主人公のお名前、後で書き記します
プロローグ
私はたぶん過労死した。
仕事が意外にもキツかったらしく、なんか寝てる間にぽっくり逝ってた。(馬鹿)
そして、『あーあ、死んじゃったよ私』ってなってたけど、何故か一向に死んだ後の色々が来ない。
なんか、天国いくーとかそういうのあると思うじゃん、知らんけど。
なんか今でも目開けられそうだよ?
なぁんて…
「…あ、あれ、ほんとに目あいちゃったよ…」
そう言ったわたしは自分の声と視界の良さに違和感を覚えた。
なんか感覚がバグっちゃってたりするのだろうか。
「…髪が、白い…と思ったら青い…?あれこれどうなってんの?アニメでいうグラデーションヘア?え、嬉し」
なんて冗談を言いつつ立ち上がると、いつもより目線が低い、めちゃくちゃ低い。
子供の視界かな?ってくらいには低い(伝われ)
嬉しくもなんともないような自分の変化に少し(?)驚いた後、辺りを見渡してみた。
そこに広がっていたのは
「え、めっちゃ森。どこ?ここ」
生い茂る木々や雑草だった。
「あ、向こうのほうに湖あるな…ちょっと自分の姿を見てみようかな」
そんな独り言を言って、湖を覗き込んでみた。
そしたらなんと、お前誰だよって顔の変な小学生がいました!ぱちぱちぱち!
「いやほんとなにこれ!」
身長は小学生低学年くらい、長めの銀?と青の髪、赤色の瞳…。
もう絶対自分じゃないとわかる、それを決定付けるものもついていた。
意識すればバサバサと、音を立てて動くソレはぜったい今までの私ならアニメや漫画でしかみたことがない代物。
「レッド○ル、翼を授ける♪を飲み過ぎちゃったのかな」
このレッド○ルでわかった人もいるだろう、そう、私には翼が生えていた。
「なんかほんまに意味わからんぞなんやこれ」
少し赤色の混じっている羽、それが私の背から……あんまり繰り返すのは良くないね。
私からしたら一大事ですけどね!!
「…移動、するか」
また誰にも聞かれない独り言を溢し、移動した。
歩いているうちに、変な動物が増えていき、最終的には目の前に現れて、一言発してしまった。
「うわなにあの獣見たことない」
「…」
獣は私をギロっと睨みつけたまま動かない、と思いきや。
「…グルルル」
「え」
「バァン!!」と、轟音が鳴り響いた。
瞬間、私はなんでだよってくらいには吹っ飛んだ。
吹っ飛ばされた方向に(?)逃げて、なんとか獣を撒くことはできた。
ここにずっといるのは危ない。
なんとなくそう感じた。
森の中を走って、走って、走って。
気付けば日は暮れていて、私はボロボロだった。
「あとちょっとで森抜けれそ…あいてっ」
小枝に躓いた。
もう動きたくない。
むりしぬ、今気付いたけど私転生してんじゃん(遅い)。
なのにもう死ぬの?早くない?私転生1日目だよ??
せめて、森から出よう。
体力的にはヤバいけど、大丈夫なはず。
どうにかして森を出て、安全な場所を探そうと私はその辺を彷徨いていた。
そうしているうちに、空は真っ暗になってしまった。
「なにあれ!」
真夜中に、そんな声が響き渡る。
私の声じゃない、幼い声。
「貴方どこからきたの?名前は?どうしてそんなにボロボロなの?」
矢継ぎ早に私に質問を投げかける、薄い青色の髪で、背に羽が生えた女の子。
「わ、私は…」
そんな女の子に、答えられるものは一つもなかった。
私の名前はなんだろうか、一体どこから来たのだろうか、ボロボロになったのは、なんでだっけ。
「お母様!この子連れ帰っていい?」
羽の生えた女の子は私は一通り見た後、後ろに居たらしい母親に質問を投げかけた。
「いいわよ」
「やった!」
そうして連れて行かれた場所は大きな城だった。
私はこの場所の説明、メイドにならないかという提案、住んでもいいという条件付き。
それらを全て聞いた。
私を拾ってくださった方のはレミリア・スカーレット。私の命の恩人であり、私が仕える人。
─私はこの日、お嬢様に救われた