来年も引き続き、よろしくお願い致します。
リビング
真雪
「お待たせしました。」
真冬
「おっ、来た来た。」
リビングでは真霜、真冬、疾風の3人がテレビを見て寛いでいた。
零
「お前さんも運ぶのを手伝ってくれても良かったんだぞ?」
疾風
「いや~、真冬さんとの話が盛り上がちまってな。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ」
そう言い疾風は苦笑いを浮かべる。
零
「全く、して鍋は何処に置けば?」
真雪
「ああ、鍋はそこの鍋敷き上に。」
零
「分かりました。」
鍋敷きの上に鍋を置くと、真霜の横の席に座った。
真雪
「それでは」
全員
「「「いただきます。」」」
全員が手を合わせ、いただきますをすると年長順にお玉を取り、鍋の中のカレーを掬い上げ米が盛られた自身の皿に載せる。
食事中…
零、疾風
「「ごちそうさまでした。(!)」」
真雪
「フフッ、お粗末様でした。」
零
「では、私は上に。」
疾風
「俺もだな。」
真霜
「何かあるのですか?」
2人が席を立ち、2階へ上がろうとすると真霜が尋ねる。
零
「ええ、部隊配備の資料にその他諸々の書類を仕上げなければならないといけないので。」
疾風
「俺は手伝いに。」
真霜
「…私たちも手伝いましょうか?」
真冬
「私も手伝うぜ!二人より四人いた方が、作業も早く進むだろ?」
零、疾風
「「………」」
零
「そうですね。見られて特段問題になる様な資料はないし…ではお願いします。」
真霜
「私たちに任せて。」
真冬
「大船に乗ったつもりで居てくれ。」
疾風
「頼もしいな」
零
「だな。ではお願いします。」
その後、4人は零と疾風の部屋へと向かった。
数十分後
零
「………」
真霜
「…|д゚)チラ」
零
「………」
疾風
「………」
真冬
「…|д゚)チラ」
疾風
「………」
仕事が始まって数十分経つが、会話は殆どなく零と疾風は黙々とパソコンと資料を行ったり来たりしておりそれを横目で見る真霜と真冬。
零
「…第十一空、第十二空、第十三空、第十四空、第十五空。」
疾風
「横須賀、呉、舞鶴、佐世保、大湊。」
零
「内訳」
疾風
「戦闘2*1で72機、爆撃、偵察、哨戒が各2中隊で24機の72機。」
零
「了。」
余りにも短い会話?をすると再び無言で仕事を再開する。
真霜
「…あの…零さん。」
零
「ん?何ですか?」
真霜
「さっきのは、何なのですか?」
零
「ああ、新設予定の海軍航空隊基地の配備地と航空隊の内訳ですよ。」
疾風
「主要軍港の防空と近海の対潜哨戒を兼ね備えた編成だ。本来なら地上に基地と滑走路を建設するがフロート上に建設すれば土地の確保する必要がない代わりに、テロ攻撃と間諜対策をどうにかしねぇといけねぇのが課題なんだよな。」
零
「ああ、地上基地は一種の不沈空母として機能するが、フロートという浮船の上にある以上、攻撃を受けて沈む可能性が捨てきれない。」
疾風
「でも防空陣地の設置と無人特攻ボート対策はするんだろ?」
零
「無論そのつもりだ。特攻兵器、テロ、間諜、100%の対策は不可能だが99.9%の対策なら可能だ。」
疾風
「正直、埋め立て地や無人島を改造して造営したいのが本音なんだがなぁ…」
疾風が本音を吐露する。
零
「言いたい事は分かるが無茶を言うな、国内では元々行っていた全国規模の鉄道路線の改装でそれなりの大金が動いている。それに研究所や学校、海軍他政府関連施設の対航空攻撃対策工事で更に金が掛かっている。それに加えて、航空基地の埋め立て予算なんか申請してみろ。大蔵省が助走を付けて殴りに来るぞ。」
疾風
「うわ~、考えたくねぇ~」
疾風が頭を押さえ項垂れる。
零
「分かったら早く配備機の資料を纏めろ、明後日には資料を提出するぞ。」
真冬
「あっ明後日!?」
真霜
「いくら何でもそれは…」
真霜と真冬はドン引きする。
零
「こうしないと、航空学校と研究所関連の資料作成が間に合わないのでね。」
疾風
「そうそう、それにこういうのはよくあるから無問題。そう言えば零兄。」
零
「ん?何だ?」
疾風
「対特攻兵器対策はどうするんだ?」
真冬
「そう言えば、その特攻兵器ってなんだ?」
真霜
「何かに特化した兵器とかかしら?」
真冬の問いに真霜が予想する。
零
「半分正解、半分不正解。」
そう言い、鞄からファイルを取り出すと中から数枚の写真を取り出す。
零
「それが特攻兵器。」
真冬
「これって…」
真霜
「これは…」
その写真に写されていたのは…
航空隊36(中3)、中隊12(小3)、小隊4(分2)、分隊2
次回、第15話【天崎兄弟、宗谷家ニ居候ス。その3】