(X:@iwanomoSandoro)
(Pixiv:pixiv.net/users/43134634)
登場する指輪は「ゴーオンジャー」です。
ようこそ一河探偵事務所へ!
あなたが今日の依頼人ね?
わたしは
え?ホームページに載ってた顔と違う?
あ、あー…………
実はこれには深い深〜いワケがあって……でもハイクラスな中身に問題はないから、気にしないで?
え?面白そうだからその話を聞きたい?ちょっと待って、あなた依頼は?急いでたりしないの?話を聞いてからでいいってそんな、
ウッ、そんな期待するような目で見られると……
あーもう!分かったわよ!聞かせてあげようじゃない!ただし、ちゃんと聞いたら本題に移ること!でなきゃ違約金請求するからね!
どうせ聞くなら耳の穴かっぽじって、よーく聞きなさいよ?
あれは去年の秋頃のことだったかしら、あの日、ちょっと抱えてた家族との事がひと段落したわたしは、ふと過去に抱えていた未解決事件を解決しようと思ったの。
成人男性の失踪事件、
いい?わたしはお節介ナンバーワンなの、あんな悲しい顔を見て、放っておいたら女が廃るってものよ。
とはいえ、その頃のわたしはまだ未熟だったし、同じ頃に五十狛市で妹を攫った灰色の目の男を見たって情報が入ったせいでいっぱいいっぱいになっちゃって、そのまま未解決になっちゃったんだけどね。
そんなこんなで後悔してたのをどうにかしようと思って、妹を信頼できるお医者さんに預けて、失踪した
いわばリベンジね。
埜巳村は山の中にある田舎の風情が残る村だった、田んぼというよりは畑をメインにやってるような茶色い村で、オカメザクラという品種のサツマイモが名産らしい、もしかしたらおいしいスイートポテトが食べれるかも!と思って道の駅に寄ったらすでに売り切れでガックリ、というのは話が逸れたわね。
バスを降りて歩いてみると、ところどころに「おかめの会」という名前がついた旗が登ってるのが見えた、軽くググってみるとオカメザクラのブランドを守るために結成された組合らしい、会員になった農家同士でオカメザクラの畑を協力して守って、シェアしてるみたいなものだから費用とかもみんなで、という事をやってるらしかった。
土で汚れてあくせくなんてわたしにはムリムリ、人間もっとラグジュアリーに生きないと。来た事を後悔しながら、何か知らないかしら、と組合の本部があるらしい公民館に来てみると、ちょうど宴会中らしくジジババが集まって大声で酒を飲んで騒いでいた。
うげっ、ジジ臭くて苦手……
加齢臭と酒の臭いに顔をしかめながら窓から見てると、ああ思い出したくない、酒の臭いのせいか余計に鮮明に蘇ってくる。なぜか、あの場で、あの男に声をかけられた。
「アレ?スミノじゃん、こんなトコでナニしてんだ?」
お花摘みにでも行ってきたのか、鼻にツンとくる日本酒とアンモニアの臭いをぷんぷん漂わせて、バカそうな能天気ヅラでこっちを見てくる黒人男、
デルタル・
《ユニコーン!ドリルアタック!》
デルタルと戦ったのは去年の4月頃だったと思う、なんてことはない、指輪持ちならよくある話、上流の人たちとの飲み歩きに付き合って、前後不覚になりながら歩いてた夜のこと、いきなりあいつから勝負を挑まれて、酒の勢いか気づいたら勝ってた。
わたしに指輪を奪われたことがよほど悔しかったらしい、じゃんけん、デッサン、それからローラースケート、その日からあいつはたびたびわたしに勝負を挑んできて、その度に鼻を明かしてやった。
正直、こっちも仕事とか妹のこととか色々忙しかったし、てか怖かったし、ウザかった。だから警察に通報して近づかないように言ったら、思ったより素直に従って謝られてそれっきり会わなかった。それがあまりにションボリとしながら去っていくものだから罪悪感がわいたけど、心を鬼にしなきゃつけ込まれると思って引き留めなかった。で、なぜか別の依頼先で会うことになったのだ。
正直、こいつまた懲りずにわたしの事をつけ回してるのかと思った、だけどそのアホヅラを見るに向こうも偶然だったのは本当らしい、どう逃げようか考えながら話を振った。
「あんた、どうしてこんなとこにいるのよ」
「ジブンサガシってやつ?あれからずっとタビしてたんだけど、このムラの人たちイイ人ばかりでさァ!きづけばみんなでノンでた?テキナ?」
見た目どおり呑気なやつ。
「スミノこそどうしてこんなトコにいるんだよ?」
「依頼よ、と言ってももう勝手にやってるようなものだけど。蒸発した人を探してこの村に来たの、だから聞き込みしようと思って……そうだ、あんたはなんか知らないの?道祖土
「サイド、ヘンな名前だな」
ネアンデルタール人みたいな名前をしてるやつが何を言うか、言わないであげた。
「オレも一週間前に来たバカリだからよく分からねェわ、ああでもよ、このアトな、おかめ様の祭りがあってヨ、スミノも見ていかネェか?」
「祭りって……」
前にノーワンの力で変な祭りに巻き込まれた事はあった、悪趣味な祭りだったけど、若い人たちはそれなりにいたし、
ダサくて嫌だった。
でも探偵として行かないわけにはいかなかった。
そこまで思って急にパリピパリピうるさい禽じぃも本当ならあのジジババたちと同じくらいだと思い出した、
あの年代の人たちはお祭りが好きなんだろうか?
