ユニバース戦士補ジュウ計画   作:壱肆陸

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本日はバトルフィーバー編。
たかしマンさんの作品、一つ目です!
(X:@takash_MAN)


キラーっとリベンジ!AIの命が怒りに踊る

 カイザーファイヤキャンドルとの死闘の後、遠野吠は再び指輪を集めるために旅をしていた。

 

「そこそこ集まってきたな」

 

 ふとビルを見上げると、とある企業の広告が目に入る。

 エゴルテックコーポレーションというその企業の社長には見覚えがある。

 

「あいつは確か……バトルフィーバーの……!次はアイツにするか」

 

 

 早速エゴルテックコーポレーション本社ビルへとやって来た吠の目の前には、強引に侵入しようとして警備員に止められている男が1人。

 

「おいファイヤキャンドル!何してんだよ!」

 

「おおゴジュウウルフじゃねえか!片付けノーワンがここに入ってから連絡が途絶えてな。その調査をしに来たって訳だ」

 

「なるほどな。……ってはァ?ノーワンだと!?」

 

「いやいや、今までのノーワンとはちげぇ。人間の願いから創られるってのは同じだが、アーイーを素体に生成(ジェネレイティブ)するんだ。勿論、立候補で選んでるから望まねぇ生成(ジェネレイティブ)はもう起こらない」

 

「はァン、大した技術じゃねえか。お前らも前に進んでるんだな」

 

 そんなことを話していると、ドアが開いてスーツを着た男が現れる。

 

「騒がしいと思ったらあなたたちでしたか。指輪争奪戦はいずれお相手しますし、片付けノーワンも返します。が、今は研究が忙しい。また後日、アポイントメントをとって来てください」

 

「どうせ俺に倒されるんだから早いとこ戦った方がいいぜ」

 

「テメェの都合なんか知らねぇ。ろくでもない研究なんかしてないで片付けノーワンを解放しやがれ」

 

 吠がテガソードを、ファイヤキャンドルがキャンドロッドを向けると、設名新は呆れたようにテガソードを構える。

 

「これだから戦うことしか考えない野蛮な連中は困る。技術革新の力を身をもって知るといい」

 

「「エンゲージ!」」

『ゴジュウウルフ!』『バトルフィーバー!』

 

 新がバトルジャパンに変身(エンゲージ)しながら2人を飛び越えると、どこからか飛来してきたアーマーを纏ってキラーバトルジャパンになる。

 2人がライバルとしての経験を活かして連携攻撃を繰り出すが、キラーバトルジャパンはアーマーに搭載されたAIを利用した高精度な予測で全て防いでいく。

 

「クソッ!俺の攻撃が通用しねぇだと!?ぐぁッ!??」

 

 キラーバトルジャパンが隙をついてファイヤキャンドルにミサイルを撃ち込むと、大きく吹き飛ばされて地面に転がる。

 

「ファイヤキャンドル!」

「よそ見をしていていいんですか?」

 

 キラーバトルジャパンの攻撃が激しさを増し、先ほどまでとは逆にゴジュウウルフは防戦一方に追い込まれる。

 

「これが私の研究の力だ。あなたたちの動きは完璧に読めている。大人しく指輪を渡せ!」

 

 キラーバトルジャパンがテガソードを振り下ろしてゴジュウウルフを斬り裂こうとした瞬間、懐からガリューデカリバーが飛び出して弾き返す。

 

「それはどうかな?所詮は模造品でしかないそのAIじゃ学習が足りない。僕の予測では逆転してお前の負け、だね」

 

「クオン……!?剣になったというのは本当だったのか……」

 

「兄ちゃん!力借りるぜ!」

『ウルフデカリバー50!』

 

 ウルフデカリバーとガリューデカリバーの二刀流になったゴジュウウルフはキラーバトルジャパンの攻撃を弾き、次々と斬りつけていく。

 

 

「仕方がない。裏戦隊(彼ら)を出させて貰おう」

 

 キラーバトルジャパンがバトルシーバーを操作すると、ビルの上層階から5つの人影が落ちてくる。

 5人全員が設名新の姿をしており、右手には銀のテガソードを持っている。

 

