ユニバース戦士補ジュウ計画   作:壱肆陸

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今回から2回に渡り、2人の作者様による禽次郎とキラメイレッドの物語をお送りします。
本日は神頭蘭さんの作品です。
(X:@kananran)


超次元大決戦!ひらめきとキラメキのアーティスト

 やぁみんな。僕の名前は猛原禽次郎。パーリーピーポーを目指す高校生だ! 禽ちゃん、って呼んでくれよ。

 今は竜てゃに頼まれたおつかいをしている所……。

 

「きゃぁぁぁぁ!!!」

 

 ん? なんじゃ? 

 

「キーン」「コーン」「カーン」「コーン」

 

 むむっ、出たな。

 逃げるみんなと逆に僕は鐘の頭の兵士達の方へ向かっていく。

 

「キーン!!」

「ふっ。効かないぞ」

 

 鐘の兵士───アーイーの攻撃をひらりとかわし僕は懐から指輪と金色のガントレットを取り出した。

 

「エンゲージ!」

 

『クラップユアハンズ!』

 

 軽快なクラップでガントレット───テガソードを叩く度に、僕を緑色のオーラが包む。

 

『ウォーッウォウォウォウォー! ゴジュウイーグル! ウォーッウォウォウォーウォーFooooo!!』

 

 僕は緑色の指輪の戦士───ゴジュウイーグルにエンゲージした! 

 

「いざ、パァリィタイムじゃ!」

 

 アーイー達がこちらへ向かってくる。そんな奴らを僕はテガソードの剣撃で左へ右へぶっ飛ばす! 

 

「これくらいなら吠っち達がいなくても!」

 

 だが、不思議だ。ノーワンが見当たらん……そう思ったその時頭上から聞き慣れない声が。

 

「アーーラーーー!!! ワターシのファンたーちをよくもこんな目に!!!!! とおっ!!」

「出たなノーワン! 探す手間が省けた!」

「ワターシこそノーワンワールドひ・ら・め・きナンバーワン! ひらめきノーーーーーワンッ!!」

「商店街にアーイー達を放って何するつもりだったんだ!」

「人間界のことは昔から軽く知っていてね……この世界は美しいッ! でもまだ何かが足りない、そう思っていたのだよ。そんなある日、ワターシはひらめいた! そうだ、人間がいるから世界は美しくないのだ。そこでファンクラブのみんなにお手伝いしてもらってお邪魔な人間達をど・か・す☆そうして最高の芸術作品を創り出す、それがワターシの小さな野望なのだよ……」

「ノーワンは女王に認められて乗り手になりたいと聞いたことがあるが……そっちが大きな野望か?」

「そんなことを言ってる奴らもいるけどねぇ……あくまでワターシの一番の目標は人間界を芸術作品にすることサ☆ワターシの発言はノリと勢いとちょっとのひらめきでできている! つまりテキトー発言が多いと言うことサ☆粗探しはやめてほしいナ☆」

「おっと、失敬失敬。とにかく! 人間を襲うことは許せん! ナンバーワンバトルだ!」

「フフ……ワターシを超えられる人間がいるとは思わんけどネ☆受けてやりまショウ☆」

 

『HIRAMEKI NO.1 BATTLE READY……

 

「ちょっと待った〜!」

 

 また上から聞き慣れない声が……。

 僕とひらめきノーワンが空を見上げると白い機体に青い翼の飛行機が! 

 

「トゥッ!」

 

 ちゃん陸のナンバーワン聴力がなくてもクリアに聞こえる声の主が飛行機からダイブしてくる! 

 

「このまま落ちたら腰をやっちゃうぞ!」

「心配ないぜ! 【創描(スケッチ)】!」

 

 落ちてくる青年はスケッチブックを取り出し何かを描いた。そしてそれを地面に向けて広げるとなんとエメラルド色のフォークリフトが現れた! 