わしのぱぁりぃたいむはまだこれからじゃぁ〜!
深夜に大音量でパラパラを踊って
夕暮れ時、村の中心にある公園は多分村一番の賑わいを見せていた、使い古されたような音頭のリズムがスピーカーから流れ、焼きそばやわたあめ、ベビーカステラに地域で採れた野菜と、いろんな屋台が並んで、公園の中心に高く建つ太鼓台の上には法被を着た益荒男たちが荒々しく太鼓を叩いている。夜の公園を規則的に並んだ赤提灯が薄ぼんやりとコーティングしていて、ちょっとエモいと思ってしまった。
浴衣姿のジジババたちが若い頃を思い出すように寄り添ったり、酒を飲んで騒いだり、盆踊りを踊っている中、デルタルも縦線の入った紺色の浴衣に「祭」という漢字が入ったうちわを仰いで盆踊りに加わっている。祭りの時間になるまで色んな人に道祖土さんのことを聞いてみたけど手がかりはほぼゼロ、だけどひとつだけ気になる証言はあった。
今夜の祭りでおかめ様の夫婦役に選ばれた人が道祖土さんに似ているらしい。
そもそもおかめ様ってなんなの?そう聞いてみたけど、参加すれば分かるわよ、の一点張り、なので大人しく祭りに参加して待ってみることにしたの。せっかくの祭りなのに浴衣を五十狛に置いてきたのはちょっと悔しかったけど。
たこ焼きを食べながら待っていると、司会役の若手……と言っても50後半くらいだけど……の人が太鼓台の麓でマイクで話しはじめた。
「えー、このおかめ祭りも今年で13回!いやぁ、ここに至るまで月日は長いようで短いものでありましたが」
御託はいいからさっさと本題に入ってほしい、これだから年寄りは。
「というわけで今年もおかめ様にご登場いただきましょう!どうぞお入りください!」
司会が手を伸ばすと太鼓台の中から小さな神社の社が出てきて、そこに祀られた丸い鏡から……なんとノーワンとアーイーたちが出てきたの、そのノーワンは胴体が土の入った土器のようになっていて、首から頭にかけてサツマイモのようになっていた。左腕はアカハライモリそのままで、何より目を引いたのはイモのような頭を引っ張るようについた巨大なふたつの軍手をつけた手だった。
「朕こそはノーワンワールド芋掘りナンバーワン!芋掘りノーワンでござんす!」
ノーワンの名乗りに公園中から拍手が沸き起こる。デルタルもまるで、ヘェ〜、日本の祭りって凝ってるな〜、って感じの顔だった。目を凝らすとアーイーたちの中に、アーイーに抱えられた道祖土さんの姿が見えた。見るからにぐったりとして元気がないし、体も埋められたかのように土で汚れている。
わたしのお節介が火を噴いた。
「待ちなさいノーワン!その人を返しなさい!」
「おや、貴公、朕の登場に喜ばぬのか?」
「ノーワンって事は誰か中にいるんでしょ?人質を取る卑怯なやつに屈しないわ!」
「こら!不敬だぞ!」
静まり返る会場となんかうるさい司会は無視、洗脳されてる人たちに何を言っても無駄だし。
「それにしても行方不明者を追ってたらノーワンがいたなんてね、一石二鳥ってところじゃない、あんたを倒して未解決事件もパパっと解決してやるんだから!」
テガソードを出すとノーワンはややっと声を出した、わたしはゴジュウユニコーンのリングをテガソードにセットし、右へ左へとクラップして叫ぶ。
「エンゲージ!」
《ウォーウォッウォッウォーウウォウ!ウォーウォッウォッウォーウォー!ゴジュウユニコーン!》
紫色の光と金色のリングに包まれゴジュウユニコーンに変身、
《ユニコーンドリル!