「なんだ?六つ子……じゃねえよな。またジェネボットか?」

「ジェネボットではない。私が創り出した人工知能搭載人型ロボット、カラットマン。指輪の契約はできないが、同じく私が創ったレプリセンタイリングを使えば変身(エンゲージ)が可能。つまり、1つの指輪に6人のユニバース戦士が居るというわけだ。」

 

 カラットマン達がレプリセンタイリングを取り出してテガソードに装填すると、それぞれがユニバース戦士へと変身(エンゲージ)する。

 

『デカレンジャー!』『ゴーバスターズ!』『キョウリュウジャー!』『ゼンカイジャー!』『ワイルドパワーアップ!』

 

 ネオデカレッド、レッドチーター、ブレイブキョウリュウレッド、ゼンカイレッド、セイントゴジュウウルフが2人に襲い掛かる。

 

「まためんどくせェ……」

 

 2対5の状況では分が悪く、徐々に押されていく。

 

「あとは任せて私は研究に戻るとしましょう」

 

 キラーバトルジャパンがビルに入っていくが、カラットマン達に遮られて目で追うことしかできない。

 ゴジュウウルフとファイヤキャンドルは2人のカラットマンの連撃により防戦一方になり、その隙にセイントゴジュウウルフが斬りかかる。

 その瞬間、どこからか放たれた弾丸がセイントゴジュウウルフを怯ませる。

 

「よぉお前ら。世直しに来てやったぜ」

 

 現れたのはゴジュウポーラー。

 更に残り4人も参戦してカラットマン達と戦い始める。

 

「こいつらは任せるぜ!」

 

 

 ゴジュウウルフとファイヤキャンドルがビルの上層階、最深部と思わしき場所に辿り着く。

 するとそこではキラーバトルジャパンがコンピュータを操作しており、接続された機器には片付けノーワンが捕らわれている。

 その様子は、混じってしまったカタツムリのように殻に閉じこもっているようにも見える。

 

「追いかけっこは終わりだ!」

 

 ゴジュウウルフが斬りかかるとキラーバトルジャパンはテガソードで防御するが、その隙に投擲されたキャンドロッドが機械を破壊する。

 そしてガリューデカリバーが内部に侵入して片付けノーワンに繋がったケーブルを切断していく。

 遂に解放された片付けノーワンだが、立ち尽くしたまま全く動かない。

 

「どうしたんだ片付けノーワン!?」

 

「片付けノーワンは既に改造済だ。私の命令にしか従わない。さあ起動せよ!そしてその手で同胞を屠ってやれ!」

 

 命令を受けた片付けノーワンは暴れ出し、ファイヤキャンドルを殴りつける。

 ファイヤキャンドルは腕を捕らえて攻撃を防ぎ、動きを止めようとする。

 本気を出せないファイヤキャンドルに対して片付けノーワンは全力を出して押していく。

 流石に見かねたゴジュウウルフが蹴り飛ばして引き剝がし、4人が入り乱れての戦闘となるが、やはりキラーバトルジャパン側が有利に進めていく。

 

「念には念だ。指輪を片付けろ」

 

 言った瞬間、片付けノーワンが手をゴジュウウルフに向けて光を放つ。

 光を浴びた部分からセンタイリングが飛び出し、片付けノーワンの元に吸い込まれていく。

 

「させるか!」

 

 ファイヤキャンドルがキャンドロッドで片付けノーワンを弾き飛ばして吸収を阻止するが、4つは取り込まれてしまう。

 

「悪ィなゴジュウウルフ。覚悟決めたぜ」

 

「いいのかファイヤキャンドル?仲間なんだろ?」

 

「あぁ。こうなったらぶん殴って治すしかねぇ」

 

 ファイヤキャンドルが気合いを入れなおして奮起したことで再度逆転して次々と攻撃を浴びせていく。

 

「これで終わりだ!」

『ガリューデカリバー!フィニッシュ!』

 

 ゴジュウウルフが必殺の一撃を放つ。

 斬撃は片付けノーワンを吹き飛ばし、その背後の壁をも崩す。

 強大なダメージによって片付けノーワンを操っていた装置が砕け、更に貫通してできた傷口から先ほどのセンタイリングが飛び出して壁の穴から外に落ちていく。

 