 青年はフォークリフトに着地。

 

「僕もそのバトル参加させてもらおう。僕も緑色の君と同じ指輪の戦士! ユニバース戦士、キラメイレッドだからね! エンゲージ!」

 

 彼の手に付けられた銀のテガソードに今までに見たことないくらいの煌めきを放つ指輪がセットされる。

 

『センタイリング!』

 

 彼は身体の左横でリズムに合わせてちっちゃなチョップのような動きをしてから1回クラップ、次に右横で同じ動きをして2回クラップ、上空に孤を動くような動きをしてから身体の下で1回クラップ、下から胸の前に両腕を突きだして2回クラップ。瞬く間に彼の姿は赤い戦士へと変身した。

 

『キラメイジャー!』

『キラメこうぜ!』

 

 ……今Mr.シャイニングナイフの声がしたような? 

 

「バトルのお邪魔なんていい度胸ネ☆ひらめきノーワンファンクラ〜ブ、返り討ちにしてあげナ☆」

 

 アーイー軍団がキラメイレッドの方へ向かっていくアーイー達を蹴散らしながら彼は語り始める。

 

「僕もバトりたい理由、それは三つ! 一つ目ぇ! あのノーワンの中にいる僕の師匠にして父、水貴を救うためぇ! 二つ目ぇ! 緑色の君がもつ指輪、ひいてはゴジュウジャー全員の指輪を奪いカラフルな世界創造のための糧にするためぇ! 三つ目! 人をどかして芸術作品を創ろうとする芸術を愚弄するお前を成敗するためぇ!」

「なっにー! ワターシの野望を否定するなんてひでえ〜いいでショウ……二人まとめてかかってきナ☆」

「おーい! 待たせたな! バトルボイスの人! もっかいスタート宣言頼めるかー!」

 

 

「へぇい! オーケー、それでは気を取り直して……『HIRAMEKI NO.1 BATTLE READY…………GO!!!』」

 

 \カーン/

 

 どこからか響くゴングの音を合図に、ついに今日のナンバーワンバトルが始まった!!! 

 

「【生成(ジェネレイティブ)】! ひ・ら・め・きスタジアム! 今日のひらめきテーマは芸術! ルールは簡単! ワターシのファン達をアナータ方のひらめき芸術でアナータ方側のファンにすること☆」

「ちょ、待て! もともとあんたのファンをこっち側のファンにしなきゃいけないだって? いくらなんでも僕らに対して不利じゃないか!?」

「だいじょぶだいじょぶ。あいつの芸術を超えればいいだけだ!」

 

 嘆く僕に対してキラメイレッドくん───長いからキラくんと呼ぶことにしよう。キラくんはやる気満々だ。

 

「まずはワターシの芸術を披露・ザ・ターイム!」

 

 そう言うとひらめきノーワンは腕をぐるぐる回しながら踊りはじめた。するとひらめきノーワンの目の前にキラキラした石の結晶体が現れる。

 

「既にワターシの脳内にはもっとキミーらをトリコにする芸術のビジョンが浮かんでいる! 削るぞ削るぞ〜」

 

 ひらめきノーワンは結晶体を削りはじめる。敵の作品なのに何ができるか楽しみになってきたな。そう思いながら眺めていると結晶体はひらめきノーワンとファンのアーイー達を象った銅像になった。

 

「フフフ……これがワターシ達の絆の結晶! コチーラの作品にぃ〜勝てるはずあーりまセ〜ン♪」

「それほんとにひらめきかぁ? 絆がテーマなのは素晴らしいがただ銅像ができただけでは……?」

 

 僕はずっと思ってた疑問を口に出してしまった。

 

「細かいことはどうでもよーい! ワターシがひらめきと言ったもんはぜぇ〜んぶひ・ら・め・き! アーイー達をオトしてファンにできればそれで良いのデ〜ス☆」

 

 う〜んそういうもんかぁ……。

 

「ちょいちょい、緑色の君、先に創ってもらっていいぜ」

 