胸の円からガントレット型武器「ユニコーンドリル50」を取り出すと、ドリルを回転させてノーワンを攻撃しようとしたけど、そんなわたしの前に村人たちが両手を広げて立ち塞がった。
「ちょっと!?邪魔!ジジババたちどいて!」
「貴様!我々のおかめ様に何をする!」
「そうよ!おかめ様に広めていただいたオカメザクラのおかげで村は復活したの!余所から来て私たちの生活を壊さないで!」
「そうは言ってもね!そいつはこの世界を侵略しようとしてる奴らの仲間なの!それに中に人間を捕まえてるの!死ぬかもしれないなら助けないわけにはいかないじゃない!」
「1人くらいなんだ!わしらの暮らしに比べれば安いものじゃ!」
「おかめ様は寂れてた神社の鏡からお出でになさってくれた!この村を救う手段をくださった!」
「それに生贄は余所者って聞いたわ!村に関係ないんだからいいじゃない!」
前言撤回、何を言っても無駄どころじゃない、こいつらイカレてる。
「まあまあまあ!皆さん!朕のために争わないでござんしょう!」
味方がついてイキり散らしてるのか、ノーワンは両手をあげてわたしの前に現れた。
「なるほどなるほど、確かに貴公は指輪持ちらしい、ならばその指輪をかけて朕と芋掘り勝負と行こうじゃないか!」
「はぁっ!?誰がそんなダサいことやるものですか!」
「ほぉ!ならばいいでござんすかな?この中にいる人間と、そこの人間がどうなっても」
くっ……ノーワンらしく卑怯なやつ!でもダサい事はしたくない……
と思っているとわたしの腕を掴んで挙げたのは、なんとデルタルだった。
「やりマス!そのショウブ、ウケた!」
「ちょっと!あんた何勝手に言ってるのよ!」
「ヒトジチがいるんダロ?それにオレ、ニホンの田舎でイモホリするって、憧れてタシ!」
「では決まりのようでござんすね」
デルタルともどもジジババたちに縄で縛られる、反撃しようにもできなかった。
「勝負は明日の正午ごろ!どちらがオカメザクラをたくさん掘れるかで勝敗を競うでざんす!では皆さん、お客さまを公民館へ連れていきなさい」
「ちょっ!放しなさいよ!待て!」
一般人には手を出せない。アーイーともども丸鏡の中に入っていくノーワンをただ逃すしかなかった。
《IMOHORI No.1BATTLE!READY〜〜〜GO!!》
バトルボイス、うるさい。
その夜、あろうことかデルタルと一緒に公民館の倉庫で縛られていたわたしは泣き言を言っていた。
「も〜!捕まった上にダサい事やらされるなんて!どーしてこーなるのよー!」
「ソンナにイモ掘りがイヤなのか?」
「嫌に決まってるでしょ!?わたしはね、こんな田舎で土に汚れて生活するなんて真ッ平ごめんなの、もっと都会の摩天楼の中で煌びやかなラグジュアリーに囲まれて……!そんなハイクラス名探偵がどーしてこんな目に……」
「オレは、そんなカネ持ちの暮らしなんて虚しいダケだと思う」
珍しくトーンを落として喋るデルタルに思わず聞いてしまった、
「何かあったの?」
「スミノはナンのために指輪争奪戦をやってるンダ?ナンの願いがあって戦ってるンダ?」
質問は無視かぃ!
だけど考え込んでしまった、そもそも、妹を取り戻したいっていう願いは叶ってしまったのだ、あれ?今、わたしはなんのために戦っているんだろう?一滴、ふと疑問が浮かぶと、煙のように広がって、言葉が出なくなっていった。
「オレは燃えるような人生を送りたかった」
何?いきなり自分語り?こんな時にやめてほしいんだけど。
「オレのダディはペンタゴンの陸軍大将でサ、オレが生まれる前からズット偉くて、強くて、カッコよくて、ナンカ見てるとイライラしてくンだよ、オレはダディの飾りに過ぎないンじゃないかって、ソレでしょっちゅう喧嘩してた、バカだよな、ダディは何も悪くナイのに」
「お金持ちだったんだ……」
我ながら出てきた感想がそれでいいのかと思ったわよ。
「オレだけの居場所がほしくて、ダカラF1レーサーになった。ガキの頃から車は大好きだったし、努力して、実際よ、スピードキングなんて呼ばれてサ、レースも順調、仲間にだって恵まれテ、ダケドな、どれだけ勝っても、どれだけお金を稼いでも満たされなかった。ソレで、恵まれてるのに満たされない自分がイヤになって、どこでもイイから逃げたい、そう思ってニホンにきたンだ」