「まずい……このままでは回収したデータまでもが……!……ならば」

『バトルフィーバー!フィニッシュ!』

 

 キラーバトルジャパンの一撃が片付けノーワンを貫き、中のアーイーを撃破する。

 

「私を核とし、再生成(リ・ジェネレイティブ)せよ!」

 

 片付けノーワンの肉体が分解され、キラーバトルジャパンに装着されていく。

 “片付け”、“断捨離”、“収納”、“ユニバース戦士”、“ナンバーワン”のワードからキラーバトルジャパン・ノヴァの装甲が生成される。

 

「まさかここまで追い詰められるとは思わなかったが、丁度いい。キラーバトルジャパン・ノヴァ(この力)の実験台になってもらおう。」

 

 キラーバトルジャパン・ノヴァが壁の穴から外に飛び出し、ゴジュウウルフとファイヤキャンドルも後を追うように地上に降りる。

 

「もう出し惜しみはしない。バトルヘッダー隊出撃だ!」

 

 キラーバトルジャパン・ノヴァがバトルシーバーを操作すると、大量のバトルジャパンが現れてゴジュウウルフとファイヤキャンドルに襲い掛かる。

 

「おい卑怯じゃねぇか!」

 

「使えるモノはすべて使う。これが戦いの基本、ですよ」

 

 バトルヘッダー隊が2人の動きを制限している隙にキラーバトルジャパン・ノヴァがミサイルを発射。

 バトルヘッダー隊を巻き込みながら炸裂し、ゴジュウウルフの変身が解除されて吠に戻ってしまう。

 そんな中、少し離れた場所でガリューデカリバーは瓦礫を切り裂いて円を作る。

 

「使えるモノは使う。確かにその通りだ。なら僕も手段を選ばずにいこうか」

 

 その円から銃弾が放たれてバトルヘッダー隊の数体が吹き飛ばされる。

 ガリューデカリバーが作った円からブーケ、Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク、そして人間大のテガジューンが現れる。

 

「我が子を利用し、あまつさえ殺して道具に変えるとは、絶対に許してはおけん」

 

「女王、ファイヤキャンドル君、ゴジュウウルフ!量産品は我々に任せて本体を!」

 

「み~んな私達が壊しちゃうわよ~」

 

「私たちの結束を見せてやりましょう!」

 


 

 少し時は戻り、ゴジュウジャーがカラットマン達と戦う場面。

 ゴジュウジャーは息の合った連携攻撃を繰り出すが、カラットマン達もAI同士の連携によりうまく防御する。

 それどころか、ユニバース戦士のパワーとAIの演算能力を最大限発揮して圧倒し、ゴジュウジャーを分断して一対一の状況にして追い詰めていく。

 

「強い……」

 

「このままじゃ……」

 と、そこにセンタイリングが4つ落ちてきて、レオン、ティラノ、イーグル、ユニコーンがキャッチする。

 

「おっとこれは」

 

「吠くんにしては気の利いたプレゼントだ」

 

 更にオルカブースター5050が現れてゴジュウポーラーの手元に近づく。

 

「力を貸してくれるってのか?()()()みたいなことは起こすんじゃねぇぞ?」

『オルカブースト!』

 

 

 ゴジュウレオンとネオデカレッドはお互い物陰に隠れて撃ち合う。

 

「ここからはジャッジメント(僕のワンマン)タイムだ。エンゲージ!デカレッド・プレミアモード!」

『デカレンジャー!』

 

 再変身(エンゲージ)して両手のディーマグナムを連射しながら接近するとネオデカレッドもディースマッシャーを撃とうとするが、プレミアレッドはそれより早く懐に潜り込んで射程範囲から逃れる。

 ネオデカレッドはディースマッシャーを振り回してなんとか攻撃しようとするが、プレミアレッドが蹴り弾く。

 

「ハイブリッドマグナム!」

 

 至近距離での射撃によりネオデカレッドを大きく吹き飛ばす。

 

 