 キラくんが先を譲ってくれた。この若造優しいな。あとで禽ちゃんポイント50点をあげよう。ということで僕の番だ。

 

「そういえば僕は君らみたいに何かを創造する力を持ってないぞ。どうすりゃいいんだ?」

「それに関しては心配ノンノン☆このひらめきスタジアムで行われるバトルの参加者ならイメージすればだいたい具現化できマース☆」

 

 安心設計だな。このスタジアムに禽ちゃんポイント50点。ノーワンにはあげないけどな。

 

 う〜ん何も思いつかんな……体が若くなっても想像力は若くならんのかな……ひらめきひらめきひらめきひらめ……き……ひらめ? き? 

 

「ひらめいたぞ! ヒラメと木でひらめきだ!」

 

 するとヒラメのオーナメントとクリスマスツリーが出現。おいおい、まだ夏にもなってないぞ。それにしてもツリーに最初からシャケのオーナメントが飾り付けられてるのはなんでだ? そんなことを思いつつ、僕はヒラメのオーナメントを飾り付け。

 

「完成したぞ! ヒラメ木だ!」

「やっぱおもしろいな。緑色の君。てことで次は僕の番……早速だけど緑色の君の作品を利用させてもらう。あんたのファンを僕らのファンにすればいい。そのためなら他の参加者の作品を利用することも問題ないだろ?」

「いや、勝手な行動はノンノンノンなのだけれど……?」

「ふ〜ん【創描(スケッチ)】! キラメイショット! これでも駄目か?」

 

 キラくんはノーワンに銃を向けて脅した。

 

「ひぃっ……まぁ今回はいいでショウ……」

 

 ノーワンは渋々承諾……ちょい待て。なんか僕の作品がキラくんに使われそうになってる流れはなんだ? 

 

「僕は誰かの作品にさらにキラメキを加える方が向いているからね。ということで【創描(スケッチ)】!」

 

 彼はスケッチブックに何かを描くとそれを僕が創ったヒラメ木の前に広げた。するとヒラメ木はさっきよりもキラキラ光った木に変化した。

 

「ヒラメ木って言葉の中にラメが入ってるだろ。そこからひらめいてラメ加工を加えたんだ」

 

 お〜すごい。利用されると聞いた時はちょっと嫌だったがあんなキラメキを見せられると許しちゃうな。

 

「さ〜て作品が出揃ったネ☆ノーワン達〜? 好きな作品の札を上げて〜☆」

 

 ひらめきノーワンがスタジアムに集まったノーワンに問うと札がどんどん上がっていく。

 

「集計結果は〜ひらめきノーワン! 42%! ゴジュウイーグル・キラメイレッド共作! 58%! よって勝者、ゴジュウイーグル&キラメイレッド〜……ってな〜んですって〜?」

「やったー! 僕らの勝ちだ!」

「よし、これでこのノーワンを倒せば父さんを救える……」

「ちょちょっちょっタンマ〜認められないワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!! こんな結果ァァァァ!!!!! 2回戦やぁりましょう! ワターシの作品はぁぁぁ……んんっ! ひらめいたっ!」

 

 勝手に話を進めるノーワンがさっきと同じように変なダンスをはじめる。今ちょちょっちょっタンマしてほしいのはこっちなんだが……。

 

「ふーっ、できたー! ワターシの作品は……吸い込み掃除機〜指輪とテガソードがなくなれば〜アナータ方はな〜んにもできナッシング☆電源ポチッとな☆」

 

 そう言うとノーワンは掃除機を起動した。すると僕らの指輪とテガソードが吸い込まれてしまった! 大変だ、取り返さなきゃ。

 

「いくぞ、キラくん……?」

「あの指輪がないと……何も、できない……」

「どうしたんだ! あの指輪を取り返さないと君が助けたい人も助けられないぞ!」

「だめだ……何もない僕には……ひらめきもキラメキもない僕には指輪も父さんも取り戻せない……諦めるしかない……」

「あっれ〜? 動きがないねぇキミーら? 棄権かな棄権かなキミーらの棄権でぇ? ワターシの勝ちってことでいいかなぁ?」

 