「それでテガソードに出会ったわけ」
「結局スミノに負けたケドな、しかも酔っ払ってたカラどうやって勝ったか覚えてナイだろ?」
ちょっと、わたしが悪いみたいに言わないでよ、実際覚えてないけど。
「ダカラ超悔しかったンだ、そんな状態でボロ負けしてヨ、こんな気持ち久しぶりで、指輪持ちのルールとかどうでもイイ、ナンでもイイからいつかスミノにリベンジしたい……やり過ぎちまったみたいだケドな、アイムソーリー」
はぁ、ため息をついてデルタルの手を触った。わたしは人間の心を読む力がある、指輪持ちは例外だけどね。ずっと怖くて触れなかったけど、この時初めて触ってデルタルがいいやつだっていうのは分かった。
「今日あのモンスターがイモホリバトルをするって言ったトキ、なんでか分からナイけどハートが踊ったンだ!このバトルをすればオレのモヤモヤも無くなるカモしれない、オレも一直線に行けるカモしれないって。スミノ、オレと一緒に戦ってくれナイか?きっと、コレはオレにとってのリベンジなんだ!タノム!」
指輪持ちはみんな願いを賭けて争奪戦に臨んでいる、それはデルタルだって、ゴジュウジャーのみんなだって変わらない、だけど願いが途中で叶っちゃったらどうすればいいんだろう。
もちろん小さくてくだらない願いならいっぱいある、贅沢したいとか、テガソードだってそれは認めてくれる、でもわたし個人として争奪戦に勝ってまで叶えたい願いがあるかと言われると分からない、復讐は終わった、警察にだって未練はないし、今まで人や世界に頼らなかった分、妹のことだって医学に任せるのも……
「ナンバーワン賭けて全力で来るヤツには全力で迎え撃つ!それが俺のやり方だァ!」
ふと吠の顔が浮かんだ、あいつ、指輪持ちのくせに願いがなくて、今日一日を生きるだけで精一杯なのに、それが戦う理由になってる。
そうやって戦うのもアリなのかもしれない、もちろんそれが正解なんじゃなくて、わたしはわたしの戦いがあるはずなんだけど、生きることが緒乙の希望になってくれるなら……!
「ほんと、仕ッ方ないわねぇ……」
「スミノ?」
気づいたらデルタルに笑いかけていた。
「願いを叶えるために怖気付いちゃいられない、なんかあんたに教えてもらった気がするわ。そう、今はダサくてもいい、勝ったわたしには願いを叶える責任がある、あんたの願い、確かに受け取ったわよ」
「…… オウ!」
わたしに向かってデルタルも笑う、芋掘り対決の準備はできた、ノーワン、どこからでもかかって来なさい。わたしに怖いものは無いわ。
「逃げずに来た事は褒めてござんしょう」
村のとある畑、わたしとデルタルはオーバーオールを着て腕を組んで立っていた。畑を挟んでノーワンは村人やアーイーたちを味方にして自信たっぷりに仁王立ちをしている。
「この畑には朕でも把握しきれないほどのオカメザクラが埋まってるでござんす、ここからどれだけの芋を掘れるか、どちらが先に芋を掘り尽くせるか、バトルスタート!」
カーン!キーン!
ノーワンの合図でアーイーや村人たちが一斉に畑に入っていった、ちょっと!?人海戦術なんて卑怯じゃない!?
「エンゲージ!」
わたしも対抗してゴジュウユニコーンに変身して畑に入ってアーイーたちを倒しながら、ユニコーンドリルで畑を掘り返してお芋をゲット!後ろを見るとデルタルもアーイーたちを投げ飛ばしながら芋を掘っていた。
アーイーたちも黙っていない、シャンパンみたいな武器の栓を開けてビームを出して攻撃してくると、その爆発で畑が吹き飛ばされ、どんどんお芋がノーワンの元に入っていく。
「甘い甘い!ダイナマイト漁ってやつでござんすよ!」
「これ漁じゃないでしょ!?」
《ユニコーン!ドリルアタック!》
紫色の光をまといアーイーたちをドリルで貫いた、その爆発を利用してわたしもお芋をゲットする。素人の感想だけどこれってまた耕し直さなきゃいけないんじゃ無いかしら……?