 ゴジュウティラノとの戦いの中で距離が離れた隙にゼンカイレッドがギアトリンガーを連射する。

 

「私の全力全開(いやさか)を見せてやる。エンゲージ!スーパーゼンカイザー!」

『ゼンカイザー!』

 

 硝煙の中から現れたのはゴジュウティラノが再変身(エンゲージ)したスーパーゼンカイザー。

 ギアトリンガーの攻撃を浴びがらも意に介することなく近付き、ゼンカイテンランスによる一撃で大ダメージを食らわせて吹き飛ばす。

 距離が空いたことなど関係無いというようにゼンカイテンランスのドリル部分を射出し振り回して何度も浴びせる。

 

 

 ブレイブキョウリュウレッドのダンスのような連撃を食らってゴジュウイーグルは少し怯む。

 

「僕だってカーニバル(パーリー)では負けてないぞ。エンゲージ!キョウリュウレッド・カーニバル!」

『キョウリュウジャー!』

 

 再変身(エンゲージ)した途端に軽やかなリズムを刻み始め、ブレイブキョウリュウレッドの攻撃を避け始める。

 それどころかカウンターで打撃を繰り出してダメージを食らわせていく。

 

「岩烈パンチ!」

 

 トドメと言わんばかりの強力なパンチで大きく吹き飛ばす。

 

 

 レッドチーターの高速移動による連撃にゴジュウユニコーンは苦戦する。

 

「どれだけ速く動いても私がシャットダウン(解き明か)してやるわ。エンゲージ!レッドバスター・パワードカスタム!」

『ゴーバスターズ!』

 

 再変身(エンゲージ)するとレッドチーターの動きが目で追えるようになり、迫って来るのに対してカウンターでソウガンブレードで斬りつける。

 更にレッドチーターを上回る超高速移動で凄まじい数の連続攻撃を繰り出し、手も足も出ない状況に追い込む。

 

「ボルカニックアタック!」

 

 レッドバスターの身体がチーターのように変化して炎を纏って突撃すると、爆発を起こしてレッドチーターは吹き飛ばされる。

 

 

 セイントゴジュウウルフがテガソードでの一閃を繰り出すが、ゴジュウポーラーは殴って逸らすことで回避する。

 攻撃を外して隙が生まれたセイントゴジュウウルフの胴体にオルカブースターを数発撃ち込むと、あまりの威力に吹き飛ぶ。

 

「どうした?2代目の姿を使っておいてその程度か?」

 

 

 大ダメージを食らってもなお、レッドチーターは立ち上がって攻撃を繰り出す。

 

「今だ!ライオブラスター!」

 

 接近したレッドチーターの腹部にスペシャルバスターモードに換装したライオブラスターの銃口を当てる。

 

『It's time for special buster!』

 

 強力なエネルギー砲によってレッドチーターは跡形もなく消し飛ぶ。

 

 

 ブレイブキョウリュウレッドが反撃にガブガブリボルバーを構えるが、それよりも早くガブティラ・デ・カーニバルの必殺準備が完了する。

 

『バモラカーニバル!』

「これで終わりだ!獣電カーニバルフィニッシュ!」

 

 ガブティラの頭部を模したエネルギーを浴びたブレイブキョウリュウレッドが爆散する。

 

 

 連撃を食らってふらつくゼンカイレッドを前に、ゼンリョクゼンカイキャノンのチャージが完了する。

 

『燃やせ!スーパー戦隊パワー!』

「さあ、トドメといこうか。ゼンリョクゼンカイフィナーレバスター!」

 

 テガソードレッドの顔を模したエネルギーがゼンカイレッドに直撃し、爆発と共に崩壊する。

 

 

 吹き飛ばされても立ち上がるネオデカレッドだが、ディーソード・ベガの斬撃によってディースマッシャーを弾き飛ばされながらよろめく。

 

「これでフィナーレだ。ブーストスラッシュ!」

 

 奥義によって一刀両断され、機能停止する。

 

 

『オルカブーステッドノヴァ!』

 

 激流がセイントゴジュウウルフを激しく吹き飛ばすが、それでもまだ立ち上がる。

 