 ノーワンが煽ってくる。でもそんなのは関係ない。キラくんのキラメキを取り戻すのが最優先だ。

 

「言っただろ……さっき僕は誰かの作品にキラメキを加えるのが向いてるって……あんなの本物のキラメキじゃないよ……」

「しっかりしろ! 僕はキラメキにはいろんな形があっていいと思う! 君の誰かに彩りを加える行為で笑顔になる人もいる! だったらそれだってれっきとしたキラメキだ!」

「はっ……」

 

 キラくんは何かに気づいたようだ。

 

「あの指輪を手にしてから……僕が何度も見た夢……エモエモな女医にクールなアクション俳優、マッハな陸上選手にショボくないeスポーツプレイヤー、ワンダーな冒険家、そして……絵を描くことが大好きな普通の高校生。いろんなキラメキを見てきた……僕もあの人らに……並べるほどのキラメキを持ってるのかな……」

「そうだよ! 君はキラメいてる!」

「そうだったのか……君の言葉で元気出てきた……今こそ想像力を解き放つ時、だよな父さん!」

 

 覚悟を決めたキラくんに呼応して彼の持つスケッチブックが輝く!!!! 

 

「うおおっっっっ!!!! できたぞ! 棄権なんてしない! これが! 僕の作品だ!」

 

 キラくんのスケッチブックから飛び出したのは巨大な大砲! 

 

「いくぞノーワン! 発射だァァァッ!!!!」

 

 キラくんの宣言と共に大砲から出てきたのは巨大なマシンアーム! 

 

「た、大砲からは弾が出てくるものではあーりませんノ?」

「ふっ、固定観念にとらわれちゃいけないぜ! 突飛なものが出てきた方が面白いだろ!」

「ムキーッ! ワターシのブツを壊すなんておもんないおもんないおもんない!」

 

 キラくんとノーワンの口論の間にガシャンガシャンとマシンアームが吸い込み掃除機を壊していく! テガソードと指輪が僕らのもとに帰ってきた! 

 

「よし! 反撃だ!」

「いくぞ!」

 

 僕とキラくんは二人で叫んだ!! 

 

「「エンゲージ!!」」

 

 二人で各々の思うままクラップ! それぞれ違う色彩を纏った戦士の姿に変化する! 

 

『ゴジュウイーグル!』

 

『キラメイジャー!』

『キラメこうぜ!』

 

「いざ掴め! ナンバーワァーーーーンッ!!」

 

「ゴー! ゴー! ゴジュウジャー! ゴー! ゴー! ユニバー……」

 

「シャラーップ!」

 

「キン! コン! キンコンカン!」

 

「平たいお目々とヒラメ筋! ひらめきパワーの源さ☆芸術爆発、ひらめきノーワン! 今こそ審判タ〜イム!」

 

「フレーーーーーーッッッッッッ!!!!!!」

 

「キラメくエナジー糧にして、夢をパワーに! 迷わない! ひらめきアーティスティック! キラメーイ……レッド!」

「どんなに年をとろうとも、まだ衰えない想像力! チャララっといこうよ! ゴジュウイーグル!」

「「上昇キラリ☆キラメンタル!!」」

「マッハに!」

「マッカに!」

「「キラメこうぜ!!」」

 

「ファンクラブのアーイーちゃん達〜頼んだワー☆」

 

 ひらめきノーワンが繰り出したアーイー達を僕はテガソードでいなし、キラくんはスケッチブックから生み出したキラメイショットで撃ち抜いていく! 

 

「まだまだいるわヨ〜ワターシのファンは大量だからネ☆」

「ならこっちはこうだ!」

 

 僕はキョウリュウジャーの指輪を取り出した! キョウリュウレッドにエンゲージだ! 