でもこのままじゃ数的にも時間的にもまずい、というところでふと思いついて、リングをテガソードに装填して別の姿に変身する。
《ギンガマン!》
オーラを浴びて下から上へライオンのような赤い姿、ギンガレッドに変身すると、デルタルが村人たちを抑え付けてるのを確認して、両腕に力を流し込むように畑に向かって手のひらを向けた。
「炎のたてがみ!」
腕から噴き出た炎はアーイーたちを巻き込んで畑を燃やして地面を硬くした、そこにさらなるリングを装填。
《メガレンジャー!》
デジタル的なデータや表示に包まれてOKの文字が浮かんで消えると、今度はなんかシンプルなメガレッドの姿に変わった。そしてドリルに柄がついたシンプルすぎる武器「ドリルセイバー」を出してユニコーンドリルと合わせてジャンプ、回転して畑に突っ込んだ。
「スクリューダブルドリルセイバー!」
硬くなった畑が派手に掘り起こされて大量のお芋が雨のように降り注ぐ。炎が焼かれたせいでお芋はホクホクと食べ頃になっていて、おいしそうな匂いが鼻をくすぐる。
そしてゲットしたのはお芋だけじゃない、わたしは手の中に白く黄ばんだ四角いものを握っていた。
「これ人間の骨よね、伊達に警察や探偵やってないわよ、これくらい分かるわ」
「その通り!おいしいおいしいオカメザクラは人間を肥料にして生成されてござんすよ!この村では村にやってきた余所者を捕まえて肥料にするのが村の伝統!朕によって与えられた、新しい町おこしの形でござんす!」
周りを見る、村人たちは全く顔色を変えない、ただそれが当然かのようにこっちを見ていた。
「安心するでござんすよ、バトルに勝ったら次はお前たちを肥料にしてやるざんす、指輪持ちが肥料になれば、きっとこれまでよりも〜っとおいしいオカメザクラが生まれるざんしょうなぁ?さすれば村はさらに栄え!いずれ日本!いや!世界のトップに朕の村は君臨するのら!」
「それがあなたの本性ってわけね、そうしてあなたの中にいる人も騙して捕まえたの?」
人差し指でノーワンを指して言い放った。
「あなたの中にいるのは風渡野さんね?」
さて、あなたは覚えてるかしら?最初にわたしに依頼してきた女の子のこと。
風渡野菜々子さん、彼女がノーワンの中に捕まってる人だったの。どうしてわたしがこの答えに辿り着いたか、話を少し戻しましょう?
それはわたしが村に来る前のこと、依頼を洗い直す前に風渡野さんに報告しようとしたけど連絡が全く通じない事に気づいた事が最初だった。
依頼をしてきたくせに料金を払わずにいなくなる客は正直なところ何人もいる、しかも今回でいえば放置したわたしが悪いし、そんなものだろうと言ったらそれまでだろうけど、無性に気になってしまって彼女について調べていたところで、彼女の出身地である埜巳村の事を知ったの。
埜巳村では13年前からオカメザクラという品種のサツマイモを育てていて、それによって消滅寸前だった村が復活したこと、それと同時にその頃から埜巳村の周辺で未解決の失踪事件が相次いでることを知って名探偵の勘が反応した。今回の依頼も人探し、だけど依頼者は埜巳村の出身者で、村の周辺で起こってる事件の失踪者はどれも村の外の人間ばかり……わたしがこの村を突き止めたのはそういう理由だった。
風渡野さんの体から漂っていた甘いスイートポテトのような匂いが、この村全体に漂うオカメザクラの匂いだと気づいて、その上で現れたノーワンの体から同じ匂いがふと漂っていたことで疑惑は確信に変わったわ。一連の事件と風渡野さんには何か関係があるし、風渡野さんはノーワンの中に囚われている。
だけどそれはそれとして疑問があった。オカメザクラはノーワンが生成したものなら、風渡野さんは13年前からノーワンの中にいる事になる。もしノーワンが中の人を乗り換えたのだとしたらどこかに前の人がいるはずで、その人を見つけられたなら風渡野さんが事件に関わっている、という動かぬ証拠になる。
今、わたしはその証拠をこの手に掴んだ。わたしは指輪持ち以外なら人間の心を読むことができる、例えそれが遺体だったとしても半年くらいなら残留思念を読むことができる。この骨は確実にノーワンに囚われていた人のものだった。
「どういうワケで道祖土さんがここにいて、なんで風渡野さんがあんたに囚われているかは分からないけれど、それはわたしの指輪が教えてくれるわ!」
ドリルを回してノーワンに襲いかかる、攻撃をかわしながらノーワンは叫んだ。
「貴公!ナンバーワンバトルを放棄するつもりか!」
「それなら大丈夫よ……デルタル!」
「オウ、シャーッ!!」
デルタルは農具や刃物で襲いかかる村人たちをかわし投げ飛ばした、飛ばされた彼らの体からお芋がどんどん溢れていき、彼は回収していく。
「なんと!?こちらから奪うとは卑怯な!」
「数の暴力してたやつに言われたくないわ!」
隙をついてノーワンの体に触れた、すると風渡野さんの心の声が響いてくる。理解する。風渡野さんはわたしが依頼を放棄したせいで村に帰って、この村を支配していたノーワンに頼ろうとしたんだ。本当は風渡野さんのご両親に挨拶にきた道祖土さんをノーワンが肥料にしようとしていたとは知らずに。
風渡野さんの悲鳴が聞こえてくる、彼女もノーワンに囚われて初めて知ったんだ、そして昨日、本当なら風渡野さんを取り込んだノーワンが道祖土さんを肥料にしようとしていた。愛している人を自分の手で。助けてほしい、そんな悲鳴が聞こえてくる!
