず独身に終わったただの30代のおじさんだ。

 

そんな俺だがサブスクであるNe◯◯lixでアニメである薬屋のひとりごとを病室で見ていたが最後に死去してしまった。俺は元々ASD(自閉症スペクトラム障害)を持っていて羅漢の持つ脳の障害の一つである相貌失認(失顔症)とは似ても似つかない病気だったが、まさかの本当に羅漢に転生するとは思わなかった。

 

ASD(自閉症スペクトラム障害)を分からない人に抜粋して言うと個体差のある障害である。その障害の弊害は以下のとおり

 

・パニックを起こしやすく、一度に全員の言葉を聞こうと思うと混乱したりする。

・音や声に敏感となり、もっと重い症状だと何かの言葉が嫌な場合、その人にとって最適解な対策方法を取ることがある。

 

羅漢に転生してからは将棋や囲碁が得意である一方で前世の記憶が少しある。最近は曖昧になってきたが、今度はこの俺が転生した羅漢という男について解説する。

 

薬屋のひとりごとの主人公は猫猫でこの羅漢の実の娘である。鳳仙という妓女と子作りしてしまいできてしまった羅漢にとっては可愛い実の娘である。

 

その理由として挙げられるのは相貌失認(失顔症)の羅漢でも認識できるためである。そのため、物語の後半になるにつれて父親としての風格は出てくるが主人公の猫猫からは嫌われている。

 

その嫌われている理由はおそらく、現代と同じで父親ウザいという考えになるのだろうか。特に物語当初の猫猫の年齢は17歳である。また実母である鳳仙の件もあるのだろう。あれは本当に間が悪かったとしか言いようがない。

 

なにせ叔父である羅門が失脚し、実父に外征という名の左遷をさせられ、たかが半年帰ってこれると思ったら原作では3年もかかっているという。これに関してはおそらく、羅漢も鳳仙も悪くないと思う。

 

今回は鳳仙を身請けし、ついでに猫猫も自宅に連れて行き、幸せな家族暮らしをしてみようと思う。

 

まず羅漢としての反省点は鳳仙には伝えることは半年ではなく、いつ帰ってこれるか分からないことを伝え、もし猫猫が産まれたらお金を定期的に渡すことにしよう。そしてもし梅毒が気になるようであれば叔父である羅門に定期的に診てもらうことを紹介させようと思う。

 

叔父である羅門に関しては医学に薬学両方天才なので今後、史実どおり、失脚したら呼び戻すことを考えよう。

 

正直言ってどのミッションも難しいがやるべきことはやろう。そもそも鳳仙が重病な梅毒になったのも私、羅漢の責任でもある。更に言うと食い扶持を繋ぐために質の悪いお客しか相手できないと考えると怖いので鳳仙には路地裏は何があっても近づくなと言い、お金はかなりの大金を渡しておく。

 

そして羅漢である俺はどうするのかと言うと現代技術を用いる。現代だと梅毒ってさほど重病ではない。ペニシリンを注射器に通じて打てば大丈夫だ。ペニシリン系医薬品がそのためには必要だ。

 

「叔父上、試したいことがある!!」

 

「おや羅漢がそんなこと言うなんて珍しいねえ。何かあったのかい?」

 

「ああ、叔父上、新しい医薬品が作れると思ったらどう思う?」

 

「うん?」

 

「ああ、叔父上、いらない倉庫あっただろう。あれを使う。」

 

俺が試すのは昔、スーパージャ◯プという一昔の漫画雑誌に連載されたJ◯N-仁-のペニシリンを制作する工程をそのままここで再現してみようと言うことだ。

 

薬屋のひとりごとは現実世界ではなく異世界にある中華風の国の一つなので今さらペニシリン作っても問題ないだろうというのが私の見解である。しかもJ◯N-仁-にも梅毒患者の話は登場したことがあり、薬屋のひとりごとでも通じると思ったのが私の考えたことだ。

 

その工程方法とはみかんにできた青カビ、イモの煮汁、米のとぎ汁などを利用してペニシリンを製造する方法。

 

ただ中華風のこの国に蜜柑はなかったため、桃で代用する。3カ月放置して青カビを培養してペニシリンが出来上がる。

 

白の頭巾をかぶって俺と叔父はペニシリンを製作した。結果は成功。どうやら羅門はこのペニシリンを使って史実よりも出世したもよう。更にペニシリンの粉末化にも成功した。

 

叔父である羅門からは

 

「羅漢は賢いなあ。おかげで出世できた。ありがとう。」

 

と言われてしまった。

 

叔父の働きによってペニシリン工場を建設した。俺の実父はもう出世できないようだが叔父や俺の取り成しでペニシリン工場を作ったのである。

 

言うて酒蔵と同じ大きさの棟が3件なのだが、梅毒患者に粉末化したペニシリンを使うと効き目があると世間から評判に。

 

俺の実力はまだまだ囲碁や将棋などだけではないということを実父にも叔父にも見せつけたのである。

 

だが僅か12歳の年齢の男が宮廷へ仕官できたのである。特に喜んだのは薬屋のひとりごと物語開始時点でいう先帝と出会った。先帝は子供の私だからなのかあっさり相談に乗ってくれた。

 

どうやら政治の揉め事をしているらしい。なら私は評議会を作ったのである。この評議会は日本で言うところの帝国会議または国会会議とも言うのだが、そこには衆議院と参議院がある。私はそれを作ってしまった。

 

でもそれは多分、帝国会議と同じである。帝国会議と場合は皇帝(日本だと天皇)も座るが、最終的に決めるのは皇帝であり、そういう裁決を取ることをお忘れなくと私は先帝に言い、先帝は納得してくれた。

 

しかも先帝は安心したのかは分からないが今後、年齢は増えても私との相談相手になってくれたのである。子昌には悪いがこれも運命であるのだ。

 

「ふう。仕事が終わった。そうだ。将棋を作ろう。」

 

今この世界にあるのは将棋の元となった象棋である。将棋を作って大会を開いた。生憎、私は数学が苦手分野なので部下に参加費などの計算をしてもらった。

 

 

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