 

『キョウリュウジャー!』

 

「荒れるぜ、パーリィ止めてみよ!」

 

 僕はキョウリュウジャーの銃、ガブリボルバーを取り出してキラくんみたいにアーイーをバンバン撃ち抜く! 

 

「おもろいもん持ってんな! 何か思いつきそうだな……」

 

 キラくんがスケッチブックに何か描き始めて……

 

「できた! 【創描(スケッチ)】! 名前は……ケントロスパイカー!!!!! 使いな、緑色の君!」

「うぉーなんかすごい槍だ! ありがとうキラくん!」

 

 都合よく一列に並んでくるアーイーをケントロスパイカーで貫く! 

 

「獣電ブレイブフィニッシュ!!!!!」

「追い詰めたぞ、ノーワン!」

「クソー! な〜んにも、強いて言うなら逃げることしかひらめかなイーッ!」

「決めるぞ! キラくん!」

「あぁ! とっておきをぶつけるぞ! キラメイバスター!」

 

 僕はケントロスパイカーをノーワンに向かってぶん投げ、ゴジュウイーグルに再変身。キラくんはキラメイバスターを撃ちながらノーワンの後ろに回る! 

 

 あ、中の人が見えたぞ! あれがキラくんのお父上か! 

 

「掴め!」

 

 水貴さんに手を差し出し救出に成功! 

 

「ありがとよ! 緑色の君! これで決まりだ!」

 

『フィニッシュフィンガーイーグル!』

 

『キラメイジャーフィニッシュ!』

 

「絶版ダ〜〜〜〜☆」

 

 挟み込んで前後からノーワンを貫き、ついに撃破だ! 

 

「「僕達が!! ひらめきナンバーワンだ!!」」

 

『WINNER GOZYU EAGLE & KIRAMEI RED』

 

「ふぅ〜やっと倒した〜」

 

 そう思った矢先に上から声が! 

 

「ひらめきノーワンファンクラブ会員版NO.1! ガッツダ・イノー!」

「ひらめきノーワンのスポンサー! ゲキス・クラッチ!」

「ひらめきノーワンのライバル! ダイナク・ハツ!」

「「「ひらめきノーワンの仇だ〜〜〜」」」

 

 なんとアイアイザーが三体も出撃してきた! 

 

「どうすればいいんだ! 僕のテガソード一体ではあんなに相手できない!」

「こんな時こそひらめきだ! 君は先に出撃してくれ! 今の僕ならなんとかできる気がする!」

「おう! よくわからんがすごい自信だ! では……」

 

 僕は腕につけたテガソードを展開した。

 

「カモンヌ! テガソード!」

 

『アウェイキング!』

 

「リングイン! 人神一体!」

 

『射抜け! 最速! グリーン! 射抜け! 最速! グリーン!』

 

「テガソードグリーン!」

 

『テガソードグリーン!』

 

 僕は緑色の巨神、テガソードグリーンに搭乗してアイアイザーを相手取る。今キラくんは何をしてるんだ? 隙を見てちらっと下を見るとなんとまたスケッチブックに何かを描いてる! お、描き終わったようだ。キラくんがスケッチブックを広げると出てきたのは……巨大な銀のテガソード!? しかも二体!? 

 

 しかもキラメイレッドも二人!? キラくんも能力で分身を作り出したのか! 

 

『『アウェイキング!!』』

 

「「リングイン!! 人神一体!!」」

 

『バモラ! 荒れるぜ! キョウリュウ! テガソードキョウリュウジン!』

 

『キラッと! カラッと! キラメイ! テガソードキラメイジン!』

 

 巨大な銀のテガソードロボが二体降臨した! しかも見たことない装飾がそれぞれついてるぞ! 竜てゃが見たらどう思うかな……? 

