転生したらよわよわ先生の護衛兼秘書ってちょっとハードワークすぎんよ〜 作:納トゥ!!!
『先生視点』
私は昔から依存しやすい人間だった。それは、キヴォトスに来るずっと前から。頼りになったりする人がいたらつい依存してしまうような人間だった。初めてキヴォトスに来た時は心底不安だった。自分より幼い生徒たちが当たり前のように銃を持ち、撃ち合っているのだから。そんな中初めて話したのがアスカだった。女性しかいない学生の中では唯一の男性。変な意味はないがやはり異性との会話は緊張した。頑張って"先生"を、取り繕った。彼は丁寧に私に色々なことを教えてくれた。シャーレのことや今のキヴォトスの現状。でも彼はどこか喋り方に無理をしている気がした。だから私は賭けてみた。この心配が杞憂か否か。
「えっと、今。多分無理して敬語使ってるでしょ?嫌じゃなきゃ全然タメ口でも全然構わないよ。」
彼は少し驚いた顔をした後に少し微笑んで
「…んじゃ、そうさせてもらうわ。コレからよろしく。先生。」
心のどこかで安堵した自分がいた気がする。素を見せてくれるぐらいには警戒されていない自分に。
「よろしくね。」
「なんかあったら呼んでくれ。すぐ駆けつける。なんつったって俺はあんたの護衛だからな」
「頼りにさせてもらうね。」
太陽のような明るい笑顔を私に向けながら。彼は一言私に言う
「任せな」
嗚呼───また私は依存してしまった。
『それから』
アスカはいつも気が利く人だ。
「お腹空いてるなら一旦ご飯の時間にしよう」
忙しいのに私のためにいつもご飯を作ってくれて
「疲れてるんならこれが良いですよ」
仕事で疲れていればそっとココアを淹れてきてくれて。
「仕事。終わらせときましたよ。」
私が疲れで眠ってしまった時に仕事を終わらせていてくれたり。
「ユウカちゃん。先生は今月無駄遣いしてない。俺が保証しよう」
私が趣味に使ったお金の領収書を密かに隠しててくれている。
「先生には傷一つもつけさせねぇ!」
戦闘では私のことを常に守り続けてくれる。
気がつけば私は依存とはまた別の感情が湧き上がってきた。それを恋だと理解するのにそう時間は掛からなかった。でも、それが叶わぬ恋だと気づくのにもすぐに理解できた。私は先生で彼は高校生の身ではないとはいえ生徒。先生として大人として超えてはならない線がある。それはわかっている。でも、もしそんなことを考えてる間にアスカが取られたら?アスカは他の生徒から特別な感情を向けられている。だからこそ私の恋が叶うことなんてほとんどないだろう。いずれかはアスカも誰かに恋をして離れていくかもしれない…だから…今は…
「アスカ。」
「どうした。先生」
「これからもよろしくね」
「言われなくたってそうするさ。俺の目が黒いうちは先生の安全を守り続ける」
今だけは"私"を見て。そして離れないでいてね。
ってことでリクエストしてくださった方…こんな感じでいいでしょうかね?とりあえず今の先生はこういう心境って感じですね。結構ドロドロとした感情がアスカに向かってるって感じです。