「2代目の見た目なら手を抜くとでも思ったか?お前は所詮姿(カタチ)だけ借りた偽物だ」

『フィニッシュナックル!』

 

 ゴジュウポーラーから放たれる冷気がセイントゴジュウウルフを凍りつかせる。

 

「真似ることしか能がない不届き者にはお仕置きだ」

 

 渾身の一撃がセイントゴジュウウルフを砕き壊す。

 


 

 場面は再びゴジュウウルフとファイヤキャンドルの元へと移る。

 ガリューデカリバーが飛び回り、姿を変えながらゴジュウウルフの隣に舞い降りる。

 

「久しぶりにお兄ちゃん復活!もう一度力を借りるよテガジューン!」

 

「あぁ、我が子への暴虐は私への冒涜だ。今こそ共に戦おう」

 

 クオンとテガジューンが融合する。

 

「行くよ吠」

「わかってるよ兄ちゃん」

「「エンゲージ!」」

 

 クオンが手で✕を描き、吠がリョウテガソードに指輪を装填して変身(エンゲージ)する。

 

『最強!頂点!ユニバース!テガソードナンバーワン!』『ガリュード!』

 

 兄弟2人並び立ったところにファイヤキャンドルが割り込んで静止する。

 

「まてお前ら。アイツには俺もブチギレてんだ。入れてもらうぜ」

 

 ファイヤキャンドルは天に手を掲げながら叫ぶ。

 

「おい神!()()()使わせてもらうぜ」

 

 セイントゴジュウウルフを破壊したばかりの熊手真白が、テガソードとテガジューンの力の一部を吸収しながらやってくる。

 

「まったく神遣いが荒いな。受け取れ!三神一体・ゴッドネスフレイム!」

 

 真白から放たれた光がファイヤキャンドルの身体に入り込み、激しく燃え上がる。

 

「うおおおおおおお!燃え上がれ俺の炎!超生成(オーバー・ジェネレイティブ)!」

 

 ファイヤキャンドルを覆う炎がやがて新たな肉体を形作り、カイザーファイヤキャンドルへと変化する。

 

「その姿……大丈夫なのかよ?」

 

「俺様が保証する。ファイヤキャンドルに残っていたデータをテガソードの力で増幅し、それをテガジューンの力で具現化。更に俺様が理を書き換えて厄災の力を消してやることで安心安全なカイザーファイヤキャンドルの復活ってわけだ」

 

「面白いことをするじゃないか」

 

「私を無視するとは……そのまま仲良く散れ!」

 

 4人が話していることで蚊帳の外に置かれるような立場になって苛ついたキラーバトルジャパン・ノヴァがミサイルを発射する。

 迫りくるミサイルをテガジューンガリュードが撃ち落とす。

 

「残念。お前如きはお話しながらでも倒せるってことさ」

 

 爆煙の中を走り抜けて姿を現したテガソードゴジュウウルフとカイザーファイヤキャンドルが、AIの処理限界を超えた連撃を繰り出してダメージを与えていく。

 

「まずい……私の研究が……」

 

()()の研究じゃない。僕やテガジューンのデータを盗用しているだけだ」

 

「だからどうした?元は貴様らのデータだろうが、私が利用すれば最早私のデータだ」

 

「だからナンバーワンになれないんだ。お前は自分の力では何一つ成し遂げられていない」

 

 リョウテガソードによる斬撃、カイザーキャンドロッドによる突きを食らって怯んだところにジューンブラストが炸裂する。

 

「そろそろお前には罰を下さなきゃな。吠!トドメだ!」

「あぁ!」

『センタイリング!ゴレンジャーハリケーン!』

 

 テガソードゴジュウウルフがリョウテガソードにゴレンジャーリングを装填すると、アカレンジャーの幻影と共にボールが出現する。

 

「ブライダンの力、見せてやれ!」

 

 Mr.シャイニングナイフに投げ渡されると、シャイニングナイフは真上に投げ上げる。

 落下してくるまでの間に巨大なナイフで周囲のバトルヘッダー隊を斬り裂き、撃破する。

 

「ナイス爆発〜&キャッチ!流石ダーリン♡」

「ありがとうハニー♡さて次はブーケ殿の番かな」

 

