紅魔館でメイドやってます   作:硴里りま

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昨日投稿し忘れたお詫びで2個投稿です()
展開を早める為にレミリアの親に引き篭もってもらいます


転生と代役

servant side

 

久しぶりに当主様を見つけた。

当主様は最近地下室に篭っているから。

なぜ私がそれを知っているか、それは私が書類の処理をしているからだ。

そんな当主様は私を見つけてすぐ、「話がある」と、一言だけ言って、地下室に戻った。

地下室は能力でのみ入ることを許された。

お嬢様にバレてはいけないからだという。

当主様の話…見当がつかない。

なんせ互いに苦手意識があるのだから。

 

 

 

ただ無心で座標位置に転移する。

 

「失礼します、当主様、話とはなんでしょうか」

「…」

 

何も話さない。

私がなにかやらかした?

だとしても心当たりがない。

吸血鬼の眼光が鋭く刺さる。

それだけで、大事な話という事はよくわかった。

 

「…お前に紅魔館を託す。」

 

当主様から人生1意味が分からない言葉が放たれた。

私は反応する事もできず、ただ当主様の話を聞く。

 

「493年後、紅魔館を“幻想郷”に移す」

「それまで俺は地下に籠る。あとは任せた、この書斎もお前に託す」

 

引き出しの鍵、契約書を出された。

契約書には名前を…記入しようと思ったのだが、名前なんてないので、メイド長と書いておいた。

その瞬間から私の立場は上がった。

契約書に名前?を書いた事を確認した元当主様ことエヴァネス様は地下の奥に消えて行った。

 

契約書の内容は色々あった。

「レミリアが200歳になるまで当主代役になる」

「指示があるまで地下に入らない」

「このことを内密にする」

「バレないようにする」

 

他にも沢山あったが、まぁいいだろう。

大量の鍵を近くにあった箱に仕舞い、自室に持って行くことにした。

ついでにエヴァネス様の部屋にも行ってみた。

エヴァネス様の部屋は片付いていて、必要のないもの、又は私達に遺したもののみがここにある。

 

「…ここ、底が厚いな…」

 

引き出しの底を膝蹴りすると、ゴンッと音が鳴り一枚の底が取れた。

だが、そこには何もない。

二重底構造の引き出しには何もなかった。

そこからなにか隠してる気がして部屋を調べた。

他にも沢山の仕掛けがあったが、なにも隠されていなかった。

押すと開く仕掛け、二重底構造、スライドさせる仕掛け、くるりと回せば開く仕掛け、本がロック代わりになってる仕掛け…。

全部見つけられたと思うけど、どこにも何もなかった。

不自然すぎるほどに何もなかった。

 

まぁ、そんなあっても嬉しくないのだけれど。

 

 

私は先程鍵を仕舞った木箱を持って自室に戻って行った。

 

 

木箱を自室にある唯一誰にもバレない場所に隠した。

盗難防止で作ったあの仕掛けに隠した。

 

にしても、書類ばかりで、誰かの世話もする。

どこかのお母さんみたいで、

 

「…私の前世の仕事場にそっくりだな」

 

無意識に溢れていた言葉に驚き、周りに人がいない事を確認した。

…よかった。

誰もいなさそう。

さて、日記を書く時間なんて殆どなくなるだろうし、今のうちに書いておこう。

 

 

Remilia side

 

「散歩に行く前に、少しメイド長の様子を見てもいい?」

「もちろんですよ」

 

私はたまに空の散歩に出かける。

空を飛べる吸血鬼の特権だ。

1週間に一度は行くようにしているのだが、今日はそれよりも気になることがあった。

転生3ヶ月と12日

あの文字のことだ。

メイド長は転生してあそこにいたの?

でも転生3ヶ月ならあんな身長にはならないはずだ。

転生、それを信じたくないから私はメイド長を観察する。

メイド長は座って日記を書きながら一言、その衝撃的な一言が聞き取れた。

 

「…私の前世の仕事場にそっくりだな」

 

やっぱり転生なのかな。

もしかして本来ならここなら来なかった存在なの?

前世というその言葉が頭になかったまま私はオルと散歩に出かけた。

 

 

転生3ヶ月と13日 天気みてない

 

当主代役になった。書類が明らかに増えた。

日記を書く時間も減るだろう。

けど、これでお嬢様たちを守れるならこれでもいい気がしてくる。

あとはこの日記に任せる。

 

何を任せたのかよくわからないが本来はそれが私の役目だ。

 

追記

そうなの!?

 

まかせろ

 

 

 

 

 

 

()()3ヶ月と12日 天気曇り後晴れ

 

今日は多分お嬢様に観察されてた。

この日記いつみられるのか不安だけどお嬢様だし見られることはないだろう。

いつもなら魔術の勉強をするのに今日は何故か実践だった。

実践は嫌いなので勝手に1人で勉強してやった。

今日は召喚魔術覚えた。以上

 

本閉じ忘れてるぞ

 

追記

つまりお嬢様に見られた?

見られた

終わった。




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オルには別の名前がある
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