紅魔館でメイドやってます   作:硴里りま

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役割分担と人手不足

「「ご飯作ります!」」

「「……」」

 

「「掃除します!」」

「「………」」

 

「「見回りしてきます!」」

「「…………」」

 

「ねぇ、オル、少し相談があるんだけど」

「あら、メイド長もですか」

 

 

 

「「…仕事、分担しません?」」

 

住み込みで働くこと3ヶ月10日、オルと働くこと二ヶ月。

やることがかぶるようになってきた。

それをどうしても解決したくて互いに提案した。

 

「美鈴も呼ぼうか」

「そうですね」

 

 

 

「えーと…?」

「役割分担しましょう」

 

そこから始まった役割分担。

色々まとめて行くとこうなる。

 

美鈴は気を操れるので門番向き

オルは咄嗟に動けて、広範囲の仕事が得意なので警備や掃除が向いている。

私は何でもできるが強いて言うなら料理が得意と言ったところだ。

美鈴は門番だけさせてたら寝てしまいそうなので庭の手入れと門番をしてもらう。

オルは得意な分野通りに掃除と警備をしてもらう。

私は余った料理になるのだが、一応総括を頼まれた。

裏の仕事(?)として私は書類の仕事もある。

 

「よし!これでちゃんと働けますね!」

「えぇ、そうね」

「じゃあ門番行ってきます!」

「いってらっしゃい」

 

そうして美鈴が門の方に向かい、それぞれ仕事に戻った。

 

「にしても、やっぱ人手が足りませんよね」

「そうね、どうにかしたいものよ」

「お嬢様の専属とかもできませんしね…」

「護衛もあまり出来ないと思うし」

 

人手が足りなさすぎる。

そもそも紅魔館をこの人数でまわしていくってどうなんだ?

 

「…そういえば、今日はお嬢様の機嫌が悪かった気がします」

「え、早く言ってよ」

 

機嫌が悪い原因といえば、昨日お嬢様が遊びたそうにしてた気がする。

めちゃくちゃ放置してたけど大丈夫だろうか。

 

「ちょっと様子みてくる」

「分かりました!」

 

お嬢様の部屋を覗いて、様子を見ると椅子に座って暇そうにしていた。

 

「お嬢様」

「…」ムスッ

 

あーー、だめだ拗ねてる。

あの2人は娘に構ってあげなかったのか?

 

「そ、そういえばお母様は……?」

「最近見かけない」

「お父様も?」

「うん」

 

不機嫌そうにそう答えた。

2人が居ないから暇だった、そういうことになる。

つまり寂しいのでは…。

 

「…誠に申し訳ございませんでした」

 

私は静かに土下座した。

これで許してくれたらいいなー、なんて。

でもお嬢様が放った言葉は想像の斜め上で、脈絡のないものだった。

 

「今日から貴方私の専属メイドね」

「??????????」

 

私は土下座したままなんとも言えない表情を浮かべた。

専属?なんで?

 

「専属なら暇にはならないでしょ」

 

私の心を読んだとでも言うようにお嬢様はそう言った。

 

「わ、分かりました」

 

土下座をやめて静かに立ち上がった。

その時にお嬢様の顔を見ると何故か顔が赤かった。

 

「お嬢様熱でもあるんですか?」

「ないわよ!」

 

怒られてしまった。

なるほも(?)お嬢様は照れてるらしい。

「…暇だから話し相手してy「メイド長ー!!!妖精がめちゃくちゃ入ってくるんですけどー!!」

「へ!?あ、お嬢様!後でお話ししましょう!」

 

急展開で追いつかない頭を無理矢理動かして、現場に向かった。

 

そこに広がっていたのは沢山の妖精が紅魔館の掃除をする姿だった。

 

「は??」

 

さて意味がわからない。

なんで掃除してるんだこの妖精。

近くにウニみたいな妖精もいるし。

 

「そ、そこの妖精たちー…?何してるのー?」

 

そう声をかけてみるとウニ妖精(仮)がこっちに来た。

と思ったら文字を使った。

 

こ こ で は た ら か せ て く だ さ い

 

…○と千尋かな?

 

 

「メイド長、この妖精達どいてくれない…」

 

オルの周りで妖精が何かに警戒している。

 

「そこは私が守ってるのにー!」

 

門の周りをぐるぐるとまわる妖精。

なんというか、働きたいから勝手に働いてる、みたいな。

働かせてあげるしかないのかな?

ウニ妖精は私にずっとくっついてきている。

 

「その、一旦離れて?」

 

ダメ元でそう言ってみると、案外すぐに離れてくれた。

なんか可愛く見えてきたな。

 

「メイド長!この数どうするんですか!」

「こんなんじゃ仕事できませんよぉ〜…」

 

これは、人手不足解決のチャンスでは?

なら、面接も兼ねて様子を見よう。

害意はないようだし、そこまで問題にはならないだろう。

 

「…一度野放しにしておきましょうか」

「「えええええ!?!?」」

 

美鈴とオルの悲鳴が紅魔館中に響き渡った。

その直後、

 

「メイド長!暇なんだけど!!!」

 

ちょっとキレてるお嬢様が私の方に突進してきたことは、もう忘れることはないだろう。

 

 

 

「話し相手なってってば」

「はい…」

 

そこから2、3時間お嬢様の話を聞きまくった。

たまに私の話もしたが。

 

 

 

転生3ヶ月と10日 天気晴れかもしれない

 

色々あって天気を確認し忘れた。

今日は役割分担をしてウニ妖精達を野放しにしてお嬢様の専属メイドになって…うん。もう私は何も考えない。

ちなみに私の周りにずっといたウニ妖精は一日中ずっと近くにいたのでお嬢様から『ウニ使い』と呼ばれた。

確かにウニ使い…ウニ……???あれは妖精だよね??

 

大変そうだな…

お父さん?

大丈夫か?違うぞ?




豆知識
実はあのなんたら録、変身できます。


こんなキャラ入れたいよ、とかメイド長の名前こんなのどう?とかあったらこちらのコメントへどうぞ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=326730&uid=484932

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