「イモリファイヤー!」
ノーワンの右腕を構成するイモリの口から炎が噴き出て距離を取らされる。炎は勢いを増すばかりで近づけない。
そんなわたしを見たデルタルは鍬を振り下ろしてきた農民をダウンさせてお芋を掴み取ると、ウォーッ!と雄叫びをあげてノーワンにタックルしたのだった。
「ちょっと!?あんた!?」
「放せ!放すざんすよ!!」
イモリから炎を出すが狙いが定まらない、腕に火傷を負いながらもデルタルは必死にノーワンを押さえつける。
「ヤレ!スミノ!オレはリベンジしたい!逃げてきたからコソ!ナニも成し遂げナイで帰るなんてしたくナイ!人生、前に進もうと思うかぎり!絶対に終わらナイんだーッ!!」
その時よ、わたしのバックルから「ゴーオンジャー」のリングが飛び出て、燃え上がると一直線にノーワンを攻撃して引き離しデルタルの手元に落ちた。鳥のキャラクターのような顔がついた赤いスポーツカー、指輪に描かれたそのキャラクターはデルタルに向かってウインクをすると、彼の手元に銀のテガソードが現れたの。
うそ、こんなのアリなの?
《センタイリング!》
そう思ってるうちにデルタルは頷いてテガソードにゴーオンジャーリングをセット、手間で2回、左下で1回クラップをすると、腕を回して右耳元で2回クラップ、左指でノーワンを指差し、テガソードを前に突き出しながらその勢いに乗せてクラップした。
《ゴーオンジャー!》
赤い光に包まれてデルタルの体は赤いスーツに包まれ手足にタイヤが巻かれた、そして最後に頭の上に手を伸ばすとメットが現れ、
「メット、オン!」
メットを被ると両耳のタイヤが回転し、口元から余計な空気が排出される。こうしてゴーオンレッドに変身したデルタルに唖然としていると、
「イクゾォ!スミノ!」
と強引に腕を引っ張られてしまうのだった。
暗転、
プロレスのリングのような応援空間が広がり、変な仮面を被った応援団長みたいな人が高らかに叫んだ。
《いざ掴め!ナンバー!ワァァァァァァァァン!!!!!!!!》
チアガールや応援団が応援をはじめ、まずわたしたちの反対側でアーイーたちの歓声を浴びながらノーワンが名乗りをあげた。
「うんとこしょ!どっこいしょ!それでもおイモは抜けません。ブライダン芋掘り代表!芋掘りノーワン!この手でスポッと抜いてござんす!」
《レディィィィッ!!!!》
応援団長の声とともにわたしたちにスポットライトが当たる。こうなったら名乗るしかない。
「海を越えて燃えアガるこのソウル!ゴーオンレッド!デルタル・R・ワトソン!コノ胸のエンジン!止めてミロ!」
「え〜……っと!とりあえず真実はいつもひとつ!ハイクラス名探偵ゴジュウユニコーン!この村の悪事!ラグっとジュアリーにお見通し!」
我ながら何を言ってるんだろう、内心思っているとわたしたちの間を「VS」の文字が駆け抜け、バトルボイスが高らかに鳴り響いた。
《IMOHORI No.1BATTLE!改めて〜!READY〜〜〜GO!!》
ゴングの音と共に畑の風景に戻り、ノーワンの指示でアーイーたちがこっちに襲いかかってくる。
「あいつらまだいたの!?」
「ゴー!オン!」
驚いている隣で、デルタルはゴーオンレッドの高速道路のような剣「ロードサーベル」を出してエンジン音を吹かせながら高速で突っ込んでいくと、そのスピードのままアーイーたちをバッサバッサと切り裂いていった。多分もうデルタルは止まらない、車のようにアクセル全開で勢いのまま突っ込んでいく、それがデルタルの素なんだろうな、と思った。
「ブン!ブン!バン!バーン!」
目の前のアーイーを通りすぎるままに倒していったデルタルはノーワンに切り掛かる、ノーワンのイモリファイヤーを持ち前のスピードでかわすとロードサーベルを振るい、隙を見てキック、と同時に足のタイヤを回転させてノーワンの表皮を削りながらぶっ飛ばした。
「ちょっと!?置いてかないでよ〜!」
そんなわたしにアーイーたちがビームを撃ってきた。ユニコーンドリルで打ち払いながら、わたしは別のセンタイリングをテガソードにはめてクラップする。
《センタイリング!》
「エンゲージ!」
《ババーン!ババーン!ババーン!ババーン!ババババーン!》《ゼンカイジャー!》
金色の歯車に囲まれ、赤いマントを羽織り、頭に金色のV字のアンテナが輝く白い戦士、ゼンカイザーの姿に変身した。ゼンカイジャーリング、妹を攫った犯人、具島が持っていた指輪。ゴジュウジャー以外の指輪の戦士はみんな赤いのに唯一白をベースにした戦士だった。まァ真ん中に赤い一本線は入ってるケド。
《ウルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルァッ!!!》
赤い鳥型の銃「ギアトリンガー」を出したわたしは、引き金を長押ししながらハンドルを回して銃弾をガトリングのように連射、テガソードよりうるさいボイスの「ル」の数と同じくらいの弾丸がアーイーたちを撃ち抜いて一掃した。