 ブーケに投げ渡され、ブーケは脇に抱えながらカレンデショットを乱射してバトルヘッダー隊を蹴散らしていく。

 

「正直アイツは殴り足りないですが、代わりにフルボッコにしてもらいましょうか。スイートケークさん!」

 

 Ms.スイートケークの元に投げ渡される。

 

「さあキャンドル君やっちゃって〜」

 

 勢いよく殴り飛ばし、カイザーファイヤキャンドルへとパスをする。

 そしてキャッチをしつつキラーバトルジャパン・ノヴァに向けて構える。

 

「行け!ガリュード!」

「あぁ!エンドボール!」

 

 テガジューンガリュードの飛び蹴りがボールに命中し、キラーバトルジャパン・ノヴァに飛んで行く。

 

「ブライダンハリケーン・初期化!」

 

 そのまま高速で飛ぶボールが直撃する。

 

「この程度で私を倒せると……なっ!?」

 

 キラーバトルジャパン・ノヴァの武装が消滅していき、バトルジャパンの状態に戻る。

 

「な、何故再生成(リ・ジェネレイティブ)が解除された?何が起きている?」

「お前のデータは消えた。()()な」

「なんだと……」

 

 ショックを受けながらも、ビルの中に走り込む。

 追いかけるかどうか少し悩んでいたその時、空に巨大な影が現れる。

 

「銀の……テガソード……!?」

 

 銀のテガソードは変形し、銀色のテガソードレッドの姿になる。

 

「私が開発した人造巨神UNIテガソードだ。キラーバトルジャパンとは別媒体に保存しておいて助かった」

『アウェイキング!アライジング!』

 

 巨神テガソード、リョウテガソードが現れて変形合体する。

「リングイン!超越人神一体!リョウテガソード!」

『リョウテガソード!』

 

 リョウテガソードとUNIテガソードが向かい合い、攻撃する隙を探る。

 

「待て!」

 

 暴神竜儀の声が響く。

 

「テガソード様を騙る蛮行。万死に値する。我々も戦わせてもらおうか」

 

 5色のテガソードが現れ、リョウテガソードと重なるように融合する。

 

『ウルフデカリバー50!』『レオンバスター50!』『ティラノハンマー50!』『イーグルシューター50!』『ユニコーンドリル50!』

 

 5人と神の力が融合してリョウテガソード・ファイブカラーが君臨する。

 

「いきなりぶっ潰してやるぜ!」

「「「「「五獣者(ゴジュウジャー)・ソードエンド!」」」」」

『テガソード・グランドクロスアセッション!』

 

 5つの武器から放たれたエネルギーがリョウテガソードの形となり、UNIテガソードを一刀両断する。

 

 

 吠はバトルフィーバーの指輪を握りながら旅の準備を始める。

 

「遠野……また旅に出るのか」

 

「ああ」

 

「そっか……寂しくなるね」

 

「……ああ」

 

「せっかく会えたんだし、もう少しパーリーしていかないか?」

 

「まだまだ指輪は沢山あるんだ。先にそいつらを集めに行くぜ」

 

「全部集める前でも、僕に会いたくなったらいつでも帰ってきていいよ?」

 

「気が向いたらそうさせてもらうぜ」

 

「このゴッドネス熊手様が見守っていてやる。だから負けるんじゃねえぞ」

 

「負けねぇよ。ユニバース戦士にも、お前らにもな」

 

 やがて準備が終わり、また旅立つ時が来る。

 

「じゃあなお前ら!」

 

 

 




バトルジャパン
指輪/センタイリング バトルフィーバー
契約者/設名 新
職業/エゴルテックコーポレーションCEO
願い/クオンを超えた世界トップのAI研究者になりたい
「休止(スリープ)」の能力を使い、周囲の者を強力なガスで眠らせることが可能である。片付けノーワンを武装に変換して装着し、「キラーバトルジャパン・ノヴァ」にパワーアップする。
片付けノーワンを改造して手駒に変え、その能力を使うことでクオンやテガジューンが持つデータを奪って自身のAI研究に利用していた。
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