転生したらよわよわ先生の護衛兼秘書ってちょっとハードワークすぎんよ〜 作:納トゥ!!!
皆さんは猫耳キャラとかは好きだろうか?俺は好きだね。本来人にはない機能などを兼ね備えた姿は興味を惹かれる。まぁ、俺の性癖を語る場ではないからこの話は程々に。とりあえず、そう言うのは"キャラ"としてみるのが好きな人がほとんどだろう。自分がなりたいかどうかは別の話だ。だが、世の中とは不思議だ。どんな形であろうがふとした時に想像が現実になる。…例えそれがどんな形になろうともね。
「…あのさぁ、俺これどうすればいいわけ?」
「うう…本当にごめんなのだ…」
まさか自分に猫耳と尻尾が生えるとはね…事の顛末を話すとしよう。
『少し前のこと』
いつも通りシャーレで仕事をしていると俺宛にサヤからモモトークが来る。なんとも内容は新しい疲労薬が完成したからぜひ先生と飲んで役立ててほしいとのこと。疑いはありながらも生徒からの善意を断れるわけもなく。先生と共にサヤのある場所へと向かう。
「おお!よくきたのだ、先生にアスカ!」
「やぁ、サヤちゃん。私達のために疲労薬を作ってくれたって聞いてね」
「…一応聞くが大丈夫な物なんだろうな?」
サヤは自信満々に自身の胸を叩いて説明し始める
「勿論、今回作った薬は何度も実験を繰り返して確実な効果と安全性を得た物なのだ。」
「この机に二つ置いてある瓶の中身がそうなの?」
「そうなのだ!日頃先生たちにはお世話になってるからぼく様からの感謝の印なのだ!でもいつかは開発途中媚薬を…ふふ」
「(何か今悪寒がしたような…)とにかく先生。俺が先に飲もう。先生が飲んで何かあったからじゃ遅いからな」
とりあえず俺は机に置いてある二つの瓶のうち一つを手に取り一気に飲み干す。味といったものは特にない。苦いとか想像してたがまさかの無味に驚いたのも束の間。突然俺の体から煙が吹き出す
「アスカ!?」
「失敗!?そんなことはあり得ないはずなのだ!」
あたりが慌てふためく中煙から出てきたアスカの姿は…
「なんか変な感じがする…」
「アスカ…頭と腰のあたりにあるものって…」
「え?」
なんともまぁ、お手本のような感じの猫耳と尻尾が生えていた。
『現在に戻る』
「うう…ぼく様としたことが渡す薬を間違えてしまうなんて…」
「まぁ、悪気があったわけじゃないから別に怒りはしないさ。で、解毒剤は?」
「ないのだ…」
「え?」
「本来その薬は実験途中にできた失敗作で解毒剤の作り方もまだできてないのだ…」
「つまり?」
「出来るまで待ってほしいのだ…」
ウッソだろお前!?先生ならともかく、俺だと需要が無さすぎるし何よりも恥ずかしいから早く戻りたいんだが。
「つまり待つしかないってわけだね。他に変わったところとか不調はない?」
先生が心配そうな顔で俺を見る。
「別に特段調子が悪いってわけじゃないな。強いて言うなら音を拾いやすい」
自分で言ってて改めて気づいたが本当に周りの音を聞き取りやすい。
「焦っても薬ができるわけじゃなし。解毒剤ができたら連絡してくれ」
「わかったのだ。すぐに作り上げて見せるのだ」
…早く戻るといいんだけどなぁ
『次の日シャーレ』
「ごめんアスカ、そこの資料取ってもらえる?」
「りょーかい」
普段通り書類仕事を片付けてるひと時。自分でも予想外なことが起きた。
「ん…」ポス
「え?」
「…あれぇ///?」
資料を受け取ろうとしていた先生の手に、何故か自分の顎を乗せてまるで撫でられ待ちの猫のような状態になっている。
「す、すまん先生!自分でもわからないが何故かこんなことを…」
「もしかして…見た目以外にも猫の要素が入っちゃってるのかも…?」ナデナデ
「ちょ、冷静に考えながら俺の顎撫でるなって…ゴロゴロ」
「ごめんごめん、つい…(ゴロゴロ音まで出るんだ…かわいい)」
しかし、まさかの猫のゴロゴロ音まで出る始末。こりゃ結構深刻な状態では?
「うーむ。結構深刻っぽさそうだ…」
「アスカこれ」
先生が引き出しから出して手に取って振るのは、猫のおもちゃ。よくある釣り竿みたいな形のやつである。
「先生。いくらなんでも流石にそれに食いつくはずが…」パス
「…食いついたね」
「馬鹿なぁ…」
悲しいが先生がおもちゃを振るたびに体がそれを捕らえようとする。体は堕ちても心までは屈しないんだからね!なーんて、意気込んでたのにこの始末。恥ずかしさで死ねる。
「そういえば試してなかっけどもしかして尻尾と耳も…」
「だー!待て待て!流石にそれはやだ!」
「でも、知っとかないとまずい気もするし」
「今それされたら俺は確実に失ってはいけない何かを失う気がする!てか!あとで自分で確かめとくから」
そんなこんなでわちゃわちゃしているとそろそろ当番の子が来る時間になる。
「…あれ?そういえば先生。今日の当番って…」
「カヨコだけど。…あ」
「先生。アスカ。きたよ。…って、どうしたの?」
オイオイオイ。死ぬわ、俺
『数分後』
カヨコが来てバレてから俺はずっとカヨコに撫でられたりし続けられ…
「カヨコさん…もう離して…離してください…」
「ダーメ」
「流石に…そろそろ離してあげたほうがいいんじゃない?(なんか、すごくえっちだ…)」
ずーっと猫を扱うようにされ続けた結果。なかなか人様にお見せできない状態になっている。
「あの…流石にこれ以上はまずいと言うか…」
「ふ〜」
「ひゃぁ///!?」
突然カヨコが俺の耳に息を吹きかける
「ふふ、凄い声出てるよ」
「せんせっ…助けて…ヘルプ…」
「先生もしたいんでしょ?」
「私は…その…」
先生がゆっくりと俺に近づいてくる
「せんせぇ…」
「っ//ごめんアスカ!」
「んなっ!?待て!お願い!お願いしますから…」
「「だめ♡」」
救いを期待していたが現実は残酷。何故か先生まで加わって手がつけられない状態に。そこからその…下手に話すとR18になりそうなんで話すのはやめておくとしよう…とにかくそんなこんなあった後なんとか俺は元に戻れた。ちなみに俺が猫耳になった理由を知ったカヨコはハンドガン片手にサヤの所に向かいかけたとかなんとか…
今回自分でも珍しいくらい少し攻めて書いてみた。ちなみにアスカくんは喰われる(意味深)はされてないから安心してね。まぁ、人としての大事な尊厳が失われたけど…