「お掃除ゼンカイってねっ♪」
そう言うとデルタルと戦うノーワンにも弾丸を食らわせ、接近して飛び蹴りを食らわせた。こうしてわたしとデルタル、剣と銃、ゼンカイザーとゴーオンレッド、2人の戦士がノーワンに接近戦を挑み追い込んでいく、かと思ったら、
「生意気ざんす!焼き芋ミサイル!」
土のような肩からサツマイモが飛び出してダメージを負い、ゼンカイザーへの変身が解除されてしまった。さらにそのサツマイモをイモリの口から出した炎で焼いて攻撃力をアップさせわたしたちは一転して防戦状態に、だけど隣にいたデルタルはサツマイモのひとつを掴むと、その炎を吸収して体から真っ赤な炎をあげた。
「焼き芋ミサイルが効いてないざんしょ!?」
「”
「ワケ分からないけど……あんたやるじゃん!」
「きーっ!朕のお芋の方がさらに燃えるざんすよ!」
バカの一つ覚え、さらにミサイルを増やしてきたノーワンを見てわたしも胸の円から蒼き大剣「リョウテガソード」を取り出して、柄にNo.1と書かれた指輪を装填した。
《最強!頂点!ユニバース!》
ミサイルをリョウテガソードで切り裂いて落としながら、そのまま縦に切り裂き、地面の裂け目からたくさんの星々が現れてノーワンを吹き飛ばした。星々はわたしに密着して巨神テガソードに両腕で抱かれるような感覚を覚えると、わたしは2本の腕がついた金色の鎧を纏いテガソードゴジュウユニコーンに変身したの。
《テガソード!ナンバーワン!!》
わたしは駆けた、鎧から伸びた水色のマントをたなびかせながらノーワンをリョウテガソードで切り裂いた。鎧を構成するテガソードの両腕も片手は刃、片手はユニコーンドリルを持って攻めたて、気がつくとデルタルもまたロードサーベルで攻撃をしていて、その果てにノーワンを鎧の手が投げ飛ばすと背中から伸びた銅剣のようなパーツが砕けた。
「決めた!わたしの願いは妹の意識を取り戻すこと!人に任せるんじゃない、わたし自身の手で妹を取り戻す!ずっと変わらない、わたしはこの気持ちのままこの先も戦っていく!最後の1人まで!」
「ざんす〜っ!」
2人の斬撃にノーワンは畑の上を転がった、そうして土だらけになったノーワンに、わたしはリョウテガソードに別の指輪を装填して必殺技の待機状態に入る。デルタルも足で地面を小突いてノーワンに向かって金色の道を伸ばした。
《センタイリング!破邪百獣剣!》
装填したのは「ガオレンジャー」。この村に来る前に陸王から具島の件で迷惑をかけたお詫びとしてもらったリングだった。
その時は特に何も思わずもらっちゃったけど、このあと陸王のウジウジしたところにムカついてビンタと一緒に返してやった。
「サーベルストレート!」
先にデルタルがもの凄いスピードで金色の道を走り、回るタイヤの幻影と共にノーワンを2回斬撃。さらにわたしの後ろにガオレッドの姿が浮かぶと、リョウテガソードを円を描くように回して両手で構える。背後に「破邪百獣剣」の文字が浮かび、刃が長く伸びて光った。
「邪鬼!退散ッ!!」
思いっきり振り下ろす。伸びた刃によってノーワンは一刀両断され、切れ目から風渡野さんが飛び出したので胸の円で回収して安全なところに避難させてあげた。切られたその体に「斬」の文字が浮かばせながら、中の人を失ったノーワンはヨロヨロと立ち上がり、両手を上げて高らかに、
「うんとこしょ、どっこいしょって、さっきのは、カブーッ!!」
断末魔を上げて爆発四散、爆炎を背中で受けながらわたしは人差し指を青空に向かって突き出した、けど。
「わたしこそが」
「オレこそが!イモホリナンバーワン!」
《WINNER!GOZYU UNICORN!&!GO-ON RED!!》
「ちょっとカブらないでよぉ!もーっ!」
その後、村の外で意識を取り戻した風渡野さんと道祖土さんは涙を流して抱き合っていた。ごめんねと互いに謝りあう2人に和んでいると後ろからデルタルが声をかけてきて、
「オレ、帰ることにするよ」
ゴーオンジャーの指輪を返してきた、ありがたく受け取るわたしにデルタルは続ける。
「どんな勝負だったとしても負けは負けダ、オレはあのときスミノにやられて争奪戦から脱落した、認めたくなかったケド、ソレが全部。ダケド今日スミノと一緒に戦えてスッキリできた、争奪戦のコトだけじゃなくて、コトバにできないけど、いろんなコト全部引っくるめてナ。こんなミラクルなかなか無ェ、ニホンに逃げてきてよかったと思うゼ」
「あっそ、そう思ったならくれぐれも二度と日本に逃げてこないことね」
「アア、ありがとう!ニホンのマイフレンド!」
そう言ってデルタルは泣きながらわたしに抱きついてきた、
「はぁぁぁっ!?」
思いっきり突き飛ばして離そうとしても離れない、それどころかさっきまで抱き合っていたはずの風渡野さんたちに笑われる始末、こんなダサいのありえないよぉ〜!!