 

「キラくん! すごいもんを創造したな!」

「前に金のテガソードが戦ってる所を見て、銀のテガソードが巨大化できないのずるいな〜ってずっと思ってたんだ。試す機会をくれた神様に感謝だ!」

「おいー! よそ見すんなー!」

 

 巨大な平手がついたアイアイザーが押しつぶそうと向かってくる! 

 

「かみついてやる!」

 

 キラくんの分身が操るテガソードキョウリュウジン! 肩についた恐竜がかみついて見事アイアイザーの攻撃を止めた! 

 

「今度は俺たちだ!」

 

 残る二体のアイアイザーがミサイルを繰り出した! だが僕が乗るテガソードグリーンは飛べる! ミサイルを避けることなど簡単だ! キラくんの方はどうだ? 

 

「あれ、キラくん。ミサイル当たってるじゃないか!」

「だいじょぶじょぶ! このテガソードキラメイジンが纏う鎧はバリカタの石でできてる! これっぽっちじゃ傷つかない!」

「ひぃ、何もひらめかないよ〜」

 

 平手のアイアイザーに乗るアーイーが怯んでる。

 

「ま、まだ諦めるな!」

「そ、そうだひらめきノーワンと歩んだ日々を思い出すんだ!」

 

 ミサイル組は頑張っているようだがそんな隙は与えない。トドメだ! 

 

「いくぞ! キラくん達!」

「「おう!!」」

 

『イーグルアローシュート!』

 

「テガソード・キューピッドアロー!」

 

『チェックメイジ!』

 

「キラメイダイナミック!」

 

『バモラ! ム〜チョ!』

 

「キョウリュウジン・ブレイブフィニッシュ!」

 

 三体のアイアイザーがまとまった所を狙い僕らは必殺技を立て続けに叩き込んだ!!! 

 

「「「ひらめきノーワンとの思い出は永遠に〜〜〜」」」

 

 これにて一件落着……そういえば竜てゃから頼まれたおつかいの途中だったな。早く行かないと……

 

「ちょっと待て! 緑色の君!」

「僕はおつかい行かなきゃならないんだが……」

「すぐ終わらせるさ。僕が最初に言った目的のうち父さんを救うこととノーワンを倒すことは達成した。残りの一つ、君から指輪を奪うことは達成していない! 決闘だ!」

「そういえばそうだった……さっきの仲間は今の敵……すぐに僕が勝って終わらせてやる!」

 

 二人は同時に変身のための言葉を叫ぶ。

 

「「エンゲージ!!」」

 

『ゴジュウイーグル!』

 

『キラメイジャー!』

 

「はぁぁぁぁっ!」

 

「やぁぁぁぁっ!」

 

 テガソードとキラメイソードで斬り合うが二人とも決めきれない。

 

「門限まで戦いが終わらなそうだな……ならばこいつだ!」

 

『イーグルシューター50!』

 

 軽快な手拍子と共に現れた弓矢を僕は手に取った。

 

「こっちも弓だ! 【創描(スケッチ)】! ……できた! 名前はキラフルゴーアローだ!」

 

 両者弓を構える。これが最後の一撃だ! 

 

『イーグルアローシュート!』

 

『チェックメイジ! パーフェクト!』

 

 二人同時に矢を放った!! キラくんの矢が向かってくる! 何か避ける方法は……ひらめいた! 逆立ちだ! キラくんの矢は僕の後ろにあった木にぶっ刺さった。対してキラくんの方を見ると……

 

「ふっ……僕の負けだ。咄嗟のひらめきが出なかったな……さっき使いきっちゃったようだ」

 

 変身解除されたキラくんは僕に向かって指輪を投げてくる。よし! 持ってる指輪が三つになったぞ! 