「ちょっとぉ〜!離しなさいよ!ヘンタイ!2人も笑うなーッ!」
「サイッコーに燃えたゼ!ココロノトモよ!」
「意味わかんな〜い!!」
と、いうわけで依頼人を助けだせたわたしだけど、あの後、意識を取り戻した村人たちからノーワンを殺して村を崩壊させた犯人だって命を狙われることになったワケ。だからテガソードに頼んで顔を変えてもらったの。
とはいえ、まさかこのまま戻せなくなるなんて思わなかったけどネ……ま、この顔もオニ可愛くていいんだけどっ♪
ああ、この顔は誰なのかって?
知らないわよ、なんでもテガソードに力を与えたロボたちの記憶の中から引き出した顔らしいけど、神のみぞ知るってやつね。
妹も事情を話したら受け入れてくれたし、というかその妹がギャルになって帰ってきてなんの問題もないのだから、もうそれでいいんじゃない?宇宙人だっていたんだし。
世界は思ったよりテキトーなのよ。
さて!今度はあなたの番よ、まさか忘れてたなんて言わないでしょうね?
ハイクラス&ラグジュアリーに相応しい依頼を聞かせてもらうんだから♪
ゴーオンレッド
指輪/センタイリング ゴーオンジャー
契約者/デルタル・R(レックス)・ワトソン
職業/F1レーサー(現在休業中)
願い/燃えるような人生を送りたい
「再燃焼(リベンジ)」の能力を駆使し、自分の中の燃えるハートやエネルギー、または敵から受けた攻撃のエネルギーを吸収して燃焼させることで、さらに強いパワーを得ることができる。スピードキングと呼ばれる実力を持つアメリカのF1レーサーだが、ペンタゴンの陸軍大将である父との軋轢から、満たされている状況なのに満たされない自分が嫌になり日本に逃げてきた。一度は角乃に敗退し指輪争奪戦から脱落したが、リベンジ精神に火がついて角乃にたびたび勝負を挑むもあしらわれ、自分探しの旅の果てに埜巳村に流れつき角乃とともに芋掘りナンバーワンバトルに参加、その最中に再びゴーオンジャーリングの力で全力でぶつかり満たされると、最後はアメリカに帰ることを告げ、角乃に指輪を返した。
センタイリング ゴーオンジャー
ゴーオンレッドにエンゲージすることができるセンタイリング。炎神戦隊ゴーオンジャーのパワーが込められている。
芋掘りノーワン
【挿絵表示】
身長/241cm
体重/190kg
秘技/イモリファイヤー、焼き芋ミサイル
生成ワード/芋掘り、体験、サツマイモ、人間、ナンバー1
13年前の埜巳村の村人の「もっと村に活気がほしい」という願いを元にジェネレイティブされたノーワン怪人。ブライダンの歴史の中でも初期の方に生成されたノーワン怪人であり、混じってしまったアカハライモリそのまんまな腕から発射するイモリファイヤーと土のような肩から無限に発射される焼き芋ミサイルで敵をおいしく焼き上げる。13年前の埜巳村で、寂れた神社の祠に奉納されていた丸鏡の中から現れたため村人たちから神の使いだと思われていた。味は絶品だが人間を肥料に生成するオカメザクラというサツマイモを流通させて埜巳村を復興させながら「おかめの会」を創設して村の支配者として君臨する。
村にやってきた角乃とデルタルに芋掘りナンバーワンバトルを挑んだ。
・芋掘りナンバーワンバトル
指定された畑の中で誰が一番多くサツマイモを掘れるかを競うナンバーワンバトル。芋掘りノーワンは村人やアーイーたちを使って早くも数の暴力で決着をつけようとしたが、変身した角乃やデルタルにアーイーたちを倒され、その上に角乃に事件の真相を明らかにされる。イモリファイヤーや焼き芋ミサイルで対抗するものも、デルタルが再びゴーオンジャーの指輪に選ばれ、角乃とデルタルの2人によって倒された。
勝者/ゴジュウユニコーン&ゴーオンレッド・芋掘りナンバーワン