 

「そういえば君の名前を聞いてなかったな。僕の名前は猛原禽次郎。禽ちゃんって呼んでくれ」

「僕の名前は加賀屋(かがや) 輝羅(きら)。キラって呼んでくれって言いたいとこだが……ずっと呼んでてくれてたな。これからもよろしく、緑色の君……じゃなくて禽ちゃん」

「えー! 君、ホントにキラくんって名前だったのか!? なんで早く教えてくれなかったんだ!?」

「や、そっちの方が面白いと思って……ふふっ。禽ちゃん、おつかい行かなきゃなんだろ? さっさといってらっしゃい。じゃ、また会おうぜ」

 

 そう言うとキラくんは走り去っていった。

 

「また会おうな〜」

 

 いつの日か再会できる日を信じて僕はおつかいに向かうのだった……

 

 

 

 一方その頃。ブライダン城では……。

 

「おい! スイートケーク! お前が推してたひらめきノーワンが倒されちまったようだぜ!」

「ガーン! チョベリバショックよダーリン〜私達がバカンスに行ってる間にこんなことになってるなんて〜」

「ハニー……これからもひらめきノーワンの作品を愛してあげよう。そうすれば空の上のひらめきノーワンも喜んでくれるさ」

「うわぁぁぁぁん……」

 

 悲しむMrs.スイートケークを慰めるMr.シャイニングナイフに対して音もなく現れたクオンが一枚の写真を見せる。

 

「そのノーワンを倒した戦士の一人がこいつだ……すぐにゴジュウジャーの緑にやられたらしいけどねぇ……フフフ……哀れだ……」

 

 写真に写るのはキラメイレッド。それを見たシャイニングナイフは目を輝かせながら叫んだ。

 

「此奴から溢れるキラキラ……眩しすぎるぜッッッッッッ!!」

 

 了




キャラクター紹介

キラメイレッド
指輪/センタイリング キラメイジャー
契約者/加賀屋輝羅
職業/画家見習い
願い/カラフルな世界を創る

創描(スケッチ)】能力でスケッチブックに描いた絵を実体化することができる。ただし一日の間に能力を使える回数は限られている。ひらめきノーワンをゴジュウイーグルと共に撃破した後、ゴジュウイーグルと決闘し敗北。指輪争奪戦から脱落した。



ひらめきノーワン

身長/152cm
体重/93kg
秘技/やり直し、ひらめき待機逃避
生成ワード/ひらめき、芸術、誇張、人間、ナンバー1

加賀屋輝羅の父、加賀屋水貴の「ずっと輝く芸術家でありたい」という願いをもとにジェネレイティブされたノーワン怪人。混じってしまったヒラメのような平たいお目々はすべてを見通す眼である。セレブのような誇張された語り口で相手を困惑させる。禽次郎、輝羅にひらめきナンバーワンバトルを挑んだ。

・ひらめきナンバーワンバトル

ひらめきによって創った作品で誰がより多くのアーイーを自身のファンにできるかを競うナンバーワンバトル。ひらめきノーワンのファンが審査員というノーワン側に圧倒的有利なバトルだったが輝羅と禽次郎の作品が勝利。納得いかないノーワンがやり直しを宣言するも輝羅と禽次郎のひらめきで作品を絶版にされノーワンが敗北した。

勝者/ゴジュウイーグル&キラメイレッド・ひらめきナンバーワン



アイアイザー・カルミア
アイアイザー・アセビ
アイアイザー・カサブランカ

それぞれガッツダ・イノー、ゲキス・クラッチ、ダイナク・ハツが駆るアイアイザー。カルミアは右腕に巨大な平手の武器、アセビとカサブランカはそれぞれ左腕と右腕にミサイル発射装置が装着されている。いずれも禽次郎と輝羅が輝くことにより顕現した三体のテガソードの必殺技により敗北した。



あとがき

約一週間で約9000文字の作品を書けた自分を褒めたいという感情と結局締め切り日過ぎてるからだめやんけという自分を責めたい気持ちがぶつかり合って某ゼニスが生まれそうです。

主催の壱肆陸さん、企画の参加者のみなさん、読んでくれたみなさん、そしてこの作品を書いた自分に最上級の感謝を捧げます。ありがとうございました。
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